モデスティーズは「鉾」と「盾」のコンビだと言い放つバーザーカー、サンシャインも自分が「盾」でアシュラマンが「鉾」であると彼らに真っ向から対抗! コンビ技のサンシャイン・マグナムをぶっ放す!
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技の懐メロメドレー
『サンシャイン・マグナム』の砲弾をモデスティーズにぶちかましたはぐれ悪魔超人コンビ。
さあまだ続きはあるぜ!
と、間髪入れず第2弾も発射。ノってきた二人の活き活きとした表情がたまりません(笑)。
この2弾目を見たバーザーカーが何かを思ったようですが、それを遮るようにナチュラルが“任せろ”とばかりに前に出て、絶対防御たる『ナチュラルレイヤークッション』でそれに対抗。全弾防御に成功します。
う~ん、やはりあのシールドはやっかいですね。さぞやプリンスも落胆しているかと思いきや
そんなのは折り込み済み!
お前を引きずり出すことが目的だ!
と、なんとも頼もしいお言葉。というか、ナチュラルへの執着ぶりがすごい(苦笑)。
そしておびき出した相手に放ったツープラトンが…出たっ!! 『キャノンボール』! キャノンボーラーじゃないですよ(笑)? 『キャノンボール』です。
いやあ~、どんどん懐かしツープラトンが出てくるなあ。なんか懐メロのメドレーを見ているような気分にもなります。『これが定番! 昭和歌謡』みたいな(笑)。
確実に脳内にドーパミンが放出されてますよ。
なぜはぐれ悪魔コンビの合体技は魅力的なのか
しかしまあはぐれ悪魔超人コンビの合体技のバリエーションの豊富さを、あらためて知ることができますね。
そしてそれを可能にしているのが、サンシャインの肉体特性と変形能力であることに、今さらながら気づかされます。
そうなんですよ、うちの参謀、数ある変形超人の中でも、圧倒的に自由度が高い変形ができる超人なんです。
さらに言うと、その変形に説得力があるんです。つまり
おいおい、その変形は無茶だろう~。あまりにもご都合主義すぎて萎えるな~
というクレームを受けづらいんです。
なぜならば、彼が“砂の超人”だからなんですね。砂ゆえにどんな変形をしても許されちゃうんですよ。
砂だったら…まあそうなれなくもないわな
みたいな、妙な説得力があるんです(笑)。
これは大きなアドバンテージですよ。世間から“何を表現しても許される権利”を得ているわけですからね(笑)。
これのおかげで、はぐれ悪魔超人コンビは限りなく自由な合体技を繰り出すことができるわけです。それは相棒であるプリンスの6本腕という無二の個性と相まって、独自の進化を遂げたように思えます。
その象徴が『地獄の砂団子』や『サンシャイン・マグナム』、そして今回の『キャノンボール』という個性あふれる合体技なのではないでしょうか。
そして、あの二人の合体技はまだまだあります。ゆで先生のことだから、当然新作も狙っているはずです。それがどんなものなのか、今からとても楽しみですね。
ビバ! サンシャイン
そんな『キャノンボール』をまともに食らったナチュラルがグラつくと、勢いに乗ったプリンスはもう一撃を狙います。
この流れを食い止めたのがバーザーカーで、見事なカットインでナチュラルを救うと、モデスティーズ初のツープラトンである『ベルセルクの剣』をはぐれ悪魔超人コンビに食らわせます。
おお~、エルボースタンプとチョークスラムの合体技ですか…なかなか強烈なツープラトンです。プリンスの後頭部がナチュラルの脛に落下する点がやや説得力に欠けるかな…と思いますが(苦笑)。
ただここで注目なのが、われらが参謀であるサンシャインが、自分の後頭部にしっかりと砂のクッションシートを敷いていることなんですよ。
まるでサタンクロスの『忍法サンドクッション』のようなこのシートは、先ほど放ったマグナム弾の再利用だそうです。
このリユース、リデュース、リサイクルの3Rを意識した、したたかな頭脳プレイ。まさに闘いのサステナビリティです(笑)。
そしてそれをうけてからの
いくら超神のツープラトンでも悪魔には効かねえ
盾としての性能は、ソイツにヒケをとらぬ
ですからね。もうたまらなくカッコいいです。思わず
サンシャイン!
サンシャイン!
の脳内大コールですよ(笑)。
嫌な未来予測
しかしそのセリフとはうらはらに、吐血をするサンシャイン。あれ? 参謀、実は強がりか!? という不穏な空気が流れます。
いや~マジか。これ、明らかにその先に響くダメ―ジだぞ?
一番懸念されるのが、気負いすぎるプリンスを愉すため、そして彼を生き残らせるために身代わりになってやられる、という展開です。つまり
オレはそいつの盾
宣言が、命を賭した真実になるという懸念ですね。
これ…ドラマとしてはかなりおいしい展開なので、ひじょうにありそうなんですよね。ここまで株が爆上がりした参謀が、命を賭してプリンスを守り抜く。
そんな最高の相棒を失い、プリンスのエクストラパワーが噴出して大暴れ、そして彼はキャラクターとして一皮むけた成長をする…うわ~、ありそう!
でもこれだと我らが参謀が、犠牲になってしまうのですよ。話としてはとても盛り上がる展開なのですが…正直今はこの魅力しかない参謀を失いたくないです💦。
ですので、もしはぐれ悪魔超人コンビが勝利をもぎ取れるのであれば、そこは二人の新たな『地獄のコンビネーション』であってほしいですね。
ツンデレ参謀
そして吐血した参謀を気遣うプリンスもいいですね。参謀の献身がどんどんプリンスに伝わっていくため、素直な言葉が似合わないプリンスに
私の判断ミスだ。
すまない
なんていう、らしくないセリフをはかせてしまうんですよ。
それなのにうちの参謀は
何ひとりで背負ってやがる。
魔界のプリンスがそんなことで怯むもんじゃねぇ
と、逆にプリンスを一喝。彼の相手を思いやる行動がプリンスをそうさせたはずなのに、いざそれに対する感謝をされると突き放す…ツンデレか! 参謀、ツンデレか(苦笑)!!
それでも脳内では
超クール!
超クール!
参謀、超クール!
の大フィーバーです(笑)。
プリンス、不動のプライオリティ
ここでブレイクタイムを得たはぐれ悪魔超人コンビは、緊急の作戦会議です。その会議の結論は…
司令塔として優秀なバーザーカーを分断し、ナチュラルを殺る
というもの。プリンス、かなり執拗です(苦笑)。“ナチュラルを殺す”というプライオリティは、彼の一丁目一番地からまったく揺るがないんですね。
この対戦の顔合わせがあってからすでに5話目となるのに、この怨念の持続はすごいですよ。
でもそれくらい彼の“サムソンティーチャーへの想い”は強いんですね。すごい顔してましたからね、プリンス(苦笑)。
そんな彼らがとった行動が、ナチュラルをドラゴンスクリューにとらえてからの『地獄のローラー』葬! 初代キン肉マングレートが命を失ったシーンが頭をよぎります。
この『地獄のローラー』も
待ってました!
とテンションが上がるシーンです。
しかしナチュラルは巻き込まれるすんでのところでのブリッジ防御。そしてこんな危機的状況でも
これが必殺技!?
ヘソが茶を沸かすわ~っ
と、ライフワークの“一日最低一イジり”をきちんとこなして(笑)次回に続く、です。
う~ん、はぐれ悪魔超人コンビ、いろいろと手駒を駆使しますが、大きなダメージを与えるには至りませんねぇ。まあ予想はしていましたけど…。
ただ試合はまだ序盤戦。プリンスと参謀の、悪知恵とルール違反を含んだ悪辣ファイトを期待したいですね。
その他気になった点
その他気になった点は
- アシュラマンの叩きミスで、円柱でなく半円柱のマグナムもあったりするのかな?
- 穴あいているすぐ横を殴っちまった、みたいな(笑)。
- 意外とすぐに穴が塞がるサンシャイン。
- キャノンボールに変形するときの丸いサンシャインはかわいい(笑)。ネコみたい。ニャー。
- バーザーカー、冷静だな。これ強敵だぞ。
- 今回のバーザーカーの黒目出現は1コマ。
- プリンス「マヌケな神」、参謀「クソ神」。お口の悪いこと悪いこと(苦笑)。
- ドラゴンスクリューが大好きなゆで先生(笑)。
- 複数腕でのドラゴンスクリューは、巻き込み力が強そうだ。
- ナチュラルのマントがローラーに引き込まれるなんてアクシデントはないのかな(笑)?
- シュレッダーに持っていかれるネクタイ、みたいな(笑)。
こんなところです。
コメント
サンシャインは砂で構成されてるからこその変形っぷりが良いですよね
新ツープラトンもサンシャインの新変形がありそうで
だからこそあの吐血は先行きを不安にさせます
>ベルセルクの剣
なんというか、大仰な名前のわりにちょっと地味、というか
矛盾がテーマだから盾的なツープラトンもあるのかなーと
uzukiさん、こんにちは。
あの吐血伏線はいや~な雰囲気ですよね~。なんとか乗り切ってほしいのですが…。
ベルセルクはおそらくバーザーカーの別読みですよね。そう考えると、当初彼がもっていた大剣をイメージした攻撃、なのかな?
盾イメージのツープラトンも、たしかにありそうです。
サンシャイン頑張りすぎやて…
そんな死ぬ間際の星みたいに、輝かんといて…
ターキーさん、こんにちは。
そうなんですよ、今回のサンシャイン大フィーバーは、それとのトレードオフがいっちゃん恐いんですよ(苦笑)。
かつてサンシャインがアシュラマンの腕を地獄のローラーで巻き込んで動揺した時、アシュラマンが悪魔とあろうものが傷つけたくらいで動揺してどうする、とサンシャインを落ち着かせた?時よりも大分描写がマイルドですがはぐれ悪魔超人コンビの結束力はやはり正義超人に負けてないですね。
サンシャインも砂のクッション等、機転、フォローが素晴らしいです。始祖との戦いから学んだでしょうか?
まだアシュラマンは仇討ちに固執しているところが見られるところが弱点に繋がりそうですが、どう切り替えるか?切り込んでいくか?次回も楽しみです。
MKさん、こんにちは。
たしかにアシュラマンのサンシャインに対する接し方の、威圧的なイメージが薄れましたね。対等感があるというか。
そしてここまでのサンシャインの機転は神レベルです。シングマン戦の経験値、大きいのかもしれません。
アシュラマンは敵討ちの固執が逆に己を弱くしていることにいつ気づくか、そのときのドラマも見ものです。