今週のキン肉マン第410話-苦闘の立ち上がり!!

今週のキン肉マン
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試合の主導権を握るべく、奇襲を仕掛けたバッファローマンだったが、ザ・ワンに軽く返されてしまう。さらに自慢のパワーを生かし、サイドスープレックスを仕掛けるも、逆に投げ返されてしまい…。

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激震! キン肉マンアニメ化決定!

 すみません、本編に入る前に、一言言わせてください。

祝! キン肉マン新アニメ制作決定!!

 いや~、『キン肉マン81巻』『キン肉マンジャンプVol.4』発売と同時にリリースされた、衝撃のニュース!!

 朝起きたらTwitterのトレンドに“キン肉マン”が載っていたので、中身を見たらこれですからね。ホント、ビックリしましたよ。

 まだ詳細がわからないので

  • 地上波? ネトフリ? アマプラ?
  • どのシリーズのアニメ化?
  • 声優は? 神谷明氏起用?

といった、皆さんが一番知りたい点についてはまだ明らかにされていません。でも全国のキン肉マンファンにとっては、とてもめでたいニュースであることは確かですよね。個人的には

どのようなタッチでアニメ化されるのか

という点にも注目しています。つまり

  1. 原作忠実のタッチで余計なことはしない
  2. 初代のアニメのように、随所にギャグを挟み込む

のどちらなのかな、と。

 正直どちらも魅力的です。1はまさに中井画伯の絵のクオリティがそのまま動画になるようなイメージで、物語やキャラのセリフも原作忠実。

 素材の良さをそのまま生かして味付けは塩コショウのみ、みたいな(笑)。

 2は…子どもが生まれる以前だったら、選択肢には上がらなかったでしょうね。逆に

余計なことしないでよ~

と不満に思うかも。アニメ化される部分が、完璧超人始祖編からだった場合は特に。

 でも思うんですよ。『キン肉マン』のアニメって、ちびっ子が楽しめるからこそ『キン肉マン』なのかなって。

 ほら、先日アニメ化40周年記念で、キン肉マンの劇場映画『大暴れ!正義超人』が放送されたじゃないですか。

 そこには子どもウケするギャグが随所に散りばめられていて、おそらく映画館ではちびっ子の笑い声がこだましていたと思うんです。

 そしてそのちびっ子たちが大人になったときに

キン肉マン、めちゃくちゃ面白かったんだよ

という、素晴らしい記憶としてよみがえる。そこにキン肉マンという作品をアニメにする醍醐味があるのかな、と。

 そして昭和の時代と大きく違うのは、ちびっ子のお父さん、お母さんもガチでキン肉マンが好きであるご家庭も相当多いということ。

 つまり親子全員で心からアニメを楽しむというご家庭が存在するわけで。このなんとも幸せな光景に、とても魅力を感じてしまうんです。

 となると、完璧超人始祖編以降の原作に忠実だと、ちびっ子にはちょっと難しい。

 ですので、物語をわかりやすく解説したり、緊張と緩和の緩和を担当するキャラクターやギャグが入った方がいいのかな、なんて思うんですよね。

 もちろん完璧超人始祖編にキン骨マンやイワオちゃんを入れるのに無理があるのは百も承知なんです。

 でもちびっ子の笑い声がリビングに響く、楽しい家族のだんらんを見てみたいんですよね~。

▲こんな光景、よくないですか?

 あとあれです。80年代にあふれたような、ちびっ子向けのキン肉マングッズやおもちゃ、そしてオマケつきのお菓子がたくさん販売されるといいなあ、なんて(笑)。

 せっかく二世代で観られるコンテンツなんだから、大人だけが深夜帯に楽しむのではなくて、できればスーパーやおもちゃ屋や文房具屋にキャラクターグッズがランナップされるような光景が見たいんですよね~。

▲昭和の盛り上がりがまた見たいなあ

 でもハイクオリティな大人のアニメもすごく捨てがたいし…(汗)。

 いずれにせよ、贅沢な悩みであることには変わりませんね(笑)。次の情報のリリースを楽しみに待ちたいと思います。

長角と聖杖

 さて、本題に入りますね。

 ザ・ワンの何をも動じぬ闘い方の犠牲者となり、早くも吐血したバッファローマン。しかし笑みを浮かべて次のターンへと入ります。

 このあたり、まだ

ひっ…ビッグ・タスク!!

といったような恐れ具合が生じていないので安心です(苦笑)。

 ただ…この数分後には、ガッツリと恐怖を植えつけられているかもしれないわけで。そしてザ・ワンにはそれ可能にする凄味と力がありそうです。

 そんなことが起きないよう祈っていると、バッファローマンは足で地を蹴る例のムーブに。早くもあのフェイバリットが繰り出される…!

 と同時に、脳内で

ダメよ~ダメダメ!

今の流れだと、それがどう無残に返されるのか…という予感しかない!!

と、懐かしのエレキテル連合が再生された方も多いのでは(笑)? ゴメン、いないね、うん。私だけだ(笑)。

 そして彼のフェイバリットである『ハリケーン・ミキサー』を

ザ・ワン
ザ・ワン

技らしい技を出してきたか。

私も応じてやらねばな

と、己の両角で真正面から迎え撃つザ・ワン。そして両者の強大なパワーがリング中央で大激突。

 その姿はF1好きな私から言わせると、レッドブルのトレードマークそのものです(笑)。雄々しい二頭の雄牛がド迫力の激突ですね。

▲F1もよろしく!

 そして正面から腕組みも解かずに迎え撃つザ・ワンを見ていると、この角にとても自信を持っている様子が見てとれます。それはやはり彼のアイデンティティなのかな、と思えるほどに。

 となるとやはり…彼がバッファロー一族と何かしらのご縁があるように勘ぐってしまいますね。

 そんな二頭の闘牛のぶつかり合いの結果は、1000万パワーの雄牛の方が高々と持ち上げられ、空中に舞う結果に…まあ予想通りなんですけどね(泣)。

 そしてザ・ワンは己の角を“聖なる杖ホーリーロッド”と口にしました。ロングホーン、ビッグタスク、エルクホルン等に続く、突起物の固有名詞が増えた形となります。

 ホーリーロッドかあ…少しファイナルファンタジー的なRPG臭がしますが、ザ・ワンが神であることを考えると、アリな名称かもしれません。願わくは

ひっ…ホーリーロッド!!

とならないことを祈ります(苦笑)…てゴメン、バッファローマンファンの方々、ほんとゴメン。もういじらないからさ(笑)。

腕組みとモンゴリアン

 そして空中に木の葉のように放り投げられたバッファローマンは、重力の法則で落下し、なんとザ・ワンのホーリーロッドに串刺しにされるという衝撃シーンが。

 これエグいな。キン肉マンvsバッファローマンの、終盤でバッファローマンがスグルにロングホーンを突き刺したシーンを思い起こさせます。

 そう考えると以前自分が行っていたことを、逆にやられてしまった、というシーンにも見えてしまいますね。

 そしてザ・ワンはそこから間髪入れずBTボム、もしくは通天閣スペシャルのような形の『ミザリースタンプ』で、バッファローマンを強烈にマットに打ちつけます。

 ここで思わず吉貝アナも

これはエグい~~~っ

と実況してますね。仲間だ(笑)。

 しかしこんな悶絶技を受けてもバッファローマンの闘う姿勢は崩れず、すぐにビッグブーツで反撃。これは賞賛に値しますね。

ひっ…ホーリーロッド!!

となるより、100倍マシです。

バッファローマンファン
バッファローマンファン

アキラさん、もういじらないって言ったじゃないかよっ!!

 …すみません、舌の根も乾かないうちに速攻いじってしまいました。ゴメン、嫌いにならないで(苦笑)。

 ただそんなバッファローマンの前向きな姿勢を

ザ・ワン
ザ・ワン

勇猛果敢。

いい攻めだ

とザ・ワンは賞賛しながらも

ザ・ワン
ザ・ワン

しかし神にとってはハッタリ。

何ひとつ通用しない

と、カウンターのビッグブーツで迎撃します。

 うわ~、困ったね、これ。しかも腕を組んだままだし。

 AEWというアメリカのプロレス団体に、オレンジ・キャシディというレスラーがいるんですけど、この選手って、ポケットに手を突っこんだままプロレスするので有名なんですよ。何やらそれを思い出してしまいました。

▲1:53からが彼の真骨頂です。

 ただ個人的には彼のファイトスタイルは

事故が起きそうで危ないな~

やめた方がいいんじゃないかな…

という心配が少し頭によぎるんですけど、このザ・ワンの腕組みしたまま戦闘スタイルには、まったくそういった危険さを感じません。それどころか

とんでもねぇ実力者だな

という印象を受けるのだから不思議なものです。あ、ゴメンね、キャシディ(苦笑)。

 裏を返すと、それだけこのザ・ワンという超神の、強さに対する説得力があるってことで。正体を現してわずか3話目でこの印象づけは、素晴らしいアピール力だと思いますね。

 そしてここからは、ザ・ワンが己の強さを思い知らせるプレゼンタイムでした。強烈なモンゴリアンチョップからの変形チョークスリーパーである『エクソシストチョーク』へ。

 ここで超神の大将たるザ・ワンが、モンゴリアンチョップという、ややコミカルな技を繰り出したのはかなり意外でしたが、耳を削ぐが如くの強烈さに、コミカルさは完全に吹っ飛んでしまっています。

 このあたりのゆで先生の技のセレクト、やはり唸ってしまいますね~。そこに

強烈に見えづらい技を敢えて使って強烈さを表現する。

だからこそキャラの凄味が増すんだよ

とでも言いたげな、ゆで先生なりの表現テクニックを垣間見た感じがします。

 そして拷問技の範疇に入るかと思われる『エクソシストチョーク』。まるでキャメルクラッチとチョークスリーパーが合体したかのような…。

 これ、もし“超人募集”じゃなくて“必殺技募集”なんて企画があったとしたら、二人のちびっ子のはがきに描いてあった技が合体して採用されたに違いないですね。

 それこそイチバンマスクとハルクマシーンが合体してできたネプチューンマンのように(笑)。そして

エクソシストチョークは

山梨県の山田くんのキャメルクラッチと、長崎県の海野くんのチョークスリーパーを合体して作りました!

なんていうゆで先生のメッセージが誌面に載ってるんですよ、きっと(笑)。

▲こんな企画があってもいいね(笑)

心を折るという日常業務

 そしてこの絶望的な流れの中での、ザ・ワンの語り口がまた彼の凄味を増しているんですよね~。

ザ・ワン
ザ・ワン

希望を持って繰り出した反抗策をひとつひとつ摘み取って潰していく

ザ・ワン
ザ・ワン

心とはこう折っていくのだ

ザ・ワン
ザ・ワン

そしてお前はいつしか思う。私には勝てないと

ザ・ワン
ザ・ワン

その時がくるまで私は攻め続けるのみ

 お、恐ろしい! 相手の勝機や希望をジワジワと奪い、あまつさえ逃げ道すらも潰してしまわんとするような、淡々とした攻め口。

 それは彼にとってはまるで日常の業務のようでもあります。業務的な視点でこれをやるという行為に、彼の凄味をますます感じてしまうんですね。やり方が少しジャスティスマンを彷彿とさせるかな?

 そしてバッファローマンは完全に失神。総合格闘技だったら、ここで敗北ですね、バッファローマン。

 しかしダウンカウントが唱えられる中

こんなもんでやられはしねーよ。闘いはまだ…始まったばかりだぜ!

と、ザ・ワンの潰し行為に屈しない精神力をみせて次回に続く、です。

 おおっ、よかった、バッファローマン。まだまだ心は折られていないようです。そうですよね、ガンマンだって同じくらい圧倒的でしたもんね。

 このあたりの経験値というか、修羅場をくぐった実績が、彼を強くしているような気がします。

 そして次回は彼のターンでしょうか。期待して待ちましょう。そんな彼を復習したい方は、下のリンクをどうぞ。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • “野蛮な獣の角ごとき”発言で、ガンマン、マンモスマン涙目(笑)。
  • 実は密かに一番涙目なのはバイコーン(笑)。
  • ザ・ワン、ちょっと話があるんだが…あれってどういう意味? なんて(笑)。
  • バッファローマン、心臓刺されてない? 大丈夫なの?
  • いきなりのモンゴリアンチョップ採用で、キラーカーンと天山広吉がガッツポーズ(笑)。
  • ついでに桜庭和志もガッツポーズ(笑)。
  • ミザリーにエクソシスト。ザ・ワンはホラー映画マニア確定(笑)。
  • エクソシストは“悪魔を追い出す人”とう意味らしいので、悪魔超人に繰り出す技名としてはかなりシャレていると思う。
  • カメラにえらく抜かれたドン・ピカーデリカオーネ(笑)。

 こんなところですかね。そして最新刊『キン肉マン81巻』、豪華ムック『キン肉マンジャンプVol.4』『キン肉マン四次元殺法殺人事件』が好評発売中です。要チェックですね! ではまた。

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コメント

  1. あまひよ より:

    アキラさん、こんにちは!
    まずはアニメ化決定おめでとうございます日付が変わったと同時の発表で大いに盛り上がり、興奮で寝られませんでした
    さて、今回の410話は
    ザ・ワン強すぎですね!
    ってバッファいじりとエレキテル連合ネタで笑わせて頂きました
    腕組みで闘う角キャラで聖闘士星矢の牡牛座を思い出しながら、へぇ~ポケットに手を入れたまま闘うレスラーもいるのか~、なんか危ないよ

    完全に手も足も角も出ない状態のバッファですが、ここからどう攻略していくのか楽しみです!
    あと、バイコーン(汗)
    ピカ氏ズルイ(爆)

    • アキラ アキラ より:

      あまひよさん、こんにちは。

      アニメ化、嬉しいですよね! 私も今からどうなるのかとワクワクしております。

      そして腕組みで闘う…そうかあ、アルデバランがいましたね。あまひよさん、鋭い!! グレートホーン!! みたいな(笑)。

  2. ひ魔 より:

    天山のモンゴリアンチョップの次は
    蝶野のSTFかと思ったけど
    ちょっと違ったね。

    次週は立ち上がろうとする
    バッファローマンに
    武藤のシャイニングウィザードの
    ちょっと違うやつかな?

    • アキラ アキラ より:

      ひ魔さん、こんにちは。

      ザ・ワンは、狼軍団からのnwoジャパンメドレーなんですかね(笑)?
      それはそれで懐かしいなあ。

  3. uzuki より:

    バイコーンはまだ超神の設定が固まり切っていなかったのか
    結果的に一人だけ「超人嫌い」というシンプルな理由しか用意されてませんからねぇ
    ただ一人小物感満載でほんとバイコーン可哀そう

    ザ・ワンが圧倒的過ぎてバッファがどう巻き返すのか気になりますね
    友情パワーて感じの流れでもありませんし
    悪魔超人版の火事場のクソ力的なものに目覚めるのかな

    アニメは原作に忠実に行ってほしい派ですね
    旧シリーズのギャグはストーリーの流れ無視した冗長なのが多いんで(五分刈警部とキン骨マン一味の追いかけっことか)
    シリアス寄りな新シリーズにはふさわしくないかなぁと
    あと放送枠はヒーローアカデミアの枠がいいですね
    同じ集英社系列だしヒーロー枠としても続けられるし
    何より子供たちが見る可能性が高いし

    • アキラ アキラ より:

      uzukiさん、こんにちは。

      たしかにバイコーンは登場が早すぎたため、全体設定がふんわりしていた頃の犠牲者とも言えますよね(苦笑)。
      性格もう~ん、だっただけに、あのルックスの良さがちょっともったいなかったかなあ。

      アニメについては、追っかけっこ等の尺が長いやつは大人の視聴者が辟易してしまうので、隙間隙間にズッコケる程度の瞬間ギャグが入るだけもいいかな、なんて。

      やはり小学生に楽しんでもらいたいので…

  4. MK より:

    バッファローマン角で刺し抜かれて超人とは言え大丈夫かな?と思いました。またザワンの波状攻撃も容赦ないですね。
    バッファローマンまだ諦めてないようですがどこから突破口、開いていくでしょうか?
    今回は遂にアニメ化、決まりましたね!本当に嬉しいです!ラージナンバーズ編と始祖編は絶対やってほしいです。年齢的に厳しいかも知れないですがキン肉マンは神谷さんでいてほしいです。

    • アキラ アキラ より:

      MKさん、こんにちは。

      あの串刺しは致命傷なんじゃないかな、って思っちゃいますよね。でもまだまだバッファローマンのセール中だと思うので大丈夫だと信じています。

      そしてアニメ化! 嬉しいですねぇ。私もラージナンバーズ編と完璧超人始祖編は絶対に見たいです。そして神谷明さんも…キャスティングを望みますね。

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