今週のキン肉マン第277話-埋めきれない差!!

今週のキン肉マン
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 フェニックスにドロップキックを仕掛けるアリステラ。これにフェニックスもドロップキックで応戦…と見せかけ、両足を4の字固めにロックしてそのままホイップすることを試みますが、投げられたアリステラも手を突いてダメージを受けることなく着地。このあたりからフェニックスの息遣いが荒くなり始めます。

 アリステラは攻撃の手を緩めずに、今度はフライングボディアタックを敢行。これについてもフェニックスは数式をフル回転させ、開脚ジャンプで避けることを選択。しかし疲労の度合いが大きく、回避後には肩で息をするほどに。

 それを見たアリステラは「避けたな? 今お前は頭で計算して避けた。それがどういうことかわかっているよな、お前ならーっ! やはり力の差は知性だけでは埋められぬ限界があるということよーっ!」と結論づけ、今度はまともに『フォーフィンガースプラッシュ』をフェニックスに浴びせます。

 ダメージが深く、フラつくフェニックスをアリステラが見逃すはずもなく、再度『フォーフィンガースプラッシュ』を仕掛けようとすると、フェニックスはそれの迎撃体制に入り、「それでは証明してやろう。力の差だけで押し切れるものばかりではない闘いがあることを…」とつぶやくや、アリステラに低空のショルダータックルを仕掛け、上空に舞い上げると、ヘッドバットを下から連打して突き上げるムーブに。「この技は…」とそのセットアップに焦りを覚えるアリステラをよそに、「一撃必殺のこの技ならまさに力の差など関係ないーっ!」と、フェニックスは早くもキン肉王族三大奥義のひとつ、『マッスル・リベンジャー』を仕掛けていきます。

 そして「さあオメガ退治の総仕上げだ! 先祖の描いた夢と共に、この地で安らかな眠りにつくがいいーっ!」と声を上げると、リングコーナーの鉄柱に向かって迷うことなく落下。

 しかしアリステラは「オレもいつかは眠りにつく。だがそれは今ではない」と、オメガハンドの爪でフェニックスの両大腿部突き刺し、『マッスル・リベンジャー』からの脱出に成功。そして体勢を上下に入れ替え、「決まれば一撃必殺…なら決まる前に抜ければよい」と持論を述べたあと、フェニックスをオメガハンドで掴んでキャンバスに落下。フェニックスの首を自身の肩口に載せて極める『ジャイガンテグローブカッター』を食らわします。

 この大技にさすがのフェニックスもダウン。しかしアリステラは「手応えが薄かった…また可能な限りの受け身を取ったのか? 普通なら今ので即死だった。一定の評価は与えるが、それがお前の知性の限界だ」と、技を完璧に決めさせなかったことを評価はするも、「防御力は認める。しかし…決定力に欠ける! オレのような相手には特になァ!」と、フェニックスが自分の相手にはならないことを宣言します。

 這いつくばりながらロープを掴み、なんとか体を起こすことができたフェニックス。「もし以前の1億パワーがあれば、今のマッスル・リベンジャーで決まっていた。だが…そこに頼ってなんとする。もはやヤツの力は借りぬと決めた。そうでないとこんなオレすら許してくれたあの男に…二度と顔向けできない」と自問自答し、己の信念を貫くことを選択します。

 すると空に暗雲が立ち込め、知性の神が登場。「ハッハッハッ、だから言ったであろう。素直に我を受け入れればよいのにと!」と、真っ当宣言をしたフェニックスをたぶらかして次回に続く、です。

 非力なパワーで闘うことを選択したことで、とたんにフェニックスの形勢が悪くなってきてしまいました。突然息遣いが荒くなってきたのは、それを示す演出っぽいです。でも少し唐突すぎるかな…? って感じですかね。

 フェニックスは現状打開に出し惜しみなく『マッスル・リベンジャー』を仕掛けますが、誰に目に見ても仕掛けが早すぎます。案の定あっさりと破られ、逆転技を食らう始末。

 なんか…ゼブラの『マッスル・インフェルノ』と同様に、キン肉族三大奥義の格が下がってきているのをヒシヒシと感じますね。技を破られた要因が「知性の神の助力である1億パワーがなかったから」となっていますが、じゃあ裏を返すとそんな強大なパワーがないと極め切れない奥義なのかと。

 それいっちゃったら、キン肉族三大奥義は圧倒的超人強度を持つ相手には極められないと宣言しているようなものですよね。ちょっと寂しい気持ちになります。

 とはいえ、フェニックスは過去を反省した確固たる意志で知性の神の助力を拒んだわけで、その心意気やよし、とは思います。「あの男(スグル)に二度と顔向けできない」とまで言っているので、本当にフェニックスは過去の過ちを精算したいんだなあと感じます。ここはね、評価できますよね。昔の姑息な性格と比べると雲泥の差です。

 でもそれが今の苦境につながっているので、なかなか難しいところです。おそらくこれを乗り越えなければフェニックスは生まれ変われないと思われるので、なお一層ですね。知性の神の誘惑をはねのけて、新生・フェニックスに生まれ変わることができるのか。もしくはそのしばりをアリステラに突かれて敗北してしまうのか。

 残念ながら後者のにおいが濃厚になってきましたけど…頑張って欲しいなあ。あれ? オレってフェニックス嫌いだったのに応援してるな(苦笑)。

 その他気になった点は

  • ドロップキックを4の字固めに捉えるって…彼の計算は難しいことを要求するなあ(笑)。
  • オメガハンドが生き生きとしているな。明らかにディクシアより使い方がうまい。
  • 読者全員が「このマッスル・リベンジャーは極まらない」と思っただろうな。
  • 眼鏡だけで知性をアピールできる知性の神(笑)。

 こんなところです。そしてお知らせです。amazonで1巻~3巻まで出版されている『今週のキン肉マン-キン肉マンを読み終えた人が読む本- 完璧超人始祖編』の第4弾が3月10日に発売されました。今回の表紙は…天上兄弟ゲンカを裁いたアイツです!

 新刊ではサイフォンリングで始まった対抗戦の内からバッファローマンVSガンマン戦、ラーメンマンVSネメシス戦、およびテリーマンVSジャスティスマン戦の3試合を収録。また、恒例の特別付録として書き下ろしの「オレ流超人批評」も収録。対象超人は表紙と同じく…完璧・陸式パーフェクト・シックスジャスティスマン! 完璧超人始祖三人目の超人批評登場です。

 本書は可能な限り濃密にマンガを再現したあらすじと、それに対する私の雑感や感想、ツッコミという2部構成の読み物となっております。連載作品発表時点でほぼタイムラグなく文章を起こしているので、間違ったストーリー予想や当たらない勝敗予想も満載です(笑)。そんなリアルタイム性も楽しみにして読んでいただけると幸いです。よかったらぜひご一読を。

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