今週のキン肉マン第286話-両の眼を閉じた時!!

今週のキン肉マン
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 サタンの張った結界に穴を開け、超人一人を呼び寄せたいと残虐の神に要求するアタル。「ようしわかった。その願い叶えてしんぜよう」と、残虐の神はアタルの要求を受け入れると「そのたったひとりの人選は、もうお前の中では決まっているのであろう?」とアタルに質問をします。

 それに対してアタルは「もちろんだ。オレの中でその選択の決意は揺るぎない。協力を仰ぎたいその人物はもう心に決めてある」と、迷いなく回答。その歯切れのよさに「に…兄さんが選ぶたったひとりの人物とは…一体…?」と、スグルは思わず漏らします。

 話がついたところで残虐の神が「では始めようぞ。キン肉アタルよ、サタンの結界から出したいというそのひとりを頭に思い浮かべるがよい。準備ができたら合図しろ。お前のタイミングでいつでも結界に穴を開けてやる!」と切り出すと、アタルは一度眼をつむり、その人物を思い浮かべます。そしてイメージが固まったところで両の眼をカッと見開き「今だ!」と残虐の神へ合図。「心得たーっ!」と残虐の神が口から光の球を放出すると、その光の球はアタルがキャッチした途端に光の鎗に変形し、アタルはそれを空に向かって投げつけます。

 すると空に亀裂が走り、空間に穴が出現。そこにアタルが腕を入れ「さあ来いーっ、掴んだぞーっ! 絶対に放さない」と、盛り上がった恋人同士が言うようなセリフを口にし(笑)、「オレがここに召喚したいのは、この男だーっ!」と、ひとりの超人を引きずり出しました。

 召喚された男は安土城のリングに着地。「よく来たな」とアタルが声をかけたその男は…なんとブロッケンJr.! しかし当人もあまりのことにやや呆然とした表情です。「久しぶりだな、ブロッケン」とアタルが声をかけると、「ソ…ソルジャー隊長、あまりに久々で…突然で…いろんな気持ちが交錯しすぎて、一体何からしゃべればいいかわからねぇが……しかしどうしてオレを?」と、まず素朴な疑問を口にするブロッケン。

 その質問に対して「フン、知れたこと。お前はこの世で誰よりもオレの思想を理解している。だから呼び出した」と、アタルは毅然と答えます。「思想…超人血盟軍の!」と、すぐに反応するブロッケン。続けてアタルは「ブロッケンよ、タッグというのはもちろん個々の力も大事だが、何よりお互いの信頼関係がものをいう。1+1の答えの値が無限に存在する闘いだ。その意味ではお前ほどオレのことを信頼してくれている超人はこの世にいない。もしかしたらそれは…スグル以上に深いところまで理解してくれているかもしれないと思えるほどにな」と、これ以上ないくらいの評価をブロッケンに送ります。

 「そ…そこまでオレのことを?」とブロッケンが返すと、「ああ、間違った評価はしていないと思っている。その判断をもとに共に闘うベストパートナーとして、お前を選びこうしてここに呼び寄せた。まさかとは思うが不服か?」と、自分の思いを素直に口にするアタル。それを聞いたブロッケンは「とんでもない、不服だなんて。いや、むしろこれ以上光栄なことはない。尊敬するアンタに選んでもらえて誰が不服だなんて思うものかっ!? し…しかしそれでもたったひとり選べた相手が…本当にこんな…」と、その高い評価に感動するも、本当に自分でいいのかという迷いや自信のなさを垣間見せます。

 しかしモニター越しに満面の笑みをみせるラーメンマンの表情が視界に入るとブロッケンは自信を取り戻し、「わかったソルジャー。アンタの判断は正しい。そしてアンタにこうして選んでもらった以上、それを絶対に後悔させないのがオレの仕事だ。そのためならオレはなんだってやってやるさ! 頼んだぜ隊長!」と、腹を括って宣言。するとアタルは「決まりだな。よろしく頼む」と、ガッチリとブロッケンの手を取ります。すると「もちろんだぜ!」と、ブロッケンのモチベーションはMAXまで急上昇。

 そしてアタルはアリステラへ視線を戻すと、「そういうことでお前たちの次の相手は、オレたちフルメタルジャケッツが引き受けよう!! 異存はあるか?」と、あらためてタッグマッチを提案します。それに対しアリステラが「いいだろう、認めてやる!」とその提案を受諾し次回に続く、です。

 いや~、日本中で『誰がアタルのパートナーに選ばれるの? ドキドキ選手権』の予想が繰り広げられた1週間でした(笑)。私はキン肉真弓を予想していたのですが、その答えはブロッケンJr.でした。う~ん、外れた(苦笑)。アタルが言葉を発する度に結界を張られている3ヶ所が描写されたのですが、キン肉宮殿がでたときに真弓が入っていたんですよ。前回はいなかったのに。だから「ひょっとして!?」と色めきたったんですけどね。ダメでした。え? 当たり前だろって感じですか? スミマセン…。

 しかしブロッケンが引きずり出されるまでのくだりを引っ張ること引っ張ること(笑)。身体の一部や大部分が露出していても、煙と陰で隠す隠す(笑)。だから誰なんだよ! と楽しみとワクワクでどうにかなりそうなのに、この引き伸ばし演出にイライラしたツッコミを心の中で入れたりして(苦笑)。そしてめくったページの先にはブロッケンJr.がドーン!! 中井画伯、渾身のブロッケンです。カッコイイ!!

 しかしこれは…予想の範疇のキャラとはいえ、大抜擢ですよ。彼は先シリーズでクラッシュマンを撃破してブレイクスルーし、キャラとしてはステイタスアップを果たしています。ですので、今回は先シリーズで活躍する機会がなかった、別の超人が日の目を見るのかな、とも思っていたんですよ。でも…過去の因縁路線で来ましたね。ど真ん中ストライクでゴリゴリの(笑)。

 でもこれは見方によっては、ゆで先生の過剰投資とも思えますよね。ちょっとひいきされすぎ? みたいな(苦笑)。まあそれくらいブロッケンのキャラとしての将来性を買っているのかもしれませんが。それともあれかな? サイコマン戦での“元本保証取り下げ事件”に対する償いなのかな(笑)? 「あのときは悪かったねぇ。今回は絶対に元本保証するからさ。いやいや、ホント、はしごは外さないから」」みたいな(笑)。でもさすがに今回の元本保証は確実だろ、いくらなんでも。

 とまあいろいろ書きましたけど、とにかくブロッケンはおいしいですよね。でもって、アタルのホメ殺しがまたハンパないんだ(笑)。「お前はこの世で誰よりもオレの思想を理解している。もしかしたらそれは…スグル以上に」なんて言われてますから! 実の弟以上だなんて、これ以上の称賛はないですよ。こんな風にね、若者を無責任に発奮させて大丈夫なんですか? アタル兄さん(苦笑)。ちゃんと責任とれるんですか? ホントにお願いしますよ?

 それでも並み居る実力者の中で、まだまだひよっこだと自覚している自分にそんな大任を果たせるのかと躊躇するブロッケンの謙虚さも、らしくていいですね。そしてそれを打開し、自信を持てるようになったきっかけが、もう一人の“尊敬するアンタ”であるラーメンマンの微笑みというのがまたいい。セリフは一切なし、でもその表情だけでブロッケンの背中を押し、見守ってくれている。いうなればブロッケンは二人の師匠から「お前ならできる」とエールを送られているわけです。もうね、この若僧恵まれすぎですよ(笑)。

 そして師弟タッグとも言える二人のタッグチーム名は“フルメタルジャケッツ”と、ミリタリー系の単語でまとめてきました。なるほど、それなりにしっくりはきますね。ただアタルがずいぶんとなめらかにそのチーム名を口にしたので、パートナー選びと同様に、チーム名もずいぶん前から決めていたのかな、なんて思ったりして(笑)。おそらく「ブロッケンとのタッグだからなぁ…ミリタリーズ? いやいや、違うな。サバイバルズ…ダサいかなぁ? じゃあ迷彩ズ…なんじゃそりゃ。迷彩って英語で何ていうのかな? ちょっと辞書を調べてみるか。フムフム、カモフラージュ…か。ザ・カモフラージュ。ダメだ、底抜けにダサい。そうだな、軍人という危険さをもっとアピールしたいな。最も危険なミッションを遂行するコンビ…モスト…デンジャラスコンビ? ダメだ、これブロッケンの一番の黒歴史じゃん!」みたいな自問自答があったんだろうなあ(笑)。

 とにかくこの試合でブロッケンが大きく飛躍すること請け合いです。ゆで先生が彼の成長をどのように表現するのか楽しみですね。

 その他気になった点は

  • ネプチューンマンはフェイク要員で使われたなあ。今回も一人だけアップになるし。意味深演出に騙された人多いんじゃないかな?
  • おっさん顔の神の口から放出された物体をキャッチするのは生理的に嫌だな(苦笑)。
  • ゴワゴワ変形はこのマンガでは常識。だれも突っ込まない(笑)。
  • アタルは鎗を扱うことが多いな。
  • 空にヒビが入るのもこのマンガでは常識。突っ込みに値しない(笑)。
  • ブロッケン以外の血盟軍メンバーは、若干嫉妬してるのかな?
  • アタルのような会話テクニックで妄信者は作られるのかな?
  • フルメタルジャケッツのツーショットはサマになっている。カッコいい。
  • 今回も一言もしゃべらないマリキータマン(笑)。

 こんなところでしょうかね。

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