ランペイジマンに見事勝利し、彼の意志を心に留めて天界に導かれていったロビンマスク。これで残るはキン肉マンとバッファローマンのふたり。先にリングに上がることになったのは…キン肉マン⁉
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祝! 連載400回!
今回は連載400回目という記念すべき回でした。週プレで『キン肉マン』のセカンドシーズンが始まってから400回、ということですね。
2011年11月28日からの連載開始ということで、まる11年が経過したことになります。そんな時間を感じさせないほどの、あっという間の400回。
それだけダレることなく、面白さが継続されているという証だと言えるでしょうか。ゆで先生のクリエイターとしての素晴らしさに驚嘆することしきりです。
そして今回の記念日には、Twitterにおいてファンの方々がお祝いイラストを一斉にアップするというイベントも行われました。
かくいう私も参加させていただきましたよ。ミニラくん(男の子・中1)も参加です。期せずして親子の“いいね対決”となりました(笑)。


アップして丸一日経ったあとの勝負の結果は…私の惨敗でした。ちくしょうぉぉ~(苦笑)。
でもって後日、イラスト製作秘話をコンテンツにしたものがこちらです。ご興味ありましたらどうぞ。
ベールを脱いだ超神!
そして物語はスグル出陣における“儀式”ともいうべき、及び腰のやり取り(笑)が継続中です。でもバッファローマンのあしらい方、やはり天下一品ですね。

男に二言はない。
存分に闘ってこい
と、まるで会社に行くのをためらっているダンナの尻を叩く女房のような強引さで、スグルをリング内にプッシュですよ(笑)。
この“笑いながら無茶振りする”というキャラクター、実際に自分の横にいたら嫌ですけど、傍から見ているとおもしろいなあ(笑)。
そして満を持してベールを脱いだ超神マグニフィセント! ギリシャの古代兵士を思わせる仮面とロングコート、そして首に巻かれたネックウォーマーが、パリッとした気品を感じさせます。
そもそも“マグニフィセント”の意味が“崇高な”“豪華な”という意味らしいので、与えるイメージと名前が合っていますよね。しかし6つの眼が気品の中に潜む異形性を際立たせているのも事実で、

怒らすと怖そうだな…
という潜在的恐怖も感じさせますね。
そして神様としての役割は“洞察の神”ということで、今回のバベルの塔での試練、つまりは選抜オーディションにとっては、まさしく適任の神だと言えるでしょう。
彼はスグルの闘いぶりもつぶさに洞察していたということで、この闘いをとても喜んでいる様子。そんな友好的な雰囲気を醸し出したと思ったら…

手加減は死に直結する。
最初から全力で来い!
と一喝。ちょっと心を許すとこれだよ。まったくもって油断ができません(苦笑)。
でもスグルって極端なスロースターターだからなあ…と思っていたら、本人もすかさずそう口にしていましたね(笑)。

5秒でガッカリしますよ
って、どれだけ自分を卑下しているんだか(苦笑)。でもこの“自分に自信がない”というキャラクターが、多くの人の共感を生んでいるのも事実です。等身大の象徴なんですよね、スグルは。
まさかの召喚
するとここから仰天の事態が。

どうしたらベストパフォーマンスが発揮できるのさ?

まあミートがおれば

そうか。では呼んでやろう。
パワー

王子ぃ~~!
…ギャフン! まさかのミート召喚! ていうか、マグニフィセント太っ腹すぎる(笑)! ある意味これが超神サマの余裕というか、懐の深さなのでしょうか。
これって映画かなにかのオーディション会場で、マグニフィセントが審査員だとしたら

大好きなぬいぐるみを相手に演技しないと落ち着かないんですけど

いいよ。それ用意して

晴れの日でないとどうも演技の調子が…

じゃ、晴れるまで待とう
と、演者のベストコンディションに協力してくれる仏の様な審査員という感じです(笑)。どんだけ理解力のある審査員なんだよと思わずツッコんでしまいますよね。

ただスグルとしては、無理難題を理由にしてなんとか試合開始を引き延ばそうとした策だったのに、太っ腹なマグニフィセントのおかげで秒でその企みは瓦解してしまいましたね(苦笑)。
そしてこの展開は、自然な形でミートをバベルの塔に召喚するためのイベントでもあったわけです。
やはりスグルはミートと一心同体の関係であるという、ゆで先生なりのメッセージなのだと思いましたね。また、ゆで先生自身ミートが側にいてくれた方が筆が進む、という利便性もあるのだと思います(笑)。
そしてスグルの扱いについてはバッファローマン以上の手腕を誇るミート。怯えるスグルをあっという間にその気にさせて、戦場に送り出します。う~む、さすが。
その有様を見たらね、そりゃバッファローマンだってその場を立ち去ってもいいかって思いますよね。このあたりの三人の心のつながりというか、信頼関係ってなんかいいですよね。
ノってきたスグル
そして踵を返すバッファローマンに向かってスグルが

所属は悪魔超人に戻ったかもしれんが、私にとっては永遠の友達だ
と言うんですよ。いや~、このあたりなんですよね~、スグルの元に人が集まってきてしまうのは…。これを自然に、そして嫌味なく行ってしまう天性の性質、これが彼の強みなのかなあ、なんて思ってしまいます。
ですので、当然それに“えへっ”となったバッファローマンは、ニヤリとしながらサムアップしてしまうわけですね。
そして百人力の相方を得たスグルは

へのつっぱりはいらんですよ!
と、自信満々の時に発するいつものフレーズを口にして意気揚々とリングインです。完全にノってきましたよ。
それと同時にゴングが鳴り、両者はリング中央で手四つの体勢に。まずはロックアップと双璧を成すオーソドックスなムーブでの幕開けです。
このあたり、ゆで先生は試合をじっくりと描いていくのかな、ということが予見されるような立ち上がりですね。
ひょっとしたら序盤はカメハメと行っていたグラウンドの練習のような展開が繰り広げられ、スグルの実力を査定されるのかもしれませんね。
その他気になった点
その他気になった点は
- 「押すな…絶対に押すなよー…」というアオリ。ゆで先生から上島さんへのレクイエムだろうか…。
- すぐ押すバッファローマン(笑)。
- マグニフィセントのトサカは、カメハメやメイビアを彷彿とさせる。
- ギャグシーンで等身が縮まるスグル。奇面組みたい(笑)。
- 「超神の旦那」呼ばわりは「グロロの大将」と同類項(笑)。
- ザ・マン同様、それを完全にスルーするマグニフィセント。
- 闘う前から「パワー」を披露するマグニフィセント。
- 「パワー」はロケーションムーブくらい便利すぎる(笑)。
- “らしい”驚き方をするビッグボディ。それが素敵(笑)。
- フェニックスにはあそこで起きた現象に対する数式を披露してほしかった(笑)。
こんなところですかね。ではまた。


コメント
【悲報】バッファローマン、調和の神へのカマセが確定する
スグルとミートの絆やらバッファローマンとの友情でうっかり流しそうになるけど
バッファさん調和の神との対決が確定しちゃったんですよね
宇宙の危機を救うための査定だからバッファが勝つ未来もなくはないけど
ラスボスである調和の神をそんなあっさり負けさせるだろうかと
もしラストバトルがロビン対スグルだとしてもバッファさんの勝ちはかなり厳しいんじゃないかなぁと
uzukiさん、こんにちは。
そうですね、展開的にはバッファローマンは貧乏くじですね…。ただバッファローマンは将軍サマから「神をも超えろ」という指令が出ているのが強みなんですよね。
それを実行するのがひょっとしたら調和の神戦なのかもしれませんね。そう考えると…望みはあるかも、です。
>将軍サマから「神をも超えろ」という指令が出ているのが強みなんですよね。
そういえば・・・!
なるほど、将軍様の厳命ならラスボスかっさらうぐらいの事はするかもしれませんね
ロビンマスク戦に続いてキン肉マン戦が始まりましたね。前回の話ですが時間超人のように最後まで自分の意思を貫く超神がいても面白いですね。
今回の超神もカッコいいですね。マグニフィセントは私もパッと見てプリンスカメハメが過りました。このことからも技巧派の印象を持ちましたね。
最高のセコンド、ミートくんが来てくれてバッファローマンにも最高の賛辞を送れる程ベストコンディションで望めますね。苦戦は避けられないですが今のロビンマスクと戦っても面白い位のファイトを見たいです。
MKさん、こんにちは。
マグニフィセントの頭の形状、気になりますよね~。技巧派、たしかにあり得そうです。そしてスグル、本当にベストコンディションで闘いに臨んだ形となりましたね。面白くなりそうです。
ミートくんの出演は、今年亡くなった松島みのりさんへの追悼の意味もあるのかもしれませんね。
並平さん、こんにちは。
そうですね…松島みのりさんの訃報、悲しかったですね。ゆで先生のことだから、そのような意図は十分あるかもしれませんね。