エル・ドミノスのツープラトンの餌食になりかけたマリキータマンをゼブラが身を挺して救出! お互いに言葉だけではなく行動で信頼をつかみ取ったふたり。ここから反撃の狼煙があがる!!
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令和で実現! 夢コラボ!!
相棒のマリキータマンを守るようにファイティングポーズをとるゼブラ。その姿は

相棒に手を出すのはオレが許さん!
とでも言いたげであり、勇壮です。これには

これがかつて誰も信用しなかった男の姿なのか!?

仲間と認めた者は何があっても守る覚悟をみせる新生ゼブラ!
と、松井節も絶好調。たしかにその通りのたたずまいです。
エル・ドミノスはこの相手チームの流れを崩すべく、ドミネーターが再びスティングボールをグローブにし、ゼブラに対して怒涛のパンチ攻撃。ゼブラのマスクを削っていきます。
しかし途中からゼブラはドミネーターのラッシュを完全に見切り、見事なフットワークでパンチを回避。動きにキレが出てきます。と同時に

来たぞ、来たぞ!
これが超人ボクシングヘビー級チャンプの真骨頂だ!
と、我々の気持ちの高揚にもキレが出てきましたよ(笑)?
相手のパンチを見切ったあとは、当然反撃のお時間です。

最初は不意打ちを食らったが
もはやそうはいかぬわ~っ!
と、ドミネーターのボディに強烈なサラブレッドアッパーをお見舞い。チャンプの拳を食らってさすがにグラつくドミネーター。
これを見たゼブラ、

一発で足りんか?
と、持ち前の悪い癖であるサドっ気をついつい御開帳(笑)。油断するとすぐこれなんだから…ホントにもう…!
でもそのサドっ気にニヤリとしている自分がいるのも事実。まいったね、こりゃ。人のサドっ気を非難する資格ないや(苦笑)。そして

なら2発! 3発!
と、強烈な連打をボディに食らわせるゼブラ。この時に伝説の

が挿入されなくてよかったと、心から安堵しております(笑)。そしてシメは

4発!
と、豪快な顔面アッパーでドミネーターを天高く飛ばします。
この決めポーズのゼブラ、吹っ飛んでいくドミネーター…こ、この構図は…!

キン肉マンで、まさかの車田ポーズ!!
なんじゃないですか!? “ゆでたまご × 車田正美”…これは夢のコラボレーションですよ(笑)!!

この表現をするんだったら、ぜひともゼブラに

くらえーっ!
セイント・マッスルパンチーっ!!
と叫んでほしかったなあ(笑)。
君たちはどう大空のデート?
そんな小宇宙を燃やしたゼブラのパンチは、巨体のドミネーターを場外まで吹っ飛ばす勢い。しかしそんなピンチを

場外へはオレが出さん!
と、エル・カイトがその飛行能力を使って空中でドミネーターを見事キャッチ。屈辱的なやられ方を、意地でも拒否する勢いです。
ところがそれを待っていましたとばかりに

キャミキャミ、トドメに押し込むのはオレの役目だーっ!
と、身動きができないエル・ドミノスめがけ、背中から鋲を出す『テントウムシダマシクラッシャー』で、マリキータマンが追撃プッシュ。エル・ドミノスはここで初めてのダウンです。
おお~、エグゾセミサイルズ、阿吽の呼吸じゃないですか! ゼブラがやりたいように動き、機に敏なるマリキータマンが、効果的な追撃を食らわす。
これ、ゼブラは闘っていて気持ちがいいだろうなあ。

あいつ、痒い所に手が届くのよ
みたいな満足感? これはミスターナンバー2たるマリキータマンの、ナンバー2たる強みが大開放ですね。
しかしこれしきのことではまいることのないエル・ドミノス。

この程度で神の兵士が怯むものか
と、エル・カイトが洗脳的思想を口にすれば

オレたちはこの世を丸ごと壊すために生み出されたのだ
と、ドミネーターが破滅的・破壊的アジェンダを口にします。でも…壊した後、君たちはどう生きるか(笑)? 少々インタビューしてみたいです。

そして二人は

あんな虫けらごときに

我らの進撃を止めることなどできない!
と、マリキータマンが神経質になってしまうフレーズを口にし、反撃に。
両手凶器のドミネーターがウォーズマンの光の矢の体勢となり、それをエル・カイトが上から持ち上げて相手に急スピードで突っ込んでいく『エル・ドミノス ドローンフィスト』をエグゾセミサイルズに痛烈ヒット。
この『エル・ドミノス ドローンフィスト』、すごい技なんだけど、どこかで見た記憶が…あっ。
今、ヒーローたちのあいだで大空のデートが流行していた。テリーはナツ子と。ミートはマリちゃんと…

ハーイ、私と大空のデートをしたいひと~っ!

わたし、あなたとデートしたいわ…

ええ!

ねぇ~~~っ! もうちょっと高くとべないの~~~~っ?

ぜいたくいわんでください!

これだ…エル・ドミノスに、この姿が重なっちゃったんだ(苦笑)。いや~、エル・カイトが異常な低空飛行にならなくてほっとしました(笑)。
リーダーとナンバー2
そして体勢が崩れたエグゾセミサイルズに対し、ドミネーターがゼブラ、エル・カイトがマリキータマンに絡みつき、それぞれが横方向にスライド。
そこからゼブラとマリキータマンの脳天を激突させる『バーバリアンスカルイグニッション』で追い打ちをかけます。
それはまさに、頭部と頭部を激突させることで火花を散らす点火装置(イグニッション)というイメージを抱かせるに十分です。もしくは目から火花が散る、という形での点火装置でもよいかもしれません。
そんなKO必至の地獄技でしたが…なんとゼブラは倒れず、さらにはグラついたマリキータマンに、自身の肩を貸すという救出プレイを披露。

ゼブラ、またお前!
と、二度目の救出に驚くマリキータマンを横に

言ったはず…
一度認めた相棒は…必ずオレが守ると
とシビれるような啖呵を切るゼブラ! こんなことされたらマリキータマンはもう

惚れてまうやろ~~~っ!!
と叫んじゃいますよね(笑)?
いや~熱い。とても熱いぞ、キン肉マンゼブラ! ファミリーたる仲間は、自分が盾となっても絶対に守るという熱すぎる情熱。
こんなリーダーならば、そりゃもう部下はついていきますぜ! ただゼブラ、その情熱をなぜ技巧チームに与えることができなかったんだ(苦笑)!?
そんな情熱シーンが不愉快なドミネーターは

ならばお前が犠牲になれーっ!
と、単独でトゲフィストを前に出し、ゼブラめがけて空中から落下。それを見たゼブラは

マリキータ、ここはお前の間合いだ。
あとは任せた!
と、アポなしで(笑)マリキータマンを勢いよく空中にホイップ。するとマリキータマンは

ああ、この距離感。
ドンピシャだ!
と、ゼブラの状況判断に大きく同意した上での

食らえ!
天道羽根抜刀ーっ!
で、ドミネーターの右腕を切り裂き次回に続く、です。
…いいじゃないですか、エグゾセミサイルズ。今回の流れでまたもやタッグとしての進化のフェーズが進みましたよ。

あとはお前がなんとかしろいっ!
という感じの、ゼブラのぶっきらぼうな放任スローがステキすぎる(笑)。ただこれは

お前ならできるだろ?
という、マリキの実力を認めた上での信頼感の裏返しなので、読んでいてとても心地がいい。
対するマリキさんも、突然放り投げられたにもかかわらず、パニックになるどころか

それイイね~~っ!
と、すぐに状況理解をする点が素晴らしいです。
そんな感じで、今回はお互いがより阿吽の呼吸で動けるようになってきました。タッグの醸成フェーズを
- 信頼関係構築
- 阿吽の呼吸
- ツープラトン・フェイバリット
という、ホップステップジャンプの三段階とするならば、今回は1から2のフェーズに移りつつあるところ、といってよいでしょうか。
とにかくですね、彼ら二人の互いを思い信頼し合う心、そしてアクション時での以心伝心ぶりが目覚ましいのよ。

ああっ、成長しているな、コイツら…!
と思いますもんね。
そして特筆すべきは、彼らの役割分担がしっかりとしてきた点ですかね。
チームリーダーはゼブラ。コンビの方向性と試合の大筋を組み立てる方針面はゼブラが担当。ナンバー2はマリキータマン。リーダーが見据える方向性と方針を、少ない言葉とちょっとした動きから瞬時に察知し、リーダーが想像しうる以上の動きで応える。
少しオレ様タイプのリーダーは、相棒の120点の動きを見て気分が高揚し、さらに戦略策定と自身の動きがノってくる。
そんなプラススパイラルの片鱗が見えた、今回のエグゾセミサイルズ。残すはフェーズ3、読者を驚かせるツープラトンのお披露目か!?
その他気になった点
その他気になった点は
- 「かつて誰も信用しなかった男」…松井さん、断定口調で攻めるねえ(笑)。
- ハリケーンミキサー級のカチ上げ、サラブレッドアッパー!
- エル・ドミノスのチームリーダーは、エル・カイトの方かな?
- ドミネーターを盾にしても食らってしまう『テントウムシダマシ』
虫けらだと? まだゼブラにも言われてないのに!
いや、あれは直接的な揶揄じゃなくて、人を蔑んだ間接表現だよ、マリキ。オレも含めた悪口さ。
じゃあお前と闘ったときの“虫けら”発言は?
あれは正真正銘の虫扱い…だな。だがお前となら、この先も…
…実家に帰らせていただきます。
ちょっと! 相棒! 相棒~~~~っ(汗)!!
- 『バーバリアンスカルイグニッション』のイメージを、嶋田先生はどのように中井先生に伝えるのだろうか…?
- ゼブラを狙って落下するドミネーターは、アポロンウィンドウロックをするスグルのフォームを思い出させる。
- 今回の色男・マリポーサは1コマ登場。
- 対するケンダマンは…なんと0コマ。背景にもならず…(泣)。
- ひょっとして、帰宅できた(笑)?
こんなところです。次回、エル・ドミノスの時間超人としてのアクションはあるのか…そしてケンダマンは無事に帰宅できたのか(笑)。楽しみですね。
そんな背景、もしくは空気と化した(苦笑)ケンダマンを復習したい方はこちら↓からどうぞ。
また、超人批評の最新版を読みたい方は、こちらのケビンマスクーその6(最終回)もよろしければどうぞ。“ケビンマスクとは何だったのか”について考察しております。
さらに…! 最新刊『キン肉マン83巻』が9月29日に発売決定! 今から要チェックです!! ではまた。


コメント
散髪ネタは懐かしいですね。まあ「あんた、ヅラだから散髪いらんやろ」というツッコミが入りそうですが(笑)。
ケンダマンが1コマも出てこないのは私も気になりましたね。エルドミノスだけなら生還出来たんでしょうが、仲間がいますからね。いてもいなくても気になるとは不思議なやつです。
あと松井アナですが、マリキータマンが立ち上がってこられないと見ているのはなってませんね。今までの試合を見てなかったのでしょうか?
式部省さん、こんにちは。
最近YouTubeで見て笑いましたよ(笑)。存在はアメトーークで知っていたのですが、実際にストーリーとつなげてみると…(笑)。
ケンダマンが消えたのは、ゆで先生ご自身が気づいていない可能性も高いです(笑)。あと松井アナはまだまだキャリア不足、ということで(苦笑)。
今回はエグゾセのターンでしたね
おかげでマリポーサが背景になっちゃいましたが
次回はエルドミのターンでツープラトンお披露目、といったところでしょうか
時間能力を絡めるのか温存するのか…気になりますね
uzukiさん、こんにちは。
一度時間超人の特殊能力を披露→二人で攻略→返す刀でツープラトン→勝利
なのかな、と予想しています。
アニメでハリケーンミキサーの三発目に散髪、が入ったところ、ここでこう来る?と私も見ていました(笑)
ゼブラの持ち味とマリキータの真骨頂が出始めましたね。これがコンビネーションになっていくとまた面白いですね。
ですがエル・ドミノスも回を重ねるごとに難易度、ダメージ度の高いコンビネーションを出しているのでまだまだ一進一退ですね。
MKさん、こんにちは。
散髪、面白かったですよね。おっしゃる通り、エル・ドミノスもまだ全能力を出しているわけではないので、これからまた大きな展開がありそうです。