今週のキン肉マン第330話-エジプトにかかる虹!!

今週のキン肉マン
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 およよ。勝っちゃったよ、プリズマン。いやいや、これは大金星。しかも対超神戦で一番首という栄誉。あのチンピラ超人がなあ…(笑)。ちょっとびっくりでした。プリズマンには悪いけど。

 しかも最後の勝ち方がおバカ超人らしからぬクレバーさ。奥の手のフェイバリットと思われた『プリズムシュピーゲルクラッシュ』を撒き餌とし、狙いはバイコーンの弱点と思われる背中に密着してからの、超至近距離『レインボー・シャワー』の照射です。

 いや~、ヤツにこんな策士然とした戦略・戦法がとれたことに驚きました。ここにきて“知性チーム”の片鱗を見せられるとは…おバカだと思っていたのに…(苦笑)。

 それでも相手は超神なので、まだ一癖あるかと思ったのですが、まさかの細胞消滅。意外とあっけなかった…。プリズマンの最後の落下技は、首四の字に固めた『キン肉ドライバー』にも見えますね。技名がないのでなんと呼ぶかは分らないですが。

 気になるのは、細胞消滅した超神に小さな核のようなものが存在していることですね。おそらくあれが下天した後の神の本体なのかもしれません。雰囲気的にあれがある以上、何かに取り憑けば復活できるのかな…? なんてイメージを持ってしまいそうですが、最終的に力尽きるようにしてリング上に落下したので、完全に死滅したと考えてよさそうです。

 そしてバイコーン消滅後のくだりがまた意外な方向に進みました。勝利したプリズマンがジェロニモを招き寄せ、突然の『レインボー・シャワー』照射。不意打ちともいえるこの行動に対し、当のジェロニモにはそれが効かないという描写がなされます。

 それを確認したのちに、プリズマンはなんとか勝利はしたものの、ダメージが甚大で自身の命が残り少ないこと、自分は知性の神の所有する“カピラリアの欠片ピース”から生まれた超人だったことを告白し、なんとその欠片をジェロニモに託すという展開に。予想外の真実が語られ、物語が進んでいきます。

 しかし…プリズマンが知性の神の所有する“カピラリアの欠片”から生まれた超人だった、という設定には唸りましたね。この設定、こう繋げるか! みたいな。すごくしっくりきて、ゆで先生らしからぬ(笑)美しさです。

 そうか~。となると、プリズマンは知性の神がフェニックスチームに推薦したんだな。

フェニックスよ、メンバー集め大変だろう。一人、私が斡旋しよう。

なんて言ってさ(笑)。フェニックスも忙しかったもんだから

助かります、知性の神。

なんて軽く受けちゃったんだろうな。でもってフタを開けたら

知性とはほど遠いバカじゃないか…!

なんて思ったに違いありません(笑)。

 でもプリズマンが一物質から生み出された、いわゆる人造的な超人であったというカラクリがわかると、バカでも仕方なかったかな、みたいな説得力が生まれるから不思議です。そもそも人格を形成する時間が与えられていないキャラなので、無教養であることが腑に落ちるというか。このあたりもゆで先生、うまいなあと感じました。

 そういった背景を知ると、プリズマンの余命があとわずかという展開は、ちょっと可哀想ですね…せっかくの大金星をあげたのに…。これは超神に勝つには代償も大きい、という表現よりは、ジェロニモを久々にフォーカスさせるための役割でしょうね。バトンタッチ的なイメージといいましょうか。

 でもって、バトンタッチということは…とうとうジェロニモに大きな役割が与えられたことに! 彼にカピラリア七光線が効かない理由は“元は人間である”という特性が、何かしらの作用を引き起こしているのだと予想されます。

 つまりカピラリア七光線に耐性がある彼だからこそ、プリズマンの心臓ともいえる“カピラリアの欠片”を引き継ぐ適性者であり、プリズマンもそれがわかったからこそ、彼に自身の魂をジェロニモに託したわけです。

 そうなると、ジェロニモはこのシリーズのキーポイントキャラに昇格したことになります。この昇格は、プラス面とマイナス面の両面を持ち合わせていると思います。

●プラス面

  • 超神が最終目的としている“カピラリア七光線による超人殲滅”が通用しないキャラとなった(=例外キャラという強烈な個性を得た)。
  • おそらくプリズマンの『レインボー・シャワー』を引き継いだ(=フェイバリットが増えた)。
  • 超神との公式戦を行う可能性が出てきた(=目立つことが確約された)。
  • あわよくば、超神から金星を奪う可能性も出てきた(=サンシャイン戦の再現)。

●マイナス面

  • 存在自体が敵にとってのお宝となった(=100%襲撃される)。
  • それゆえ強奪される標的となった(=足手まとい)。

 こんな感じでしょうか。どちらに転んでも目立つ役割となったので、あとはそれがプラス方向に転んでくれれば、ジェロニモ再興という大チャンスが訪れることになります。ただし…ゆで先生のサドっ気が炸裂すると、またもや哀れ極まりないキャラに成り下がる可能性も…ジェロニモファンの方にとっては、これから一瞬たりとも気が抜けない展開になってきました(笑)。

 そんなくだりを見ている中、後半のプリズマンとジェロニモのやりとりは、とても人間味あふれていてよかったと思います。この時のプリズマンの言動には“らしさ”が存分に表現されていて、なんかちょっと好きになりました。

 無垢で純粋なジェロニモをだまして招き寄せたり、突然『レインボー・シャワー』を浴びせたり、自身の予想が的中しているとわかるや、勝手に心臓を預けたり…ズルくて自分勝手で、自己中心的で…もうプリズマンの個性がここに集約されたようなやりとりでした。

 しかしそれは自身のなすべきことを、どんな手を使ってでも達成するという必死さの裏返しであることを感じ取ることができ、彼なりにギリギリを生きているんだなあと感じずにはいられませんでした。これによって彼は“チンピラ超人道”を全うしたように思います。

 そしてそんな必死さを、例の“無教養口調”で軽く表現するものだから、ある意味飄々としていてカッコいいな、とすら感じてしまいましたよ(笑)。特にジェロニモに対する誹謗中傷である“不本意感”を口にする様は、無礼ながらも心の底ではそのポテンシャルに期待している部分がほんの少しだけ垣間見え(笑)、彼の好感度を増す結果となりました。

 そしてそれをやられ放題で受けるジェロニモのお人好し加減もいいですね(笑)。何でも受けちゃう。ある意味懐が広い大物キャラなのかも(苦笑)。このやりとりにより、プリズマンとジェロニモの意外すぎる師弟関係が構築されたような気がして、けっこう新鮮な気分になった方も多いのでは?

 その他気になった点は

  • バイコーンは一見いちげん超神になっちゃうのかな。
  • プリズマンは口が悪いけど、嘘がないのがちょっと好印象。
  • 「これで効かなきゃお手上げだ!」って…正直(笑)。
  • 「大丈夫じゃねぇよ」って…正直(笑)。
  • ジェロニモは優しすぎる。素直すぎる。

 こんなところですかねぇ。

コメント

  1. 柩幸 より:

    バイコーンの核?のデザインがどことなく実体サタンのバックルや悪魔将軍の胸のマークのデザインに似てるのが気になりました。
    後は「知性の神が元々所持していたカピラリアのピース」から生み出されたプリズマン……
    この元々所持していたという表現が引っ掛かります
    プリズマンがジェロニモに埋め込んだピースと、315話で知性の神が手にしているピースは形が全く違います(笑)
    知性の神がピースをプリズマンに見せているシーンは、多分単なるクリスタルマンのような結晶超人だったプリズマンにピースを与えている場面だと思いますがそのピースはプリズマンがジェロニモに埋め込んだピースと同じなので知性の神が所持していた本来のピース……。
    現在、知性の神は元々は所持していなかった別の何者か不明の超人の神のピースを所持している事になる……のでしょうか……。
    プリズマンの体内にあったピースはどの邪悪五大神の持つものと違うんですよね……。
    フェニックスがビッグボディに投げ渡したピースのデザインを早く確認したいですが……単行本を待ちたいです(笑)
    もう一人プリズマンを生み出すことも出来るのでは……という個人的な淡い希望……。

  2. Mk より:

    バイコーンは最初にプリズマンを粉々にして終わっていたら神らしかったですが、あれだけ技を出したり余裕がなければ引き分けか負けですね。
    あとバイコーンを見て思ったのは超神はまだ肉体に慣れてないのかな?ということですね。腹部を貫かれたら致命傷なのに平然としていて、その平然さから背中や腹部を傷つけられたことを意識しなかったことで却ってプリズマンに張り付いて背中と腹部をカピラリアで集中狙いをすれば或いは、と逆転勝ちのヒントを見出だされることに繋がったところからも。
    プリズマンも大金星ですが最終的には引き分け要員という感じがしました。第2戦目は誰にスポットが当たるか、テリーマン、パワーアップしたジェロニモのニューマシンガンズが見られるか、今後の展開も楽しみにしたいと思います。

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