今週のキン肉マン第366話-発心の鎧!!

今週のキン肉マン
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 各陣営が独自に動き始める中、ロビンマスクとネプチューンマンもキン肉マンたちと別行動を取ることに。そして、いち早く2Fのリングにたどり着いた二人を待ち受けていたのは、まさかの武道―!?

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剣道スーツの真意

 またもやゆで先生の仰天サプライズに翻弄された私たちですが、同じようにネプチューンマンも仰天されています(苦笑)。そして

なぜお前はそんな装束をつけている!?

と、いつもながらのド直球質問をするネプチューンマン。いいぞ、ネプ(笑)。

 これに対する超神の答えは、

この装束は慈悲の神が扮した、ストロング・ザ・武道のオリジナルコスチュームではない。

と、衣装の意匠(笑)について、ザ・マンに占有権がないことを主張します。ということはつまり…?

これは古式ゆかしき“発心の鎧”。神が襟を正し、何かを一心に取り組む際に身に纏う正装。

 でた~っ、神々の公式コスチューム説! 宮廷行事での衣冠束帯いかんそくたい、婚礼の儀での十二単じゅうにひとえ、内閣発足時でのモーニング、みたいなものでしょうか。前回の予想、少しだけかすった(笑)?

 しかし…すごいな、剣道装束の出世ぶり。デザインを発案した愛媛県の三谷和弥くんも、まさか自分が考えた元ネタが、神の正装にまでなるとは予想だにしなかったでしょう(笑)。まさに40年後のサプライズ!!

 でもなんで神様たちは、このデザインを気に入ってしまったのだろう? なにせ“天地創造の時代より天界に伝わる古式ゆかしき発心の鎧”とまで言っていますからね。もう“剣道男”なんてバカにできませんよ(笑)。

 となると、今回の下天においては、12人の武道が整列する可能性もあった、ということです。全員が“発心の鎧”の正装を選択すれば、ですけどね。もしそうしていたら、それはそれでさぞかし壮観な眺めだったろうなあ(笑)。

夢の伏線

 そんな新たな事実が解明されるも、当のネプチューンマンは

見慣れているだけに目障り極まりない

と、まずはその防具を剥がすことを当面の課題とします。

 話は昔に戻りますが、『夢の超人タッグ編』において、マシンガンズに武道の面をボロボロに割られ、正体がバレたネプチューン・キングに対し、

さあネプチューン・キングよ、早く仮面マスクをつけてください

と、ネプチューンマンが素敵すぎる無茶を言ったのを皆さん覚えているでしょうか?

 突っ込みどころが多くて、当時はそのセリフに

そりゃ無理だよ、ネプチューンマン…

と失笑してしまったのですが、もしこれが“古式ゆかしき正装”という事実を、当時のネプチューンマンが知っていた上での

さあネプチューン・キングよ、早く仮面マスクをつけてください

(由緒正しき正装ですよ!! 恐れ多いですよ!!)

だったとしたら、すごい伏線だったなあと、個人的に夢見てしまいました(笑)。でもネプはその事実は初耳だったようです。残念(笑)。

超神はザ・マンの知己?

 そんな私の妄想をよそに、試合開始のゴングが鳴り、早くも『審判のロックアップ』です。この実力査定で超神のたしかな力を感じたネプチューンマンに対し、武道は気になることを口にします。

お前たち完璧超人が、ザ・マンの目指した“完璧”をどれほど体現しているものか。

そもそもザ・マンがどういう気持ちでこの発心の鎧を身に纏い続けたのか、真に理解しているのか。

といった発言です。

 この発言内容だと、彼はザ・マンとはかなりの知己のような印象を与えます。それこそザ・マンの理想を隅から隅まで共有しているというか。

 さらに言えば、ザ・マンが理想としつつも、思うようにいかないギャップすらも、ミリ単位で理解しているような感じです。

 つまりザ・マンの側近たるネメシスやネプチューンマンですら理解していない、ザ・マンの悩みを我がことのように憂いているというか。

 それこそザ・マンの理想に至っていない弟子たち(完璧超人の面々)、そしてそれに気づかない彼らにイラついている、と言い換えてもいいかもしれません。

お前ら、ザ・マンの気持ちも知らずにのほほんとしてるんじゃないよ。

と、現役世代に苦言を呈しているといった感じでしょうか。

 もしそうだとすれば、ネメシスやネプチューンマンにとっては、痛恨の極みですよね。とくにネメシスが知ったら、その不甲斐なさへのダメ出しにいたく傷つくかもしれません。彼、真面目君だから…(苦笑)。

意外と早かったブロークン・ボディ

 そしてロックアップに力が入っていくと、早くも“発心の鎧”が裂けはじめ、超神の本当の姿が露に。あれ…? 意外とすぐに正装取れちゃうのね(苦笑)。

 この鎧を剥がす、というテーマで、もう少し攻防があるかと思ったんですけど…それこそ『夢の超人タッグ編』における、ロビンマスクの“ネプチューンマン = 喧嘩男”の正体暴き、みたいな。

 それに気力と体力を費やし過ぎちゃって、本来の勝負がどんどん不利になる、なんて心配もよぎっていたんですけどね。大丈夫でした。

 しかし“古式ゆかしき正装”の扱い、けっこう雑…(苦笑)。あんなに木端微塵になって大丈夫なのでしょうか。皇室に例えたら、十二単が“バリバリバリ”ってイメージですよね? バチ、当たらないのかな? まあ天罰バチを与える当人(神)だからいいのか(笑)。

超神の正体

 そして中から登場した超神は…“禍福の神”リヴァイアサン! そのフォルムは特撮ヒーロー系です。個人的にはドラゴンボールのフリーザが頭をよぎってしまいました。なんかパーツのデザインが似てません?

 顔は…ガンダムですよね(笑)? 口の“への字二重奏”が強烈にその類似性を醸し出します。目も同系統ですけどね。あと動力パイプがザクっぽい(笑)。

 なんだろうな、カッコいいはカッコいいんだけど、何か借り物感が漂う、エセヒーロー系にも見えます。これにキャラと心が伴ってくれば、また違って見えてくるのでしょうけど。もう少し時間が必要なデザインですね(苦笑)。

 そして神としての名前は“禍福の神”だそうです。“禍福”…日常ではあまり使わない言葉です。意味は“わざわい”と“しあわせ”の両方ですね。両極の振れ幅がある名前です。

 その名の通り、彼は

リヴァイアサン
リヴァイアサン

地上の超人どもに与えるべきは、禍福のいずれか。

その答えを求めて下天した。

と発言しています。

 つまり彼は、超人という種が真に必要か否かを、自分自身で確かめるために下天してきた、ということになります。

 となると、ネプチューンマンはこの闘いで意地でも“超人の必要性”を証明しなければなりません。逆に言えば、リヴァイアサンに“しあわせ”を選択させることができれば、彼は超人に理解を示すキャラとなり得る、とも言えます。

 特に彼には冒頭でザ・マンのよき理解者のようなフラグが立ったので、超人の必要性を認めさせてしまいさえすれば、心強い超人の味方になり得るキャラ、ともいえそうです。このあたり、とても大きな闘いのポイントとなりそうですね。

過去に吐いた唾が返ってきた

 そしてその実力は大柄なネプチューンマンを軽々と持ち上げるパワー、ギミックを使ったスピード感、ドロップキックや顔面ウォッシュ、そしてソバットといった華麗な飛び蹴り技を披露。体がでかいわりには、なかなかのアクロバティック感です。

 そんなリヴァイアサンになす術のないネプチューンマンに対して

リヴァイアサン
リヴァイアサン

試合の最中に敵に背を見せるものを、神の世界では完璧とは呼ばん!

と、説教まで行う始末。立ち上がりは完全に超神に持っていかれました。

 この“背を見せるな”という戒めですが、ネプチューンマンが初登場した際、制裁を科すケンダマン、スクリューキッドにはなった言葉とまるっきり同じで、なにやら因縁を感じますね。

 今度はネプチューンマンがその立場になってしまったという、なんとも皮肉めいたシーンを形成してしまいました。

 ただ今回の試合は、超人博士たるロビンマスクがセコンドについている、ということが、何気に大きいと感じております。

 要所要所でロビンの助言を得ることができるので、ネプチューンマンにとっては心底頼りにできる味方だと思いますね。もしこれでネプチューンマンがロビン戦法を使おうものなら、かなりの胸熱シーンが期待できますね!

 そして、神の正装にまで出世した“剣道スーツ”を復習したい方は、こちらもどうぞ。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • 超神の笑い声は「ギロギロギロ」。
  • 発心の鎧の説明時のポーズは“トゥース”に見える(笑)。
  • 『審判のロックアップ』直前の絵は、『完璧超人始祖編』の再放送に見える。
  • リヴァイアサンがスマートなだけに、発心の鎧の“胴回りのふくよかさ”がどこに消えたのか気になる(笑)。
  • けっこうピリピリと薄皮な発心の鎧(笑)。
  • 肩のクレーターはちょっと気持ち悪いな。
  • リヴァイアサン、昔のロビン一族にいそう。
  • ちょっとオカダカズチカも感じる。

 こんなところでしょうかね。

 今週の週刊プレイボーイでは、『キン肉マン総選挙2021』の結果が掲載されています。なかなかに興味深いですよ。そして29位となった超人は…なんとあの超人でした(笑)。

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コメント

  1. ターキー より:

    完璧超人になってから(多分)タッグ戦しかしてないネプチューンマンの、ヘルプ癖発露(苦笑)

    こりゃ、ネプチューンマンマスク外して喧嘩男として戦うしかないですな、初心に返るという意味でも
    (個人的にはそれもアリと思ってる)

  2. uzuki より:

    リヴァイアサンのデザインは個人的にはがっかりでしたね
    いやかっこいいんですよ?
    でも武道のインパクトとシンプルイズベストなかっこよさの前には
    正直霞んで見えるというか
    実はこれも鎧か何かで三番目の姿を隠してるとかないかな

  3. 柩幸 より:

    リヴァイアサンと言えば大罪の一つ『嫉妬』を司る悪魔ですよね。
    何故神がそんな名前を。
    サタン様に付いたりしないですかね?(笑)
    何処と無く外見も、足のギミックも二世の超人っぽいんですよね……。
    これもオーバーボディで、中からリヴァイアサンらしい海蛇型や魚型の超人が出てきそうな気がします。
    マイルドマンが出てきたら個人的には御祭になりますが(笑)
    長州力さんの超人が採用された読者応募超人発表の時に、ザ・ベヒモスと言う超人がいましたが、伝説ではリヴァイアサン&ベヒモスが神を除けば最強の生物らしいので、ザ・ベヒモスも採用され登場しそうな気がします。

    ……となれば、三位一体、リヴァイアサン、ザ・ベヒモス(が仮に採用されるとしたら)ジズと言う超人を応募すればワンチャン……。

  4. MK より:

    キン肉マン総選挙の結果が出ましたね!私は好きな超人部門にキン肉スグル(肝心なところは主人公になる)、ロビンマスク(根強い人気)、ジャスティスマン(また活躍が見たい)の3名に入れました。またカムバック賞にレオパルドンに入れました(3位でした)。やや手堅かったかな?
    リヴァイアサン登場しましたね!私的には膝と肩にギミックがありそうですが肉体的な技の引き出しが多そうで良いと思います。すぐに武道装束が剥がれましたが(リヴァイアサンが見せた幻のような感じもしましたが)ネプチューンマンの動揺を誘うのが目的だったような気がします。
    お互いにこれからどう試合を作っていくかじっくり見たいと思います。

  5. アキラ アキラ より:

    みなさん、こんにちは。

    リヴァイアサンのデザインについてはいろいろな感想が出ていますね。個人的にはスマートだと思うのですが、いかんせんガンダム感がすごいです(笑)。

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