みなさん、こんにちは。
この記事は
というミッションに挑んだ記録ブログです。
今回の記事でこのイベントの報告は最終回となります。前回は当日の反響で“評価された点”についてレポートをしました。
今回は逆に“反省すべき点”についてレポートします。一発勝負のイベントにおいて、はたしてどんなアクシデントがあったのでしょうか?
なお、個人情報保護のため、画像にはけっこうなエフェクトをかけさせていただくことを、ご了承くださいませ。
反省すべき点
それでは反省すべき点をいくつか挙げてみたいと思います。初の試みだったので、混乱がなかったわけではありません。それこそ

なるほど~、
ここはもう少し説明が必要だったか~
という、作った本人は常識だと思っていたことが、初めての人にはそうではない、というパターンが生じましたね。
では見ていきましょう。
カードの名前が難しかった
これは中二病の変なこだわりがアダとなったというか(笑)。

フェ、フェイレ…フェイル…ノート? ください
みたいなちびっ子がいたり(苦笑)。

ちびっ子がそんな感じなので、お父さん、お母さんなんて推して知るべしで。

ファミコンネイティブのお父さん、お母さんだったら、その辺スムーズでしょ?
と勝手に思っていただけに

まだまだRPGの世界は市民権を得られていないんだな…
と、自分の常識と実社会とのギャップの大きさに、少し驚きを覚えましたね。
もっと言っちゃうと、カード配りをする運営側のお母さんが

リ、リ、リバ?
リヴァイ…アサン? が欲しいの?
みたいな状態だったので(笑)、カード配りの効率化の面でみると、この中二病ネーミングはかなり効率が悪かったことになります。

とはいえねえ…
- バハムート ➡ ドラゴン
- リヴァイアサン ➡ 海龍
- フェニックス ➡ 火の鳥
- フロスティガー ➡ タイガー
- サラマンダー ➡ とかげ
じゃあ世界観のディティールが出ないし、つまんないよねぇ?
ですので、実はこれについてはあんまり反省してないです(笑)。あと2、3回イベントをやれば、ちびっ子は覚えると思うので。
また、カード配りは人力ではなく、“カード受渡所”みたいな場所を2つくらい作って、セルフでちびっ子に取ってもらう仕組みにした方が、運営側のお母さんにとっては楽なのかもしれないと思いました。
カードを使うタイミングがわかりづらかった
これは今回一番の反省点ですかね~。
28種のカードは
- 召喚獣、武器、魔法 (攻撃)➡ バトル時
- 魔法(補助) ➡ 好きな時
においてご自由にお使いください、というコンセプトだったのですが、後で回収したアンケートには

カードの使い方がよくわからなかった

カードをどのタイミングで使えばいいかわからなかった
といった意見がありました。
また、プレイ中にも

すみませ~ん、カード使っていいですかぁ~?
という申告を受けたのも事実です。こちらとしては

好きな時に適宜使ってください。
特に申告は必要ないですよ~
という気持ちだっただけに、もうちょっとチュートリアルをしっかりとやればよかったと反省しています。
特に魔法(補助)カードは『HUNTER×HUNTER』の『グリードアイランド』の楽しさを意識していたので、このような質問が出るということは、カードの醍醐味を味わっていただけなかった、ということになります。

ここはちょっと残念というか、正直くやしいですね。次回、がんばろ。
アクションゾーンの場所がわかりづらかった
今回のマップにおいて、体育館を4つのアクションエリアに分けたことは前述しました。
そしてさまざまなアクションを、A~Dの4つのゾーンに振り分けたわけです。


でんぐり返しはAゾーンでやってね

スラロームはDゾーンでやってね
という指示ですね。
そのゾーンがどこがAでどこがBかよくわからなかったと。今回大きな看板を作ることができなかったので、そこで少し混乱しました。
とはいえ、大きな看板はイベント後保管がしづらいので、あまり作りたくなかったのも事実です。
ですので次回はミッション指示のカードに、略図を入れることで対応しようかと思います。

中ボスを4体倒すミッションがわかりづらかった
このすごろくでは、4つのゾーンに1体ずついる4体の中ボスをすべて倒さないと、ラスボスと闘えない仕組みにしました。
ですので、ルート上に必ず“止まれ ➡ 中ボスと闘え”という看板を用意したのですが、それでも少しわかりづらかったらしく、

ラスボスと闘いたいんですけど…

中ボスは4体、倒しました?

中ボス?
いえ、中ボスは1体も…?
というお母さんがいらっしゃいました。

もう少し導線のわかりやすさを工夫する必要があると思いました。
ラストバトルのボンバーマンが企画倒れだった
今回一番のアクシデントはこれですかね。
ラスボスバトルはプロジェクターを使った大画面でのボンバーマン勝負を予定していました。
この盛り上がりによっては、

ゲーム大会だけのイベントも企画できるかも…?
と思っていたんです。つまりラスボス戦は今後の“eスポーツイベント”のリサーチも兼ねていたんですよ。
しかし結論をいうと、これが大コケです。私からすれば『ボンバーマン』は
- シンプル
- わかりやすい
- ボタン一つでプレイできる
というイメージがあり、初見の人でもある程度なんとかなると思っていたのですが…甘かったですね。
というか令和キッズ、『ボンバーマン』を1ミリも知りません(苦笑)。密かに期待していた

あ、これ知ってる!
という声はゼロです。完全に

…………??
といったリアクションでした。このときは背筋が凍りましたね(笑)。
そしてシンプルと思われたゲーム目的やルール、そして操作法も、初見で理解させるにはハードルが高すぎました。
コントローラーを持たせても理解が追いつかず、固まってしまうのですよ、ちびっ子。

その結果、ここまで盛り上がっていたすごろくが、なんとラスボス戦で急激にトーンダウンするという事態に。
おいおい、一番のクライマックスを盛り下げてどうするんだよ(苦笑)。
というわけで、大火事になる前に『ボンバーマン』をさっさと放棄し、Bプランとして用意しておいた“ババ抜き”に、ラスボス戦をチェンジしました。
『ボンバーマン』以上に昭和なゲームにシフトするというなんとも逆張りな対応でしたが、ババ抜き、強いですね~。混乱が起きるスキマもなく、ちびっ子はプレイをしていました。
偉大だよ、ババ抜き(苦笑)。
ラスボスは息子のミニラくん(中1)に任せました。なかなかうまい立ち回りで、いい具合に負けてました、アイツ(笑)。

しかし…もっとゲームに食いつくと思ったんですけど、全然でしたね。ホント意外でした。
個人的には大画面にゲーム画面なんて投影したら、もうちびっ子はみんなそっちが気になっちゃって、すごろく放棄が起きるのではないか、とも懸念していたのですが…杞憂過ぎました。
選定するソフトを『スプラトゥーン』や『スマブラ』にすれば、また違ったのかもしれませんが、まあ今回はすごろくがレトロゲームに勝ったと、ポジティブに考えようかと思います(苦笑)。
…それともババ抜きがレトロゲームに勝ったのかな(笑)?
おわりに
7回にわたってレポートしてきましたが、以上が
というミッションに挑んだ全記録となります。
一応成功だったと言ってもいいかな、と考えています。自己採点ですけど(苦笑)。
イベント後のアンケートでも

とても凝った仕掛けになっていて楽しかった

子どもが夢中で遊んでいた

今までにない遊びで、体を動かすゲームも多く、こどもがとても喜んだ
という親御さんの回答が多く、それなりに評価を得られたのではないかと思います。
ですので、このシステムを使った第二弾を、秋口にまた開催したいと思っております。
このシステムの強みは、
という点です。ちょっとイスを置くのが辛いけど(苦笑)。
例えるならば

人生ゲームの盤や駒、お金はもうそろっているから、あとは箱から物を取り出して設置するだけ

という感じでしょうか。
まあこのあたりを見越して、今回いろいろと時間をかけて制作をしてきたわけですからね。次回楽できないとウソだ(笑)。
ただあれだ、カードだけは増産しなきゃいけないんですよ。たくさんバラまいちゃったから。
ですので、またラミネートパウチとカッターの日々が生じるわけです。そう思うと、少しクラクラしますね(苦笑)。ま、がんばろ。
以上『体育館で冒険ファンタジーすごろく』に挑んだ記録でした。ではまた。

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