キン肉マンという作品史上、最強の人気を誇るのではないかと思われる超絶モテ超人! その人気はいったいどこにあるのかを考察するシリーズの第一回目は、その圧倒的ビジュアルに迫ります!

出身 | イギリス |
超人強度 | 117万パワー |
必殺技 |
ビッグベン・エッジ |
主な戦績 | チヂミマン○ レゴックス○ イリューヒン○ キン肉万太郎○ デモリッションズ● デモリッションズ○ ファイブディザスターズ○ |
“キン肉マンシリーズ”に登場する超人の中で、群を抜いて人気がある超人と言えば、ケビンマスクの名をあげる方も多いでしょう。特に『キン肉マンⅡ世』においては、まさに圧倒的な強さを誇ると言えます。
それは彼が『キン肉マンⅡ世』で4回にわたり行われた超人人気投票にて、3回もその栄冠を勝ち取っていることからも証明されていますよね。
つまり彼は作品における“不動の人気者”であり、“稀代の色男キャラ”という名をほしいままにしている存在なのです。
ではなぜ彼がこんなにも読者を魅了し、かつ愛されているのか。その秘密を以下の6つの項目に分けてシリーズ解説をしていきたいと思います。
- ケビンマスク1-その圧倒的ビジュアル~ファッション編
- ケビンマスク2-その圧倒的ビジュアル~漆黒のヨロイ編
- ケビンマスク3-その陰りあるパーソナリティ
- ケビンマスク4-陰りあるパーソナリティを形づくる正体
- ケビンマスク5-“無敗伝説”という特別なる格闘ステイタス
- ケビンマスク6-ケビンマスクとは何だったのか
今回は“ケビンマスク1-その圧倒的ビジュアル~ファッション編”をテーマとして彼を考察していきましょう。
ケビンマスク1-その圧倒的ビジュアル~ファッション編
まず彼の人気が高い大きな要因が、その類まれなるルックスにあることに異を唱える方はいないと思います。とにかく初登場時から、そのビジュアルは特筆ものでした。
その様は完成されたルックスで読者を一瞬で虜にした、彼の父親であるロビンマスクの血をしっかりと受け継いでおり、彼もまた父親同様に一瞬で読者を自分の支持者にすることに成功します。
そりゃね、あのロビンマスクと瓜二つの顔をしているならば、そのスタートラインは相当に有利ですよ。100m競争をするときに、彼だけ30mくらい前からスタートしているようなもんです。

ちょっと!
あの人だけなんであんなに前からスタートなんですかっ!!
みたいな(笑)。

しかし彼にはそんな父親から授かったアドバンテージとは別に、彼自身が発する魅力で読者を惹きつけられる外的魅力がありました。
それは一体何かと言うと、
であると断言できます。
そうなんです。彼は優に1000は超えるであろうシリーズ登場超人の中で、群を抜いて“色気”がある超人なんですよ。
ではその色気は一体どこから生じてくるのでしょうか。様々な点からひも解いていきましょう。
ビジュアル・エリート
彼が美波理公園に初めて姿を現したときの服装は、黒の襟立レザーロングコートに黒のロングタイツ、そして黒のロングブーツという、徹底した黒基調のファッションでした。ロング多いな(笑)。
それらはまるで90年代後半に隆盛を誇っていた『LUNA SEA』や『L’Arc-en-Ciel』、『GLAY』といったビジュアル系ロックバンドのファッションのようでもあり、そこに危険な香り漂う“不良感”もしくは“アウトロー感”を、耽美的な色気として感じとった方も多かったと思います。

もちろんこのような服装は、彼がダークサイドに堕ちていることを暗示するための選択肢でもあるのですが、それを稀代のビジュアルを持つロビンルックスと掛け合わせることで、とんでもなく色気あふれるキャラクターを生み出してしまったのです。
その姿はロビン唯一の弱点を克服したビジュアルであったと言ってもいいでしょう。ここで言うロビン唯一の弱点というのは…ダサさです(笑)。
いやいや、ロビンマスクはとてもカッコいい超人です。それは間違いありません。ただそれはあくまでバトル中での話であって、私生活での彼のファッションは

きっとダサいんだろうな…
なんて想像をついついしてしまうんですよ(笑)。
それは彼が私生活においては多分に研究者肌というか、大学教授然とした個性を保持していることが原因かもしれません。要は研究稼業に没頭し過ぎて服装や見てくれに無頓着な人種、といった感じです。
よってロビンには授業参観に茶色やグレー系の地味な服装で出かけていくことに何も抵抗がない、ファッションに無頓着な父親像が見え隠れしてしまい

ケビンくんのお父さんて、顔はカッコいいんだけどね~
と、隣の女子にボソッと言われてしまう雰囲気が多分にあるんです(苦笑)。

それは“ファッションセンス”や“色気”という項目においては大きな弱点であることは間違いがなく、ケビンマスクはそれを極端に克服したキャラだと思うんですね。
つまり元来持っていた至高の素材を、身に纏うアイテムでより洗練させて際立たせたビジュアルを確立した超人が彼・ケビンマスクであると言えるわけです。
それは彼がビジュアル面でのエリートであると言い換えてもいいかもしれません。そう、彼は作品中における“ビジュアル・エリート”なんですよ。
そんな完璧なビジュアルをしょっぱなから披露した彼が、大きな人気を得ないという理由はないんですね。それこそ醸し出されるその色気に、針が振り切れるほど反応した女性読者が

ああっ、ケビン様💕
と、その胸をサクッと射抜かれても仕方ないかな、と感じてしまう説得力があります(笑)。
ケビンの色気を演出するアイテム
彼のビジュアルの基本路線は
なのですが、そのV系ファッションを補完する肉体や各種小物も彼の色気を高める効果的なスパイスとなっており、スルーするわけにはいきません。いくつか挙げてみましょう。
仮面からこぼれる長髪ブロンド
彼のビジュアルの特徴として外せないのが、仮面からこぼれる長髪のブロンドです。
漆黒ファッションの中で風になびくその金髪は、大きなアクセントとして彼のビジュアルをより際立たせています。キャラクター全体の差し色の役目を果たしているといってもいいかもしれません。
そして流れるような黄金の絹糸は、彼のアスリートとしての色気をアーティストとしてのそれに変換し、その絹糸を左右にたなびかせることで動きのある円弧を形成しつつ、あふれ出る色気を周囲に振りまくことに一役買っています。
また、露出している部分が耳から下であることも大きなポイントであると個人的には思っていて、そのブロンドが色気発散ポイント(笑)である“うなじ”をレース状にレイヤードしているんですよ。
それが彼のSexyzone(この表現…)をうまいこと見え隠れさせることで、彼を見る人の潜在的色気受容体を大いに刺激し、

ああっ、み、見えそうだわ!
という興奮状態にするのではないかとの仮説を勝手に立てております(笑)。
つまりこのブロンドが御簾の役割をはたしていて、見えそで見えない興奮を我々に、とくに女性読者には与えているのではないかと…まあ男性目線での勝手な仮説なので、大外れしているかもしれませんが(苦笑)。

残念ながら私の仮説が外れていたとしても、それ以外に彼のブロンドはそれ一つで
- 王子様感
- 貴族感
- ノーブル感
- 欧州感
を表す多面的シンボルとなっているのは間違いがなく、女性、特に日本の女性がイメージする欧州イケメン王子様像を一発で具現化する表現描写として、大いに機能しているのではないかと思います。
また、長髪というビジュアルにフォーカスすると、そもそも論で『キン肉マン』という作品においては長髪の超人自体が少ないということに気づかされます。
つまり長髪を有するということは、それ自体が他のキャラとの大きな差別化となっていたわけですね。その差別化の上に色気がONされたことで、ビジュアル面における彼の優位さが強固に確立されたとも言えるでしょう。
だって…ライバルはネプチューンマンだけですからね。彼のブロンドでアピールされたのは、色気じゃなくて、薄毛でしたから…申し訳ないですけど、ビジュアル面においてはケビンの相手にはならないでしょう(苦笑)。
羽根のピアス
彼の仮面の右側面には、羽根のピアスがついています。
これにはのちに“簡易酸素吸入器”という機能が追加されましたが、初登場時は純粋にファッションとして身につけていたものだと思われます。
『キン肉マンⅡ世』の連載が開始された90年代後期は、Chrome Hearts(クロムハーツ)やgoro’s(ゴローズ)というアクセサリーブランドが映画スターやミュージシャンなどに愛用されていました。
その中でも特に羽根をモチーフにしたフェザーアクセサリーは、若者に大きな人気を博していたんですね。

その時流に原作担当である嶋田先生が敏感に反応し、羽根のピアスをケビンマスクのファッションアイテムとして採用したのだと思われます。
その結果、彼が先端のファッションセンスを持ち合わせているオシャレキャラであるとの表現となり、彼の醸し出す色気に一役買っていたわけですね。
黒グローブと腕時計
彼は普段から常に黒いグローブ(手袋)を装着しています。これがあることで、黒で統一された彼のファッションが、それこそ指の先まで徹底されていることを主張しています。
そしてそれは多分にマフィア的な裏稼業感を醸し出しており、ダークサイドに堕ちた彼の立ち位置を雄弁に物語る演出となっているのです。
また彼の憎いところが、そのグローブの上に腕時計を重ねてきた点なんですよ。これがあることによって、裏稼業キャラの上にインテリさとジェントルさという色気をレイヤードしているんです。

…悪事をするにも時間は守るぜ…
みたいな(笑)。
そしてその腕時計がNIKEのデジタルランニングウォッチであることから、彼が当時のストリートファッションの最先端をしっかりと取り入れていることがわかり、その卓越したファッションセンスを感じとることができるんですよね。

Tシャツ
彼はインナーのTシャツについても、そのセンスのよさを遺憾なく発揮しています。時系列で記載すると
- d.M.p(1~2巻)
- Stüssy(5~14巻)
- A BATHING APE(14~15巻)
- adidas(15巻)
- LONSDALE(20~25巻)
という流れでブランドが複数回ほど変遷しています。
デビュー当時のd.M.pの支給Tシャツ(笑)を除けば、実際に流通しているリアルブランドTシャツであることが特徴で、『Stüssy』や『A BATHING APE』はミュージックシーンを中心に人気がでたブランドです。
特に『A BATHING APE』は90年代後半に若者ファッションの最先端となった、いわゆる“裏原宿系”ブランドの象徴でもありました。

それをケビンマスクにコラボレートさせるというアイデアは、彼のストリートファッション志向をかなり強調する結果となり、オシャレなアスリートというイメージを決定づけたと思います。
余談ですが、d.M.pの支給Tシャツも実は捨てたものではなくて、個人的にはオシャレインナーの範疇に入るアイテムだと思っております。
というのも、アメリカのプロレス団体であったWCWの人気ヒールユニット“n.W.o”(d.M.pのパロディ元)のTシャツは90年代後半にリリースされ、プロレスファンを超えたバカ売れをしたからです。
いやホント、プロレスを知らない層でも着ていたんじゃないかな? それくらい売れていたんですよ。つまりオシャレ超人であるケビンが身につけるのに、十分資格があるTシャツだったということです。
これを支給するd.M.pって、意外とファッショナブルな組織だったんだな、なんてことを今さらながらに再確認してしまいましたよ(笑)。

スパイダーネスト・タトゥー
彼は背中全面に蜘蛛の巣のタトゥーを彫り、倒した相手をその背に彫り加えていくという趣味? を持っています。
それは彼が闘う相手を獲物だと認識しており、闘いは狩りであるとの持論を有しているとも言え、さらにはその結果を世間に晒すという自己顕示欲を強く持っていることを指し示しています。
それは彼の闘いに対する姿勢に凄味を与える演出となっていますが、同時に90年代よりオシャレの一ジャンルとして価値観が高まったタトゥーの、ファッションとしてのクールさを演出していたとも言えるでしょう。

つまりケビンの背中の“スパイダーネスト・タトゥー”は、彼がオシャレに敏感であることの裏づけとなり、体に墨を入れることのモラル的賛否はどうあれ

彼のオシャレセンサーはすごいな…
という、彼のオシャレに対する貪欲さを強く印象づけたのではないかと思われます。
無精ヒゲ
彼は『究極の超人タッグ編』において、ほぼその素顔を晒されており、そこでもみあげからアゴにかけて、無精ヒゲを生やしていることが判明しました。
それは90年代から発生した“無精ヒゲ風”ブームに影響されたビジュアルであると思われ、無精ヒゲが“男のアイデンティティー”をオシャレに表現したものだという価値観を彼が持っていたことがわかります。
確かに2000年代に入ってからは、中田英寿、ベッカム、イチローをはじめとする多くのアスリートが無精ヒゲ姿をデフォルトにしていたし、ジャニーズアイドルでさえ三十路を超えると無精ヒゲで自身をプロデュースし始めたりしていました。
要は“手入れされた無精ヒゲ”が、男性のセックスアピールとして認知され始めていたんですね。
となると、色気アイテムのコンプリートを目指すケビン(笑)がそれを取り入れないという理由はなく、結果彼の素顔には無精ヒゲが群生したわけです。
おそらくですが、そこには“彼の持つ不良的なワイルドさをそれで表現しよう”、という意図があったようにも感じられます。

これを時代の先端ファッションだと肯定的に受け入れられた読者にとっては、

ケビンたら、素顔もクール!
となったことでしょう。しかし…私的には、これは予想外の仰天事件でした。
というのも、私はケビンをツルツルピカピカのブロンドイケメンだと勝手に解釈していたからなんですね。つまり

NO! ムダ毛
がマストであり、彼に小汚いヒゲが、特にもみあげが存在していたことに、けっこうショックを受けた口なんです。男だけど(苦笑)。
ですので、同様の衝撃を受けた女性ファンの方も数多くいらっしゃったのではないかと推察するのですが、いかがでしょうか?

えっ!? ケ、ケビン?
となった女性読者の方、ご一報をお待ちしております(笑)。
ではそんな女性のために、私が彼のヒゲ面を無理くり肯定した理論武装を伝授しましょう。私は

彼はクリアベッドの中で身体の自由が利かなかったため、ヒゲを剃ることが到底かなわなかった
という、物理的障害と生命の法則を理由にすることで、このショッキングな事実を飲み込みました。要は

普段はツルツルだヨ♪
という設定に、無理やり持っていったわけです(笑)。
いかがでしょうか。これで救われる女性ファンの方がもしいらっしゃるのならば、とても嬉しいです(笑)。
オシャレ要素を全振りしたキャラ
以上のように、ケビンマスクは自己プロデュースにおいて、流行の先端を大いに利用したことが特徴的であり、それが彼の醸し出す色気に大きな貢献をはたしていることがわかります。
このようなファッションにフォーカスしたキャラクターの演出方法というのは、『キン肉マン』という作品のおいてはとても珍しいアプローチであったことは間違いありません。
というのも、それまで登場した超人たちは、戦闘時のコスチュームが普段着を兼ねていることが多く、オンオフの境界線が至極あいまいだったからです。
ですので戦闘外、つまりオフタイムの超人のファッションについては、それほどフォーカスされないことが『キン肉マン』という作品の大きな特徴でした。裏を返せばファッションを語る以前の問題、ということです。
しかしながら『キン肉マンⅡ世』からは、超人のオフタイムファッションがフォーカスれることが多くなりました。チームAHOはけっこう頻繁に私服で繁華街に繰り出しています。

ただその描写は明らかにサブ的な扱いであって、彼らのメインフォルムはあくまで戦闘コスチュームであり、そこにそれまでの超人たちとの大きな違いはありません。
ところがこのケビンマスクだけは、メインスタイルがオフタイムファッションであり、それまでの超人とは一線を画すビジュアルパターンでの登場となりました。
この逆張りとも言えるビジュアル設定は、それだけで彼を他の超人と差別化することに成功したと言えるでしょう。
さらにそこにはシリーズ作品としては珍しいくらい、前述したような細かいディティールが施されていたわけです。おそらく数いる超人の中で、ここまでビジュアルの細部設定がなされた超人は彼だけなのではないかと思われます。
その結果、彼のビジュアルというものは
という、90年代後半を中心とするクールエレメントが一堂に会した“オールスター感謝祭状態”となっており(笑)、それらを彼一人に一極集中させた結果の産物であったことが、ここで明確になるわけです。

言うなれば、世のクールカルチャーを作品上で一身に担当したキャラがケビンマスクであり、彼から発散される“色気”というものは、嶋田先生が持ちうるトレンドを彼に全振りすることで生まれた“色気”だったのかもしれません。
嶋田先生渾身のオリキャラ?
ではなぜこのようなファッション性をケビンマスクに投影したのかというと、やはり掲載誌が少年誌から青年誌に変更したことが大きかったと思われます。
また、作品を応援する層も少年から青年に成長しており、ある意味対象読者が色気づいていたお年頃だったことも大きいでしょう(笑)。
そこでゆで先生は、少年誌では不必要としていた表現である
- エロ
- ファッション
に挑戦したわけですね。
そしてそれぞれの役割を
- エロ=万太郎(のちバリアフリーマンが加入)
- ファッション=ケビンマスク
という風に分担したことで、ケビンはその個性の根幹が確定したわけです。
そんな路線において、ファッションにおけるプロデュースは嶋田先生がほぼ行っていたらしく、細かいディティールを含め、中井先生に指示を出していたそうです。
おそらくですが嶋田先生のトレンドセンサーの源は、『キン肉マン』終了後から大きく拡がったプロレスラーやミュージシャン、その他アーティストといった幅広い異業種交流であったと思われます。
そしてその交流時期は、ゆで先生が鳴かず飛ばずだったいわゆる“ゆでたまご暗黒期”と密接にリンクしているのです。
つまりマンガ家としては苦難であったに違いない時代に、嶋田先生はあるかどうかわからない将来を見据えて、延々と世のトレンドやカルチャーをその身にインプットしつづけていたわけです。
この行為がはたして日の目を見る日が来るのか…そんな不安にかられたこともあったでしょう。しかし嶋田先生は『キン肉マンⅡ世』という作品を生み出すチャンスを手繰り寄せ、そのチャンスに今まで吸収したトレンドを、一気に放出したのです。
そしてそれはゆで先生の作品の特徴である

やるなら徹底的に
という信条と相まって、そのアウトプットがすべてケビンマスクに一点注入されるという現象を作り出しました。
つまりケビンマスクのビジュアルというものは、ロビンマスクの血統という光り輝く一級の素材に、嶋田先生自身が血肉として得たトレンドを惜しみなくアウトプットしてプロデュースされたものであることがわかります。
そう考えると、ケビンマスクとは
だったのかなと、今にしてみれば思ったりしますね。
おわりに
以上、ケビンマスクが稀代の人気キャラである要因の一つである“ビジュアル面”、とくにファッションにおける考察でした。
ただこれはケビンマスクという超人の、あくまで前半部分のビジュアル考察でしかありません。前半だけでここまで深い考察となってしまったことに、書いている自分が一番びっくりしています。
次回はビジュアル面考察の後半として、彼の象徴たる漆黒のヨロイがもたらす色気についてフォーカスしていきたいと思います。ではまた。
※今回は高野さん、ぽんさん、サクラギさん、尾崎さん、愛知県26歳さん、myさん、yoshidaさん、K.JAGUARさん、TKマンさん、後藤さん、ケビンマスクさんほか、たくさんの方からリクエストをいただきました。ありがとうございました。
【リクエストはこちらから】


コメント
子供の頃から何十回も読んでいた初代キン肉マンは、弱いキャラも含めて全キャラに愛着がありマイナーキャラまで すぐに思い出せます
が、Ⅱ世のキャラにはどうも愛着がわかず印象が薄いんです…
レジェンドが出た時だけはオオォーとなりますが一瞬だけ
そんな中、ケビンだけは輝いて見えました✨❕
そのケビン批評をなんと6回にわたり考察なさるとは
1回目楽しかったです️⌚
dmp Tシャツのデザインも死魔王がしたんでしょーか
あまひよさん、こんにちは。
初代とⅡ世に断層を感じているファンの方、けっこういるようですね。おそらく『キン肉マン』という作品に初めて触れた時代の差も大きく関係しているのかもしれませんね。
でも超人批評のカウンターが、Ⅱ世キャラと比べて初代キャラの方が明らかに回っているので、我々世代はやはり初代びいきとなってしまうのでしょう(笑)。
ただケビンはネットを見ていれば、信者的なファンを多く持っているようです。特に女性人気がハンパなく…。
ですので、その狂信的ともいえる人気の根源が何なのか、ちょっと興味があったんですよね。で、調べていたら、とても1回で終わらせる自信がなくて(苦笑)。
ですので次回もぜひ、お付き合いのほど、宜しくお願い致します。
ps)Tシャツデザインは実は麒麟男の方だったりして…(笑)。
以前から楽しく拝見させていただいてましたが、遂にケビンマスクの考察とは。第1回目鋭い観察眼恐れいりました。
私はキン肉マン世代ど真ん中の世代で二世も含め全巻収集していますが、流石に現在の初代続編が始まってからは二世=パラレル感が強いのですがケビンに関しては別格の何かがあり、この存在だけで二世の記憶が色褪せる事無い程の存在と捉えております。二世再開時には今度こそ漆黒の師弟コンビが実現すればそれだけで巷の二世アンチが黙る程の。
次回 漆黒の鎧の考察とても楽しみにしていますね。
ダンディーさん、こんにちは。
お読みいただきありがとうございました。
たしかにⅡ世をパラレルと捉えるファンの方は多そうですよね。とはいえダンディーさんがおっしゃるように、ケビンマスクというキャラの強烈さは突出していて、それをなき物にはちょっとできないです。
そして私も漆黒の師弟コンビはいつか見たいと思っております。それでは次回もぜひお付き合いくださいませ。