ザ・ワンの誘いを断ったバッファローマン。だがとっておきの『ハリケーン・ギガブラスター』すらも止められると、逆にザ・ワンの必殺技『ハルモニアデストラクション』をくらってしまい…。
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終幕は突然に
ちょっと…ええ~~!? いやいやいや、ええ~~~っ!?
この展開は…衝撃でしょう! あ、すみません、しょっぱなから取り乱してしまいました。でも皆さん、
ええ~~~っ!?
ですよね! とりあえず頭から追っていきましょうか。
奥の手である『ハリケーン・ギガブラスター』をあっさりと受け止められ、逆にザ・ワンの『ハルモニアデストラクション』を食らってしまったバッファローマン。
まさに最強の超神相手に手も足も出ない状態。そしてボディを串刺しにしたホーリーロッドが引き抜かれ、マットに落とされる様はなんとも衝撃的です。
そして無情に鳴り響く、ノックのダウンカウント。マットに這いつくばるバッファローマンに対し、ザ・ワンは
お前は私のみならず、自分自身の秘めたる力に敵わず沈んだのだ
と、「だから言わんこっちゃない」というスタンスの言葉を上から浴びせます。
この状況は、人生経験豊富な親が、聞き分けのない子どもが失敗をしたときに口にする口上に雰囲気が似ています。
ほら、ちゃんと前見て歩かないと転ぶよ?
大丈夫だも~ん…あっ!! 痛ぇ!!
だから言っただろ
みたいな(笑)。
そんな感じのバッファローマンですが(苦笑)、実際はかなりの大ピンチです。コケ方が尋常ではありません…とはいえね。
バッファローマン、まだエクストラパワーを出していないし
バッファローマンは角が折れてからが本番だからさ
という事実が、我々に
まだまだバッファローマンは倒れない
という、幾ばくかの心の余裕を生じさせていたのも事実です。
ですのでホラ、バッファローマン、立って。格闘マンガお約束の、カウント9立ちだよね? いいよ、いいよ、鉄板パターンでも。そんなベタ展開で目くじら立てるようなオレたちじゃあないぜぇ…ペラ。
ゲェェェーーッ!?
負けとるがな!! われらが猛牛、負けとるがな!! 試合終了のゴング、鳴り響いているがな!
ちょっと…ええ~~!? いやいやいや、ええ~~~っ!?(ここで今回の文頭に戻る(笑))。
接戦脳の破壊
ウソでしょ? こんなにあっさりと…ええ~~~っ? …ちょっと…落ち着きましょうか。まずは事実をもう一度確認しましょう。
- ザ・ワンの『ハルモニアデストラクション』が炸裂した
- バッファローマンの角が折れてダウンした
- ダウンカウントが唱えられた
- カウント10でバッファローマンは吐血し、立ち上がれなかった
- マットにひれ伏すバッファローマンを仁王立ちで見下すザ・ワンの後ろで、試合終了のゴングが鳴り響いた
- ザ・ワンの勝利で試合は終了した
う~む。この事実を冷静に鑑みるに…おそらくバッファローマンは負けましたな…っていやいや、おそらくじゃなくて、がっつりと負けてます。何をわかりきったことを書いているんだ、私は(苦笑)。
おそらく100人中100人がバッファローマンの反撃や不屈の闘志を確信していたと思うのですが、完全にその裏をかいた、衝撃的な敗北。まさに完敗。
あまりのショックに呆然としたのですが、実はその脳裏をかすかに横切った
…新鮮な表現だな…
という、ゆで先生への賛辞。いや、生粋のバッファローマンファンの方には本当に申し訳ないのですが、そんな感情が芽生えていたのですよ、私には。
というのも、超神が降臨してから行われた試合は、多くは超人との鍔迫り合いの末に勝敗が決したものばかりでした。
つまり我々には『キン肉マン』という作品の勝負描写においては、
どちらが勝つかわからない接戦が常!
という理解が、無意識に刷り込まれていたことは否めません。つまり我々は知らず知らずのうちに
となっていたわけです。
そしてゆで先生は、その半ば常識化した我々の接戦脳の虚を突いたといいますか、戦闘における足切り評価とも言える無慈悲な結末をあえて提示するすることで、とんでもないインパクトを我々に与えたのです。
そう、まさにこの試合は、大学受験で言うならば“足切り不合格”試合。なんたって、バッファローマンの8000万を超えるといわれるエクストラパワーを、使わせる間も与えなかったのだから。
キミ、及第点に達しなかったから、二次試験には進めませんよ
そんな殺生な!!
といった感じです。理系脳なのに、無理やり文系受験をしたバッファローマンの末路は、やはりこうなってしまうのか(苦笑)!
この無慈悲ながらも切れ味の鋭い展開にですね~、私は大きなショックを受けながらも実は唸ってしまったんですよ。
もちろん気持ちはバッファローマンがもっと爪痕を残してくれること、できればザ・ワンを倒して
神をも超える新たな力を手に入れろ
という、将軍サマのミッションを達成してくれることを祈っていましたよ? それは間違いがないし、今でも彼が強くなってくれることを願っています。
ただ…今回のこの圧勝劇は、それを上回るインパクトというか、演出の素晴らしさを讃えたくなってしまいました。いやホント、バッファローマンファンの方には申し訳ない。
でも私の評価がここまで高い理由の一つには、
という状況が、その後の展開で見えたからです。そのことについてはまたあとで言及しましょうか。
ザ・ワン、再度のスカウティング
試合終了後、ザ・ワンとバッファローマンはとても深い会話を行っています。ザ・ワンは
結果的には役立たずだったな
でもお前の潜在能力はすごいよ
それを鍛えて、当てたい相手もいる
と、今後の敵をにおわす発言をしており、その対抗馬としてバッファローマンに期待している様子がうかがえます。
その今後の敵がネジケン調査団が襲われた相手であり、バベルの塔の最上階から見えるこの世の危機の元凶であることは、なんとなく想像がつきます。
さらにザ・ワンは続けて
お前の力は今抱えている問題を根本的に解決する可能性のひとつだ
そして私がここで待っていたのはキン肉マンではなく、お前だ、バッファローマン
と、最大級の賛辞を、つい先ほど圧勝した相手に送るのです。
これは…ほだされるよね…。すでに前回グラついていたバッファローマンの心は、再度テンポの速いメトロノームのごとく揺れているはずです(苦笑)。実際
そこまで…オレのことを…
と口にしちゃってますから。
そんな彼の心の揺らぎを見逃さず、ザ・ワンは
最後のチャンスだ。
このまま潜在能力を開花させず無益に殺されるか、軍門に下り希望の持てる新たな未来を築く力となるか…どっちか決めろ
と、再度彼をスカウティングするのです。これは
ノーベル文学賞を目指して持てる時間の全てを費やし、懸命に小説を書いてま~す
というミスマッチ宣言をしているアインシュタインに対し、
このまま物理学の潜在能力を開花させず売れない小説家になるか、軍門に下って物理を極め、ノーベル物理学賞を受賞するか…どっちか決めろ
と声をかけたに等しいです(笑)。
ファンの妄想、現実となる
そしてここからバッファローマンのお悩みフェーズになります。彼はここで、今まで自分がその所属先をコロコロ変えたことに対する負い目を、初めて具体的に口にするんですね。
それは今までファンの間でずっと揶揄されてきた事象を、彼自身が本当に気にしていたということがオフィシャルになったという、かなり衝撃的な描写であり事件だったと思っています。
というのも、彼の所属先変更は、作品を面白くすることを優先に話づくりをした結果に過ぎないと思うからです。
少しドライな言い方になりますが、彼はゆで先生がストーリーを
ああした方がいい。
こうした方が面白い
と思いついた際に、たまたま異動を強いられたキャラだったわけです。そしてその回数が、たまたま他のキャラより多かったキャラなのです。ただそれだけです。
しかしながら読者はその事象を見るに
あいつってさ、よくよく思い返すとフラフラしてるよな
結果、裏切ってばっかり
けっこう優柔不断(笑)
という評価を下したわけです。
言うなれば、それはゆで先生ではなくファンが作り上げた彼の個性であり、それがジョークを含めて一般認知されるという珍現象を生み出しました。
そして勝手に独り歩きした彼の個性は、前回に私が書いた
彼の行動を日和見主義と揶揄するのではなく、自身の置かれた環境を常に真剣に考えて行動する、純粋なキャラだと評価してあげたいのです。
といったような、擁護論まで飛び出す事態となったのです。
つまり読者が勝手にキャラ設定を行い、勝手にその事象背景を揶揄したり憂いたりし、勝手に擁護したりしたわけです。そう考えると、かなり読者が空回りしている現象だとも言えますよね(苦笑)。
しかし今回、彼が己の所属変遷を回想し、しかもそれに対して負い目を感じていたという描写が初めて露になったということで、読者の勝手な想像が本当のキャラ設定になるという珍事が生まれたんですね。
これって普通のマンガでは滅多に起きない現象ですよ。それこそ何十年というキャラクターを醸成させる土壌があるからこそ可能な珍事だったのではないかな、と思いますね。
と同時に、ここまでキャラと読者が相互で影響し合うという、作り手側と受け手側の奇跡的な関係性すら感じさせ、かなり感慨深い気分になりました。
スグルの本当の魅力とは
そんな珍事が起きているなど露知らず、バッファローマンは思い悩みます。しかし自問自答した結果、
だがオレは、自分の信念に対してだけは裏切らず生きてきたつもりだ…
と、奇しくも前回私が擁護したニュアンスに近しい自己分析をするのです。ただここでザ・ワンに与すると、またもや“所属変更”もしくは“裏切り”という事象が生じます。
これに彼はとても苦悩するんですね。そして
だが本当の仲間っていったい何なんだろうな?
という、とても哲学めいた定義の確立にぶち当たるのです。
そこで彼が見た幻が
何があろうと、お前は私にとって永遠の友達だ
と、そっとバッファローマンの肩に手をやり、にこやかに応えるスグルでした。
このすべてを無尽蔵に許容する男の存在を思い出し、スッと心に架されていた重しが取り除かれるバッファローマン。この流れ、ちょっと…泣けてくる…。
なんだろうねえ、この作品の主人公の、底なしの懐の深さが万人を安心させるという、究極のヒーロー像を垣間見た感じがして、そのスケールの大きさにすごく魅了されるんですよ。
あのバッファローマンを、ド迫力パワーのどデカいバッファローマンを大きく包み込む器量。
もちろんこのスグルは幻なので、現実ではないのですが、少なくともバッファローマンの深層心理においては、この大きさを感じているわけです。
強いヒーロー。カッコいいヒーロー。正義を貫くヒーロー。色々なヒーローがいますが、この
という個性こそが、実はスグルの本質であり、彼がなぜにこんなに愛されているのかとの問いに対する、答えの一つなのではないかと、あらためて感じました。
スグルと同等? ザ・ワン
そして幻が消え、現実に戻った時、実際にバッファローマンの肩に手を添えていたのは…なんとザ・ワン! これがいったい何を意味するのか。実は少し心がザワつきました。
というのも、バッファローマンが見たスグルの幻というのは、実はザ・ワンがスグルの姿に変化した幻だったのではないか、とも思えたからです。
つまりザ・ワンが肩に手を置いた瞬間にバッファローマンが感じた波動は、まるでスグルを思わせるくらい彼と酷似した波動だったのではないかと。
何が言いたいかというと、
ということを、このシーンで暗に示していたのではないか、という想像が膨らんでしまったのです。
もしこの想像が正だとすると、ザ・ワンはスグル並みに魅力的なキャラクターであることになります。ということは、彼が第二のキン肉マンとなり、超人の新しい派閥を形成する可能性が出てきたと考えることもできます。
その第一歩が…もちろんバッファローマンのスカウトであることは間違いがありません。そして実際にバッファローマンは
お前につけば今以上、いや、お前を超える力を手に入れられるんだな!?
だったら腹は決まった。
言われたことはなんでもやる!
だからオレをお前の弟子にしてくれ!
と、前回叫んだ男気あふれる意地とは正反対の、仰天の弟子入り懇願を口にするのです。
救済措置とはなにか
いや~このバッファローマンのセリフ、時間が経った今見返しても、途方もなく衝撃的なセリフですよ。“言われたことはなんでもやる!”ですからね。
ザ・ワンにすべてを預けたと言ってもいいくらいの覚悟です。
そしてその覚悟の見返りとして、バッファローマンは
ただし必ずオレを最強の超人に育て上げると約束しろ!
という、絶対的な結果の保証をザ・ワンに対して求めるんですね。
これを見て私は今をときめく大谷翔平が高校卒業後、ダイレクトにメジャーへ挑戦するはずだったのに、栗山監督に口説かれて日本ハムファイターズに入団したことを思い出してしまいました。
日ハムに入れるからには、私を世界に通じる二刀流選手として育成して下さい!
と彼が条件提示したかどうかはわかりませんが、結果的に日ハムはそのような育て方をしたし、それが現在の飛躍につながっているのは間違いがないわけです。
そしてこの度バッファローマンのプライドをかなぐり捨てた懇願に対してザ・ワンが
もちろんだ。
約束しよう
と、諭すように静かに語ったその語り口に、私はスグルの様な器量の大きさを彼に感じたし、バッファローマンを必ず大成させるという覚悟を持っていると感じたのです。
そう、大谷を預かった日ハムのように。
そこにバッファローマンを利用してやろうだとか、自分の駒にしようだとかいうような邪な考えは、私には見えなかったんですよね。
つまり、ザ・ワンは今後真摯な対応で彼を育て上げてくれるはずだと理解したわけです。そして、それはバッファローマンのステップアップとしては、最高の環境なのかもしれないとも思いました。
それが冒頭、私が感じた
という理由であり、この圧勝劇を高く評価したい理由でもあるのです。
例えるならばこの試合は、RPGにおけるいわゆる“負けイベント”だったわけですよ。主人公のパーティーが、どう頑張っても、どうあがいても敗北してしまうイベント。
その代わり、それを契機に修行を重ね、必ずやリベンジの機会が与えられることを約束されたストーリー。それが今のバッファローマンが置かれている立ち位置なのではないでしょうか。
そう思った瞬間に、彼の敗北を素直に受け入れる自分がいました。皆さんはいかがでしょうか?
今後の展開は?
こうなると、このバッファローマンのザ・ワンへの弟子入りという展開により、今後物語がどのような方向に転がるのか、俄然興味が湧いてきます。
パッと思いつくだけでも、2つの方向性が見えますね。
- バッファローマンの他に、ザ・ワンに師事する者が出現するのか。ロビンはザ・ワンとの邂逅を経て、どのようなスタンスをとるのか。
- リアル・ディールズがザ・マン派とザ・ワン派に分かれた場合、彼らは敵対しあってぶつかるのか。
1はロビンの動向がメインですね。
ロビンがキン肉マンとの闘いを強く願っている以上、バッファローマン同様“より強くなりたい”という気持ちは必ずあるはずです。
となると、ただでさえランペイジマンによって
お前、調和の神に似ているよ
と言われた彼が、ザ・ワンの薫陶を受ける可能性はとても高いです。
その結果、2のようにリアル・ディールズが分裂し、お互いがぶつかりあう可能性があるのか…ただ個人的にはこれはないのではないかと思っています。
というのも、このバベルの塔の闘いで、超神と超人の融和が行われたからです。この試練で彼らは反目し合う関係性から、協力し合う関係性にシフトしたと考えています。
つまりザ・マン&ザ・ワンの連合軍が、まだ見ぬ第三勢力に立ち向かうという展開が、一番しっくりくるのです。
ですので、ここで立ち上がるザ・ワン派というのは、超人界においてつくべき指導者の選択肢が一つ増えたという状態なのかなと。
そしてその両陣営が切磋琢磨し、お互いの成長を刺激し合うという、いわゆる好ライバル状態になるのかもしれないと感じましたね。
ですので、分裂した両陣営が仮にぶつかることがあったとしても、それは勢力争いや派閥争いではなく、純粋に力量を競うという、ある意味超人オリンピック的な闘いになるのではないかと思います。
もしそうなれば、スグルvsロビンという三度目のカードも、いろいろなドラマを絡めた一戦として盛り上がるのではないでしょうか。
そんな果てしもない想像を巡らせてしまうくらい強烈だった今回のお話。もう次回がどうなるのか、楽しみでしかたありませんね。
アキラさん、アキラさん
…ん? どうしました?
前に予想していたサタ…
ああ~もう、本当に次回が楽しみだなあ!!!
その他気になった点
その他気になった点は
- ザ・ワンのホーリーロッドが引き抜かれたシーンは、ウォーズマンがどてっ腹に刺されたロングホーンを引き抜かれたシーンを彷彿とさせます。
- やはりこの試合、ウォーズマンvsバッファローマンの、主客転倒の感じがする。
- ただあの時のウォーズマンには、救済措置がなかった…(泣)。
- いつもながら震えるような声の、ノックのダウンカウント(笑)。
- 7、8、9がセブーン、エイート、ナイーンと、独特の節回し(笑)。
- ラーメンをラメーンと読んでるみたい(笑)。
- この試合唯一の爪痕は、ザ・ワンの胸当ての凹みだな…。
- 試合終了までおとなしくしていた、お利口さんのアホ顔怪鳥(笑)。
- ザ・ワンの扇はリモコン仕様? ブロッケンJr.のリモコンハット的な(笑)?
- 号外! カーメンがバッファローマンと並びのセンターに抜擢!
- 超人がつくべき指導者の選択肢というと、アタルもその一人だよな、と思ってしまう。
- 超人血盟軍の旗のデザインって、なんでドクロなんだろう?
- 暗にブロッケンJr.を推す(育てる)ユニットという裏テーマの表れなのかな?
- 幻でも優しいスグル。これはホレるよ。
- 教えを乞う立場なのに、すこぶる偉そうな態度の弟子(苦笑)。
こんなところですかね。新たなステージを迎えたのバッファローマンを応援したい方は、こちらでの復習もおススメです。
超人批評の最新版を読みたい方は、こちらのケビンマスクーその2もどうぞ。
そして最新刊『キン肉マン81巻』、豪華ムック『キン肉マンジャンプVol.4』『キン肉マン四次元殺法殺人事件』が好評発売中です。まだご購入されていない方はぜひ! ではまた。
コメント
今回は本当に衝撃的な結末でした。
今週で完全敗北なんて誰が予想できたでしょうか。
しかし、その後の経過を見るとアキラさんの仰る通り、俄然面白い展開になってきました。
ザ・ワンにしてみれば、超人を育成することはザ・マンの方法論を認めた事になります。
自分が生み出したバッファロー一族を含めて、ガチガチの超人殲滅派だった彼のスタンスから言えば、方針を180度転回させる程の決定だった筈です。
この点、自分のメンツに拘らず、常に最善の方策を真摯に模索するという、アキラさんが前に書かれたように、ザ・ワンの優れたトップとしての姿勢が感じられます。
バベルの塔編は今週で試合終了ですが、次回からは第三勢力、ザ・マン派、ザ・ワン派と三つ巴戦の様な展開になるのでしょうか。
ザ・ワンを頭に、ロビンとバッファローマンを有する新派閥とか凄く魅力的ですね。
そしてケンダマンの安否は如何に(笑)
奥多摩さん、こんにちは。
いや、今回は本当に衝撃でしたよね。そして調和の神が、慈悲の神の理論に歩み寄ったということになるのでしょう。
今回は今後の流れの自由度を上げた展開になったような気がします。そのあたりのゆで先生のクリエイターとしてのうまさを感じた回でしたね。
アキラさん、おはようございます!
ダウンカウント9で起き上がってボワァするという読者全員の予想を覆す衝撃の展開でしたね。逆を言えばバッファにボワァさせないようにしたザ・ワンの完封勝利でした。(☉。☉)!
そして前回カッコよく否定してくれた移籍問題再燃
アキラさんの指摘通り移籍回数が多くて(それだけ各陣営から信頼されてオファーがある)、ここで裏切れば、正義陣営スグル・悪魔陣営将軍、散っていった同胞バネ・血盟陣営たちの思い・さらには我々読者の信頼をも踏みにじる事になる……
それを解決する方法が(幻影とはいえ)スグルの後押し!!
闘って分かり合い親友になった男の言葉は何より響きました(泣)
そう、移籍は裏切りではなく未来へのステップ!!
スグルの言葉で私もバッファの移籍を応援したくなりました!
次の展開も目が離せませんね
あまひよさん、こんにちは。
ボワァ、出なかったですね(泣)。それが出ないまま試合が終わったというのが、読者のみなさんの一番びっくりした部分なのではないでしょうか。
そしてバッファの移籍が、あの幻のスグルの後押しのおかげでそこまで裏切り者イメージがないんですよね。ホント、裏切りというよりは、移籍ですよね。
ホント、今後の展開から目が離せません!!
今回は衝撃的でしたね
「そのまま負けるんかい!」とツッコんだ読者はいかばかりか
牛勧誘は第三勢力にあたるためで、それだけの実力がある事は認めていたから
負けるにしても勧誘はするだろうとは思っていましたが
まさかここまでの圧倒劇だったとは
そして次回以降第三勢力との立ち位置の説明とかが入るんでしょうけど
ザ・マンとザ・ワンの両派閥がどうなるのか
そして軍門に下った牛やロビンを見てスグルがどう反応するのか
気になりますねぇ
uzukiさん、こんにちは。
やはり認められたリアルディーズと、調和の神との直接対話で何が起きるのか…が大注目ですよね。
この時に他にも移籍する連中がでるやもしれません。楽しみですねえ。
いやはや…呆気なく決着が決まっても満足する展開、本当に驚きました
ゆでたまご先生も次の展開を完全に流れが決定したと思われますので、その辺りもあっさりここは終わらせて、次へ進めようと考えた感じもします
その上で“調和の神”こと“ザ・ワン”の桁外れの強さと器の大きさに魅力を与えて、全くもって次回からも楽しみであります
ブースカさん、こんにちは。
今回はホントに驚きました!おっしゃる通り、ザ・ワンの強さ、器の大きさ、気真面目さが見え、彼の株もあがった試合だったのではないかと思います。
セブーンナイーン……
そうか
ウナギマンのウナギマーンはこれか……
幻ではないスグルは「やい、こって牛、貴様また裏切りおったなぁ」とか言いそうですよね(笑)
それから、幻のスグル同様のフォローもいれるでしょうが。
ザワンがバッファローマンに当てたい次の敵こそサタンで、次のシリーズのラストを担うのがバッファローマンと言う期待が個人的にはあります。
バッファロー一族の生き残りがラスボスかも知れませんが。
柩幸さん、こんにちは。
バッファローマン対サタン、これも禊の試合としては、因縁深くて面白そうですよね。また一方的なリンチになる可能性が高いですが…(笑)。