今週のキン肉マン第430話-新生ゼブラの大パンチ!!

今週のキン肉マン
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エル・ドミノスのツープラトンの餌食になりかけたマリキータマンをゼブラが身を挺して救出! お互いに言葉だけではなく行動で信頼をつかみ取ったふたり。ここから反撃の狼煙があがる!!

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令和で実現! 夢コラボ!!

 相棒のマリキータマンを守るようにファイティングポーズをとるゼブラ。その姿は

相棒に手を出すのはオレが許さん!

とでも言いたげであり、勇壮です。これには

これがかつて誰も信用しなかった男の姿なのか!?

仲間と認めた者は何があっても守る覚悟をみせる新生ゼブラ!

と、松井節も絶好調。たしかにその通りのたたずまいです。

 エル・ドミノスはこの相手チームの流れを崩すべく、ドミネーターが再びスティングボールをグローブにし、ゼブラに対して怒涛のパンチ攻撃。ゼブラのマスクを削っていきます。

 しかし途中からゼブラはドミネーターのラッシュを完全に見切り、見事なフットワークでパンチを回避。動きにキレが出てきます。と同時に

来たぞ、来たぞ!

これが超人ボクシングヘビー級チャンプの真骨頂だ!

と、我々の気持ちの高揚にもキレが出てきましたよ(笑)?

 相手のパンチを見切ったあとは、当然反撃のお時間です。

最初は不意打ちを食らったが

もはやそうはいかぬわ~っ!

と、ドミネーターのボディに強烈なサラブレッドアッパーをお見舞い。チャンプの拳を食らってさすがにグラつくドミネーター。

 これを見たゼブラ、

一発で足りんか?

と、持ち前の悪い癖であるサドっ気をついつい御開帳(笑)。油断するとすぐこれなんだから…ホントにもう…!

 でもそのサドっ気にニヤリとしている自分がいるのも事実。まいったね、こりゃ。人のサドっ気を非難する資格ないや(苦笑)。そして

なら2発! 3発!

と、強烈な連打をボディに食らわせるゼブラ。この時に伝説の

▲新作アニメでは入ったりして…(笑)  ©東映アニメーション/ゆでたまご

が挿入されなくてよかったと、心から安堵しております(笑)。そしてシメは

4発!

と、豪快な顔面アッパーでドミネーターを天高く飛ばします。

 この決めポーズのゼブラ、吹っ飛んでいくドミネーター…こ、この構図は…!

キン肉マンで、まさかの車田ポーズ!!

なんじゃないですか!? “ゆでたまご × 車田正美”…これは夢のコラボレーションですよ(笑)!!

▲夢のコラボ!  ©車田正美

 この表現をするんだったら、ぜひともゼブラに

くらえーっ!

セイント・マッスルパンチーっ!!

と叫んでほしかったなあ(笑)。

君たちはどう大空のデート?

 そんな小宇宙コスモを燃やしたゼブラのパンチは、巨体のドミネーターを場外まで吹っ飛ばす勢い。しかしそんなピンチを

エル・カイト
エル・カイト

場外へはオレが出さん!

と、エル・カイトがその飛行能力を使って空中でドミネーターを見事キャッチ。屈辱的なやられ方を、意地でも拒否する勢いです。

 ところがそれを待っていましたとばかりに

キャミキャミ、トドメに押し込むのはオレの役目だーっ!

と、身動きができないエル・ドミノスめがけ、背中から鋲を出す『テントウムシダマシクラッシャー』で、マリキータマンが追撃プッシュ。エル・ドミノスはここで初めてのダウンです。

 おお~、エグゾセミサイルズ、阿吽の呼吸じゃないですか! ゼブラがやりたいように動き、機に敏なるマリキータマンが、効果的な追撃を食らわす。

 これ、ゼブラは闘っていて気持ちがいいだろうなあ。

あいつ、痒い所に手が届くのよ

みたいな満足感? これはミスターナンバー2たるマリキータマンの、ナンバー2たる強みが大開放ですね。

 しかしこれしきのことではまいることのないエル・ドミノス。

エル・カイト
エル・カイト

この程度で神の兵士が怯むものか

と、エル・カイトが洗脳的思想を口にすれば

ドミネーター
ドミネーター

オレたちはこの世を丸ごと壊すために生み出されたのだ

と、ドミネーターが破滅的・破壊的アジェンダを口にします。でも…壊した後、君たちはどう生きるか(笑)? 少々インタビューしてみたいです。

▲話題沸騰です(笑)。

 そして二人は

ドミネーター
ドミネーター

あんな虫けらごときに

エル・カイト
エル・カイト

我らの進撃を止めることなどできない!

と、マリキータマンが神経質になってしまうフレーズを口にし、反撃に。

 両手凶器のドミネーターがウォーズマンの光の矢の体勢となり、それをエル・カイトが上から持ち上げて相手に急スピードで突っ込んでいく『エル・ドミノス ドローンフィスト』をエグゾセミサイルズに痛烈ヒット。

 この『エル・ドミノス ドローンフィスト』、すごい技なんだけど、どこかで見た記憶が…あっ。

今、ヒーローたちのあいだで大空のデートが流行していた。テリーはナツ子と。ミートはマリちゃんと…

エル・カイト
エル・カイト

ハーイ、私と大空のデートをしたいひと~っ!

ドミネーター
ドミネーター

わたし、あなたとデートしたいわ…

エル・カイト
エル・カイト

ええ!

ドミネーター
ドミネーター

ねぇ~~~っ! もうちょっと高くとべないの~~~~っ?

エル・カイト
エル・カイト

ぜいたくいわんでください!

▲似てるよね(笑)?  ©ゆでたまご

 これだ…エル・ドミノスに、この姿が重なっちゃったんだ(苦笑)。いや~、エル・カイトが異常な低空飛行にならなくてほっとしました(笑)。

リーダーとナンバー2

 そして体勢が崩れたエグゾセミサイルズに対し、ドミネーターがゼブラ、エル・カイトがマリキータマンに絡みつき、それぞれが横方向にスライド。

 そこからゼブラとマリキータマンの脳天を激突させる『バーバリアンスカルイグニッション』で追い打ちをかけます。

 それはまさに、頭部と頭部を激突させることで火花を散らす点火装置(イグニッション)というイメージを抱かせるに十分です。もしくは目から火花が散る、という形での点火装置でもよいかもしれません。

 そんなKO必至の地獄技でしたが…なんとゼブラは倒れず、さらにはグラついたマリキータマンに、自身の肩を貸すという救出プレイを披露。

ゼブラ、またお前!

と、二度目の救出に驚くマリキータマンを横に

言ったはず…

一度認めた相棒は…必ずオレが守ると

とシビれるような啖呵を切るゼブラ! こんなことされたらマリキータマンはもう

惚れてまうやろ~~~っ!!

と叫んじゃいますよね(笑)?

 いや~熱い。とても熱いぞ、キン肉マンゼブラ! ファミリーたる仲間は、自分が盾となっても絶対に守るという熱すぎる情熱。

 こんなリーダーならば、そりゃもう部下はついていきますぜ! ただゼブラ、その情熱をなぜ技巧チームに与えることができなかったんだ(苦笑)!?

 そんな情熱シーンが不愉快なドミネーターは

ドミネーター
ドミネーター

ならばお前が犠牲になれーっ!

と、単独でトゲフィストを前に出し、ゼブラめがけて空中から落下。それを見たゼブラは

マリキータ、ここはお前の間合いだ。

あとは任せた!

と、アポなしで(笑)マリキータマンを勢いよく空中にホイップ。するとマリキータマンは

ああ、この距離感。

ドンピシャだ!

と、ゼブラの状況判断に大きく同意した上での

食らえ!

天道羽根抜刀ーっ!

で、ドミネーターの右腕を切り裂き次回に続く、です。

 …いいじゃないですか、エグゾセミサイルズ。今回の流れでまたもやタッグとしての進化のフェーズが進みましたよ。

あとはお前がなんとかしろいっ!

という感じの、ゼブラのぶっきらぼうな放任スローがステキすぎる(笑)。ただこれは

お前ならできるだろ?

という、マリキの実力を認めた上での信頼感の裏返しなので、読んでいてとても心地がいい。

 対するマリキさんも、突然放り投げられたにもかかわらず、パニックになるどころか

それイイね~~っ!

と、すぐに状況理解をする点が素晴らしいです。

 そんな感じで、今回はお互いがより阿吽の呼吸で動けるようになってきました。タッグの醸成フェーズを

  1. 信頼関係構築
  2. 阿吽の呼吸
  3. ツープラトン・フェイバリット

という、ホップステップジャンプの三段階とするならば、今回は1から2のフェーズに移りつつあるところ、といってよいでしょうか。

 とにかくですね、彼ら二人の互いを思い信頼し合う心、そしてアクション時での以心伝心ぶりが目覚ましいのよ。

ああっ、成長しているな、コイツら…!

と思いますもんね。

 そして特筆すべきは、彼らの役割分担がしっかりとしてきた点ですかね。

 チームリーダーはゼブラ。コンビの方向性と試合の大筋を組み立てる方針面はゼブラが担当。ナンバー2はマリキータマン。リーダーが見据える方向性と方針を、少ない言葉とちょっとした動きから瞬時に察知し、リーダーが想像しうる以上の動きで応える。

 少しオレ様タイプのリーダーは、相棒の120点の動きを見て気分が高揚し、さらに戦略策定と自身の動きがノってくる。

 そんなプラススパイラルの片鱗が見えた、今回のエグゾセミサイルズ。残すはフェーズ3、読者を驚かせるツープラトンのお披露目か!?

その他気になった点

 その他気になった点は

  • 「かつて誰も信用しなかった男」…松井さん、断定口調で攻めるねえ(笑)。
  • ハリケーンミキサー級のカチ上げ、サラブレッドアッパー!
  • エル・ドミノスのチームリーダーは、エル・カイトの方かな?
  • ドミネーターを盾にしても食らってしまう『テントウムシダマシ』
  • 虫けらだと? まだゼブラにも言われてないのに!
  • いや、あれは直接的な揶揄じゃなくて、人を蔑んだ間接表現だよ、マリキ。オレも含めた悪口さ。
  • じゃあお前と闘ったときの“虫けら”発言は?
  • あれは正真正銘の虫扱い…だな。だがお前となら、この先も…
  • …実家に帰らせていただきます。
  • ちょっと! 相棒! 相棒~~~~っ(汗)!!
  • 『バーバリアンスカルイグニッション』のイメージを、嶋田先生はどのように中井先生に伝えるのだろうか…?
  • ゼブラを狙って落下するドミネーターは、アポロンウィンドウロックをするスグルのフォームを思い出させる。
  • 今回の色男・マリポーサは1コマ登場。
  • 対するケンダマンは…なんと0コマ。背景にもならず…(泣)。
  • ひょっとして、帰宅できた(笑)?

 こんなところです。次回、エル・ドミノスの時間超人としてのアクションはあるのか…そしてケンダマンは無事に帰宅できたのか(笑)。楽しみですね。

 そんな背景、もしくは空気と化した(苦笑)ケンダマンを復習したい方はこちら↓からどうぞ。

 また、超人批評の最新版を読みたい方は、こちらのケビンマスクーその6(最終回)もよろしければどうぞ。“ケビンマスクとは何だったのか”について考察しております。

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コメント

  1. 式部省 より:

    散髪ネタは懐かしいですね。まあ「あんた、ヅラだから散髪いらんやろ」というツッコミが入りそうですが(笑)。
    ケンダマンが1コマも出てこないのは私も気になりましたね。エルドミノスだけなら生還出来たんでしょうが、仲間がいますからね。いてもいなくても気になるとは不思議なやつです。
    あと松井アナですが、マリキータマンが立ち上がってこられないと見ているのはなってませんね。今までの試合を見てなかったのでしょうか?

    • アキラ アキラ より:

      式部省さん、こんにちは。

      最近YouTubeで見て笑いましたよ(笑)。存在はアメトーークで知っていたのですが、実際にストーリーとつなげてみると…(笑)。
      ケンダマンが消えたのは、ゆで先生ご自身が気づいていない可能性も高いです(笑)。あと松井アナはまだまだキャリア不足、ということで(苦笑)。

  2. uzuki より:

    今回はエグゾセのターンでしたね
    おかげでマリポーサが背景になっちゃいましたが
    次回はエルドミのターンでツープラトンお披露目、といったところでしょうか
    時間能力を絡めるのか温存するのか…気になりますね

    • アキラ アキラ より:

      uzukiさん、こんにちは。

      一度時間超人の特殊能力を披露→二人で攻略→返す刀でツープラトン→勝利

      なのかな、と予想しています。

  3. MK より:

    アニメでハリケーンミキサーの三発目に散髪、が入ったところ、ここでこう来る?と私も見ていました(笑)
    ゼブラの持ち味とマリキータの真骨頂が出始めましたね。これがコンビネーションになっていくとまた面白いですね。
    ですがエル・ドミノスも回を重ねるごとに難易度、ダメージ度の高いコンビネーションを出しているのでまだまだ一進一退ですね。

    • アキラ アキラ より:

      MKさん、こんにちは。

      散髪、面白かったですよね。おっしゃる通り、エル・ドミノスもまだ全能力を出しているわけではないので、これからまた大きな展開がありそうです。

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