今週のキン肉マン第281話-揺らぐ天守閣!!

今週のキン肉マン
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 アリステラのフェイバリット『Ωハルマゲドンアベンジャー』を完璧に食らったフェニックス。これまでは類まれなる物理脳でダメージを最小限に抑えてきたフェニックスでしたが、この技から起き上がることはできず、試合終了のゴング。世紀の一戦はアリステラに軍配が上がりました。

 試合が終了すると、発光していた体が元に戻っていくアリステラ。「やはり暫定的に得た力では、一時的にしか元の8600万パワーの壁は超えられぬか。しかしこれでまたひとつ大きな確信を得た。今の力と技があれば…オレはザ・マンとさえ対等以上に…闘える!!」と、新たに得た力に手ごたえを感じます。

 そしてフェニックスを見やり「オレにその自信をくれたのはお前だフェニックス。この状況をお前は“してやったり”と思っているのだろう?」と投げかけると、フェニックスは「仕留められれば最善だったのだが…な…次善の策として最低限の仕事はやった。このオレが…その程度のことしかできなかったことは我ながら情けないが…」と、瀕死の状態で答えます。

 するとアリステラは「オレの特性を白日の下に晒し、勝利の見込みが薄くなったと判断するやいなや最後の技にしてもわざと受けた。ザ・マンへの援護射撃のつもりか。なぜそこまでする!! あの男はお前にとっては全く無関係な赤の他人。むしろ今となっては試合中にも指摘したとおり、お前が恨みすらしている神の眷属に位置する男だ。何に義理立てしているのか、そこだけがさっぱりわからんのだが?」と、フェニックスの行動に合点がいかないところをストレートに問いただします。

 それに対しフェニックスは「ザ・マンへの義理ではない。キン肉マンへの義理だ。ヤツはこんなクズのような性格の歪みきったオレを…キン肉星の最重要ポストにまで取り立てようとしてくれた。もちろんオレはそれを固辞したが…精神的にはヤツの一番の臣下として役立ちたいと願っていた。そのチャンスが訪れたと…思ったまでだ」と、すべては己を救ってくれたスグルへの恩返しだと、その行動理由を話します。

 それを聞いたアリステラは「ほう。聞いていた尊大極まりない人物像とはえらい違いだな。そんなお前をここまで謙虚にさせたキン肉マンという男にオレはますます興味が募る一方だ。しかし今は何より優先してその前にザ・マン、全てはその打倒に繋がっている事案にすぎない。お前たちとのこの余分な闘いで犠牲になった仲間たちためにも、なんとしてもオレはこの大任を果たさねばならぬのだから」と、スグルにさらなる興味を得るも、自分がやるべき優先事項を再確認します。

 するとフェニックスは「お前がさっきから口にしているその仇敵ザ・マンという男…オレは直接知りはしないし会ったこともない。だがそれでも…オレの得た“情報”を総合して考えた時に…確実にひとつだけ判断できたことがある。かつて神だったというその男ザ・マンは…お前たちの味方だぞ」という、価値観を根幹からひっくり返すような仰天分析レポート(笑)をアリステラに提示します。

 そして場面はサタンによって結界が張られてしまった『聖なる完璧の山モン=サン=パルフェ』こと超人墓場に変わります。「零」の文字が彫ってある扉の中では、自らを檻の中に入れたザ・マンが、横に待機しているネメシスに声をかけます。「オメガの民…か…当時はまだ私も我が弟子たちも若かった。あまりにも懐かしい話だ」と話すと、ネメシスは「そもそも閻魔様はなぜ受け入れられたのです? あのジ・オメガマンがスパイだったことは、例の無量大数軍ラージナンバーズ登用試験の頃には既に閻魔様には見抜いていらっしゃったはずではありませんか。それをなぜ…ここまで放任されてきたのか!」と質問をします。

 それに対しザ・マンは「元はといえば全ては私が撒いた種だ。指示も全て私が出した。あの頃血気にはやる弟子たちに根絶やしは止めて宇宙(そら)に逃がせと指示したのも私だ。だが結果的にはその甘さが彼ら一族郎党に歪んだ歴史を生み出させて歩ませてしまった」と、当時のことを述懐します。「ならば今からでも遅くはない、根絶やしにすべきです。秩序ある世を是とする完璧超人として超人界の未来を考えるなら、そのためなら…私は今からでも出動を!」と、フェニックスが強硬姿勢をとると、ザ・マンは「やめろ! やつらは利用されているだけにすぎぬ。本当の敵はその裏に潜んでいるいるのだから」とネメシスを制止し、今回の騒動には黒幕がいることをほのめかして次回に続く、です。

 やはりフェニックスは負けましたね。アリステラのフォルムがディクシアに似ているので、まるでかつての部下にやられたような、妙な下克上臭が漂う絵面となりました。

 そしてアリステラは初めの“神超え”を果たして自信がついたのか、ザ・マンへの挑戦にも手応えをつかんだようで。松坂語録で言えば「自信が確信に変わった」ってヤツでしょうかね(笑)。フェニックスとしては、アリステラの超人としての特異性とそのフェイバリットを白日の下にさらしたことで、最低限の仕事はしたと自己評価しましたが、まあ彼の言うように情けないというのは否定できないですけどね。

 ただフェニックスがこちらの予想以上にスグルに心酔していたというか、義理を感じていたことにはビックリでした。「精神的にはヤツの一番の臣下として役立ちたいと願っていた」とまで言い切りましたからね。相当なものですよ。「クズのような性格の歪みきったオレ」という自己評価も容赦ないですが、でもその通りでしたからね。さすがは知性の超人、自己分析も正確だ(笑)。

 でもって、今回一番盛り上がったのが「ザ・マンはお前らの味方だぞ」というフェニックスレポートです。これにはアリステラ以上に、読者である我々も「へ?」という反応を抱かずにはいられませんでした。

 祖先を侵略して他所に追いやった仇敵が味方? この意外すぎる研究報告の内容に興味がつきません。何がどう絡み合ってそうなるの? みたいな(笑)。でも有名シンクタンクと同等以上の信頼性があるフェニックスレポートですからね(笑)。納得させる何かがあるのでしょう。

 最後には当事者のザ・マンが久々に登場。全ての過去と顛末を知るキーパーソンだけに、その言動に注目が集まります。自らを檻の中に置き、“超人墓場から一歩も出ない”というゴールドマンとの約束をきっちりと守っている演出がナイス。ただ気のせいかな、鉄柵の隙間が広すぎて、いつでも外に出られる仕様に見えるんだけど…いや、私の老眼が始まったんだな、うん(苦笑)。

 そしてネメシスとの会話で、ディクシアのスパイ活動はすでに見抜いており、あえて黙認していた事実もわかりました。その黙認は、ザ・マンの過去の行いに対する若干の引け目から生じたお目こぼしのようなものであることもわかりました。

 ネメシスは今からでもそれを断ち切る強硬論を主張しますが、それを止めたザ・マンの一言が衝撃。「本当の敵はその裏にいる」という正式プレスリリース。その“本当の敵”がサタンである可能性は高いのですが、それだとちょっとありきたりすぎてつまらないかな。サタンすら利用する“本当の敵”がいると意外で面白いです。

 ということで、この六鎗客との対抗戦が一段落した後、“本当の敵”との新たな闘いが始まりそうです。そうなるといろいろなメンバーがまた闘うことになりそうですね。それこそ完璧超人のネメシスや、完璧超人始祖のジャスティスマンのファイトも見られるかもしれません。楽しみです。

 その他気になった点は

  • フェニックスは一命は取り留めたのかな?
  • 石のレコードプレイヤー(笑)。
  • ザ・マンはどんな音楽を聴くのかな?
  • 音符が微妙に歪んでいるから、ジャイアンの歌かな(笑)?
  • 「無量大数軍登用試験」…どんな試験内容か教えて欲しいです(笑)。

 こんなところです。

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