今週のキン肉マン第372話-新たなる超神の正体!!

今週のキン肉マン
スポンサーリンク

 バベルの塔5F特設リングに到着したキン肉マン、ウォーズマン、バッファローマンの3人。するとウォーズマンが、自分の不甲斐なさを払拭したいと闘いを志願。熱い思いを胸にリングイン――!!

【注意】
この記事には
作品の感想が記載されています。
場合によっては
意としないネタバレとなりうるため、
読み進める場合には
十分ご注意ください。
また、著作権保護の見地から
この記事をご覧いただく前に
①Webサービス版
②紙媒体の購入
等でオリジナルの作品を読み終えてから
以下の記事を読み進めることを
お勧めいたします。

誉めるの? けなすの?

 リングインしたウォーズマンに奇襲をしかけた超神は、“維新の神”オニキスマン。そのフライングボディアタックをウォーズマンはガッチリと受け止め、マットに投げ捨てます。

 そして間髪入れずギロチンドロップを落とすも、オニキスマンはそれを片手で受けて持ち上げ、

なかなかやりおる

とひと誉めしたあと、コーナーに投げつけるという荒業を披露。そして今度は

とんだポンコツだ

とウォーズマンを侮蔑します。ん? 誉めるの? けなすの? どっち(笑)?

似ている特性

 そんなしょっぱなから支離滅裂感のあるオニキスマンに対し、背後から必殺の『スクリュー・ドライバー』を繰り出すウォーズマン。

 しかしオニキスマンは自身の右手甲を鋭角な刃物に変形させ、ほぼ『スクリュー・ドライバー』と同型の『オニキスパルバライザー』でそれを迎え撃って見事に迎撃。

 ウォーズマンは自慢のベアクローをひん曲げられ、空中に浮かせられると、オニキスマンはさらに追撃のブレーンバスターをウォーズマンに炸裂させます。

 う~ん、ほぼほぼ同じ技を出してきましたよ、オニキスマン。ちなみに“オニキス”とは、宝石としても扱われる装飾用の石ですが、語源はギリシャ語の“爪”のようです。

 つまりこのようなクロー攻撃は、彼の名前とリンクしているということですね。ですので“オニキスマン”は“クローマン”と言い換えることもできそうです。

 スグルはファイティング・コンピュータと呼ばれたウォーズマンが、こんなに後手に回ることについて疑問符を投げかけます。

 それについてはウォーズマンは

オレも先読みをしているが、ヤツはさらにその先まで読んでくる。とてもやりにくい相手だ。

と、自身の強みである予測能力において、相手の方が上回っていることを口にします。

 ここまで読み進めていくと、オニキスマンはそのキャラ特性において、ひじょうにウォーズマンと被っていることが見てとれます。

  • 黒光りヘルメット系の外見
  • 肌の色
  • スクリュー・ドライバー的クロー攻撃
  • 先読み予測能力

 この流れでいくと、おそらくオニキスマンは…ロボ…超…ということをうっすらと感じていると、やはりそうでした。

ロボ超神、生誕

 ウォーズマンがオニキスマンの左肩当てをベアクローでえぐると、その中からは機械組織が。それを見たウォーズマンが

お前もロボ超人…半分機械の身体なのか⁉

と質問すると、

ロボ超人ではない。ロボ超神だよ。

という秀逸な答えが(笑)。いやホント、このやりとりについては声をあげて笑わせていただきました(笑)。

 ここに作品史上で新たな言葉が生まれたわけです。ロボ超神、ですか。“超神”という言葉が初めて出たときは、

いいね! 悪くないじゃん!

と思ったものです。

 今回はその“超神”という言葉に、新たな活用形が生まれたわけですよ。すごい瞬間に立ち会ったものです。つまり今後

  • 正義超神
  • 悪魔超神
  • 完璧超神
  • 完璧超神始祖
  • 超神オリンピック

というような派生形が生じる可能性がじゅうぶんにある…わけないよね(苦笑)。

トドメのキャラ被り

 そしてキャラ被りのトドメは、オニキスマンがウォーズマンのフェイバリットである『パロスペシャル』にそっくりな技を繰り出したことです。そして次回に続く、ですからね。目が離せないじゃあないですか(笑)。

 これらの流れを見るに、今回のウォーズマンは“鏡に映った自分”と闘う試練を、ゆで先生から与えられたことになります。

 この闘いのテーマが彼の言う

正義超人リーダーとしての不甲斐なさ

という自己評価に対し、どのような克服劇となっていくのかが見ものです。

 個人的にはこの闘いは“ウォーズマンが自分自身に打ち勝つことによる成長”を目的とし、そのアバターとしてオニキスマンがあてがわれたのかな、なんて感じています。

 というのも、オニキスマンの異名が“維新の神”だからです。

 “維新”とは“いろいろなことが改革されて、みな新しくなること”らしいので、ニュー・ウォーズマンを目指すならば、それなりに方向性が合っているような気がするんですよね。

 ですので、オニキスマンを通して自分自身の弱さや足りない部分に気づき、それらを克服して晴れて真の正義超人リーダーとなるのかな、なんて。

 そしてその有様をロビンマスクに認められて、最後には『タワー・オブ・バベル』の実現へと…すみません、『タワー・オブ・バベル』は無理やりです。でもまだあきらめていないんだよう(苦笑)。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • 屋上にいるヘリは、バベルの塔の最上階に何があるのかわかるんじゃないかと思うんだけど。
  • オニキスマンの装甲はすべてオニキスなのかな?
  • ベアクローは左手、という不文律は、もうなくなったのかな?
  • オニキスマンは下天の際に、なぜに機械を混ぜ込んだのだろう?

 こんなところでしょうかね。

楽天ブックス
¥484 (2022/01/04 11:03時点 | 楽天市場調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

コメント

  1. uzuki より:

    オニキスマンの正体はミハイルマンかと一瞬思ったんですけど
    ・クローの形が違う
    ・性格が違う
    何より
    ・自爆して死んだロボ超人を神にする理由がない
    という事でオニキスマン=ミハイルマン説は自分の中で消滅しました
    父vs子ってのは同属性対決より燃えるんですけどねぇ

  2. ( 雨) より:

    更新ありがとうございます

    オニキスマンはミハイルマンが受けた改造超人手術の元になった神で、その為ミハイルマンやウォーズマンと似た部分があると思っています

    思考回路も近い部分がある分普通に戦っては先を読まれ続けると思うので、師匠からの教え(ロビン戦法)等を駆使して戦って欲しいですね

  3. アキラ アキラ より:

    みなさん、こんにちは。

    なるほど~、父親であるミハイルマン関連説がありましたか~。
    たしかに何か似ている雰囲気はありますよね。
    もしミハイルマンだとしたら、

    ・自分超え
    ・父親超え

    の2点が、一気にクリアできる可能性がありますね。

タイトルとURLをコピーしました