はじめに
さあ、キン肉マン新作アニメ『完璧超人始祖編』が、三か月のお休みから戻ってきました。待望のSeason2の始まりです! 今回もアニメを視聴した際の雑感や、気になった点をピックアップしていきたいと思います。
また、原作連載リアルタイム時の私の懐かしき感想『今週のキン肉マン』を引用しながら、当時の私の浅はかさを笑いつつ(笑)、アニメ版ならではの特徴を一緒に見出していきましょう。
ただしこのコンテンツは壮絶なネタバレとなりますので、
まずはアニメ最新話を視聴!!
してからにしてくださいね!
今回のお話
今回のお話は第12話『三つ巴決戦! 死闘開幕階段ピラミッド!!』。
原作でいうところの第34話~第36話までとなります。完璧・無量大数軍第二陣と正悪超人連合軍の対抗戦勃発から対抗戦第一戦、ブロッケンJr.vsクラッシュマンの激闘までですね。
今回の内容は以下の予告編動画をご覧いただけると、よりよく分かるかと思われます。
それでは今回の気になった点、行ってみましょう!
今回の気になった点
Season2OP
Season2となり、OPも刷新されました。いや~回転早いね。わずか11話で前回のOPがお役御免だなんて…贅沢この上ないですな。ただそれだけ『キン肉マン』という作品が優遇されているってことですね。
でもってどんな曲かな…と聴いてみたら、初代アニメのOPである
のオマージュがスパイスとなっていて、オールドファンにとっては

やられたぁ~っ
って感じの、ノスタルジック・ブランニュー・ソングでした。いや、ダメだよ、3・2・1マッソーからの

♪リングに~稲妻ふたたび~……Go Fight!
は…もう気持ちが踊っちゃうって(苦笑)。ホント、ファンのかゆいところに手が届くOP、ありがとうございます!
BHのロケーションムーブ
鳥取砂丘にワープするため、ブラックホールのフェイスホールに入ったバッファ&スプリングマン。ここまではいいです。ここまではいいのですが、当の本人・ブラックホール自身のワープの仕方が仰天でした。
自分の両手を顔の穴にねじ込むと、そのまま体がニョロ~っと流動的に入っていき、最後は首だけになって消えるというホラー(苦笑)。
原作では体が単純にシュンと消えるだけの描写だったのですが、アニメではかなり斬新な描写にしてきましたね。ただこれを見て感じたのが

四次元エレメント交差
だったんですよ。まだ先を知らない方のためにこれ以上の内容は書きませんが、今回のこの表現は、それにつながるフックのようにも感じましたね。
スグルの空中移動のくだり(笑)
原作でもティーブレイクタイムとして笑かしてもらいましたけどね。これがアニメーションになることで臨場感が増して、またもや抱腹絶倒ですよ(笑)。
宮野さんもここは張り切ったんじゃないかなあ。だってキン肉スグルのコメディ部分を強調できる、絶好のシーンですからね。
皆さん当然ご存じの通り、スグルの魅力の一つって
最高のカッコよさと最低の情けなさ
のレンジの広さじゃないですか。
旧作ではそれを表現するシーンが多々あったので、先代声優の神谷さんは水を得た魚のようにそれを表現したのですが、新作ではその絶対数が少ない。となると、今回のシーンは宮野スグルにとっては、ある意味千載一遇のチャンスなんですよね、
ですので、今回はその気概が見えてニコニコしてしまいましたよ。でもよくよく考えると、スグルを抱きかかえたロビンがそのまま飛んでくれればよかっただけなのにね(苦笑)。
その結果、原作では体から水滴が滴ったスグルをブロッケンが片手でぶら下げて鳥取砂丘に到着するという1コマが挿入されます。この無言の1コマにきちんとオチを入れる手法に、当時はかなりジワった思い出がありますね(笑)。
ですがアニメではそこにオリジナルの描写を足してきました。ズブ濡れのスグルが鼻水を垂らしながら

ブロッケンに途中で池に落とされた~っ!
と、被害申し立てをするシーンを挿入しているんですよ(笑)。そして当のブロッケンは

オレは悪くねぇ!
という自己正当主張でバッサリ。このコントが最高です。
原作の無言オチもすごく好きですが、アニメは声優さんがいるのだから、このようなオチはよい判断だったと思いますね。
正悪連合に至るわちゃわちゃ(笑)
基本的に水と油(ということになっている)である正義超人と悪魔超人の、連合軍結成までのくだりがわちゃわちゃしていて面白いです。そしてその軋轢の内容が

オレはそこにいるラーメンマンに一度殺されたんだ

私だってアトランティスに手痛い目にあったからおあいこだろ
と、“殺害”が基準となっているのが異次元すぎて(笑)。絶対に人間界ではされない罵りあいです(笑)。
でもここで個人的に一番面白いと感じたのが、スプリングマンに責められているラーメンマンの顔が涼しすぎることなんですよ(笑)。

あの頃は若かったから。ゴメン、ゴメン
くらいのニュアンスで受け流すという、超絶スルー技を披露してくれます(笑)。
これについては、連載当時の私もツッコんでいたようで
正悪連合軍でひとりとがっているのがスプリングマン。登場時から一貫してツンツンしていてブレてない。それどころか空意地っぽさもあってかわいらしさすら感じる(笑)。
ラーメンマン(モンゴルマン)への恨みも忘れていないし、己の立ち位置をしっかりと守っている感じです。
それに対するラーメンマンのサラッとした受け流し方もステキ。あの顔、絶対反省してないよ(笑)。まああの時は侵略軍に対する迎撃戦だから反省する必要もないけど。
旧オレ流ホームページ:2012年8月27日記事より
と、“ラーメンマン絶対反省していないよ説”を推していますね(笑)。
あとアニオリで、ウォーズマンの被害主張を挿入してきましたね。

オレはお前らに体内をリングにされたんだ!
って、これもまた世界で彼一人しか訴えることのできない被害申告ですよね(笑)。
もしこの訴訟が受理されたら、世界で唯一のオンリーワン訴訟として、世のマスコミがこぞって取材すること請け合いだと思います(笑)。
そしてこのくだりでだんまりだったのが…ブロッケン。

オレ…実はこいつらに直接被害を被ったことがないんだよね…
と、いきり立つ連中をしり目に、意外と上からの精神状態をキープしていたのかもしれません。
そしてその余裕が、この場を締める発言からの

さあ、いこうぜ
という言動につながったのかもしれませんね。いい大人たちのわちゃわちゃ、一番年下に締められちゃった(笑)。
ロビンとブロッケンの外観
アニメを視聴していて気づいたんですけど、ロビンマスクの目、戦闘開始時から赤くなりましたよね。いわゆる原作カラー準拠です。
それまで目は白かったので、アニメではこれでいくのかな~と思っていました。個人的には嫌いじゃないですし、白。
つまりこれ、戦闘モードとオフモードで目の色を使い分けるってことですよね。たしかにオンオフがわかりやすいので、表現方法としては利点がありそうです。ちょっと電源オンでパイロットランプが光った感じもありますけどね(笑)。
そして私、ずっと気づかなかったんですけど、ブロッケンの上着、前裾の部分をパンツインしていたんですね。その代わりなのかはわかりませんが、胸元がはだけているんです。
ですので原作のような襟を閉じてパリッとしたシルエットではなく、どちらかというと暑くて胸元を開けちゃった、ツナギの作業員って感じもします。ちょうど今回の煽りVは彼なので、ぜひご覧ください。
躍動! ブロッケンJr.!
そして今回は全編を通してブロッケンJr.祭りでしたね。オープニングのコント(笑)から、ゲートを選ぶ際の若僧扱い、そしてvsクラッシュマンの試合と、ファンが狂喜乱舞するほどのテンコ盛りでした。
ゲート争奪戦については原作時もブロッケンいじりが面白かったですが、アニメになってもやはり面白かったです(笑)。
バッファローマンに弾き飛ばされ、ロビンに注意され、スプリングマンには

それだからいつまでも未完の大器なんだ
とディスられる。そしてカッカしている横をウォーズマンがお先にと通り過ぎる。その結果、一番乗りを狙った彼は結局はドベという結果に。清々しいほどの若僧ぶり(苦笑)。
でも正悪関係なしに、ここまでいろいろな超人にイジられる彼は、やはり抜群の社交性を持っていますよ。以前私は彼の超人批評において、その類まれなる人たらし能力
オールレンジ・ソシアビリティ
を標榜しましたが、このシーンでもまさにそれが表れていると思いますね。もしご興味が出た方は、こちら↓をどうぞ。
そんなイジられ上手な彼ですが、試合は絶好調です。ミートくんやテリーマンも賞賛していましたが、一皮むけた闘いぶりです。原作連載時も
今週一番目だったのがブロッケンの攻勢と成長ですね。
序盤調子よすぎて後が心配なんですが、これだけ勝ちフラグがあれば大丈夫でしょ。ハゲモードもすぐに解除されたので、ビジュアル的にもさらに安心です(笑)。
一度ピンチになると思いますが、なんとかクリアすると思います。
その他気になった点は
旧オレ流ホームページ:2012年9月10日記事より
・「リモコンキャップ」?…ブロッケンの帽子は「リモコンハット」じゃなかったっけ…?
・グーパンチが冴えわたるブロッケン。さすが「ブラスナックル(素手)選手権王者」。
と、彼に太鼓判を押してます、私。ただ“ハゲモード”なんて厳しい表現しちゃダメでしょ(苦笑)。
Season2ED
そして注目のSeason2のエンディング。Season1のED『超人』は、キン肉マン愛が異常に溢れすぎた傑作だっただけに、かなりハードルが高かったのではないでしょうか。
そんな中リリースされたのが、牛丼に一点集中した『29(にく)』。キン肉マンと言えば牛丼、牛丼と言えばキン肉マンという、相互代名詞にフィーチャーしてきました。
そしてボーカルは前回ED同様、宮野真守さん。もうこれはあれかな、今後もEDは宮野さん固定でいくのかな。曲調は基本ラップで。そんな文化を形成しつつあるようにも感じますね(笑)。
内容は牛丼をテーマにして登場キャラクターの日常を想像していくという、ほっこりほんわか楽しくなるもの。それを見ていると、ファンの方々が創作するファンアートのような雰囲気をほんのりと感じさせます。
歌詞やビジュアルも、マニアがニヤっとしてしまう演出が盛りだくさんでしたね。
- カレクックのカレーを、あえてベンキマンに食べさせる(カレー×ウ○コ)
- ティーパックマンの紅茶をウォーズマンに飲ませる
- 武道たちって何食べている? というタブーに迫る
といった感じで、終始笑ってしまいます。そして何よりも

…牛丼食べたいな!
という気持ちにさせてしまう、圧倒的訴求力。これ、牛丼業界に従事する方々、泣いて喜んじゃうんじゃないかな? 頼んでいないのに、勝手に影響力がめちゃ高いイメージPVを作ってくれた形なので(笑)。
思うに、旧作アニメの有名なフレーズ「〽牛丼一筋 300年~」も相当な業界プッシュソングでしたが、その令和バージョンの役割を果たすのが今回のEDなのかな、なんて感じました。
ああ、牛丼食べたい(笑)!
次回予告!
次回、第13話は『ブロッケン一族の魂!!』です。
階段ピラミッドリング全7試合のうち、まず動き出したのは第2ステップ、ブロッケンJr.とクラッシュマンの一戦。
超人血盟軍入りを経てクレバーな試合運びを学んだブロッケンJr.が序盤大攻勢をかけるも、徐々に手の内を明かすクラッシュマンの猛反撃を受けやがてジリ貧に。
払拭しきれぬ己の未熟さを再認識し挫けかけたブロッケンJr.だが、その時…彼の耳に聞こえきたのは階下で闘う尊敬する男・ラーメンマンからの激励の声だった!
さあ、若僧の成長を後押しするために、カンフー師弟コンビの師匠が動き出しますよ。二人の掛け合いも楽しみですね。
お知らせ
原作感想のご案内
アニメの感想に続き、原作の感想も読んでみたいと感じた方は、こちらもどうぞ↓。
致命的な一撃を避け続けるクロエ(ウォーズマン)に、ほかのサルダートとの違いを感じていたペシミマンは、力ずくで正体を吐かせようと激しく攻撃! 拘束したままマットに叩きつけた——!!
Ⅱ世キャラであるクロエがまさかの登場をはたし、闘いを繰り広げるという奇跡。目が離せない展開の感想を、面白おかしく書いております。ご興味ございましたらばぜひ。
超人批評新作のご案内
個々の超人についての深堀り考察に興味がある方は、超人批評をどうぞ。最新批評はこちら↓、ヘタレ超人の一角、スペシャルマンの再考察です。
相棒のカナディアンマンと共に、ヘタレ超人の名をほしいままにするアメフト超人。汚名返上を願うべく、彼のスペシャルとは何かを考察していきますよ。
それでは次週、またお会いしましょう。



コメント
ラーメンマンが反省してない。同意の同意です。
「私も若かった」発言も、多分「あの試合、課題が山盛りだったんだよねー。キャメルクラッチの掛かりでも正体バレ恐れてつい技外しちゃったし。アレは寧ろ止めたらキャメルクラッチ意識してるのバレバレで逆効果なんだから普通に掛ければ良かった」くらいの意味だと思ってます
八山さん、こんにちは。
ラーメンマンのノー反省、それどころかてへペロリアクションは、呆れを通り越して笑みがこぼれてしまいますね(笑)。そして若かった発言の裏に、こんなにいろいろな意味があったとは(笑)。
アキラさん、こんばんは。私もスグルの空中移動のくだりは笑ってしまいました。ブロッケンの「病院に落とすぞ!」という台詞も良かったです。あと、女の子たちがブロッケンを応援してるのを見て、実際に彼に女性ファンが多い事を何気にアピールしてるなと(笑)。
今回のEDは立派な飯テロですね〜。ラーメン食べてるブロッケンに女性ファンが沸き立っていたのを見ました(笑)。あれ、ブロッケンの話ばっかになってる(苦笑)
(きぃ)さん、こんにちは。
あの空中移動は、原作もアニメも両方面白かったですね。そしてたしかにブロッケンを応援するブロッケン女子がインサートされていました。あれ、原作でもそうなんですよ。ですのでゆで先生が意識してそのいう観客シーンを入れたのか…どうなんでしょう?