今週のキン肉マン第248話-偽りの強力!?

今週のキン肉マン
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 見事初戦をものにしたマリポーサ。しかしウルフマンはロビンすら大苦戦したマリポーサがここまで追い詰められた現実に、あらためてオメガ・ケンタウリの六鎗客の実力を甘く見るべきではなく、フンドシを締めてかかるべきだと警鐘を鳴らします。

 するとノックアウトしたヘイルマンが「このまま倒れたままじゃ…いけねぇんだ……命令なんだ。オレはアリステラの下へ…必ず生きて戻らないと…」と、虫の息ながら起き上がろうとします。しかしダメージは深く、「クソ…こんなところで…オレたちには使命が…オメガの…未来が…チ、チキショウ、オレもそっちかよルナイト…」と涙ながらに絶命。その使命がいかに彼らにとって重要なものかを知らしめる形となりました。しかしその思いをくみ取りながらもマリポーサは「お前たちにも同情すべき点はある。それはわかっている。だがそれでも消えてもらわねばならんのだ。この世に明日が来るためにはな」と、4王子側にも確固たる使命があることをあらためて意思表示。

 ヘイルマン敗北の報は他のリングにも届き、ソ連のスワローズ・ネスト城でキン肉マンと対峙するパイレートマンは「ヘイルマンは調子に乗りやすく軽口も多かったが、決して悪いヤツではなかったーっ!」と、怒りにまかせてスグルを投げ飛ばします。このあたり、六鎗客の仲間意識もなかなか強そうであることを示しています。

 安土城でフェニックスと闘う六鎗客の大将・アリステラは「生きて返れという命令違反を犯しはしたが、ヘイルマンはよくやった。道半ばではあるが使命という途(みち)の上で殉じた。神を騙(かた)る邪(よこしま)どもに言われるままガキの使いとなり果てているお前らよりよほど立派だ」とヘイルマンの戦死を称え、かつ4王子の行動姿勢を皮肉をもって揶揄します。それに対してフェニックスが「いけないなァ、神のことを悪く言っては」と、例の名言(笑)でいなすと、アリステラは「空々しい。とっくに邪悪神どもに愛想を尽かしたはずのお前らが」とチクリ。すると「ああそうとも、ヤツらにもはや義理はない。それだけに我々も大人の判断でここに来ているということだ! お前たちのその“使命”ごと潰しになぁーっ!」と、フェニックスが手四つ状態からアリステラの背後に回りアームロックを狙うと、アリステラは「やれるものならやってみろーっ!」とスピンエルボーで切り返すという、お互い譲らない展開を繰り広げます。

 中国の紫禁城ではギヤマスターがビッグボディに対して首相撲からの膝蹴りの連打。「ヘイルマンの仇はオレがとってやるぜーっ、このデカブツを巨大ギヤでコナゴナにしてなぁーっ!」と、その勢いで自身のジェノサイドギヤに巻き込もうとします。しかし「ビッグボディさまの強力をナメるなーっ!」と、ギヤマスターの回転するギヤを両手で押さえつけるビッグボディ。ギヤとの摩擦で手が流血するも、そこを支点にしてのドロップキックでジェノサイドギヤから脱出。

 「往生際の悪いこのニセモノめーっ」とギヤマスターが叫ぶと、“ニセモノ”というフレーズに「おい…誰がニセモノだと?」とビッグボディが反応。「お前に決まってるだろ! 先のキン肉星王位争奪編の顛末はよく知っている。お前が何もできないまま無残にやられた最弱候補だったこともな! それでよくキン肉星の王子を名乗ろうと思ったもんだ~~っ」と、ギヤマスターは読者すら言うことをはばかるタブー(笑)を、スコーンと直球でビッグボディにぶつけます。さらに「ここ紫禁城は真の王たる者が代々住んだ特別な地。そこでお前のニセモノっぷり、改めて暴いてやるのも一興…」と、ビッグボディの名誉を傷つける言動をとると、「なぁ…誰がニセモノだ? 確かにオレはキン肉星王子としてはニセモノだったかもしれない。だけどもなぁ…この強力だけはホンモノだぁーっ!!」とビッグボディは発奮。襲いかかるジェノサイドギヤをヒップアタックで迎撃し、「オレの強力殺法はこれからだーっ!!」と、巨体のギヤマスターを軽々とリフトアップ、次回に続く、です。

 ヘイルマン、けっこう悲愴でしたね。軽い感じのキャラでしたが、己に課された使命についてはかなり重く受け止めていたようです。彼らには彼らなりの、筋の通った目的があることを感じさせましたね。ここまで使命感を持っているということは、この闘いに勝たないとオメガの民に多大な不利益を与える、と思ってよいでしょう。それこそ勝たないと滅亡、くらいのレベルなのかもしれません。

 そんなことをうっすらと予想させる最期をみても、マリポーサは感情に流されず、六鎗客の目的達成は4王子側の立場では「この世に明日が来ない」と切り捨てます。このあたり、どちらの言い分が正しいかまだ判然としませんが、わかっていることは前シリーズ同様、どちらの立場にも理があるという、イデオロギーの闘争となりそうだ、ということです。ひょっとしたら六鎗客の方を応援したくなるような、そんな展開も可能性としてはあるでしょう。このあたり、最近のゆで先生の特徴というか、勧善懲悪、二元論では括りきれない人間ドラマが展開されそうです。

 アリステラの言動も注目ですね。仲間の最期を叱責するのではなく、誇りに満ちた賞賛を与えています。さらに4王子を“邪悪神のガキの使い”と波田陽区なみに斬り捨て(笑)、精神的優位を揺らがせることがありません。なかなかにリーダーとしての強さが強調されつつあり、キャラが育ってきている印象をヒシヒシと感じますね。

 それに対するフェニックスの台詞選択がものすごいファンサービスとなりました(笑)。まさかここで「いけないなァ、神のことを悪く言っては」がでるとは予想だにしませんでしたよ。今回はこの台詞だけでご飯3杯いけます(笑)。ま、冗談はさておき、アリステラに蔑みをうけても、それを上回る“大人の判断”という理由で行動を起こしていることを宣言するあたり、より大局から物事を見ているようで、どっしりと落ち着いた印象を受けます。いわゆる“ブレない”ってやつですかね。

 次の試合はどうやらビッグボディVSギヤマスターになりそうです。「いけないなァ、神のことを悪く言っては」発言が前フリだったのですね。今回は日本中の読者が全員感じていた“ビッグボディ=ヘタレ方程式”が白日の下に晒されるという、ある種伝説のディスり回となりました(笑)。ここまでド直球で切り込んだのは、カナディアンマンに対して同様のことをしたパイレートマン以来です。六鎗客って、なにげに言ってはいけないタブーを簡単に口にする方たちですよね。でも「そこにシビれる、あこがれるぅ!」です(笑)。

 こういったタブーによる蔑みって、言った本人が痛い目にあうというのが相場です。これだけでビッグボディの勝ちフラグが立ったともいえますが、カナディアンマンは負けたからな…油断はできません。ただビッグボディがゲームでしか披露していない『メイプルリーフ・クラッチ』で勝利したとしたら、お祭りになることは間違いがないでしょう(笑)。ここはぜひ恥を雪いでいただき、日本中を元気にしてもらいたいもんです(笑)。ビッグボディ、日本中がキミの味方だよ!

 その他気になった点は

  • 実際にフンドシを締めてかかっているのはウルフマンのみ。率先垂範、素晴らしい(笑)。
  • ヘイルマンの眼は複眼なのかな? いろいろなところから涙でとる…。
  • 「オレもそっちかよ、ルナイト…」という表現はなかなか切ない。
  • 本日、またも“威厳ポイント”をアップさせたマリポーサさん。
  • 今週の検索ワード第1位は“ニセモノ”かな(笑)?
  • 前も書いたけど、なぜギヤマスターの眼は正面を向いたままなんだ?
  • ボクの嫌いな言葉は“ニセモノ”です(ビッグボディくん談)。
  • 1億パワーをフルマックスで使えそうなのはたしかにビッグボディ。
  • 筋肉モリモリした直後にヒップアタックを選択するセンス、脱帽です(笑)。
  • リフトアップする際に頭を掴んだ右手は回転しないの?
  • マリキータマンはヘイルマンに一言もなし。仲悪いのか。

 こんなところでーす。

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