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バイコーンのフェイバリットを食らったプリズマン。全身が砕け散ったかのように見えましたが…やはり贅肉が削ぎ落されただけ、という結末でした。
でも体幹部も粉々になったような描写だったから、シェイプされた内部が残るという展開は、ちょっと表現的に無理があったかな~。
でもって得意のキャンバス手裏剣を繰り出し、反撃をするも、大きなダメージは与えられずに“大道芸”とこき下ろされて、ニードロップを食らいます。
このあたりのバイコーンの口上には「うん、うん、その通り」とうなずいてしまいます。だって…本当に小細工だけの大道芸じゃないですか。
もうね、教養がなく礼儀もしらないキャラが、小細工技しか出せないんじゃ、なかなか感情移入して応援することはできないですよ、申し訳ないけど…。
基本的に私は昭和キャラに肩入れしがちなんですが、プリズマンはどうもまだそれがしづらいです。今後の展開でそれを覆してくれると嬉しいんですけどね。
対するバイコーンも、あまりいい性格だとは言えません。イケメンでカッコいいのですが、サドっ気があるというか、冷徹なんですよね。
相手の意地や誇りをあえて挫きにかかるところが、性格悪いです。なんか好きになれない者同士で闘っているカンジです。
そして今回わかった事実としては、超神の超人強度は一律で9999万パワーだということです。
邪悪神が1億パワーだったので、1億パワーなんだろうなあとは思っていたのですが、肉体化で1万パワーを消費するらしいです。ということは、ザ・マンも9999万パワーなんですね。
細かいことですが、依り代に憑依する邪悪神は、1億パワーを維持できるということでしょうか。それともやはり実体を持つのに1万パワーが必要で、ホントは9999万パワーだっただけど、面倒くさいから1億パワーといっていたのでしょうか(笑)。
もし前者だとしたら、その1万パワーの差が勝敗を分ける展開もありそうです。特にBP砲の試合では。もちろん彼らがまた邪悪神の憑依を受け入れれば、の場合ですけどね。
今回一番面目を潰されたのがジェロニモです。プリズマンのピンチに必死で声かけしたのに
「ジェロニモごときが偉そうに」
「オレにアドバイスしてんじゃねえ」
「この超人もどきが」
と、読者すらも遠慮して口にしていなかった事実を(笑)、あっさりと口にするプリズマン。さすがは気遣いという言葉を知らない無教養超人です。
さすがにこれはかわいそうだよ、と読者の皆様も感じたと思うのですが、当のジェロニモが
ちょ…超人もどきってひどいズラ!
と、何とも情けない返しをしたために、申し訳なくも爆笑してしまいました。語尾の“ズラ”がまたなんとも情けないんですよね(苦笑)。
しかし…これは作品内における完全な人種差別ですよ。まあ完璧超人が登場したあたりから、この作品においては人種差別が公然と行われてきたのですが、今回のやつが一番ひどいかな(苦笑)。ブロッケンJr.のことも「半分人間みたいなもん」と言っていましたからね。まあその通りなんですけど。
ただ結局はこのやり取りがプリズマンのピンチを救うことになったので、彼も多少考え方を改めたようです。
おごり高ぶって侮るもんじゃねぇな、コイツらみてーによ!
と言っていますからね。
ここで注目なのが、「コイツらみてーによ!」という発言です。これは自分がジェロニモにした差別行為を、自身が超神によってやられている、と感じていることを表しています。差別ヒエラルキーを視覚化すると
という構図になります。ここで彼は学んだんですね。差別は自身の足元をすくう可能性があると。イコール差別は意外とよくないぞ、と。
このあたり、無教養超人が少し成長した感じがして、多少彼に対する見方が変わりました。でも相変わらず知性は感じませんけどね…。
そんな相手に「知性チームのあんたなら!」とアドバイスを送るジェロニモもどうかと思うんですけど(苦笑)。相手を見る力ゼロだろ、みたいな(笑)。
そしてバイコーンの方はというと、プリズマン以上に差別発言が激しくなりました。もうクソミソです。“愚者超人”の次は“劣等種”呼ばわりです。このあたり、完璧超人以上にひどいですね。
さらに相手の尊厳を無視したリンチを行う無慈悲さをも繰り出してきました。悪役としてはいいと思うのですが、これだと人気は…でないよなあ。せっかくのイケメンなのに。
最後はプリズマンがヤケクソで放出した『レインボー・シャワー』がまさかのヒット。早くも超神が身に纏うオーラに弱点が? という引きです。
でもカラクリはなんでしょうかね。受肉時の1万パワーが減ったことによるバグですかね。それともあれかな? 背中のヒラヒラの下は無防備とか。
ゆで先生、このパターン『闘将!!拉麺男』でやってるからな。筋肉拳蛮暴狼が、背中に長年貼りついていた一枚の葉の部分だけ鍛えられず、弱点となって拉麺男に敗れたやつです。元ネタはアキレウスの神話だと思うんですけどね。
ちなみに予想外のヒットでプリズマンが「効いた!?」と手応えを感じているのですが、これを見てすぐにスプリングマン戦のウルフマンを思い出してしまいました。あの時はボディスラムでしたけどね。
まんまとスプリングマンの罠にはまったウルフマンを見ているだけに、プリズマンが同じ轍を踏まないことを願ってやみません(笑)。
その他気になった点は
- イケメンなのに、「フェフェフェ」という老婆チックな笑いをするバイコーン。
- コンパスの動きでギザギザ円を描くのは、意外と難しいと思うのですが…。
- バイコーンの角は蔦のようだ。
- 『ブラッドスクイーズホルン』は横型の『デビル・トム・ボーイ』かな?
- 『タワーブリッジ』もちょっと入っているかな。
- 焦り始めたプリズマンの口元は情けない(苦笑)。
- 「ヒッ」と慌てて手をクロスするプリズマンに、ウォーズマンの「アワワ…」が見え隠れしました(笑)。
- 「効いた!?」はウルフマンが濃厚オーバーラップ(笑)。
こんなところです。
コメント
下天に必要な1ルピーンパワー……ルピーン一人が消える下天は恐ろしいですね(笑)
図鑑のバイコーンは2600万パワーでした。正義超人バイコーンと超神は別人のようです(笑)
ランペイジマンの前身スクエアマンも図鑑にいるんですよね……(笑)
超人閻魔帳は持っていないので分かりませんがそこで採用されたタイミングの超人がしばらく超神になり、別人として図鑑に載ってる感じですかね(笑)
バイコーンが言った『神を相手に~~どうなるか~~』の台詞がサタンがよく言う『サタンに背けばどうなるか~~』の言い回しに似ているのがちょっと気になりました。プリズマンの本領発揮も過去に使っていた表現ですしちょっと細かい言い回しは意外とゆでたまご先生は大事にしてるような気がして……それを踏まえてサタンに似た言い回しがちょっと引っ掛かりますね……属性の憤怒も神と言うより悪魔的ですし……。
ブロッケン、ジェロニモと言った人間が超人になった存在が鍵になりそうな気がしますね、ジェロニモに興味を持った節も感じましたし。
一時的とは言え人間になったロビンマスク……の再登場は人間と超人の境界やストーンヘンジが関わってくる様な予感がしました……。
カニベースなら5000人ですね(笑)
ザ・マンが9999万パワーなのは閻魔帳に記載されてたみたいですね。
「超神」と宣ってはいますけど結局は超人なんですよね、下りた神みんな。
ザ・マンも自分のことを超人としか言わないですし。
調和の神は今の自分をどう解釈してるのか分かりませんけど、少なくともそれ以外のメンツはマンに比べたらそういった解釈の違い1つ取ってみても、パワーは同じだけど品格が下がる感じですね。
バイコーンが光線を受けたのは、背中に受けたベル赤の傷が原因でしょうね。
プリズマンが膜に傷付けまくって光線でケリをつける布石かな〜と思いますけど、どうなんでしょ。
まあ多分負けるでしょうけどね、今の所技の引き出し少ないですし。
正直プリズマンに勝たせるくらいなら、本家ベル赤を使うブロッケンに勝たせてあげて欲しいです(泣)
それよりも早く司会を準備してあげて欲しいところですね。
今回みたいに一般的な技名をわざわざ口に出させる表現は、はっきり言ってショボいですし。
…というかいますよね、誰かがゴング鳴らしてましたし(笑)