【認識しない、読み込まない】ブルーレイディスクのレンズ清掃に挑戦。

オレ流近況報告-2021年
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 長年愛用してきたブルーレイハードディスクレコーダーですが、最近ブルーレイディスクを読み込めなくなってきました。

 ディスクを入れても延々と回転を続けるだけで、認識しないし読み込まない。最終的には“このディスクは操作できません”とアラートが出る始末。

 経年劣化かな~と思い、いつ購入したかを調べてみると…

2009年9月23日(水)
購入してしまいました、ブルーレイのハードディスクレコーダーを(笑)。録った番組をワンタッチでPSPに転送できる、SONYのBDZ-A950です。狙っていたA750よりもHDDの容量が多い、上位バージョンを手に入れることができました。

旧オレ流ホームページより引用

なんて記録が出てきました。

 なんとちょうど12年前です。なるほど、干支が一周すれば不具合くらいでるよな(苦笑)。仕方ないか。しかし当時の文章、興奮と嬉しさがにじみ出ていますね(笑)。

▲SONYのBDZ-A950

 さて、どうしようか。HDDは生きているので、普段使いはできなくはないです。

 しかしブルーレイディスクに録ったコンテンツが見られないのと、今後保存したいコンテンツがダビングできない、という縛りがきついですね。HDDの残り容量もだいぶ少ないし…。

 というわけで、自力修理にチャレンジです。前に掃除機を自力リペアして寿命を延ばした経験があるので、ちょっとやってみようかなと。

 ディスクが認識されないトラブルというのは、レンズを清掃をすればたいがい直るらしいです。

 ただ巷で販売されている、ディスク型のクリーニングキットを使うのはあまり推奨されていないです。説明書にも“やめてくれ”と書いてありますからね(苦笑)。

▲これ系のやつですね。

 ですので、今回はレコーダーの分解、そしてピックアップレンズの直クリーニングにチャレンジです。もしこれで復活しなかったら、買い替えも視野に入れる、という意気込みです。

 まあ直ったらラッキー、って感じでしょうか。

 さて、それではさっそく分解作業に入ります。まずはレコーダーの“ガワ”を取り外していきます。

 左右についているブラックのサイドカバーは、背面のネジをとってスライドさせると取れます。

 片方が取れました。うわぁ~、ホコリがずいぶんと溜まっているなあ…ついでだから掃除機で吸えるところは吸ってしまいます。こんなチャンスめったにないですからね(笑)。

 そして上部のブラックカバーも、ツメのかみ合わせをスライドさせて解除し、取り除きます。そのあとむき出しになった金属のカバーも、ネジをすべて外して…はい、完全オープンでございます。

 軽~い感じで書いていますが、初めてのことなので実はけっこうドキドキです。ネジをなくさないようにとか、どのネジがどこのネジかとか、一応区別できるように気をつけて保管しながら行いました。

 しかし…内部もけっこうホコリが溜まっていましたよ。なんでホコリってこんなに溜まるんだろう? ホコリが溜まらないシステムを発明できたら、ノーベル賞確実なんじゃないかと思ったりしますね(笑)。

 ちなみに清掃対象のブルーレイディスクドライブは、中央の箱です。

 こいつの上蓋をオープンし、レンズの清掃をしたいのですが…困ったな、この状態だとカバーオープンができません。

 構造上、このドライブを基盤から取り外し、分離させて初めてその作業ができる仕組みになっているようです。

めんどくせぇ…

と、一度心が折れかけました。

 気持ち的には外科医が手術で患者を開腹したものの、思った以上に癌の転移が激しいことがわかり、手がつけられず

…閉腹。

と決断をするようなイメージです。

 ぶっちゃけコネクター系を取り外して分解…までは考えていなかったんですよ。元に戻す自信がないんで(笑)。

 でもここまできたらやれるところまでやってみようと、気持ちを入れなおしました。まずはドライブを引っ張り出せるように、前面のカバーを取り外します。

 さて、ここからドライブと基盤をつないでいるコネクターや電源を取り外します。その際、どのコネクターがどこにどんな向きで差し込まれていたのかを写真に撮り、あとで確認できるようにしながら作業をします。

 無事にドライブの分離に成功しました。気分は患部を摘出した外科医です(笑)。そしてドライブのカバーを固定しているネジをとり、中身をオープンです。

 やっと出てきました、ピックアップレンズです。レンズは上下に二つ、並んでいます。一つがブルーレイ用、もう一つがDVDとCD用ですね。青い方がブルーレイ用かな?

 これを無水エタノールで浸した綿棒でやさしくナデナデしてあげます。力を入れてゴシゴシは厳禁らしいです。

 ただ綿棒がみるみる黒ずむような変化があるわけではないので、本当にきちんと汚れが取れているかは、よくわかりませんね。信じるしかないです(笑)。

 ちなみにこの無水エタノールは、ファミコンカセットの端子部分を清掃する際の必須アイテムらしいです。私は今回のために、初めて購入しましたけどね。今度カセットも掃除してみよう。

 そしてドライブに再度コネクターを接続し、読み取りテストです。また分解する可能性もあるので、組み立て直さずに仮置き状態で電源等を接続し、スイッチオン。なかなかシュールな絵面です(笑)。

 一度電源を切ると、再起動に時間がかかるので、立ち上がるまでしばし待ちます…よし、起動したので、ブルーレイディスクを挿入します。なかなかにドキドキする瞬間ですよね。

さあどうだ。読み込め、頼むから認識してくれ…!

と、祈る気持ちで清掃の成果を待ちます…待ちます…待ちます…まずい、ディスクの回転が止まらねえ。結果…。

 わぁ~~お。復活ならず、かい。“CAN’T USE”なんて力強い意思表示つきですよ。ここまでやってこの結果は厳しいなあ。

 とりあえずもう一度レンズを拭いてみようと、電源を落としてドライブを取り除きます。その瞬間軽い感電発生。マジか。こんな仕打ちまで受けるとは。皆さんも電気機器の分解時は気をつけましょう。

 さて、一縷の望みにかけて、二度目の無水エタノールナデナデの儀式です。やや念入りにそれを行い、満を持してのセカンドトライ時に…事件は起きました。

…通電してくれねぇ…

 そうなんです。レコーダーは電源をつないでも、うんともすんとも言ってくれなくなりました。

え? 何で? 何が起きたの?

と、いろいろとチェックをしてみたんですが、原因らしい原因が何も見当たりません。

 いや~、まいった。修理しようとしたのに、逆に完全に息の根を止めてしまうという体たらくです。外科医だったら完全に遺族から訴えられてますよ(苦笑)。

 というわけで、強制的に買い替えしか選択肢がなくなりました。いや~、逆にわかりやすくていいね、ウン! クヨクヨなんてするもんか(苦笑)。

 ただハードディスクに保存されていた多数の『ゲームセンターCX』が、完全にお蔵入りというのはけっこう辛いかな。ま、仕方ないか。

 では次回は気を取り直して、新機種ブルーレイディスクの選別、購入をレポートしたいと思います。ではまた。

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