ジャスティスマンを追ってサイコマンの研究所に向かったネメシス。そこには五大刻・ファナティックと共に、カプセルに閉じ込められたジャスティスマンの姿が——!?
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ピュア超人
あの最強超人・ジャスティスマンと予想外の再会をすることになり、

あのジャスティスマンが…なぜこんなことに!
と絶句するネメシス。しかし絶句するもすぐに

まさか…貴様が倒したとでもいうのかーっ!?
と、読者が一番知りたい質問をすぐに叫んでくれます。絶句の時間、一瞬でした(苦笑)。
これに対してファナティックは

倒すなんてとんでもない。
強そうで厄介なので、眠っていただくことにしただけです
と、戦闘前にラリホー(笑)を唱えたことを明かします。
やはり…純粋な戦闘、つまり実力でジャスティスマンを排除したわけではなく、前回予想した通り姦計による封じ込めでした。そしてその姦計はラリホーだったと。
この事実に対して

眠るだと!?
と驚嘆するネメシス。
…素直。大叔父、リアクションが素直です。もちろん彼が読者の気持ちを代弁してくれていることは重々承知しているのですが、あまりにもリアクションがピュアすぎて、そこに可愛らしさすら感じるほどです(苦笑)。
まあ大叔父の魅力については置いといて、実際呪文のカラクリはどんな仕組みだったのでしょうか。それについてファナティックは

試しに闘ってみてもよかったんですが、無傷ではすまなそうですし、時間もかかるでしょう
と、ジャスティスマンの価値を貶めず、自分の価値も上げるという絶妙な感想を口にした後、おもむろに背後のドアを開けます。そこに現れたのはなんと、我々も見覚えのある、始祖のダンベルを収めた真実の口…

ビギニングストーン!
おお~、ここでまさかの真実の口! っていうか、あれ『ビギニングストーン』って名前だったんだ(汗)。
いや~、いつもながらゆで先生、誰も予想しない設定をぶつけてくるなあ。たしかにビギニングストーンは、完璧超人始祖を全員消滅させる機能を持つシステムでしたよ。
そう考えると、あれを利用してジャスティスマンが眠る、という展開は、始祖が消える、というこのアイテムが元々持つ役割と方向性が近しいから、たしかにしっくりとくるんですよ。ラリホーと親和性が高いというか。それだけにここでこれを出すのはうまいなあと感じますね。

あとは超人墓場の零の部屋にあるビギニングストーンがなぜここにあるのか、眠らせる手順はどんな感じなのかの疑問が残ります。これについては大叔父が

なぜこれがここにある!?

停止したジャスティスマンとどんな関係があるんだーっ
と、矢継ぎ早の質問攻勢。さすがは読者代表、卒がありません。でもやはり漂うピュアなリアクション芸(笑)。
いや~、ホントにサダハル大叔父、素直。ある意味彼は精神的に潔癖すぎるのかもしれませんね~。そんな彼に清濁併せ吞む政治は無理ですね。
彼は政争に巻き込まれて幽閉され、その存在をなきものにされた過去があるのですが、仮に政争に打ち勝って表舞台に立っていたとしても、

あれはけしからん!

これもけしからん!

全部禁止だ!
なんてその潔癖さが無双して世の中がギスギスし、それによる不満で民衆がついてこられず、王政はもっと傾いていたんじゃないかな~?
まさかの石板
そんなことを考えていたら(苦笑)、ファナティックも

ニャガニャガ、質問が多いですねぇ
と、少々ウザがってキセルと「フーッ」と一服。いや、これについては彼のこの反応も理解できます。それくらいネメシスさんのがっつきぶりが前のめりなんですよね(苦笑)。
いや、いかんいかん、そんなことを言っては。ネメシスさんは我々のためにがっついてくれているんだ! 感謝しなければ(笑)!
そんなピュアでステキなネメシスさんの心意気が通じたのか、ファナティックは

せっかくのお客さんですから、わかりやすく説明してさしあげましょう
と、真摯に対応。そしてその解説において

この石板とダンベルは本物です

超人墓場のがニセモノです

私がまるごとすり替えたんです
と、石板の所在について衝撃の事実を告白します。これを聞いたネメシスは

デタラメを!
あの場所でそんなこと誰もできるはずが…!?
と、ファナティックの両肩をつかみ、合点がいかないストレスをぶつけます。
その形はまるで『審判のロックアップ』そのもの。そこでファナティックの技量を推し量れそうなものですが、ネメシスにはその余裕はなさそうです。
そんな興奮気味のネメシスですが、前回に続いてここでも

いや、待てよ…もしや!?
と、ハッと我に返ります。
感情の急加速、急ブレーキが頻繁で、同乗者は乗り物酔い必至、といった感じでしょうか…ダメだ、大叔父は真剣なのに、イジりがいがありすぎる…ごめんなさい、ごめんなさい(笑)。

そして思い当たる節に気づいたネメシスに代わり、ファナティックが

そうです、普段なら無理ですが、つい最近それが可能なタイミングがあったんですよ

あの部屋が空になったことがありますよね?
と、種明かしを披露。そうか~、あの時か。超人墓場自体がもぬけの殻に等しい瞬間、たしかにありました。

閻魔さまが悪魔将軍と闘ったあの時か!
ネメシスさん、正解! 奇しくも御大将ザ・マン自らが出陣し、かつその留守中に将軍サマの侵入によって内部を破壊し尽くされた超人墓場。そんな混乱の非常時に忍び込まれていたとは…。
そしてその時のミッションについて、ファナティックは詳細を

刻の神は用意周到で、実はあの頃から私たちの計画は始まっていた

刻の神は私に超人墓場へ潜入し、ダンベルをすり替えることを命じた

潜入したらあら不思議、墓守鬼の皆さんはこぞって好意的に出迎えてくれた

おかげで悠々とすり替えができ、本物を密かにここまで運んでおいたというわけです
と語りました。
潜入で気になったこと
用意周到の件
この事実にはいろいろ気になる点があるのですが…まずは大きな視点からいってみましょうか。刻の神がこの闘いの準備を、始祖編の頃からしていたという点ですね。
この動きは“漁夫の利作戦”とでも言いましょうか、二つの勢力が激闘の最中に

しめしめ…
と予備工作を行っていたことになります。
このような動きは、三勢力以上の軍団がある場合、あって当然の動きだと思います。それこそ三国志でありがちなもので、それぞれの軍団の駆け引きがクローズアップされてきた今シリーズらしいエピソードだといえるでしょう。
そう思うと、完璧超人始祖編は正義・悪魔・完璧という三勢力が争う闘いだったのではなく、あくまで正悪連合軍vs完璧という、三勢力抗争に見せかけた、実質二勢力抗争であったことが浮き彫りになりますね。
しかしながらこのエピソードによって、今シリーズは慈悲・調和・刻という三勢力が、本当に三勢力同士で争いを繰り広げていると強調されたような気がします…まあまだまだ慈悲と調和は連合っぽいですけどね。
おそらくですが、ゆで先生は『完璧超人始祖編』では完全に描けなかった三軍対抗戦に、あらためて挑戦しているのではないのかな、と感じました。

エントランスがザルの件
次に気になったのは、超人墓場のエントランスがザルすぎる、という点です(笑)。潜入工作員が守衛に手を振って

こんにちは!
と挨拶をしながら堂々と敷地に入り、しかも歓迎までされている。そして悠々とミッション達成…これはもうギャグでしかないですよね、普通なら(笑)。
ただこれをギャグにさせない理論武装をきちんとしているのはお見事で。
- 超人墓場の主や主力が不在
- 先行した潜入者が留守番を大掃除
- 施設が大混乱&機能不全
- 施設管理者にそっくりな第二の潜入者
これらの状況をしっかりと設定することで、ギャグがギャグにならないんですよ。この状況を並べられたら

ま、まあそんなトントン拍子もあり得るよね
って納得しちゃうんです(笑)。実際の話、ネメシスも

その容姿なら墓守鬼たちも欺ける…!
って、ウンウンと頷いちゃってますからね。
でもその背後にうっすらとした微笑ましさというか、おまぬけ感がにじみ出ているのがいかにも『キン肉マン』という作品らしくて、そこにとてつもない愛らしさを感じるんですね。
それこそこの事実を知ったザ・マンが

いやはや、してやられたわい
と、最近得意の頭をかく仕草で“てへぺろ”しちゃう姿が見え隠れしちゃうくらいの愛らしさなんですよ(笑)。いや~すごく好きですね、このテイスト。

というか、手を振って挨拶しながら潜入してくるんじゃないよ、ファナティック。どんだけ緊張感ないんだ。背中に妙な風呂敷背負って(笑)。
でもあれですね、あの当時、混乱の超人墓場で悪魔将軍とネメシスが零の部屋で対面していたことを思うに、彼らはファナティックとニアミスしていたことになりますね。
もし鉢合わせになっていたとしたら、とてもややこしいことが起きていたのではないかと、そちらも想像が膨らんじゃいます(笑)。
レプリカの件
そして次の気になる点が、

ビギニングストーンのレプリカ、誰が作ったのかな?
という素朴な疑問です。
いや、あれだけ大きなものをすり替えるわけですから、そのレプリカも相当ソックリにできていなければならないわけで。
指令を受けたファナティックが作ったのか、それとも造形に秀でた時間超人の誰かが作ったのか…あっ、ひょっとして刻の神は、すでに造形の神を味方に引き入れている…(笑)?

でも冗談抜きで、このミッションはあのレプリカの出来こそが成功への絶対条件ですから、かなり重要な部分なんですよね、造形。
ですので、もしこのレプリカの質が悪かった場合には

ではファナティックよ、こいつを超人墓場のそれとすり替えてきてくれ

…えっ!?
こ、これを…でしょうか? 恐れながら、少々バレやすいのでは…

そうか?
…大丈夫だと思うけどな

う、う~ん…(汗)
みたいな感じで、ファナティック困っただろうなと(笑)。
でも万が一そんなことがあったとしたら、刻の神軍にもちょっとおマヌケなテイストが透けて見えてきて、またもや微笑ましくなってしまいますね(苦笑)。

初来訪でない件
そして最後にもう一点、ファナティックはサグラダファミリアの来訪が今回が初ではなかった、という事実です。彼はビギニングストーンについて

悠々とすり替えができ、本物を密かにここまで運んでおいた
と告白しています。つまり本物をここに置きに来ているんですね。
ですので、直近での彼の

私はここに来たくて来たくてたまらなかったのですよ!!
という、いかにも初来訪というテンションを感じさせたセリフと齟齬があるなあと。
もちろん“ミッションの続きを再開したくてしかたなかった”というテンションだったともいえますが、すこ~し違和感を覚えましたね。
それともあれかな、完璧超人始祖編後に、オメガ・ケンタウリの六鎗客がサグラダファミリアを急襲したときに

ヤバイ、ヤバイ、あれが見つかっちゃう!
と実はハラハラドキドキしていて、その焦燥感があったからこその

私はここに来たくて来たくてたまらなかったのですよ!!
(よかった、ビギニングストーン、無事だった…ホッ)
だったのかもしれませんね(笑)。
ダンベルと寿命の秘密
そしてネメシスは、そんな私のくだらない気づきのあれこれではなく(笑)、

なぜダンベルをすり替える必要がある!

それとジャスティスマンの状態にどういう関係がある!
と、回り道なしのド直球を、矢継ぎ早に繰り出します。素晴らしい、とにかく最短距離を突き進む大叔父。でも…少しせっかちかもなあ(苦笑)。
とはいえ、たしかにその相関性は私も知りたいです。するとファナティックは

おやおや、アナタそんなことも知らないのですか
と、人を食ったような態度をとると、以下のように語りました。

あのダンベルは元の所有者たちの“命”そのもの

彼らは太古にザ・マンから永遠の命を授かった

それは寿命が延びたわけではなく、実は命の交換をしていた

彼ら完璧超人始祖は寿命の尽きない新たな命の代わりに、寿命の存在する本来の命をザ・マンに差し出したんです

つまりあのダンベルは、彼らひとりひとりの分身のようなものですよ
そんな新たな事実を語ると、ファナティックは続けて

それをマグネット・パワーの海でガチガチに固めて封印してしまうと…どうなると思います?
と尋ね、それにネメシスが

それでジャスティスマンは封じられた!
と理解反応を示し、次回へ続く、です。いや~、またもや新たな事実が発覚しました。
なんと…ダンベルが始祖の元々の命…? これって、考えようによっては、あのダンベルこそが完璧超人始祖の本体、ということになりますよね。
そしてその命そのものに負荷を与えれば…それに連動して肉体にも影響を及ぼす、ということになります。つまりジャスティスマンは眠っている、と表現されましたが、正確には硬直している…と表現した方が正しいのかもしれません。
それはラリホーというドラクエの呪文よりは、ストップ、もしくはスタンという、ファイナルファンタジー寄りの魔法効果の方がイメージが近いですね。
いずれにせよ、ジャスティスマンは実力勝負で負けたわけではなく、予想通り姦計、それもかなり壮大な姦計によって戦線離脱を余儀なくされたことがわかりました。
いや~よかった。いや、よくはないんですけど(苦笑)、彼の箔に傷がつかなくてよかったです。やはりジャスティスマンは無双キャラでいてほしいので…。
ただこの仕組みが分かった以上、当然のことながら完璧壱式・ゴールドマンもまた、どこかで動きが停止していることになりますね。魔界の奥深くにある椅子の上で、頬杖をつきながら固まっているのでしょうか。
座っている状態ならまだしも、もしも足の爪を切っていたり、耳垢をほじっている最中に固まっていたら、あまりにも不意打ちすぎてかわいそすぎます(苦笑)。
魔界で留守番をしているザ・ニンジャが耳を掘ったまま固まった将軍サマを見て

しょ、将軍様…いかがなされた?
と、怪訝な顔をして心配していないことを祈ります(笑)。

あと宇宙の彼方に飛んで行き、お空の星となったシングマンも、地球に戻ろうと宇宙遊泳をしている最中、固まってしまって困っているのかもしれません。あ、私シングマン、まだ生きていると思っているので(笑)。
刻の神、墓穴を掘る?
ただ私、このビギニングストーンを利用した姦計って、ひょっとしたら

刻の神は墓穴を掘ったかもしれない
とも感じているんですよ。
これって要は完璧超人始祖の命の源を手中において、外的パワー(マグネット・パワー)を与えることで戦線に参加できないようにしているわけじゃないですか。
でも…マグネット・パワーって、彼ら五大刻がハッキリと言っているんです。

マグネット・パワーは生命の源
って。これってよくよく考えたら、完璧超人始祖の命に、マグネット・パワーという新たな命の源を注ぎ込んでいることにもなるんですよね。
そして連想したのが、正義超人たちを“人面疽”として人質にとった、プラネットマンの『人面プラネット』なんですよ。
あれって最終的には、人質に己のパワーを与えて復活させてしまったじゃないですか。そしてその人質的な運用法と、今回のビギニングストーンを利用した封印法のベクトルがちょっと似ていると思っているんです。
つまり何が言いたいかと申しますと…
完璧超人始祖の復活
の準備が整ったのではないかと。
要はプラネットマンの人面プラネット同様、下手に始祖に生命エネルギーを注入してしまったがゆえにそれがアダとなり、あの連中が復活すると。そして刻の神軍や調和の神軍と闘うんですよ。

そんな胸躍る妄想をしてしまったからこその、

刻の神は墓穴を掘ったかもしれない
予想なんですね。実力者を封印したつもりが、かえってそれを復活させることになってしまった。
もしそのようなことがあって、またペインマンやガンマンが暴れてくれたら、とても胸熱いと思いませんか(笑)?
ファナティックとは
ですが、です。仮に完璧超人始祖が復活したとしても、サイコマンだけは復活しない、と思っているんです。それはなぜかというと、

サイコマンはもう目の前にいる(=すでに存在している)
からです。ええ、ファナティックはサイコマンです。いや、もう少し詳しくいうと
ファナティックはサイコマンの前身
だと考えているからです。

…何をいっているのかよくわからない
ですよね。え~とですね、わかりやすくいうと

ファナティックは若い頃のサイコマン
であり、

サイコマンは魔時角を折って数億年過去に遡ったファナティック
だということです。
要はこの刻の神編のどこかで、ファナティックが過去に戻らざるをえない状況が生まれるんです。そして過去に戻ったときにザ・マンに弟子入りをし、サイコマンと名乗るようになるんですよ。
その時のファナティック状況や心境は
- 記憶をなくした
- 今シリーズでファナティックとしてザ・マン(マン軍)と闘い、刻の神ではなく慈悲の神を信奉するように心変わりしていた
- 数億年前の慈悲の神を暗殺しようと野望をもってタイムリープした
といった感じではなかろうかと。まあ敵味方、いろいろなパターンの感情があるかとは思いますが、とにかく過去に戻ったんです、彼は。
そしてそう考えると
- サイコマンという超人を本気で知らない
- でも口癖や性格、容姿がソックリ
- でもどことなくサイコマンより表情が幼い
- マグネット・パワーに執着心がある
という現在のファナティックの特徴が、すべてしっくりとくるんですよ。

実はこの予想、私が考えた予想ではないんです。前回感想をアップした際、コメントでこのような予想を書き込んでいただいた方が複数いらっしゃったんですね。
以下、原文のまま引用させていただきます。
ファナティックに関してちょっと思う所…というか思いついたことがあるので投稿させていただきました。
それはファナティック→サイコマンであって、ファナティック=サイコマンではないということです。
わかりにくい言い方をしてスイマセンw
つまり、時間超人という生涯一度だけタイムスリップができるファナティックがこの戦いの後で変化した姿がサイコマンなのではないでしょうか?同じ時間超人であるカオスもかつてタイムスリップした際に魔時角が不完全な状態だったため、タイムスリップも不完全になってしまい記憶を失ってしまったという過去がありました。
それと同様に今回の戦いで敗北し、重症を負ったファナティックがタイムスリップして過去改変をしようとしたが、失敗し遥か太古の昔にまで飛ばされてしまい、しかも記憶を失ったところで、ザ・マンに見いだされた超人がのちのサイコマンになったのではないか?…という考察(妄想)です。
~中略~
何の根拠もないただの妄想かもしれませんが、
奈茄死様コメントより引用
・マグネットパワーを発見、執着したのは元々時間超人だったから。
・始祖のなかで一番新たな進化に近かったのも、本来は未来で生まれた超人だったから。
・etc…
と、様々な事柄に納得のできる理由が生まれ、「時間」というテーマに対しこれほどふさわしい伏線回収ができるのもお話的には実にオイシイ(笑)と思うのです。
的外れな予想かもしれませんが、ファナティックの正体はサイコマンの前身、つまり「ザ・マンの弟子になる前のサイコマン」なのでは。
このシリーズの最後にザ・マン陣営に敗れたファナティックが魔時角を折って遥か過去にワープし、そこでザ・マンの弟子サイコマンになるという展開です。
その際にファナティックはザ・マンの人格に深く感銘を受けていたため、結果的にサイコマンはザ・マンを狂信的に信じるようになり、また今回のジャスティスマンとのいざこざが、サイコマンとなった彼がジャスティスマンと反りが合わない原因になっているとか。
ishii様のコメントより引用
いかがですか? こちらの方々の予想、すごくないですか? 私はその予想にいたく感銘を受けたため、
ファナティック➡(過去へ)➡サイコマン
説に乗っからせていただき、それを推し予想とさせていただくことに決めました。
もちろん読者予想のはるか右斜め上を展開してくるゆで先生なので、大外れの可能性もありますが、なんとも夢のある予想だと感じています。
それに…いつも外れる私の予想ではないので、ワンチャン当たるかもしれませんよ(笑)?
その他気になった点
その他気になった点は
- タイトルに“最強の男”と表現されるジャスティスさん。私、気分がいいです(笑)。
- ネメシスの額の“完”って、毛筆体なんだよな。
- 完璧超人のコスチュームをサダハルに与えたミラージュマンのフォントセンスかな?
- いずれにせよ、カワイイ書体でなくてよかった(笑)。
- ジャスティスさんが、何をしゃべっている最中に固まったのか気になる。
- 「貴様!」「いくぞっ!」「やるかっ!」とか?
- 「足つった!」「腹減った!」「今日も残業だ!」とかだったらやだな…(笑)。
- 拾式のダンベルは、持ち手が波打っているデザインに、サイコマンのひねくれ加減を感じて笑える
- ネメシスは真面目すぎるから、ファナティックは簡単に手玉にとれそうだなあ…。
- すでにイジられているし(苦笑)。
- つまり闘うには相性が最悪だよ、ネメシス…。
- 質問時に指さし確認が多いネメシス。サッ! サッ! 几帳面(笑)。
- わざわざ下から覗き見込むファナティック。癪に障るな(笑)。
- ネメシス、思わず「ハァ?」発言(笑)。
- きちんと二人にマグネット・パワーの反射光エフェクトがかかっている描写がすごい。
- 将軍vs武道、完璧超人始祖揃い踏みの新規イラストは嬉しい。
- ファナティックの超人墓場潜入シーン、面白すぎる…(笑)。
- 墓守鬼、仕事して…(笑)。
- ファナティックの潜入は、ダンベルがすべてそろってサンシャインがそれを埋め込んだ直後くらいかな。
- 椅子の逆座りをするファナティック。放課後の教室か(笑)。
- 完璧無量大数軍、つまりネメシスも寿命はないはずなのだが…始祖とは仕組みが違うのかな?
- ここまで激しいリアクションをネメシスにしてもらえたら、ファナティックもしゃべりがいがあるだろうな(笑)。
こんなところですかね。次回はこのままネメシスvsファナティックに突入でしょうか。ただネメシスは完全にファナティックの手のひらで転がされているので、かなり不安です(苦笑)。
また、感想の途中で登場した『人面プラネット』の使い手たるプラネットマンについて復習したい方は、ぜひこちら↓をどうぞ。
そして…超人批評は新作がアップされております! 今回は“ダッシュキャラ”という新境地を開拓したキン肉マングレートです。
彼の持つ特異なキャラクター性とは何なのか。それが後年にどんな影響力をもったのかを細かく考察しておりますので、ご興味ありましたらどうぞ↓。おかげさまで大好評です。
およそ一か月後に迫った、今年7月にTBS系列で放送される新作アニメについての、演出における雑感も書いてみました。こちらもいよいよXデーが近づいてきて目が離せませんね。よろしければどうぞ↓。
キン肉マン以外でも興味深いコンテンツを探している方はこちら↓なんていかがでしょうか。
『ケーキの切れない非行少年たち』という認知に関する本を、研究所の“しょちょー”とその愛犬・マロの楽しい会話形式でご紹介しています。

本を全部読んでいるヒマはないんだよね~
という方、内容を要約しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
さらに…! 最新刊『キン肉マン84巻』が3月29日に発売されました! 表紙はかっちょいいチームマリポの面々! 新たなる敵・刻の神軍に挑む彼らの勇姿をプレイバックですね。ではまた。


コメント
アキラさん、こんにちは。
投稿、首を長くして待っておりました。
私も、最強の男を閉じ込める方法のくだりが、とても嬉しくなりました(笑)もはや作者公認みたいなw
でも、やはり私としては今回の話を見ても、
ジャスティスマンがもう一戦ある気がしてなりせん。私の願望も入ってるかもですが(笑)
あとは、アキラさんの読み通りの展開になるのもワクワクします!ガンマンとかペインマンがこちら側で戦うとか胸熱すぎますね!
だいすけさん、こんにちは。
楽しみにしていただけてありがたいです!
そうなんですよ、ジャスティスマンが最強の一角ということが、オフィシャルになった感があって嬉しいんですよね!
そして私も彼の闘いは見たいです。見たいのですが…強すぎて逆に扱いづらいのかなと(苦笑)。
そう考えると、彼がサタン退治に出てきたのはベストタイミングだったのだと思います。刻の神編でも、似たような状況があればいけるかもしれませんね。
ジャスティスさん公認の最強となるも封印さる
公認最強さんを戦わせずにかつ両者の格を下げずに動きを封じる
この難題をすっとする方法で解決し、ついでに完璧始祖の出番も封じる
これはゆで先生の技が冴えまくってますねえ
しかもやりようによっては始祖増援の伏線にも使えるとかこの先の展開が楽しみすぎますね
そしてファナティックのタイムリープ説、現実味を帯びてきましたね
わちきの人もしてんだからもちろんありですよね
タイムリープに絡むのは予想の通りかわちきの人か、気になりますね
uzukiさん、こんにちは。
そうですね、作者公認の最強になりましたね、ジャスティスマン。
キャラの価値をどう保つか、これは漫画家の永遠の命題ですね。最近のゆで先生は、うまくやっていると思いますね。
タイムリープはコメントしていただいた方の予想がキレキレですごいです、ホント。ワチキさんの動向もすごく気になります。
アキラさんこんばんは!
そうですね、やはり生真面目なネメシスは政治家向けではないです。生真面目すぎて恐怖政治になりそうです。やはり清濁併せのめる真弓ぐらいが大王としてはちょうどいいのかも(笑)
たけさん、こんにちは。
今回のネメシスは、ややうざいですが可愛さすら感じました(笑)。
そして清濁併せ吞む能力と懐の深さがある真弓は、実はすごい人なのかもしれませんね。
アキラさん、こんにちは
ネメシスがファナティックの言葉にいちいち反応するの楽しいですね。そして、すぐに我に帰るところもなんだか面白いです。
かつての冷静沈着な彼なら「ふっ…なるほど、そうゆう事か…」みたいな感じで冷静に会話してたと思うのに今は「審判のロックアップ」までしちゃってますからね(笑)
読者の代弁そしてリアクション、笑いをとりにいく、やっぱり彼もキン肉王家の一員なんだなと思いますね。ド派手な入場をする日も近いかもしれませんね(笑)
余談ですがもしサタンがサグラダファミリアに到達していたらジャスティスマン戦を回避できたんじゃないかなって思いました。まぁ回避したところでネメシスに倒されたでしょうが。
もしかしたらサタンは刻の神の暗躍を知っていてビギニングストーンを使って何か企んでたのかもしれませんね。
アトールさん、こんにちは。
そうなんですよ、今回のネメシス、かわいくて(笑)。やはりキン肉王族の血は、なかなか感情を抑えるのは難しいんですね。
サタン様も微妙にかわいい(笑)ので、再登場もウェルカムですね。利用されてしまった彼の現在の心境も聞いてみたいです。
アキラさんこんにちは。
ファナティックが過去にタイムリープしてサイコマンになった可能性は十分ありそうですね。あのキセルが魔時角かな?サイコマンは当初マグネットパワーの存在を知らなかったようなので、カオス同様に記憶喪失になったんでしょうね。
ところで始祖編でサイコマンはジャスティスマンに「あなたは天才です、私の邪魔をすることにかけてはね~っ!」と語気を荒くしていましたが、「そんなに邪魔してたかな?」と頭に引っかかっていました。
もしかすると今後の展開で、ネメシスが敗北するも最後の力を振り絞って封印マグパを停止→ジャスティスが再起動して研究設備を破壊→あわててファナティックがマグパ装置ONして再びジャスティス固まる、という展開を予想してしまいました。それをサイコは深層心理で覚えていてあのセリフに繋がったとすると、自分的に納得感があります。
ホルモンさん、こんにちは。
キセルが魔時角…! 鋭いですね、それ。もしそうならば、サイコマンがキセルを咥えていない理由もスムーズになりますしね。
ジャスティスマンがサイコマンの邪魔をする第一歩が、実は今回のエピソードなのかもしれませんね(笑)。
こんばんは、今回ジャスティスマンが捕らわれた理由について、石板とダンベルを絡めてくることは私も予想外でした。ですが始祖の命を預かるくらい重要なものですから納得、でした。墓守の鬼達もサイコマンと間違えて通したんでしょうね。
ですが始祖復活の可能性は本当に濃厚になりましたので復活して欲しいです。
私としてはジャスティスマンの捕らわれた時の表情は「お前は」、と言った直後と予想しました。
MKさん、こんにちは。
今回のダンベルは、本当に予想外でしたね。というか、ゆで先生、予想を大きく超えてくるの毎回すごいと思います。
そして始祖の復活、期待したいですよね! また大暴れする彼らを見てみたいです!