今週のキン肉マン第321話-戦場に立つ喜び!!

今週のキン肉マン
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 レオパルドン幻の必殺技である『地獄の砲弾』が発射され、それが見事にランペイジマンにヒット。しかしこれだけでレオパルドンは攻撃の手を緩めず、「まだまだこの程度で終わらせるものか、一気にいきます!」と、「アムロいきます!」状態で(笑)地獄の砲弾を乱れ撃ち。

 するとランペイジマンは「やれやれ、一発目の弾は認めてやるが、私はレスリングをするためこのようなリングを出してやったというのに!」と、回転しながらそれらをすべて避け、レオパルドンの頭上まで接近。

 そして「愚者超人には、こういう闘い方をする者もいるのだな…」と呟き、「弾は尽きたようだなーっ! これでも食らえーっ!」と、レオパルドンの脳天に強烈なエルボーを落とします。

 しかしレオパルドンはそれに屈せず、ランペイジマンをウェイトリフティングの要領でキャッチすると、そのまま2、3度リフトアップを繰り返し、「なんの~っ、これしきーっ! くらえーっ、強力殺法ーっ」と、ボディスラムを敢行。

 ところがランペイジマンはレオパルドンの背中に回り、スルスルと両手で左腕、両脚で右腕をロックした状態になり、「力に頼るものは…自らの力に溺れる!」と、そのまま後方に回転することでレオパルドンの後頭部を打ちつけます。

 さらに天高く飛び上がると、強烈なギロチンドロップで追撃。レオパルドンが吐血するほどのダメージを受けたことを確認すると、「さあ子供の戦争ごっこはもうおしまいだ。そろそろ白旗でも揚げるか? 愚者超人よ」と、皮肉めいた言葉で挑発します。

 それを聞き、怒りで奮起するレオパルドン。「し…白旗など…この戦車には積んでいないーっ!」と、背中の主砲を突き上げてランペイジマンの顎にヒットさせると、「そりゃぁ!」とすぐに力任せのベアハッグに捕らえます。

 そして「何があろうが白旗は揚げない! どんなに不利でも…たとえ刀折れ矢尽きても…ここにまだ立って闘えるこの喜び! それをオレは誰よりもよく知っている~~っ!」と自身のプライドと意地を高らかに宣言します。

 そんなレオパルドンに対し、上からエルボーの嵐を浴びせるランペイジマンは「面妖な……満身創痍のこの男のどこからこんな力が?」と、蔑むべき愚者超人の、理解不能な意地に少々面食らいます。

 するとリングサイドからビッグボディが「そうだ、お前はまだ闘っている! それも超神相手に堂々と! その立派な勇姿を見ているのは…オレだけじゃない、オレたちが見ている!」とエールを送ります。彼の言う通り、ダウンしつつもレオパルドンに熱いまなざしを送るキャノン・ボーラー、ペンチマン、ゴーレムマンの3人。

 それを聞いたレオパルドンは「グオゴゴゴ…ありがたきしあわせ、ビッグボディ様。私はこのチームに入れてもらえて本当によかった」と礼を言うと、「何をゴチャゴチャ言っているーっ!」と苛立ちを見せるランペイジマン。

 しかしレオパルドンは「お前にはわからない話だ。オレの本音を仲間に向けて言っているーっ!」と超神相手に見得を切り、「砲塔旋回! 砲塔用意完了!」と叫んで主砲を180度回転させ、それを真下に向けます。

 その動きを見たランペイジマンが「な…汝…まさかまだその砲を?」と口にすると、「ああ、いい兵士ってヤツは、最後の決戦に備えて弾は一発残しておくものだ!」とレオパルドンは涼やかに答え、「発射ーっ!!」という叫び声とともに弾を撃ち、その推進力で上空に舞い上がる両者。

 そしてその頂点で今度は落下状態に入ると、「くらえ超神野郎、タンクシューター!!」と、レオパルドンはランペイジマンをコーナーポスト上に脳天から落とす技を敢行。

 しかしランペイジマンは「一兵卒にしてはよくやったと誉めてやる。しかし超神とはレベルが違いすぎるーっ!」と体勢を入れ替え、レオパルドンの背後に回って両腕をチキンウイングの形にロック。そして「愚者よ、奢ることなかれーっ!!」と、そのまま逆にレオパルドンの脳天を、タイガースープレックスのような形でコーナーポストに打ちつけます。

 これにより脳天にひびが入るレオパルドン。さらにランペイジマンは「もういいだろう。今度こそ神の罰を刻んでやる。お前のその胸のど真ん中にな!」と叫ぶと、『パニッシュメントエングレイバー』を伸ばし、強烈な勢いをつけてレオパルドンの胸にそれをクリーンヒットさせます。

 手応えを感じたランペイジマンが「そのままリングの外で朽ち果てろーっ!」と吐き捨てるように叫ぶと、場外に吹っ飛ぶ勢いだったレオパルドンは右手でロープをつかみ、なんとかそれを阻止。

 そして「お…降りはしない…リングからオレは…降りることだけは…絶対に!」と、息も絶え絶えに言うと、ロープの反動でその身をなんとかリング内に引き寄せ、リングに戻ることに成功します。しかし「オレはまだ…リングの上…で…」という言葉を最後にとうとう力尽き次回に続く、です。

 フェイバリットが命中するも、その手を緩めないレオパルドン。なかなかに堅実な戦術を駆使する面が垣間見られ、「一気にいきます!」発言で頼もしさを感じた方も多いのではないのでしょうか。「レオパルドン、そつがねえ!」みたいな(笑)。

 まさかあのレオパルドンに頼もしさを感じる日が来ようとは、長生きはしてみるもんじゃのう(笑)。ただよくよく考えると、これって自分の最大のフェイバリットが一撃必殺ではないことを暴露しているのに等しいんじゃないかな、なんて思ったりもしました。いかん、いかん、そんな余計なことを考えては(笑)。

 でもねえ~、ランペイジマンにとって彼の一撃はほぼノーダメージ。まあ予想はしていましたけどね…していましたけど、一抹のさびしさが(苦笑)。もう少し“地獄”を味あわせたかったですね…これじゃあ『地獄の砲弾』ではなくて、『そよ風の砲弾』になってしまう(泣)。

 そして今回、新たな呼称が生まれました。“愚者超人”です。久々にインパクトのある呼び方ですね。“下等超人”以来の衝撃といいましょうか。これを見ても超神の思想が、過去の完璧超人の思想に似通っていることがわかります。

 これがランペイジマンだけの設定なのか、超神全体の設定なのかがまだわからないのですが、もし後者なのであれば、超神は超人を蔑んでいる立ち位置となります。蔑むというか、そういう感覚すらない、ナチュラルな対応の結果がこの形なのかもしれません。

 また、“愚者”と現在呼ばれている対象がレオパルドンというところが、あまりにもしっくりときすぎていて、この“愚者超人”という呼称を説得力あるものにしています(苦笑)。いや、レオパルドン思った以上に誇り高い超人だったんだけど、まだ過去のアレがあるんで、蔑まれ上手なんですよね…って、“蔑まれ上手”という言葉も、自分で書いていてすごい言葉だな(笑)。

 ちなみにランペイジマンは、闘いとはレスリングを主体としたものである、という理念を持っているようです。これもまた超神すべての理念かはわかりませんが、少なくともランペイジマンはそのように考えている節があります。

 それだけに、レオパルドンの銃火器を使う闘い方というのは彼にとっては邪道でしかなく、それに対しては「こういう闘い方をする者もいるのだな…」と、チクリと釘を刺しています。

 この反応については、ぶっちゃけ私も同意見でして、フィジカル経由とはかけ離れたような武器攻撃、超能力攻撃には辟易としてしまうんですね。その点でいうと、今回のレオパルドンは多分にそれに当てはまります。

 しかし今回は、今回だけは許してしまいます。彼がどんな銃火器を使おうとも、声援を送ってしまう自分がいます(苦笑)。これは何なんですかね? やはり積年の恥を雪ぐという、カナディアンマンがよく使う“捲土重来”というものを目指す姿勢の方が、“あるべき闘い方”という理念を凌駕しているということなんですかね。

 そんな特別モードで闘うレオパルドンは、ここで一気にやられてしまうのかと思いきや、いくつかの抵抗をすることで「今回のレオパルドンはひと味違うぞ」と思わせます。

 まずはランペイジマンを頭上でリフトアップ。アニマル・ウォリアーを彷彿とさせるムーブで、強力チームらしいパフォーマンスを披露します。しかもひん曲がった左手の銃身が、敵を持ち上げるのにそこはかとなくフィットしている。怪我の功名とはまさにこのことでしょうか(苦笑)。

 ただ起死回生の“強力殺法”が、普通のボディスラムというのはちょっといただけませんが(笑)、愚者超人の意地を見せていることには変わりがありません。とはいえやはり、その意地もすぐに返されてしまうのですが…でもこのくだり、下等超人とネプチューンマンに罵られ、実力的にも大きな差を見せつけられたロビンマスクが、意地の反撃をしている様に少し似ていると思いました。ほんのりとだけどね(笑)。

 そんな中、“戦争ごっこ”や“白旗”という、いかにもレオパルドンにリンクしたようなフレーズを使うランペイジマン。なかなかのワードチョイスを持つお方で“うまいじゃないか”と思う反面(笑)、ちょっと相手を小ばかにしているだろ、というのもひしひしと感じられ、そのあたりの上から目線発言も超神然としていて、腹は立ちますがいいキャラづくりをしていると思います。

 そんなフレーズにプライドを傷つけられ、レオパルドンも不屈の反撃も見せます。主砲を使ってのアッパーや、それを真下に発射して推進力として使用するあたり、いろいろなバリエーションがあって読み手を飽きさせません。

 そして何より、ランペイジマンをベアハッグに捕らえたときの彼のセリフが、なんとも切なくて心に染み入ります。レオパルドンってド真面目超人だったんだなぁと、彼の精神の高尚さを称えずにはいられません。意地を見せる行動に選んだ技がベアハッグというのも、手段を選ばないガムシャラ感があり、また、武骨な不器用さをも感じさせ、彼の生き様をより熱くアピールしています。

 また、ここでランペイジマンを面食らわせたという事実が、彼が残した最大の爪痕だとも思うんです。仮にこのまま彼が散ったとしても、この事実を担保に“意地では負けなかった”という闘いができたことになると思うんです。正直これだけで彼は勝ったようなものですよ。超ハンディキャップルールだけど(苦笑)。

 さらにこんな意地を見せるレオパルドンに対し、ビッグボディさんの熱すぎるエール。そしてもっとびっくりしたのが…キャノン・ボーラー、ペンチマン、ゴーレムマンの3人生きてたーっ! うっすらとそうかもしれないと思っていたけど、やっぱり生きてたーっ!

 特にペンチマンは無理だろ、と思っていたので(笑)、これは嬉しいサプライズ。王位争奪編当時では1ミリも描かれなかった、ビッグボディチームの絆。今回はこれを存分に見させてもらいました。そしてそれを受けたレオパルドンが口にした最後のセリフ。

ああ、いい兵士ってヤツは、最後の決戦に備えて弾は一発残しておくものだ!

 カッコいいじゃないか、レオパルドン! スレッガー・ロウみたいだ! いや、こんなセリフは口にしてないけど(笑)、いかにもスレッガーが言いそうだ! やばい、ホレる(笑)! でも…すごく玉砕を覚悟したようなセリフ臭がプンプンする(苦笑)!

 そして4人の熱い思いものせて繰り出した最終技『タンクシューター』は…予想通りの順逆自在の術です(泣)。わかっていたけどね(苦笑)。0.001%の確率で両者KOを期待したんだけれど…ゆで先生は厳しいなあ。

 でもランペイジマンの決め台詞「奢ることなかれーっ!!」は悪くないなあ。高飛車で高貴で、それでいて古語チックな重厚感が感じられ、超神というキャラクターに似合っています。くそう、悔しいのに誉めたくなる。わけわかんない精神状態です(苦笑)。

 そして最後は結局飛び出す×印、『パニッシュメントエングレイバー』で胸を突かれてKO。でもここでレオパルドンの最後の意地が見られます。リングアウトKOではなく、リングインKOになんとかもっていくという意地。

 結果はどちらもKOなのですが、“リングで試合をする”ということに強烈な意地を持つレオパルドンだからこその死に様の選択。ここに彼の最後の矜持というか、プライドを見ましたね。いや、カッコよかったよ、レオパルドン、本当に。がんばりましたね。

 さて次回はどんな展開になるのでしょうか。スムーズにいけば、やはりビッグボディの登場ですよね。ただ仲間が蹴散らされたという事実が、彼に友情パワー的な何かをもたらすのかもしれません。もしそうなったら…ビッグボディの2連勝もありうるかもしれませんね。期待しましょう。

 別件ですが、web上では3年ぶりに『オレ流超人批評』の新作を書き下ろしました。久々の超人批評は…ベンキマンです! 今年本編休載中に、その読切作品がリバイバル掲載されていましたよね。もしよろしかったらどうぞ。

 その他気になった点は

  • 地獄の砲弾、もっと硬い弾じゃないとダメなんじゃないかな?
  • ランペイジマンはどんどんスタイリッシュになるな。色気がある。
  • 中井先生、描いていて楽しいんだろうな。
  • 顔の十字マークだけで感情を表現できるのは、さすがの中井画伯。
  • ビッグボディがみんなの心の支えになっている…
  • 3人とも生きていてよかったなあ。
  • レオパルドンも命だけは助けていただけませんか(笑)?
  • “汝”という二人称もいい感じです。
  • キリストかよ(苦笑)。
  • 一兵卒扱いされるレオパルドン。
  • 神のばつ×ばつ印。偶然かな(笑)?
  • ランペイジマンにとっては、ゴールドマンもジャスティスマンも愚者かな?
  • ガンマンとかサイコマンが愚者呼ばわりされたら、すごく切れそう(笑)。
  • ノーズフェンシングの傷跡が消えてしまった…
  • 胸は穴があくのではなく、あくまで凹んでいるという表現なのね。

 以上です。

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