ファミコン版『グラディウスII』の思い出。

オレ流ゲームレビュー
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 シューティングゲームはまったく得意ではないので、基本購入しないんですよ。ですがこのタイトルは買ってしまいました。

 というのも、ファミコン情報誌に掲載されている記事を見る限り、ファミコンの限界を超えているのがありありとわかったので、その技術を体感してみたかったんですよね。

 当時、ファミコンのスペックでアーケードゲームを再現するのは不可能でした。もちろんこのタイトルも、ニアリーイコールな結果は出せていません。

 ただ可能な限りの技術を駆使し、少しでもアーケード版に近づけようとしている様は尋常ではなく、技術者の意地とプライドが見えた一本でした。

 私が特に感動したのは、そのBGMです。これ…ぶっちゃけアーケード版を超えています。

 もちろん音質等は超えることができないのですが、メロディーはファミコン版の方がイカしていましたね。1面、2面、3面と神がかっています。

 先ほど音質は超えていない、と書きましたが、ファミコンの音源という観点からみると、限界をとうに超えています。それくらい素晴らしいです。

 しかもこのクオリティで、独立した音源チップを搭載しておらず、ファミコン元々の音源でこれを構築していると知ったときは、もう開いた口が塞がらなかったですね。

 グラフィックも当時の最高峰じゃないでしょうか。

 コナミは昔からグラフィックがきれいでしたが、ここまでのノウハウの集大成というか、“ファミコンの限られた色数でカッコよく見せる方法”を熟知し、その最高点を今回で更新した感じです。

 もう1面のプロミネンスから

おいおい…

って思いましたからね。ファミコンでよくここまでやったなと感動していたら、3面の氷のステージでまたびっくりですよ。氷というか、ちょっとアメジストっぽかったですけど(笑)。

 それでも攻撃を加えるにつれてそれが細かく分裂していき、破片が画面一杯にあふれていく様など、一昔前のファミコンでは技術的に考えられなかった表現ですから。

▲1面のプロミネンスです

 また、ボスの大きさも特筆物です。各ステージに当たり前のように大きなボスが登場し、しかもグリグリと動くので、ファミコンはそれが可能なスペックを持つハードなのだと勘違いしてしまうくらいです。

 いやいや、そうじゃないでしょと。数年前なら

できるわけない

100%無理

と即答されていたことを、創意工夫と技術で可能にしちゃったんですよ。それもすべてのステージで。

 3面ボスのクリスタルコアなんて、出会って一目見た瞬間に

ありがとう…!!

という気持ちになりましたからね(笑)。

▲素晴らしい出来のクリスタルコア

 その他にも、とうとうオプションが4つついたり、それがローリングするアレンジがあったり、パワーアップの音声がきちんとあったりと、随所でプレイヤーを感動させる技術が多々見られたタイトルでした。

 残念ながら、私の方で技術力が不足していたために、クリアはできませんでしたけどね(苦笑)。

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コメント

  1. ニャガ より:

    ファミコン版グラディウスⅡ、私も当時大好きなゲームでした。
    その当時こそ普通に遊んでいましたが、こうして月日が経って改めて考えてみると
    尋常じゃないレベルで作られていますよね、このゲーム
    前作のグラディウスに出てくるビックコアなどやはりアーケードに比べて小さくなっていたりしましたが、このⅡで出てくるビックコアはまさにアーケードと変わらない大きさのビックコア。当時は感動しました。テトランもファミコンの沙羅曼蛇と比べて球体の触手ではなくしっかり動く触手なのも素晴らしいです。BGMもおっしゃるとおり本当に良いもので、本来クラブ戦で流れるBGMをボス戦に持ってきたのはセンスありますよね。

    • アキラ アキラ より:

      ニャガさん、こんにちは。

      本当に尋常じゃないレベルのソフトでしたよね。手放してしまったのが悔やまれます…。

      まあ持っていてもクリアできる腕はないんですけどね(苦笑)。

      • ニャガ より:

        返信ありがとうございます
        そうですね、やはりファミコン版とは言えグラディウスはグラディウス
        一度やられてしまうと復帰はなかなか難しく難易度はなかなか高い感じでした
        いつかスイッチのファミコンが遊べるモードあたりに来て欲しいものですね(笑)

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