地球を崩壊させるため、マグネット・パワーを強制的に発掘しようと目論む五大刻。それを阻止せんと、マリポーサがパピヨンマンと対戦! レバノン決戦第2ラウンドのゴングが響く!!
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派手!!!だね!!!
とうとう開始された華麗なる蝶対決。ゴツゴツとした闘いよりは、空中戦や回転系の優雅な闘いが予想されますが、実際はリング中央でロックアップする両者。
意外と地味な展開!
と思っていると、パピヨンマンは
私と対等に組み合えるような闘いができると思い上がるなーっ!
とそのロックをすぐさま切り、
リラ、リラ!
とサマーソルトキックの三連打。その後は読者が想像していたような
やはりこうなるか!
という派手で華麗、そして軽やかな展開が続きます。フライングボディアタック、ローリングソバット…飛翔、回転系の技を両蝶ともに寸分たがわず繰り出し、互角の展開。
いや~、ゾクゾクしますね。期待を裏切らない(笑)。地味展開と思わせてからの急な派手展開。その落差で彼ら両蝶の華麗さを強調する表現力はさすがです。これにはミポリンも
♪派手!!! だね!!!
と、歌ってしまうところでしょう。え? わからない(笑)? Secret Loveですよ、Secret Love。♪シークレットラァ~ブ(笑)。
…さっさと次行け? はい。
一連のムーブが一区切りついたパピヨンマンは、着地後に腕を組んでマリポーサの眼前に仁王立ち。五大刻の強さをアピールするかのような、威風堂々たる振る舞いを見せます。
ファーストコンタクトを終えたマリポーサは
フフ…やりがいのあるヤツだ!
と、相手の実力を評価。しかしそこに驚愕したものはなく、嬉々とした表情でそれを口にします。
対五大刻との初戦ということで、マリポ監督にとっては敗北の可能性が高まる危険極まりない試合ですが、当の本人にとっては楽しさが表に出てしまうようですね。そこは強い相手を目の前にしたときの、闘い人としての本能というか、特性なのでしょう。
しょっぱなの攻防は、やはり華やかさが前面にでてきますね。性質上どうしても重厚さ、力強さに欠けるところはありますが、そこは表現上のトレードオフなので仕方ありませんね。
世界の蝶展覧会
そして次の合わせ鏡の攻防は、フライングクロスチョップの激突…かと思われましたが、ここでパピヨンマンが変化球です。
浅はかなり、旧式超人!
との揶揄を挟んでからの、両腕と両足をクロスしてロックし、鎌固めのように反り上げる『シュメッターリングキャメルロック』を披露。
シュ、シュメッター…リング…?
…そう思って調べましたよ! シュメッターリングは…ドイツ語で“蝶”です。パピヨンマン、フランス語の次にドイツ語を繰り出してきました(笑)。これで誌面には
- マリポーサ(スペイン語で蝶)
- パピヨン(フランス語で蝶)
- シュメッターリング(ドイツ語で蝶)
と、三種類の蝶々が優雅に舞ったことになりますね。この勢いだと今後
- バタフライ(英語で蝶)
- ファルファーラ(イタリア語で蝶)
- バーボチカ(ロシア語で蝶)
といった言葉の蝶が舞う可能性も出てきました。世界の蝶展覧会、開催待ったなしです(笑)。
しかもシュメッターリングという昆虫の直後に、キャメル(ラクダ)という動物が合体。『蝶ラクダ固め』という、キメライメージ漂うわけのわからないネーミング技になってしまいました。まあ
蝶の優雅さをもったキャメルクラッチ
ということを彼は言いたいのだと予想してみます(苦笑)。
Don’t worry
しかしこれはマリポ監督、即座にクラッチを切って脱出。おおっ、なんてステキ。
そして上空からスーパーマンパンチを狙うも、パピヨンマンの羽ばたきからの突風で逆に上空へ舞い上がるマリポーサ。
リラリラ。
お前の身体操作はなかなかのレベルのようだ
と、監督のムーブに対して一定の評価を下したパピヨンマンは
ならばそれを凌ぐ力で石のリングに叩きつけてやろう
と、マリポーサを空中で捕らえると、旋回を加えたシットダウン式のパイルドライバーである『パピヨンワンポジションシュート』で落下。強烈なダメージをマリポ監督に与えます。
う~ん、これはなかなかに強烈な落下技ですね。鷹木選手の『ラスト・オブ・ザ・ドラゴン』に似ているかな…? 旋回して落とす感じは、ランペイジマンの『カシードラルボンバー』も彷彿とさせますね。
スタートからかなりエグい技を食らい、ダウンするマリポーサに対してリングサイドを叩いて檄を飛ばすゼブラ。いいですね、マリポジャパンの結束力の高さが伺えるシーンです。
それに応えるべくマリポ監督は
案ずるな、大丈夫だ!
と力強い言葉を口にして立ち上がってきます。ふう、よかった。ただ言葉のチョイスがちょっと昔気質で、それがまたマリポーサの戦国時代の大将感、そして威厳と不動心を演出しますね。要は
Don’t worry
ということです。決して2023年に英国でブレイクした芸人の
Don’t worry,I’m wearing!
ではないのでご注意を(笑)。
パピヨンマンのフラグ?
そしてパピヨンマンは立ち上がってくる相手を見て
羽をむしられたものは、もはや蝶ではない
と、挑発的なセリフを上から浴びせます。
この余裕シャクシャクの発言に少々イラっとさせられるのですが、この言葉は近い将来彼にブーメランで返ってくる可能性がありますね~。
実はこれを見て私、ウォーズマンに羽根をむしり取られて失速したペンタゴンの姿を脳裏に思い浮かべてしまったんですよ。
個人的にはこのパピヨンマンのセリフ、マリポ監督勝利へのフラグのひとつなんじゃないかな~、なんて期待してしまいました。そして監督が彼の羽を無きものにする方法は…おそらく炎による焼失です。
彼の『モクテスマ・ディフェンス』がパピヨンマンの羽を焼き尽くし、その戦闘能力を大幅にダウンさせる…どうです? ありそうじゃないですかね? そんな夢想をしてしまいました。
ただし先手を打たれた監督は、五大刻の実力をまざまざと感じたようで
しかし…予想外のパワーだ。侮れぬ
とふんどしを締めなおします。
片膝をついている状態ですが、大丈夫、監督の目の光はまだまだ爛々と輝いてますよ!
Don’t worry,I’m fine!
状態です(笑)。
原点回帰?
そして場面は変わって…おお~っ、ここは超人墓場! ということは、前回のザ・ワン軍の近況報告に倣って、ザ・マン軍の近況報告ですな! 待ってました、リクエスト通りの展開!!
バベルの塔での試練を乗り越え、今やザ・マン軍のアジトとなった超人墓場に還ってきたのはネプチューンマン、ウォーズマン、ミート、そして…我らがキン肉マン。
しかし彼だけその道中がかなりしんどかったようで、かなりゼーハーいっています(笑)。
もうたまらん…
完璧超人たちは毎回よくこんな場所まで戻ってくる気になるのう
という感想をスグルが口にすると
簡単に来れる場所でないから意味がある。そのうち慣れるものだ
と、半笑いで答えるネプチューンマン。
う~む、この表情もとってもいい表情だぞ、ネプ。以前
マスクが半壊して左目露出状態になってから、妙にイケメンになったぞ、ネプ!
と指摘したことがありましたが、それがまさに継続中です。マリポ監督といい、最近カッコよさや色気が増すキャラが多いなあ(笑)。
そしてミートくんですら涼しい顔をしてここまで辿り着いているのに、スグルだけがゼーハーいっているのがまた…そして
慣れたくないのう~っ
私は平和なキン肉ハウスで恵まれておったわい、のうミート?
という同意に対してミートは
あんなボロ小屋と比較するだけでネプチューンマンさんに対して失礼ですよ
と塩対応。スグルだけが突出してドジでダメ超人という、『キン肉マン』という作品の原点をなぞってくれていて、思わずニコニコしてしまいますね(苦笑)。
おかえりテリーマン!
そして帰参組を迎え入れてくれたのはネメシス。彼らをザ・マンの待つ零の部屋へと導き、
閻魔様、ただいま彼らが到着しました
と、すぐ抜け出せる牢獄内(笑)で座しているザ・マンに報告します。相変わらず背筋が伸びた、最敬礼での対応ですね、ネメシス。
そしてザ・マンが座っている椅子の左横に…うん? 誰か立ってるぞ…? あの髪型、あのショートパンツ、そしてあのニーパット…おそらくあれは…
お前もここに呼ばれておったとは…! テリーマン!
が久々に登場し、次回に続く、です。
おお~っ、ここでテリーマン出てきたかあ! やはりテリーが出てくると気持ちがあがりますな。気分的には魔雲天戦から帰還したときの
おかえり、テリーマン!
的な高揚感があります。
そして彼が出てきたとなると…五大刻の一人と彼が闘う可能性が出てきたってことでしょうかね。
相手が相手だけに、マリポ同様対戦=敗北の可能性も高いのですが、彼はジェロニモを自分の名代にする、という形でバベルの塔の選抜に漏れて活躍の場を失っていただけに、これはよい機会かもしれません。
ちなみに彼がジェロニモを推すことでメインストリームから外れることを心配した記述がこれ↓です(苦笑)。なつかしいな。
問題は彼が足の状態を懸念して戦線を離脱していただけに、その義足問題が解決して闘えるようになったのか、という点ですね。
もしくはジェロニモがカピラリア光線照射砲の人身御供となってしまったことを知り、送り出した側としての責任感が生じたのかもしれません。
一刻も早くジェロニモを助け出すために、ミーも参戦する!
足の状態がどうのと言っている場合か!!
という、テキサスブロンコ魂ですね。もう根性だけのやつです。
そして彼を超人墓場に招き入れたのは、おそらくですが、ジャスティスマンの手引きだと思われます。彼は完璧超人始祖編での直接対戦にて、テリーをことのほか強く認めていますからね。もしも
お前の力が必要だ
なんて言われて招かれていたとしたら、かなり胸熱です。あのジャスティスマンに頼りにされるなんて、とんでもない栄誉じゃないですか。
個人的にはテリー&ジャスティスマンという、知己タッグもちょっと見てみたい気もしますね。テリーがからむタッグとしては、テリー&アシュラマンの次くらいに見てみたいです。
もしテリーが五大刻と闘うとなると、相手は誰かな…ジャイアントキラーという異名に従うならば、あのゴツゴツの“宵闇の刻”エンデマンだよなあ。
でも…他に気になるヤツがいますよね。その姿を現した瞬間
テリーマンのスタンドみたいなヤツがおる
と巷で話題となった(私だけ?)、“黄昏の刻”ペシミマンですよ。二人のどこか似ているカウボーイ対決、絵面的に楽しみじゃないですか?
その他気になった点
その他気になった点は
- ずんぐりむっくりした体格の人が多い、バールベックの観衆(笑)。
- 白ベースのマリポ監督のマスクやコスチュームが血で汚れると、シミ抜きが大変だと妙な心配をしてしまう(苦笑)。
- パピヨンマンの両耳が、ふとした拍子にブラックデビルに見えてきた…いかんいかん、消えろ(笑)!
- マリポーサにパピヨンマン、二人ともしなやかで弾力性を感じさせるムチムチ肉体。
- これにやられている人も多い(笑)?
- ウォーズマンとネプチューンマンの横並びは、その仕打ちを考えるとちょっとセンシティブ(笑)。
- ネプには“さん付け”のミート。他の超人も“さん付け”してたっけ?
- 超人墓場の灯りはたいまつ。ドラクエ1か(笑)。
- 超人墓場は二度目なのに、まだビビり顔のスグル。
こんなところですかね~。次回、テリーマンとザ・マンが何を語るのか、ジャスティスマンは登場するのか。ザ・マン軍の近況報告と新たな情報解禁を楽しみに待ちたいと思います。
おそらくですが、時系列的にもうケンダマンも戻ってきていると思うんですよね。バールベックの試合って、バベルの塔の試練と同時開催だったはずなので、バベルの塔に赴いたスグルたちが戻ってきたのならきっとケンダマンも戻ってきていると。
となると、ザ・マンの口からバールベックの状況についての話が出るかもしれません。そのあたりのクロスオーバーも楽しみです。
さて、超人批評が更新されております。ピックアップされたのはなんと、主人公の父親であるキン肉真弓! 巷にはびこる彼の“悪い評価”について考察しています。ご興味ございましたらぜひどうぞ↓。
とうとう今年放送される新作アニメについての、演出における雑感も書いてみました。原作忠実路線と昭和ギャグ路線、どちらがよいのか論争となっております。
まあリリースされたティザーPVを見る限り、なんとなく方向性は見えたんですけどね。
そんな新作アニメ、昨年暮れには声優陣も一部発表されましたね。宮野真守さんのスグル、違和感なかったなあ! 神谷明さんのキン肉真弓とカメハメも激熱です。よろしければどうぞ↓。
さらに…! 最新刊『キン肉マン83巻』が絶賛発売中です! バベルの塔編の完結巻といってよいでしょう。まだ手に入れてない方はぜひ。 ではまた。
コメント
>シュメッターリング
さすがドイツ語無駄に厳めしい響き
>マリポ監督勝利へのフラグのひとつなんじゃないかな~
フラグだろうけどこの戦いで回収するのかあくまで前振り(マリポ監督敗北)で終わるのか
どっちの可能性もあり得るから判断が難しいですね
テリーの合流はやはりって感じですね
ザ・ワン陣営に行くとヘタすりゃスグルと戦う事になりますからね
刻の神に行かない以上合流は必然と言えます…が、やはり熱い!
やはりこの二人は一緒の方が映えます
…帰ってきたケンダマンに振る舞うのもオイルのスープなのかな
uzukiさん、こんにちは。
シュメッターリング、厳めしいですよね、たしかに。シュツッドガルド、ブランデンブルグ…う~ん厳めしい(笑)。
マリポ監督は勝利が最善ですが、最悪敗北でも生きながらえてくれさえすればよいです。テリーとスグルが並ぶのはやはりしっくりきて気持ちがあがりますね。ケンダマンは…あまりオイルスープは好きそうじゃないですよね(笑)。
やっとの事でテリーマン復活は楽しみであります
骨組みのみ見えていた脚に肉が付いていたので、何らかの形で復活したのか、爆弾を抱えているのかは不明ですが、不透明な勝利は多いものの、勝率は高いので活躍を期待しますよ\(^o^)/
ブースカさん、こんにちは。
テリー復活、楽しみですね~。久々ですもんね。義足の件はどうしても弱点になるのですが、テキサスブロンコでマックスラジアル戦のような快勝を期待したいです!
テリーマン、来ました!
やはりキン肉マンの最初の相棒なので、この二人が並ぶとテンション上がります。
義足の爆弾は気になりますが、完璧超人始祖相手でも食らいついていく、驚異の粘り強さを持つ実力者超人なので、五大刻相手でもいけそうな気がします。
マスク半壊のネプチューンマンも、王位争奪戦時の威風を発揮して、これまた頼もしい。
ザ・マン陣営も作戦タイム&戦力再編成の様ですが、完璧超人軍はネプチューンマンが前線指揮官として取りまとめるのでしょうか。
次回、対策本部長ザ・マンの采配に注目ですね。
奥多摩さん、こんにちは。
マシンガンズのそろい踏みは、テンションあがりますよね~。彼のテキサスブロンコは、どんな実力差があってもひっくり返す期待が持てるんですよね。
最近のネプはトゲが少なくて、大人の部分が増えてきました。渋みというか、落ち着きというか、方向性的にはマリポ監督と似ているのかもしれません。彼の今後の成長も期待大です!
アキラさん、こんにちは
ゼブラはマリポ監督の応援してないで早くマリキータマンを超人病院に連れて行けよと思いました(笑)
マリキータマンのファンとしては心配で仕方がないです
マスクが半壊したネプは右を向いた時はネプ、左を向いた時は喧嘩男になってて面白かったです。まるであしゅら男爵や昔のモノマネ芸人のネタを思い出しました。
すげーくだらないこと書いてすみません(笑)
アトールさん、こんにちは。
マリキータマンのほったらかし状態は、ラプラスの上で倒れていたバッファローマンと同じですよね。でもアジトについたらバッファローマン、もうスタスタ歩いてましたね。もう回復したのかな(笑)。
ネプの両サイドからの見方は面白いですね。なるほど、言われてみれば角度によって楽しめますね。今後注意して見てみますね(笑)。
うーん。テリーマンの合流に関してはキン肉マンにとって頼もしいのかもしれませんが読者にとっては心配しかありません。
ネプ「私は護衛にあたるのでここまでだ。」なんて言ってネプが外れそうな予感がします。
ネプ「私が居なくても大丈夫だwこの世でたった一つの完璧なもの、それは正義超人の友情だ!」なんてセリフを残して。
でもテリーマンの獲物っぽいデカい超人が居るからまあ大丈夫かな?と思ってます。
キムラさん、こんにちは。
これから強敵が次々と現れることを思うと、出陣するすべての超人が心配ですね(苦笑)。とくにテリーは足に爆弾を抱えているだけに…。
でも二人そろうと、久々にザ・マシンガンズを見てみたくなります。
前回コメント送れませんでしたが先週の今週のキン肉マン、読んでました。ザワン陣営も動き出しましたがロビンマスクとアシュラマン、尖兵になりそうですね。ロビンは調和の神と考えが合いそうだとランペイジマンが言ってたこともあり、もう少し重要な役割かな?と思いましたが。でもアシュラとロビンのタッグも過りました。
蝶対決始まりましたね!序盤戦ですが華麗な技の応酬で見応えがあります。
ザマン陣営にテリーマンが来たことも驚きですがキン肉マンと一緒なので安心して受け入れられます。私もジャスティスマンからの要請だと思いました(前回に引続きテリーとジャスティスを絡めてしまいますが)。
MKさん、こんにちは。
ロビンとアシュラの役割は、おそらくは攻め入る時間超人の迎撃、もしくはかき回しでしょうかね。その相手が五大刻の一角なのか、それともまったく新しい時間超人なのか…
いずれにせよ、犬死的な敗北は避けたいですね~。