今週のキン肉マン第409話-神のリングに上がりし者!!

今週のキン肉マン
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いよいよその姿を現した超神の総大将=ザ・ワン! 悪魔将軍から自分を超えるように指令を受けていたバッファローマンは、圧倒的存在感を示すザ・ワンに臆することなく、リング中央でにらみ合う…!!

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挑発と自信

 リング上で対峙したバッファローマンと、調和の神ことザ・ワン。

 その姿を放映すべく、ヘリから吉貝アナも使命感に燃えますが、例の怪鳥に威嚇されてヘリの動きが不安定に。

 実はこの怪鳥の存在も微妙に気になるんですよね…だってこいつが調和の神の本体とかだったら、かなり仰天ですしね(苦笑)。

 でもお顔がちょっとアホっぽいから、それはないか…でも武道がネプキンだった例もあるからなあ…ゆで先生、あなどれないんだよな(苦笑)。

 そしてにらみ合いからまずバッファローマンが攻撃ならぬ口撃を仕掛けます。

ザ・ワンだと?

ザ・マンとそっくりじゃねぇか。

仲いいんだな

と、神サマ対して皮肉めいた軽いジャブをお見舞い。いかにも“らしい”言葉遣いなのですが、少々チンピラの言いがかりにも聞こえます。

 そんな猛牛の挑発にはまったく乗らずに

ザ・ワン
ザ・ワン

ザ・マンともスパーリングしたこのリングに上げてやったんだ。光栄に思え

と、高い位置から物を言うザ・ワン。ちょっとあれですね、完璧超人チックな選民思想が見え隠れしますね。

 そして今までと違い、リング外に結界が張られていないことをバッファローマンが指摘すると

ザ・ワン
ザ・ワン

お前の運命は決まっているのだから必要ない

と、まるで“バッファローマンの運命=敗北”とでも言いたげな言葉を口にするザ・ワン。

 これを見ると、スグルの

へのつっぱりはいらんですよ!

に近しい自信をザ・ワンから感じてしまいます(笑)。

それはダメだよ、バッファローマン(笑)

 そしてこの“とにかくすごい自信”を聞いたバッファローマンが、それに対抗する言葉を発するのですが、それがある層からしたらものすごい“問題発言”であり、とても見過ごせないものでした(苦笑)。

 その問題発言とは

あいにく占いは信じないタチでな

です。

 …え? 今何とおっしゃいました!? バッファローマンさん!! あなた今、サラッととんでもないこと口ばしっちゃいましたよっ!!

…うそ?

そ、そうだったの…!?

 ほら! ほらぁ!! あなたの同僚で、とんでもなく傷ついている人がいるじゃあないですかっ!!

だったらあのときの…あのときのリクエストは何だったわけ!?

 そう、彼の言っているリクエストとは

おまえの星占いで

キン肉マンとの対戦をひかえている

われら悪魔超人の勝利を占ってくれ

ですよっ(苦笑)! これが「占いは信じないタチ」の方からのお言葉だなんて…!!

 これは完全にカーメンの登場機会を演出するためだけの気づかいだったのか…それこそ下の画像のような、

▲バッファローマンの恐るべき転がし能力(笑)

バッファローマンの回し能力の一環だったのでは…占いなんて興味ないのに…(泣)。

 それともあれかな? 昔は信じていたけど、あまりにカーメンが占いを外すもんで、占い自体に信用が持てない人になっちゃったのかな(苦笑)?

 たしかにカーメン、

神のお告げだ~っ

と占って選んだクラッシュマンに、コテンパンにされているもんな…(苦笑)。でもカーメンファンにとってこの発言はゆゆしき事態ですよ、ホント(笑)。

 こりゃバッファローマン、試合後に謝罪会見だな(笑)。

▲カーメン、超怒ってんな(笑)。

フィジカルモンスター

 ふう、ちょっと序盤から取り乱し過ぎちゃたかな(苦笑)。話を元に戻しますね(笑)。

 一連のやりとりが終わった後、とうとう全世界が注目のゴングです。挿入されたバラエティあふれる超人たちの顔で、いかにこの闘いが注目されているのかを象徴していますね。

 そして最初に仕掛けたのは、口撃を仕掛けたのと同様にバッファローマンから。強烈な前蹴り、延髄斬り、そして迫力あふれるタックル。それらをほぼ仁王立ちのままで受け止めてしまうザ・ワン。

 その姿は何をされても微動だにしない巨像のよう。この“一歩も動かず相手をあしらう”という表現が、彼の途方もない実力の高さを早くもアピールしているんですね。

 しかも相手は1000万パワーを誇る、作品きってのパワーファイターの攻撃ですからね。それを微動だにしないって…

どんだけ足腰が強いんだよ!

って感じですよね。

 嵐の様な攻撃力をみせたわけでもないし、理詰めでキレキレの戦術を見せたわけでもない。まるで足から根が張ったような“不動の圧力”のみで、ただただ相手を威圧できるという凄み。

 さらには地面に引いたラインから、一歩たりとも後退しないとでもいうかのような、圧倒的な体幹の強さ。

 それはそもそも論で基礎体力のレベルが天地ほど違うというか、単に根本フィジカルを見せつけるだけの闘い。それだけで己の強さを存分にアピールしているわけです。

 思えばこんなどっしりとした腰の強さの表現をしたキャラって、過去ストロング・ザ・武道ことザ・マンしか存在しないですよね。

 それだけにザ・マンとザ・ワンには大きな共通性を感じるし、バッファローマンが

ザ・ワンだと?

ザ・マンとそっくりじゃねぇか。

仲いいんだな

と揶揄したことも、あながち間違いではないなあ、なんて思ってしまいました(苦笑)。

40年後の主客転倒

 そんな相手のあまりの不動ぶりに面食らったのか、バッファローマンはザ・ワンを強引にサイドスープレックスの体勢にとらえ、リフトアップすることに成功。

 しかしそれでもザ・ワンは

ザ・ワン
ザ・ワン

なかなかの膂力りょりょく

褒めてつかわす

と上から目線は崩さず、まるで問題ないと言わんばかりに、逆に彼をサイドスープレックスでぶん投げてしまいます。

 これは…パワーを売りにしているバッファローマンにとっては屈辱ですよ…。そしてこの“何をやっても通用しない”という光景を見て、私は思い出してしまいました。そう、

ウォーズマンvsバッファローマン

戦を…。

 あのときのウォーズマンは、まさに今のバッファローマンでした。何をやっても壁に攻撃をするかのごとく跳ね返されるような感覚。ケタ違いのフィジカル差。

 まさかバッファローマンが、40年を経てその主客転倒に今ここで見舞われるとは…

いい加減下がりやがれーっ!

という苛立ちは、あのときのウォーズマンのセリフだったはずなんです。

 そんな感じなので、生粋のウォーズマンファンからしたら

やっと気持ちがわかったか、

こって牛!

と、あのときの溜飲を下げてしまうかもしれませんね(笑)。

 そしてバッファローマンとしては

あれ…?

なんか昔こんなことがあったような…?

というデジャヴ現象に見舞われているかもしれません。ですので、この件においてもバッファローマン、謝罪です(笑)。

▲その恨みの根は深い(笑)。

 そんな予想外の展開にバッファローマンは

なるほど…

コイツは…倒しがいのある相手だぜ…

とふんどしを締めなおし、次回に続く、です。

 いきなりバッファローマンのピンチですが、冒頭は当然ザ・ワンがどれだけすごいのか、というフェーズですからね。この展開はある意味予想通りなわけです。

 このフェーズにおいて、前述したようにザ・ワンのフィジカルで凄味を演出してきたのは、さすがはゆで先生といったところでしょうかね。

 ただ救いなのは、バッファローマンがまだ怖気づいていないんですよね。逆に手応えある相手に出会えて喜んじゃっているみたいな(笑)。

 ですので、まだまだ悲観する時間帯ではないと思います。さて、次回はどうなるかな?

その他気になった点

 その他気になった点は

  • 吉貝アナも、たいしたプロ根性だ!
  • ザ・マンとスパーリングって、古の完璧超人始祖の修行シーンを彷彿とさせますね。
  • そのもっともっと前のことなんでしょうけど。
  • スパーリングを見る限り、ややザ・マンの方が小さい…?
  • いやホント、ミスターカーメンの立場がないって、バッファローマン…。
  • 今回でとうとうみんなが気にしていた“カピラリア in パンツ”から卒業(笑)。
  • バッファローマン、自信タップリだな…。
  • 治療に行かない超人たち。
  • ゴングを鳴らすノック、過去最高にイケメン(笑)。
  • バッファローマンをコーナーに放り捨てる様は、まさにウォーズマンをコーナーに放り投げたバッファローマンがダブる。
  • 基本、腕組みを解かないザ・ワン。
  • リフトされても可動しないフィギュアのように体勢を崩さないザ・ワン(笑)。
  • サイドスープレックス合戦は、スグルvsロビンのように水入りにはならなかったか…。
  • それくらい実力差がある、ともとれる(泣)。
  • ザ・ワンを見ていると、ちょっとコーカサスマンを思い出す。後姿が特に…。
  • このリングは石のリングなんだ。
  • バッファローマンにとってはガンマン戦に続いて連チャン?

 こんなところでしょうか。そして3/17発売の最新刊81巻のカバー絵が公表されました! スグルを中心に左右にロビンとランペイジマン、そしてバックにはカメハメ御大が。

 とてもカッコいい表紙ですね! ではまた。

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コメント

  1. uzuki より:

    流石に即座に中身御開帳とはいきませんでしたか
    次の展開が見え始めてるとはいえシリーズの大トリだからそれも当然か…
    ここまで余裕綽々だとザ・ワンの方から圧を畳みかけるために脱ぐとかもあるかも

    そしてミスターカーメンは泣いていい

    • アキラ アキラ より:

      uzukiさん、こんにちは。

      そうですね、いきなりオーバーボディが割れる、というパターンではなかったですね。でもオーバーボディの線は高いと思いますねぇ~。

      そしてカーメンは悪くない! 泣いていい! ありがとうございます(笑)。

  2. MK より:

    あのリングは石のリングでしたか。ダイヤモンドとまでは行かないですが肉体的なダメージが大きいリングですね。
    バッファローマンもデスマッチには慣れていますが天界でのスパーリング描写からもザマンと双璧な強さを醸し出しています。ザマンの魔雲天を片手で軽々と持ち上げるシーンも印象的でした。それに近いファーストコンタクトなのでバッファローマン、どこまで競り合えますかね。
    ミスターカーメンの占いはクラッシュマン戦は外れましたが的中率は高いと思ってます。七人の悪魔超人編の最初の占いは凄くカッコ良くきまっていましたので。

    • アキラ アキラ より:

      MKさん、こんにちは。

      石のリング、痛そうですよね~。そしてパワフルな点、たしかにザ・マンの描写と近しいです。

      カーメンは…やはり扱いが不遇なのかな、なんて勘ぐってしまいますね(苦笑)。ゆで先生にそんな気はないのでしょうけど。

      • MK より:

        私もジャンプで初めて見た時もカーメンのデザインはかっこいいと思いました。
        必殺技が必殺技なので却って勝利を描きにくいでしょうかね。

        • アキラ アキラ より:

          おおっ、同じセンスでらっしゃる! カッコいいですよね、カーメン。

          フィニッシュホールドがもしアレならば、なにか新技を一つ、身につけたいところですね。

          • MK より:

            ありがとうございます。
            七人の悪魔超人編では本当は勝てる試合でしたが、というところでロビン対アトランティス戦の割を食った感じもありましたね(苦笑)

  3. ブッシ より:

    アキラさん、こんばんは。ブッシと申します。
    個人的予想ですが調和の神(ワン)は慈悲の神(マン)と兄弟若しくは双子 なのではないかと睨んでます。
    悪魔将軍のキックを片手で止めたモーションが酷似している点やローマ字表記MANとWANの対照的な名前が気になりました。
    他にもキーパーソンは兄弟が多いこと。
    ゴールドとシルバー、アタルとスグル、タツノリとサダハル、アリステラとディクシア。ここまでくると彼らも兄弟なのではと思いました。
    また思いつくことがあればコメントしますね。
    それでは

    • アキラ アキラ より:

      ブッシさん、こんにちは。

      なるほど~、MANとWAN、文字のデザイン的に表裏一体がありますもんね。いやはや、鋭い考察だと思います!

      となると兄弟説もありありですね~。

  4. マイバッハ 谷口 より:

    >>実はこの怪鳥の存在も微妙に気になるんですよね…だってこいつが調和の神の本体とかだったら、かなり仰天ですしね(苦笑)。

    こんにちわ!
    上のコメント、『ダイの大冒険』の「キルバーン」を思い出しました。
    あれは驚いた。

    • アキラ アキラ より:

      マイバッハ谷口さん、こんにちは!

      そうでしたね、キルバーンの正体は…マスコットの方でしたもんね。私もかなり驚かされました(苦笑)。

      それを考えると、あの怪鳥も可能性なくはないのかな…?

      あと…あの…違ってたらすみません、レスラーのマイバッハ谷口さんご本人様だったりしないですよね…?

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