今週のあらすじ
手刀でマリキータマンの腹を穿つカレクック。その傷口にカレールーを擦り込みさらに悶絶させます。
オネンネはまだ早いぜ~っ
と、マリキータマンをアルゼンチン・バックブリーカーの体勢にとり、さらに自身の両足を後ろから回してロック。普通は両手でロックするべきところを両足でロックした状態です。
この驚異の軟体バックブリーカーである『ガンジスブリーカー』でマリキータマンを追い詰めていきます。
この拷問技で裂けていくマリキータマンの腹。
なぜ私がかつて世界三大残虐超人と恐れられていたかこれでわかったろう
と、カレクックは理性を捨てたファイトを披露。しかし
残虐超人などそれしきのものか。オレたちオメガの民はそんなものでは倒せはしない!
と、裂ける腹をさらに自ら裂くように体をしならせ、わずかにできた隙間をついて『ガンジスブリーカー』から脱出、返す刀で延髄斬り。カレクックはダウン。
理性を捨てたファイト。
果たして本当にそうなのか?
これを見やがれ。ロールシャッハ・ドット
とマリキータマンが叫ぶと、胸の7つのホシが動き始め、何かの模様を描き出していきます。
これはお前の深層心理を表している。
なるほど、黒い炎…つまりお前は根っからの血生臭い残虐ファイトを好んでやっているわけではない。仲間を殺された、恨みにかられた、極めて理性的な怒りによるもの!
とカレクックの行動心理を暴きます。
心の底を覗かれたカレクックが少し怯むと、
そんな中途半端な怨念じゃあオレは倒せーん!
とその隙をついてマリキータマンはカレクックのみぞおちにキック。
そして流れるようにカレクックの体にまとわりつき、胴締めとV1アームロックを複合した立ち関節である『コキネリツイスター』に固めます。
もはやお前の考えは全て把握した。
未来を予測し攻撃を封じて確実な勝利をモノにする。お前の敗北はもう決定事項も同然なのだ、キャミャーッ!
と、マリキータマンは勝利宣言。
しかしそれを聞いたカレクックは怒りに火をつけます。
なめるなよ。
なにが未来予測だ。
ならばオレはさらに怒りの炎に身を焦がして闘おう。深層心理も何も無い、自我を失うほどの怒りでなーっ!
と、凄まじいパワーで『コキネリツイスター』を強引に外すと、颯爽とコーナーに駆け上がり、ムーンサルトプレスを敢行。
しかしこれはマリキータマンの罠でした。
自我を失いすぎるのも考えものだぞ。こんな罠にも簡単にかかる
と、マリキータマンは背中から無数に針を出し、カレクックを迎撃、次回に続く、です。
今週の感想
カレクックの攻撃がいちいち軟体で面白いです。『ガンジスブリーカー』とかすごく無茶なんですけど(笑)。
傷口にカレールーを擦り込むのも、シリアスな試合中に場違いだとは思いつつも、カレクックなら許せる自分がいる。
というか、これで「フゥゥ~ッ」と悶絶するマリキータマンが滑稽で(苦笑)。オメガの民でもカレールーしみるんだな、みたいな(笑)。
しかしマリキータマンもやられてばかりではなく、今回から反撃開始です。その狼煙が体のドット模様を使った心理テストから。
ここでカレクックの深層心理を分析することで話をふくらませていくようなので、やはり先日の読切作品がかなり大きな伏線となりそうです。
過去の心の傷を暴かれることで、カレクックのファイトスタイルにどう影響がでるのか。それはマリキータマンに有利に働くとも考えられますし、予想を超えたカレクックの動きを誘発し、逆に彼を追い詰めることになるかもしれません。
今のところはさらなる怒りのパワー増幅をするも、それによって隙が生じ、マリキータマンの制御下に置かれている状態です。
このままだとマリキータマンのいいように扱われてしまうので、それを凌駕する何か=友情パワーを発動して対抗するしかなさそうです。
ただベンキマンもそうだったように、友情パワーを発動してもまだ勝てないのが六鎗客なので、残念ながらマリキータマンの勝利宣言は現実のものになるんじゃないかな…と感じております。
勝敗とは無関係ですが、マリキータマンのフォルムが個人的にすごく気に入ってます。シンプルかつスタイリッシュ。装飾が多すぎず、少なすぎず。
なんといっても様々な構図でいちいち絵になる。これは久々のヒットです。今後もっともっとかっこよくなる可能性がありますね。それだけに一見超人で終わらないことを祈ります。
その他気になった点は
- スコヴィル値MAX!! というあおり(笑)。
- 『ガンジスブリーカー』は、相手の背骨よりも自分の背骨の方が曲がっている(笑)。
- 『コキネリツイスター』はペインマンの『テリブルペインクラッチ』を思い出す。
- 怒りで沸き立つカレールー。ティーパックマンと一緒(笑)。
- 何度も言うが、トンボをきってもこぼれないカレー(笑)。回転バケツの理論?
こんなところでしょうか。
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