体育館で冒険ファンタジーすごろく その4-バトルカード作成編

オレ流近況報告-2022年
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 みなさん、こんにちは。

 この記事は

小学生のレクリエーションで体育館をまるまる冒険ファンタジーすごろく”にして、子どもたちをキャアキャア言わせてやろう

というミッションに挑んだ記録ブログです。

 ですので

体育館全体をすごろく⁉

ちょっと面白そう!

と感じた方は、ぜひご一読を。

前回までのおさらい

 前回までで決まったことは以下のような感じです。

  • ジャンルは王道正月系すごろくを採用
  • 遊戯王チックなカードをギミックとして絡ませる
  • スタートは混雑緩和で4角の4ヵ所設定
  • すごろくレイアウトは外周、内周プラス4方向から中央ゴールへ
  • 4分割したエリアをアクションエリアとして利用する
  • 9種のミッションを配置する
▲4つのアクションエリア設定
▲9種のミッション
▲全体レイアウトマップ

 今回はこのイベントにおける最大のギミックである“バトルカード”を作成していこうと思います。

カードバトルシステムを考える

 まず結論からですが、以下のような成果物ができあがりました。

●味方(召喚獣)カード

 こいつはプレイヤーを助ける召喚獣です。実際にカードサイズにして、プレイヤーに配布する予定です。

●敵(モンスター)

 こいつはバトルマスに設置する悪いモンスターです。マス目に配置するだけなので、カード化はせず、A4サイズでプリントアウトして貼り付ける予定です。

 でもって、プレイヤーがそこに止まったらバトル開始、という仕組みです。

これでHPを削りあって…RPGっぽい闘いを…!

な~んて考えたんですけどね。

でも…体育館内でアナログな計算をしながらコチャコチャやるのも現実的じゃないな…

小っちゃい子もいるしな…

と思い、それは断念しました。

バーコードバトラーを使って、何かうまいこと…

なんて飛躍したことも考えたんですけどね。却下です(苦笑)。

 そもそも論で、このバトルもすごろく内のいちミッションイベントですからね。あまりこれに時間をかけるシステムは避けるべきです。テンポ悪くなるので。

 ですので、ジャンケンに近い一発勝負方式を採用しようと考えました。

シンプルバトルシステム

レベルの設定

 バトルを一発勝負のシンプルシステムにするとなると、基本的には数値の比べっこ、となります。思いつくのは

  • 攻撃力と防御力の比較
  • 超人強度(笑)的な総合値の比較
  • レベルの比較

といったところです。

 ここはよりわかりやすい“レベルの比較”で勝敗を決する方式を採用しました。つまり

レベル2の敵には、レベル3の召喚獣カードを出せば勝てる

という仕組みです。シンプルです。

属性の設定

 ただこれだけだと、あまりにも単調すぎます。バトルに広がりがなさすぎ、マンネリ現象が起きること請け合いでしょう(笑)。

 ですのでもう一軸、ギミックを配置することにしました。それが“属性”の設定です。

炎・氷・雷・風

 RPGではありがちな“地水火風”に準ずるこの個性づけを敵モンスターに施し、カテゴライズします。

 そこにジャンケンでいうところの“3すくみ”ならぬ“4すくみ”の関係性をもたせ、その特性差で勝敗を決するわけです。

 こんな感じですかね。そしてこのギミックを配置すれば

レベルでは負けてたけど、属性で勝てたぜ!

といったような、逆転勝ち、もしくは作戦勝ち的な達成感を味わえるかな、と。

モンスターバリエーションを考える

 以上の流れから、レベルと属性の2軸で敵キャラクターを作成していきたいと思います。

 属性は先ほど記した“炎・氷・雷・風”の4種がわかりやすくてよいでしょう。あとはレベルを何段階まで設定するか、です。つまり

属性 × レベル段階 = モンスターの総数

という計算で、作るべきモンスターカードの総数が決まるわけです。

 仮にレベルを8段階まで設定するとなると

4属性 × 8レベル = 32体

となり、32体のモンスターカードを作成することになります。

ちょっと…32体は辛いな…

と直感的に感じたので(苦笑)、ここはレベルを5段階までとし

4属性 × 5レベル = 20体

の20体のモンスターを作成することにしました。

 それに対して味方カードである召喚獣も20体だと制作が辛すぎるので、召喚獣カードは1~8レベルの8体としました。

 種類が少なくなる分、1キャラに2つの属性に勝てる設定などを施し、枚数削減とのつじつま合わせを行ったわけです。

 こんなカードです。この虎はレベル3以下の、炎と雷の属性を持つ敵に勝てるわけです。

素材を集める

 設定が決まったので、いざカード作成です。ここでネットが大活躍ですよ(笑)。

 ただ版権があるイラストを勝手に拝借するというのは、後々問題が起きそうですからね。フリー素材だのみの作業となりました。

 カード枠やタイトル帯、羊皮紙風のウィンドウ、背景の魔法陣、レベルを表す☆などは、『イラストAC』から拝借しました。

無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」
イラストACは、無料でおしゃれなかわいい季節のイベント・人物・動物・フレーム・子供などのイラストがAI・JPEG・PNGでダウンロードできる素材サイトです。

 問題はモンスターのイラストです。イラストACにもあるにはあるのですが、ちょっとイメージに合わないんですよね。

 そんな中ネットを徘徊していると、ドンピシャのフリー素材サイト様が見つかりました。

https://nanamiyuki.com/

 『七三ゆきのアトリエ』という素材サイト様なのですが、モンスターのクオリティが高い!!

▲素晴らしき素材群

 これもんですからね。もう見た瞬間に

これだ~~~っ!!

と感動し、使わせていただきました。ありがとうございます、本当に感謝申し上げます。

 そして…作りましたよ、召喚獣8体と敵モンスター20体。敵は属性によって色味を統一しました。

  • 炎のモンスター…赤系統
  • 氷のモンスター…青系統
  • 雷のモンスター…黄系統
  • 風のモンスター…緑系統

と、誰でも思いつくような色わけです(苦笑)。でもチームカラーのようで個人的には気に入ってます。

モンスター名、必殺技名を考える

 意外と大変だったのが、モンスターの名前やら必殺技の名前を考えることです。せっかくなんでね、カッコいい名前をつけたいじゃないですか。

よし、ここは中二病モード全開だっ!!

 と意気込んだのですが、楽しいのははじめだけで、途中からは全28体もいるキャラの数に辟易としてきました(苦笑)。

 ほら、せっかく属性も設定したので、炎のモンスターは火っぽい名前や技名にしたいじゃないですか。

 ただそれにこだわりすぎると、語彙が枯渇するという“しばり”状態に陥ってしまうんです(苦笑)。

う~ん、雪崩って英語でなんて言うんだ?

みたいな感じでカタカタと調べ始めたりして(笑)。

 ヤフー知恵袋とか助かりましたよ。また、このようなサイト様もあったりして。助かりますよね~(笑)。

 そのような苦難を乗り越え、なんとか28体の制作が完了しました。

フォントもこだわりたい

 これでほぼモンスターと召喚獣のデータはできたのですが、一点気になったことがありました。

『遊戯王』みたいなフォントがない…

ということです。

 ここまでやったのならば、やはり遊戯王チックなフォント、欲しいじゃないですか(笑)。

 というわけで探しましたよ、フリーのフォントを。

四季の詞〜冬┃無料ダウンロード┃白舟書体 伝統的書体から遊び心溢れるデザイン筆文字のフォントまで
伝統的書体から、遊び心溢れるデザイン筆文字のフォントまで。個性が表現できる!

 こちらのサイト様より、『白舟古印体年賀』というフォントをダウンロードさせていただきました。

 ただし“年賀”という通り、漢字については年賀状でよく使いそうな文字しか入っていません。ですので、ひらがなとカタカナのみで使用しました。

 それでもだいぶ遊戯王チックになったと思います。ありがとうございました。

現物のカードを作成する

 データができ上ったので、今度はこれをカード現物に具現化していこうと思います。

 敵モンスターはカードにする必要ないんですが、召喚獣カードはちびっ子に配るので、このフェーズが当然必要なんですよね。

 こんな感じでA4用紙に9面付してカラープリント。そしてそれをラミネート加工します。

 おお、いい感じの質感が出てきましたね。

 そしてこれをカッターナイフで丁寧にカット。これで完成…としたいのですが、四隅が尖っていてちびっ子には危険ですね。

 というわけで、これを角丸加工していきたいと思います。その秘密兵器が…

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コイツです。なんと四隅を丸くカットできるパンチなんですね。

 コイツを使ってできたカードが…こんな感じです。

▲裏面も柄模様を入れました

 どうでしょうか。けっこうちびっ子のテンション、あがるのではないでしょうか(笑)。

 ただこの地道な作業を何枚やるのかと思うと、軽く貧血を起こしそうです(苦笑)。

次回予告

 以上、このすごろくのギミックのメインである敵モンスター作成、そして味方カードである召喚獣カードの作成についてでした。

 次回はさらなるカード作成編です。“冒険ファンタジーすごろく”であるならば、当然伝説の武器は欲しいし、魔法もなくちゃあいけない(笑)。

 そしてフィールドを『HUNTER × HUNTER』の『グリードアイランド』っぽくするために欠かせないのが、“お助けカード”ですよ。

©冨樫義博

 ということで、次回は

  • 武器カード
  • 魔法カード
  • お助けカード

を鋭意作成していきたいと思います。ではまた。

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