今週のキン肉マン第262話-火事場の関節技!!

今週のキン肉マン
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今週のあらすじ

 断崖絶壁に落下する土壇場で火事場のクソ力を発動し、パイレートマンを腕ひしぎ三角固めに捕えたスグル。しかしパイレートマンは

パイレートマン
パイレートマン

ムマムマ、ようやくやる気になってきたか。だがこの程度ではまだぬるい…まだまだこんなものじゃないはずだーっ!

と、強引に片腕でスグルを持ち上げ、キャンバスに2度ほど叩きつけて技から脱出します。

 そしてマウントの状態からパンチを放つと、

この程度で…くたばれるかぁぁーっ!

とスグルはそれをキャッチし、下からのアームロックで対抗。

パイレートマン
パイレートマン

並の超人なら腕がヘシ折れる完成度だな…だがこのパイレートマンには通用しないーっ!

と、強引に腕を引き抜き、マウントパンチの雨あられ。それを嫌がるスグルはうつぶせの亀状態になり、後頭部を殴られまくります。

 その怒涛のパワーを見せつけられたミートが

王子の火事場のクソ力さえものともしないパイレートマン、いったいどれほどの超人強度持ち主なんだ!?

とつぶやくと、

パイレートマン
パイレートマン

フン、超人強度だと? 

その数値だけで語るなら吾輩の超人強度は8000万パワーッ!

と、スグルやミートを驚愕させる答えを出すパイレートマン。

パイレートマン
パイレートマン

だがそんなものは…なんのアテにもならーん!

とパンチを振り降ろそうとすると、スグルは前転して脱出。

 そしてパイレートマンにラリアットを仕掛けるべく突っ込んでいくと、それをショルダースルーで返し、またもスグルを海に放り投げるパイレートマン。

 しかし落下しながらもパイレートマンの首と両手を取ったスグルは得意の『超人絞殺刑』へシフト。ラリアットはそのための撒き餌でした。

 しかしパイレートマンは

パイレートマン
パイレートマン

お前ごときがいくら策を弄しても吾輩にはかなわん

と、あっさり両手のクラッチを切り、次に首に巻きついたスグルの両足のクラッチを外しにかかります。

私の両足のクラッチを外しては、お前は断崖絶壁から転落だぞ!

と忠告するスグルに

パイレートマン
パイレートマン

構いはしない

と歯牙にもかけず、技から脱出するとともにリングから荒れ狂う海に落下するパイレートマン。

 しかしその途中で両手から謎の波動を出し、落下が停止。それを見たスグルとミートは

あの力は…マグネット…パワー

と驚愕します。

ヤツらはあの力を…求めていたんじゃなかったのかーっ!?

とウルフマンが疑問を呈すと、パイレートマンはその力でリング上へ復帰。スグルが

今の力は…間違いなくマグネット・パワー!

お前たちはその力を求めてサグラダ・ファミリアまで急襲をかけてきたんじゃなかったのか…!?

と問うと、

パイレートマン
パイレートマン

こんなものはただの真似事…マグネット・パワーと呼べるほどの代物ではない

と、パイレートマンは両手の磁力をほとばしらせながら次回に続く、です。

今週の感想

 今回は大きなトピックが2つほどありました。まずは六鎗客の超人強度が判明したことです。

 パイレートマンのそれはなんと8000万パワー! スグルの火事場のクソ力、バッファローマンの潜在超人強度と同等です。というかマンモスマンより上ですね。

 オメガマン・ディクシアが8600万パワーだから、オメガの精鋭はそれくらいが普通なのかな? 完璧超人始祖よりは全然高いです。

 ただ今回気になるのは

パイレートマン
パイレートマン

だがそんなものは…なんのアテにもならーん!

というパイレートマンの一言です。これはある意味“超人強度絶対論”への否定であり、ゆで先生がとうとう超人強度というテーマにメスを入れてきたのかな、とも思えます。

 前作における“超人強度”は、読者対象である小学生にわかりやすい指標を作ろうとした試みであり、その可視化によってキャラの強さを強調する役割がありました。

 しかし同時に数値絶対論的な表現に陥り、より強いライバルを出す度にその数値がインフレ化していき、比較的低数値の正義超人が挑むには整合性がつかない、ゆえに現実味がなくてしらけるというデメリットもあったわけです。

 しかし読者がおっさん化し(笑)、そういった単純比較表現でなくてもストーリーを紡げる土壌になったので、数値絶対論ではない、様々な要因によって強さが決まるという表現にゆで先生がトライしようとしているのかな、と感じました。

 あくまで超人強度は目安であり、それをどう有効に使うかで勝敗は決まるよ、みたいなことを描くんじゃないかなあ? いうなれば超人パワーの再定義が始まるということです。

 もうひとつはまさかの“マグネット・パワー”です。

 我々もウルフマンやスグルと同じで、彼らは“マグネット・パワー”の秘密を探りに、もしくは奪いにここに来たんじゃないの? と思っていましたからね。

 それがあんなにあっさりと使われちゃうと(苦笑)。ものすごい肩すかしを食らった気分ですね。ただこれも

パイレートマン
パイレートマン

こんなものはただの真似事…マグネット・パワーと呼べるほどの代物ではない

と、ネガティブなお答え。“超人強度”のときといい、ずいぶんと控えめな感じです(笑)。あるいはそれだけ理想が高いのか。雰囲気的にはあれですかね、

ショボい“マグネット・パワー”は使えるんだけど、その先がわからんのよ。

そこでサイコマンの知恵を盗みにきたんだけど

って感じでしょうかね(笑)。とにかくパイレートマン、いろいろと情報をご開帳してくれます。次回にも期待ですね。

 その他気になった点は

  • パイレートマンは髪がバリバリなのかな?
  • サブミッションを多用するスグル。トータルファイターな感じがする。
  • スグルは『超人絞殺刑』好きだよな。
  • 岩壁に磁力ってあるの?

 こんなところです。

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