今週のあらすじ
『真・マッスル・インフェルノ』すら耐えきったマリキータマン。しかしゼブラも
それは想定済み…
これはまだ“地獄”の序章に過ぎない
と、落胆することなくコーナーポストにパイルドライバーで叩きつける『ゼブラ ブラッディドライバー』で追撃。そしてダウンするマリキータマンにハイキックからのパンチの連打。
ボコボコにされながらも
この程度で地獄とは生ぬるい…オレたちがくぐってきた地獄に比べれば…この程度の修羅場など…いくらでも…耐えられる
と余裕を見せるマリキータマン。その挑発にゼブラは
その減らず口がいつまで続くかトコトン試してやろうじゃねえかーっ!
と、得意のパンチを雨あられと降らせます。しかしマリキータマンは
こういうときにはこれに限る…『シェルタリングピューパ』!
と、脚から腹部分を覆っていた装甲が全身まで延長させ、まるでサナギのようなフル装甲状態に。これによりゼブラのパンチは無効となり、逆に拳を痛めます。
ゼブラがひるんだ隙にマリキータマンはゼブラを閂(かんぬき)に極め絞り上げて動けなくすると、背中から脱皮を行い、自身の抜け殻の背後を両腕でクラッチ。
そしてそのまま抜け殻、ゼブラごとジャーマンで投げる『マリキータピューパ二重殺』を敢行。
これが豪快に決まりゼブラは大ダメージ。しかし意地でダウンはしません。
こしゃくな虫ケラめ~っ、今すぐ駆除してやるーっ!
と、マリキータマンの背後からスピンエルボー。これを察知したマリキータマンは羽根を開き、薄い後ろ羽根でゼブラをラッピング。
お前の動きは手に取るようにわかるわーっ!
と、ジャンプしたマリキータマンは体勢を逆さにし、ゼブラの脳天をコーナーポストに打ちすえます。これにはさすがにゼブラもダウン。
黒のゼブラ…いかほどのものかと期待してみたが読みどおりだ
オレがお前を黒に染めたのは全てが見たいからだと最初に言った。それも決して嘘ではない
だが真の理由はそうではない。より勝利を確実なものにするには怒りや憎しみをパワーに闘う黒のゼブラに染めたほうが手っ取り早いと見たからだ
そしてその読みは見事に当たった。黒のゼブラよ…やはりお前は白より弱い!
と、マリキータマンは衝撃の意見を述べて次回に続く、です。
今週の感想
『真・マッスル・インフェルノ』が一撃必殺ではなかったことに対しては、ゼブラはあまり焦っていませんでしたね。
必殺技が耐えられることは想定済み、という先読みのスタイルは冷静でいいのですが、自分自身でフェイバリットの価値を下げているようにも見えます。正直いって『マッスル・インフェルノ』の価値は大暴落したと私は感じていますね。
そして今までペースを握っていたゼブラが失速し、ジワジワとマリキータマンの土俵に。サナギ化する『シェルタリングピューパ』はビジュアル的にも特性的にも面白いですね。デザインもアメコミ感溢れていてスタイリッシュです。ちょっとミイラ男っぽいですが。
装甲という点については、その硬度が気になりますね。ゼブラの拳を痛めつけるくらいだから硬いのでしょうけど、個人的には超人硬度がいくつなのか知りたいなと(笑)。『肉のカーテン』とどっちが硬いのかな? とか悪魔将軍のダイヤモンドパワーにはさすがに及ばないよな、とか。
脱皮も虫っぽくていい感じです。脱皮後はダメージも回復している、とかだったらすごかったんですけど、さすがにそこまでではなかったようですね。
連続技でゼブラを追い込みつつあるマリキータマンですが、最後に
お前は白より弱い
と言い放ちます。前回
なぜわざわざ不利になる黒ゼブラ化を選択するのか
と疑問を投げかけましたが、マリキータマンの読みでは
黒ゼブラの方が組み易し
ということだったんですね。なぜマリキータマンがそう予想したのかはちょっとわからないんですが、次回明らかになるのでしょう。
ただ逆に言えば、黒から白に戻ればゼブラに勝機がある、ということですよね。試合はまだまだどちらに転ぶかわからなくなってきました。
その他気になった点は
- サナギ化されていない部分がマリキータマンの主眼なのかな?
- 装甲が広がるときの音は「ジャクン、ジャクン」。オリジナルすぎる(笑)。
- ゆで先生、閂好きだよな。
こんなところでしょうか。
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