みなさん、こんにちは。
この記事は
というミッションに挑んだ記録ブログです。
ですので
体育館全体をすごろく⁉
ちょっと面白そう!
と感じた方は、ひょっとしたら楽しめるかもしれません。
今回はイベントの集大成、当日の反響編です。今までの準備がちびっ子にどのように評価されたのか、このレポートをぜひご覧ください(笑)。
なお、個人情報保護のため、画像にはけっこうなエフェクトをかけさせていただくことを、ご了承くださいませ。
体育館すごろくのシステム
まずおさらいですが、体育館すごろくのシステムは以下の通りです。
- ジャンルは王道正月系すごろくを採用
- スタートは混雑緩和で4角の4ヵ所設定
- すごろくレイアウトは外周、内周プラス4方向から中央ゴールへ
- 4分割したエリアをアクションエリアとして利用する
- 9種のミッションを配置する
- 遊戯王チックなカードをギミックとして絡ませる
- カードは“召喚獣カード”、“伝説の武器カード”、“魔法(攻撃)カード”、“魔法(補助)カード”を作成する
- ラスボス戦は、プロジェクターを使った『ボンバーマン』で行う
フィールドの準備
イベント前日の夜、関係者は体育館に集合し、フィールドマップの制作をはじめました。
これを体育館に再現するわけです。
まず129あるマスをどう表現するか、ですが、これは体育館に無数にあるパイプ椅子を並べることで表現しました。
そしてその座面に
- マス番号
- ミッション指示書
を順番に置いていきます。これで完成です。
129という気の遠くなる数のイスを並べる作業は、人海戦術でクリアしました。お手伝いしてくださった方々、ありがとうございます。
4隅の赤・青・黄・緑スタートは、都合よく4色の体育館マットがあったので、それを拝借です。これはラッキー(笑)。
一応フエルト生地を用意していたのですが、お蔵入りとなりました。
そして4つに区切ったアクションゾーンに、アトラクションの設置をします。
- でんぐり返し用マット
- ピンポンバスケット
- 輪投げ
- スラロームコース 他
などの準備をせっせと行います。
さらにチェックポイントとなる中ボス戦をお知らせする看板の設置。イスの背もたれに筒ダンボールを差し込んで看板にしました。
最後に、中央にラスボス戦用のゲーム機を設置します。プロジェクターを介し、PCエンジンminiをつないでいきます。
個人的にはこれが一番ワクワクして楽しかったです(笑)。
ただ…プロジェクターの光量がちと弱いか…。体育館、広すぎるんだよな。一抹の不安がよぎりますが、前日準備はここまでにして、翌日の本番に臨みましょう。
つかみの反響
さあ、運命の本番です。会場に集まったちびっ子、父母の人数は50名といったところでしょうか。
ズラリと四角く並べられた大量のイス、そして点在するアトラクション。その誘惑に我慢できず、フライングでアトラクションをいじりだすちびっ子が発生(笑)しだしたので、
おしっ!
とりあえず食いついた(笑)ぞ!
と思いましたね。
あと“全員プレゼント”と公言していた召喚獣カード“よろいの魔神”を手渡していくと、
なにコレ、すげぇ!
という声が上がっていたので、こちらの食いつきも及第点でしょう(笑)。
このように、それなりにいいカンジで会場があったまってきたところで、プロジェクターに投影した動画を使ってルール説明です。皆さん、真剣に聞いてくれていて助かります。
そして…10時となり、体育館すごろく、運命のスタートです。ちびっ子が
わ~~~~~っ!!
と一斉にサイコロを転がし散っていく様は、なかなかに壮観でした(笑)。
ここから2時間の制限時間内で、ちびっ子がすごろくに挑んでいくわけです。はたしてイベントは無事に終了するのか?
さらに、クリアできるちびっ子はどのくらいいるのか?
以下、イベント内容のレポートについては、“評価された点”を今回の前編に、“反省すべき点”を次回の後編に分けて考察していきたいと思います。
ではどうぞ。
評価された点
ミッションがウケた
このすごろくには9つのミッションがあります。
マスに止まるごとに、何かしらの指令があるんですね。
この中で特にウケたのは
- アクション
- バトル
- 中ボス戦
- 報酬
でした。ひとつずつ見てみましょう。
アクション
アクションには以下のようなものを用意してありました。
すべてシンプルな遊びだったのですが、ちびっ子の皆さん真剣に取り組んでくれていて、
わーーっ!!
きゃーっ!
という声が聞こえていたので、それなりに盛り上がっていたようです(笑)。
うちわに風船をのせて真剣に歩いているちびっ子や、ぐるぐるでんぐり返っているちびっ子は、見ているだけでおもしろかったですね(笑)。
バトル
バトルは“ファンタジーすごろく”を標榜していた手前、大きなギミックでした。20体のモンスターを用意していたので、バリエーション不足でのマンネリはなかったようです。
モンスターカードをめくって必死にサイコロで闘っていましたね。
敵はどいつだ…?
サンダーレムだ!
バーンデーモンなら楽勝!
みたいな会話が漏れ聞こえてくると、嬉しくなりましたね(笑)。
中ボス戦
このすごろくはアクションエリアを4つに分けたので、各エリアに1体ずつ中ボスを配置しました。
中ボスとのバトルは以下の4種です。
- あっち向いてホイ
- 指スマ
- 赤白手旗
- 目つぶりストップウォッチ10秒当て
見てわかるように、かなりシンプルな人 VS 人のバトルです。
これもシンプルゆえに、けっこう盛り上がっていたようです。ちびっ子が赤白手旗を持って並んでいる様は、とても微笑ましいです。
また“大人に勝つ”というイベントは、ちびっ子はやはり燃えるようですね(笑)。
報酬
このすごろくでは全28種のカードを用意しました。これのウケがすこぶるよかったです。
うおっ、リヴァイアサンかっけぇ!
やった、ダブルだっ!
のような声をたくさん聞くことができました。気合を入れて作ったかいがありました(泣)。
また、カードをたくさんゲットしてもらった方が盛り上がると思ったので、バトルで勝ってもカードをゲットできる仕様にしました。
その結果、予想以上にカードが乱舞するイベントになり、会場のあちらこちらで
カードくださ~い!!
と手を挙げるちびっ子が続出し、係員はカード配りに右往左往するという事態に(苦笑)。
また、カードのコンプリートを目指すちびっ子も現れて、
また…サラマンダーなんですけど…
フェニックスがなかなか出ないんです…
と、ダブリカードのゲットで意気消沈したり(苦笑)。
そこまで真剣にカードを集めてくれるとこっちも嬉しくなっちゃって、
…ないしょでフェニックスあげるよ
ホントですか!?
やった!!
なんてやり取りもありました(笑)。
そしてモンスター及び召喚獣の名前や必殺技名に力を入れ過ぎたためか、
これ作った人、絶対中二病だよ!!
という声を目の前でいただきました(苦笑)。
この芯を食ったツッコミには参りましたね。でもこちらは大人ですからね。
スミマセン、その中二病のおじさんは、今キミの目の前にいるよ…
と思いながらも、微笑みを絶やすことなくそのちびっ子にカードをあげました(苦笑)。
ただこのやり取りが、この日で一番おもしろかったですね。苦笑いしきりでしたけど(笑)。
チームプレイが盛り上がった
すごろく会場に“キャアキャア”という声がこだました要因に、“チームプレイ”があったのは間違いないと思います。
気の合う友達や兄弟姉妹が、額にじんわりと汗をかきながら動き回っている光景が多く、顔を寄せあいながらミッションカードをのぞき込んだり、アクションをこなしているのが印象的でしたね。
その中でおもしろかったのが、『ストップ』という“指定されたポーズで15秒間止まれ”というミッションでしょうか。
3、4人の男の子チームが、TT兄弟のポーズをして大声で
いち! にー! さん!!
と叫びながらみんなで固まっている様は、とても微笑ましくて笑ってしまいました(笑)。
半数以上のちびっ子がクリアできた
テストプレイができないぶっつけ本番イベントだったため、懸念されていたのがすごろくの難易度でした。
クリエイターサイドとしてはエンタメ性を求めすぎるあまり
どお~やってプレイヤーをキリキリ舞させてやろうか…
といった、ある種意地悪な思考に支配されるんですよ(苦笑)。その結果
意地悪すぎる!
難しすぎる!
といった評価をちびっ子から受けてしまう恐れがあるわけです。これで早々にそっぽを向かれたら、イベント崩壊ですからね。恐ろしいです(苦笑)。
ですので、カードを多く与えたり、“ふりだしに戻る”マスでは一定の確率で戻らなくてよい救済をしたりすることで、難易度を下げる逃げ道を作っておきました。
また、中ボスを担当する係の人には
クリア達成のラインは厳しく判断せずに、相手の年齢や様子をみてさじ加減してね
と、かなりユルいお願いをしておきました(笑)。
その結果、参加してくれたちびっ子の半数以上が制限時間120分の中、90分くらいでクリアできるという、なかなか絶妙な難易度バランスとなりました。
子どもイベントなんだからさ、達成感を得てもらって、気持ちよく家に帰ってもらおうよ
という当初の目論見がある程度達成できたわけです。
ただ…半数以上のクリアはやや予想を超えていたので、クリア賞の景品数が足りなくなり、渡せなかったちびっ子に後日配布に伺ったのはご愛敬でしょうか(苦笑)。
お父さん、お母さんも楽しんでいた
実は付き添いのお父さん、お母さんの笑顔が多かったのも嬉しい誤算でした。
幼稚園児、小学校低学年のちびっ子もいたので、ルール解説を含めて親御さんが一緒になってプレイするシーンも多かったんですね。
その付き添いの大人が意外と“キャアキャア”言ってて(笑)。
カードはどのタイミングで使えばいいんですか?
ワープが出たんですけど、あっちに行けばいいですか?
と、真剣な様子で質問をしてくる場面もありました(笑)。
もちろんちびっ子の代理質問だったのでしょうけど、それだけ真面目? に取り組んでいただいたのだと、ありがたい気持ちになりました。
また、ミッションに果敢に挑戦するお子さんの姿を熱心に撮影していたりする様は、ほっこりとした気分を与えてくれましたね。
さらに
これ全部お一人で作られたんですか!?
カードのクオリティ、ハンパなくないですか!?
とおっしゃってくれるお父さんもいたりして、心の中がカーニバルになったりもしました(笑)。
ただその質問の返しに
…まあ…はい
と、ややドヤ顔で答えたのは秘密です(苦笑)。
以上が実際にプレイを行い、評価された点でした。次回は逆に反省すべき点について、レポートしてみたいと思います。ではまた。
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