今週のキン肉マン第264話-ふたつの宿願!!

今週のキン肉マン
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 オメガの星が崩壊の危機にあることを告げたパイレートマン。それを救うための力を得るために六鎗客は地球に襲来したとのこと。「お前たちの星を救えるほどの…その“力”とは一体…?」とスグルがパイレートマンに問うと、彼は以下のように経緯を説明しました。

  • あるふたつの力があれば、瀕死状態にあるわが星を再生させられる可能性があることがわかってきた。
  • そのひとつがマグネット・パワーである。
  • その最新の研究成果を求めてサグラダ・ファミリアに押し入ろうとした。
  • もうひとつはそこに住まう“人の力”である。その融合でオメガの星は蘇る。
  • “人の力”には自信があった。特殊な進化でオメガの民は何千万パワーという巨大な超人強度を身につけていたからである。
  • しかしそれだけの巨大なパワーを持ちながら、我らの“人の力”は哀しいほどに無力だった。
  • オメガの星は滅びの道をたどりゆくのに、地球は100万パワー程度の超人しか住まわぬのに繁栄を続けている。
  • 何が違うのか、何が足りないのか。それを調査したところ、ひとつの仮説に至った。

 「それが…“火事場のクソ力”を求めている理由…?」とスグルが漏らすと、「そうだ! その力の謎さえ解ければ我らの星は滅ばずに済むかもしれぬ。いわばお前の秘めたるその力は、我らの星を救う最後の希望なのだーっ!」と、パイレートマンは絶叫。それを聞いたスグルは「なんでそれを先に言わんのだーっ! それならばそもそも闘う必要なんてない! 私はいくらでもお前たちに協力してやる! 火事場のクソ力が欲しいだと? それならいくらでも身につけ持っていけーっ!」と、闘いの無意味さを主張した上で、協力体制を買って出ます。

 しかしパイレートマンは「その申し出はありがたいが、受け取れん。その厚意に甘んじれば、我らはお前を後々ダマすことになるからだ」と、意味深な発言をしてスグルの提案を拒否。そして「ふたつの力を手に入れ星を再生させる、これは我らの大目標に違いない。だが我らにはもうひとつ、必ず果たさねばならぬ悲願がある。それはお前が納得できる話ではないだろう。だからお前のその能動的な厚意を受けることはできん」と、パイレートマンは六鎗客には別の目的もあることを示唆します。

 それを受けたスグルが「星を救う以上に大切な目的などあるというのか?」と尋ねると、「我らの悲願…それはお前たちが先の大戦で殺りそこねたどころか、あまつさえ生かすことにしたあの男。我らを宇宙の果てに追いやった張本人…超人閻魔ことザ・マンの首を取ること!!」とパイレートマンは宣言。衝撃的な六鎗客のもうひとつの目的を知ったスグルは、気持ちはわかるがそれは大昔の歴史であり、そんな復讐は意味をなさないと、その目的の不毛さを説きますが、「お前にはわからないかもしれないが…これは復讐のための悲願ではない。我らの“正義”を通すための悲願なのだ。我らの悲願の本質…それは全ての“神”の打倒にある!」と、パイレートマンは復讐のスケールがさらに大きいことを表明し、スグルの意見を一蹴。彼らが“打倒・神”を打ち立てる理屈は

  • 我らがこんな悲惨な歴史をたどったこと。
  • カピラリア大災害が起こったこと。
  • 全ては神の気まぐれであり、超人はそこに翻弄される歴史に甘んじてきた。
  • それを変える。だから神と対極にいるサタンとも手を組んだ。
  • そのために仇敵であり神でもあったザ・マンを倒す。

といったものであり、“神殺し”の成就を一族の悲願として打ち立てます。

 六鎗客のあまりに大それた野望に気圧されるも、スグルは「お前たちは間違っている。昔の話は知らない。だが今のザ・マンはお前たちの思っているような人物ではもはやない。話せばわかる人物だ。話せば…」と、無意味な戦闘を避け、あくまで話し合いで解決することを提案。

 しかし「話すつもりはない。それがオメガの悲願の重みだ」とパイレートマンが突っぱねると、「わかった。どうしても話し合いで納得してもらえんのなら…闘おう…わかり合うために。私が先の闘いでそのザ・マンに約束したのは…そういうことだ」とスグルは意を決します。「わかってもらえて嬉しい」とパイレートマンが同意すると、二人はリング中央でロックアップ。火事場のクソ力を発動したスグルが押し込むも、「吾輩の8000万パワーもまた伊達ではないーっ、これがオメガの力だーっ!」と、パイレートマンはロックアップのままスグルをブンまわして次回に続く、です。

 今回も六鎗客のスポークスマン・パイレートマンが、彼らの立場と野望を事細かに話してくれました。こんなにベラベラしゃべっちゃって大丈夫なのかな? あとでアリステラに怒られないのかちょっと心配です(苦笑)。

 ともかくこれで彼らの目的はほとんどオープンになったといえるでしょう。故郷の星を救うこと。そのためにはマグネット・パワーと火事場のクソ力という2種類のパワーが必要だということ。それとは別に、太古に彼らを追いやったザ・マンを成敗すること。そのくくりで神々をも打倒すること。そのためにサタンとも手を組んだこと。

 これをみると六鎗客、けっこうなマルチタスクを抱え込んでいましたよ(笑)。これだけのタスクをすべて同時並行で完了できるのか、他人事ながら心配になります。ちょっと欲張りすぎかな、なんて。でも彼らの行動原理にはすべて彼らなりの大義があり、それらは決して悪ではない。むしろ真っ当でさえある。ですので、彼らを侵略者、もしくは敵対者としては見られなくなってきてしまいました。

 そうなると慈悲の心を重んじるスグルは当然闘う意味を失うわけで、協力体制を買って出るのは自然のことだと思いますし、とてもスグルらしい。おそらく“星を救う”という使命だけであれば、六鎗客と闘う必要は本当になかったと思います。それこそはじめから協力体制を敷き、精鋭をオメガの星に送っていたかもしれない。それこそビーンズマンのラッカ星を助けたときのように…う、自分で書いていて懐かしくなってきた(笑)。

 ただし六鎗客のもうひとつの目的によりこの協力体制は幻に終わります。スグルが先の大戦で分かり合って許したザ・マンを葬るという目的がそれで、そこの価値観が違う以上、協力をお願いできないという論理です。このあたりを正直に話してしまうこと、その話に筋が通っていること、そして自分たちの信念に基づき行動していることに、彼らの誠実さと律儀さを垣間見ることができ、おかげで六鎗客の好感度は急上昇ですよ(笑)…あいつら…ちっとも悪くないなあって。

 ただすべての神を葬るという“神殺し”ミッションはスケールが大きいですね…。だからこそ邪悪神は抵抗運動をはじめたわけですね。アリステラからは“およびでない”対応をされてましたけど(苦笑)。

 となると、この運命の王子(=邪悪神)戦後には、ザ・マンと闘うことになるわけです。しかしザ・マンにはネメシスやネプチューンマンといった護衛がおり、まずはそれを蹴散らさねばならない。そしてザ・マンをも倒したあかつきには、まだ見ぬ神々との対戦が待っている…そういうことなんですかね。

 もしそうだとすると、今後神々が超人化したキャラクターが出てくる可能性がありますね。それこそ正義超人、悪魔超人、完璧超人に続く新しいカテゴリーで、天上超人とか。あ、私のネーミングセンスはスルーしていただいて結構(笑)。まあ、そういうやつですよ。でも神様が出てきたら、もうその後の相手はいなくなっちゃうかな(笑)?

 結局闘いは回避できなかったので、次善の策として正義超人のお家芸である“闘ってわかり合う”という行動にシフトです。これにかけては天才であるスグルですので、闘ってパイレートマンにどういった心境の変化が起きるのかが楽しみです。六鎗客の今後の行動が変わってくる一戦になるでしょう。

 その他気になった点は

  • 兄と並ぶとディクシアの顔はマヌケだな(笑)。
  • オメガの科学者の怪しさ(笑)。ルピーンみたい。
  • 地割れを必死で押さえるパイレートマンとルナイト。さすがにそれは無謀だろ(苦笑)。
  • 星の再生よりも、移住の方が効率的ではなかろうか。それこそ地球へ戻ってきた方が。

 こんなところでしょうかね。

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