はじめに
2024年7月7日、とうとう待望のキン肉マン新作アニメが始まりました。第二シーズンである『完璧超人始祖編』ですね。それを受け、アニメを視聴した際の雑感や、気になった点をピックアップしていきたいと思います。
また、原作連載リアルタイム時の私の懐かしき感想『今週のキン肉マン』を引用しながら、当時の私の浅はかさを笑いつつ(笑)、アニメ版ならではの特徴を一緒に見出していきましょう。
ただしこのコンテンツは壮絶なネタバレとなりますので、
まずはアニメ最新話を視聴!!
してからにしてくださいね!
今回のお話
今回のお話は第11話『新たなる無量大数軍!!』。
原作でいうところの第31話~第33話までとなります。完璧・無量大数軍第二陣襲来からサッカラ階段ピラミッドリング出現までですね。
今回の内容は以下の予告編動画をご覧いただけると、よりよく分かるかと思われます。
ちなみに今回でアニメSeason1はいったん終了となります。来年2025年1月からはSeason2が始まるらしいので、しばしのお別れとなりますね。
それでは今回の気になった点、行ってみましょう!
今回の気になった点
ネメシスの秘密
完璧・無量大数軍の第二陣の登場でひときわ目を引くのが、どこからどう見てもキン肉族と関係があることが予想されるネメシス。
ここで彼の秘密について、ターボメンとクラッシュマンが真弓先王の名を出して意味深長なにおわせ発言をしてくれます。これがねえ、原作連載当時でも物議をかもしまして。
姿を現した完璧超人第2陣。やはり目立つのは額に「完」の超人です。ぱっと見フェニックスとダブリますね。会話の内容からしてキン肉王族とは何かしら関連がありそうです。
真弓に聞いてみろ
というあたり、若かりし頃の真弓のおイタとかですか? そうだとすると、王位編のテーマも被ってくるなあ。
旧オレ流ホームページ:2012年7月30日記事より
このように、まずは真弓の浮気を疑うという下衆な想像をしています。このあたり、ワイドショーなどの芸能ジャーナリズムに毒された人種の、哀れな思考が見え隠れしますね(苦笑)。
そして始まるのが彼の正体予想です。まだ氷山の一角しか情報公開されていないのに、やらずにはいられないんですよね~。これがファンの性というやつでしょうか。
でもって私がしたのが
でもなんとなく「完」の正体、わかっちゃいました。おそらく…あの人だと思います。私が知る限り、真弓がはっきりと
今日からこの人が養子だ
と宣言した超人が一人います。そう、コミックス1巻に出てきたジャイアンツ星のシゲルくんですよ(笑)。
王族の養子になったのに、知らぬ間に消えた彼がスグルや真弓に対して強烈な恨みを持ったことは想像に難くないでしょう…ウソです。ゴメンなさい、ゴメンなさい(笑)。
旧オレ流ホームページ:2012年7月30日記事より
という、典型的なボケ予想でした。嬉しそうに書いている自分がことのほかイタイです(苦笑)。
グリム、第一声
そして今回のアニメ化において、誰が声を担当するのか大きな注目を浴びたグリムリパーが第一声を発しました。
彼についてはアニメ化が発表された当時から、
グリムリパーの声は、フリーザを演じた中尾隆聖さん一択だろ!
という要望が、SNSを中心にまことしやかに語られていたように思います。
私は声優さんについてあまり詳しい方ではないのですが、そんな私でもこの意見については同感で、原作を読んでいる頃からグリムの声は、中尾さんの声で再生されていたような気がします。
そんな状況の中、実際に声を担当することになったのは諏訪部順一さんでした。それを知った際、
中尾さんじゃないのか…
と、少々がっかりしたのは事実です。私、諏訪部順一さんを存じ上げなかったので、余計にそんな感じになってしまったんですね。
おそらくですが、私と似たような気持になった方は、他にも多数いたと思うんです。でもってグリムリパーは将来的に超重要なキャラクターに成長するじゃないですか。ある意味主役級ですよ。それだけに、
- 中尾さん呪縛があるキャラ
- 主役級になるキャラ
という二重苦の中で、諏訪部順一さんのプレッシャーもハンパないとお察ししますね。
そんな中での第一声だったので、注目度もひときわ高かったと思われます。実際に聞いた感想としては、
…ちょっとまだわかんないな…
というのが正直なところです。これからキャラと一緒に諏訪部さんも成長していくことを期待したいですね。
ちなみに原作連載時における私のグリムリパー評を見てみましょうか。
グリムリパーは…負けてもよさそうなキャラかな(笑)。彼とあたる超人は、ひょっとしたらアタリくじかもしれません。個人的なイメージだけど。
旧オレ流ホームページ:2012年7月30日記事より
…いやあ、こんなに人を見る目のない人も珍しいです(苦笑)。ホント、お恥ずかしい。彼とあたる超人はアタリくじどころか、“地獄”というアタリくじを引くことになろうとは…。
そしてそのアタリくじ伝説は2024年現在でも続いており、今回派手に立ち振る舞ったネメシスさんにも火の粉が及んでおります。もちろん彼と彼が同一人物であるならば…ですが。
でもそんなことを知った上で今回の放送を観ると、この二人が同じ属性で躍動しているのが妙に感慨深く見えてくるものですね…。
第二のジェロニモ? ピーク!
さて、ここから第二陣の実力のお披露目が行われるのですが、その生贄となったのがピークア・ブー。完璧超人の掟に従っての処刑という名目が涙を誘います。可哀想だけど…話の流れとしては、これ一択になるよなあ…。
やっぱりね、ピークは見ていてジェロニモと被るところがあるんですよ、キャラ的に。そう、いわゆる“嚙ませ臭”が漂い始めているんです。それについて私は彼の超人批評においても指摘をしています。
この批評において、私は彼が“噛ませ犬化”していく要因として
- 純粋超人としての若さと青臭さ
- 新勢力との絶好の比較対象ポジション
- 急成長超人としての個性のはく奪
の3点を挙げています。これがね~、“人間である”という個性を失い、急激に落ちぶれた若き正義超人・ジェロニモさんとそっくりなんですよ。
そんな彼の大ピンチに、身を挺して助けに入ってくれたのがテリーマン&キン肉マン! タッグ界の至宝に救われるなんて、彼はなかなかに贅沢な? 救われ方をしています。特にスグルの口上は
約束したろ、再戦しようって…
という、新たな仲間との約束を守るためのものであり、彼の魅力あふれる人間性に魅了された方も多いのでは。
ただこれらの救出劇により最悪の事態は回避できたとしても、ピークが急激に発散し始めた“噛ませ犬臭”は払しょくすることができず、原作連載時の私は
ブーも早くも使い捨てキャラになるかと思いきや、ギリギリで命がつながりましたね。ゆで先生としては、もう少し育てていくキャラに抜擢したのかもしれません。たしかに個性的なキャラではありますからね。
でも正義超人化した途端に弱くなった感じがします。今のブーは誰と戦っても負けそうなオーラがでていると感じるのは私だけですかね?
旧オレ流ホームページ:2012年7月30日記事より
と、彼の将来を絶望に追いやるような発言をしております。いや、まったくもってひどい(苦笑)。
ジェロニモ、先輩の意地?
そんな新たな“噛ませ犬”超人の出現に、先輩である? ジェロニモもだまっていません。
正義超人は全滅じゃねえズラ!
まだオラが残っているだーっ!
と、高らかに出陣を宣言。しかし…ジャック・チー、マーベラスといった、他の第二陣のデモンストレーションにまんまと利用され、やっぱりというか、予想通りというか、ズタボロに…。
もはやこのポジションの第一人者の面目躍如といいますか、清々しいまでのやられっぷりです。彼のやられっぷりを分析すると
- スグル、テリーが戦闘不能の中、大見得を切って大々的に参戦表明
- 敵に鼻で笑われて下等の下の“下衆”と揶揄される
- 怒りのフェイバリット発動
- 大したダメージを与えられず、逆に新参超人の逆襲を受ける
- 新参超人の特性を余すところなく引き出した後、ダウンして退場
と、物語に大きな抑揚を短時間で作り、かつ相手の良さを引き出すという、ひじょうに高度なやられ役を全うしていることに気づかされます。それはある意味“やられ道”の美しさを極めんばかり、といっても過言ではないかもしれません。
そしてピーク制裁の直後にこれを行う様子に
ピークくん、やられ役っていうのはね、こうやってやるズラよ
と、新米噛ませ犬超人に対し、先輩としてやられ道のお手本を示したようにすら感じます(苦笑)。
でも実際の話、彼が手も足も出ずやられることによって相手の強さを引き出したのと同時に、正義超人軍の絶体絶命感を演出したことは、その後のロビンをはじめとしたオリジナルアイドル超人参上のボルテージをより一層高めることに貢献しているのです。
このようにストーリー全体を俯瞰して見ると、彼がいかに話の盛り上がりに貢献しているかがわかろうというものです。ですので皆さん、近視眼的な見方で彼を
ヘタレ弱小超人!
と揶揄するのではなく、ぜひとも
監督(ゆで先生)の欲する演技をこなす名バイプレーヤー!
という見方で評価してあげてくださいな。ほら、私なんて原作連載当時↓からそのような目できちんと彼を評価していますよ?
そして正義超人負傷者多数の中、敢然と立ち上がったのがジェロニモ。
え? 顔じゃないよ
と思いつつも、
またフルボッコされるのも可哀想。なんとかして、ゆで先生!
という二律背反した思いが脳内を駆け巡ります。
いや、彼の扱いの悪さが最近とても痛々しいのでね。なんだかんだ親心がわくんです。もう少しいい目をみてもいいんじゃない? てな感じで。でも顔じゃないと思うのは偽らざる気持ちです(笑)。
しかし現実は厳しいですね。そんな余裕もなくやっぱりフルボッコですよ。完全に新キャラのデモンストレーションのサンドバックと化してしまいました。ページをめくるにつれて、いつか殺されちゃうんじゃないかとドキドキですよ。
しかも下等超人のさらに下、下衆人間呼ばわりですからね。完璧超人のヒエラルキーは人を傷つけますなあ。
旧オレ流ホームページ:2012年8月6日記事より
あれ…? 全然そんな評価してないや(汗)。それどころか“顔じゃない”言うてる…(苦笑)。
スプリングバズーカ、カッコよすぎん?
そして正義超人の危機を救ったのが、なんと悪魔超人のタッグ技である『スプリングバスーカ』!
ああ、この技が美麗アニメーションで観ることができるなんて…眼福。まさに眼福。これ、原作で登場したときも大興奮でした、私。
今回のデモンストレーションで一番カッコよかったのは、なんといってもスプリング・バズーカですよ。懐古主義者の贔屓ポイントを差し引いても絶対カッコいい。構図がカッコいい。バッファの顔がカッコいい。バネ男の顔が凛々しい…ってちょっと褒めすぎた。でも撤回しないぞ(笑)。
旧オレ流ホームページ:2012年8月6日記事より
これモンですよ。もう手放し状態(笑)。今も撤回するつもりは毛頭ございません。そしてアニメになることによって、ただでさえカッコよかったこのシーンがさらにグレードアップ!
- バッファの口上がカッコいい
- ギリギリと金属を引く軋みSEがカッコいい
- バネの弾性を十分感じさせる“引き”の力強さ表現がカッコいい
- 後方視点でスプリングマンの頭部が照準を定めている演出がカッコいい
- バッファの左拳をガッチリとホールドして力を溜めているスプリングマンがカッコいい
- 高慢ちきな完璧超人のプライドを破壊したところがカッコいい
今回も撤回しませんよ(笑)。
登場!アイドル超人軍!!
悪魔超人軍が介入したところで、またもや一触即発状態のリング。そこにこだました
ちょっと待ったーっ!
の叫び声。これを聞いた瞬間、脳裏に『ねるとん紅鯨団』がよぎったなんて口が裂けても言えないと思いつつ(笑)、画面に集中すると…来ました、オリジナルアイドル超人の降臨です!
ああ…思えば私たちはアニメ放送開始以来、ただただこれを待っていたのかもしれません。村西監督の言葉を借りるならば
お待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれません!
といったところでしょうか…何言ってんだ、オレ? …まあそれくらい“満を持して”という言葉が当てはまるような登場だということです(苦笑)。
原作では4人がほぼ並列で登場するのですが、アニメでは一人一人をフィーチャーするような演出を伴っての登場でしたね。
神聖なリングで殺し合いとは、穏やかじゃねぇなあ~っ
コー、ホー
コー、ホー
テリーマン、キン肉マン、ジェロニモ…待たせたな
闘いとはわかり合うための手段だ。
それが騎士道。正義超人の流儀!
いや、文句なしにカッコいいな。アニメ版の追加演出として、彼ら一人一人が登場するたびに、誰かが反応するシーンを挿入しているのもいいですね~。
ブロッケンJr.にはスプリングマンが、ウォーズマンにはバッファローマンが、ラーメンマンにはスグルとテリーが、そしてロビンには場内の観客が。この演出で、彼らのキャラとしての価値がグッと上がった感じがします。
特にウォーズマン登場に対するリアクションにバッファローマンをあてがったことが、個人的には秀逸だと思っていまして。というのも、これによってウォーズマンの存在意義が保たれるんですよ。
ウォーズマンは直接対決でバッファローマンに惨敗しました。しかしその勝者は敗者を蔑むどころかその実力に一目置き、常に特別な存在としてリスペクトを伴って認識している…そんな心境を可視化することで、ウォーズマンという一個性はその価値を保つことができるんです。
そしてそれは全ウォーズマンファンの願いといってもよいくらいで。ですのでこのちょっとした挿入であっても、それはウォーズマンファンの心を満足感で満たすんですよね。
…まあどんだけウォーズマンファーストなんだよ、とツッコまれそうですが、それがウォーズマンファンの性なのです。仕方ないのです。
とはいえね、私も大人ですから。原作連載時は4人をもう少しフラットに見ていたはずです、たしか。
最後の最後はスーパーアイドル超人勢ぞろい。やっぱりこういった登場をされると体温あがりますな。あれ? お相撲さんがいないけど。ま、いーか、別に(苦笑)。
個人的に欲しているのははウォーズマンの勝利ですよ。砂漠で渇いた喉を潤す水を欲するくらいの心境です。とにかくスマートにスタイリッシュに、そして大人の強さを見せつけて勝ってほしいです。
あ、ただこのころは21世紀ウォーズマンじゃないんだよな…まずいな、大人のシブさがないとちょっと心配(苦笑)。
旧オレ流ホームページ:2012年8月6日記事より
…あれ、当時もめちゃくちゃウォーズマンファーストだったや(苦笑)。しかもウルフマン、シレっとディスられてる(笑)。
災難!ドクター軍団!
感動の再会の中、ボロ雑巾となったピークとジェロニモを助けるため、ドクター軍団がリングイン。このときに彼らが入りやすいようにロープを広げているのが、実はウォーズマンなのよ。
このちょっとした気遣いがよくて。実はアイドル超人一優しいといわれる彼の真骨頂が自然に出たというか。これ原作だとロビンなんですけど、アニメではあえてウォーズマンに変更したの、かなりグッジョブだったと思っています。
そして医師はデリカのおっさん(笑)。ゆでたまご作品版スターシステムの第一人者である彼が、今回は医師に扮してご登場です。ついさっきまでタワーブリッジ近辺でアトランティス戦を見ていたはずなのに…さすがのスターシステム(笑)。
ちなみにもう一人のドクターは、『究極の超人タッグ編』においてアリサとケビンマスクを救ったドクタータケイっぽいですよね。そう、あのドクターボンベの再来といわれるタケイ医師です。このあたりのね、ちょっとした関連性がまた胸熱くて。
さらにゲストとして、スターライト・キッド選手が超人看護師役で登場。現役の女子プロレスラーもアフレコに参加ですよ。これは豪勢なことになりました。
…しかしこの豪華な医師団、クラッシュマンの容赦ないシバきで蹴散らされます。デリカ医師は弾いた手に吹っ飛ばされ、超人看護師は頭を鷲づかみにされたのち、放り投げられる…災難です。
特にこの超人看護師が女性であるにもかかわらずこのような扱いを受けたのは、キッド選手が声をあてたからなのかなあ? 中身がレスラーだからある程度ハードタッチな表現でもOK、という論法が成立したのかもしれません。でもちょっと
そりゃないぜ!
って感じでしたね(汗)。
テガタナーズ、涙のカット
ジェロニモがタンカで運ばれて退場する際に、原作ではブロッケンJr.とのちょっとした会話があり、テガタナーズとしての絆をみることができたのですが、残念ながらアニメ版ではそれはカット。
これは尺の問題もあったのでしょうが、この二人をクローズアップしてテガタナーズをにおわせる必要が令和の時代では必要がなかったから、ともいえるでしょう。
もちろんこのアニメ・キン肉マン『完璧超人始祖編』の直近でもし『究極の超人タッグ編』が放送されていたら、カットされなかったのかもしれませんが…。
ただね、このシーンって報われないジェロニモの労を、ブロッケンが優しく労わってくれたフォローシーンだっただけに、カットされたのはジェロニモにとって少し可哀想だったなあと。
だってほら、原作連載時の私だって、実際このシーンで彼が救われたって書いてますよ↓。
タンカで運ばれるジェロニモに「リタイアはしょうがないんだ」的セリフが与えられますが、なんか焼け石に水な感じ(笑)。どう取り繕っても弱小超人イメージはぬぐえない…。
旧オレ流ホームページ:2012年8月20日記事より
…あれ? なんだコイツ、ひどすぎんな。てめえの血はなに色だ!?
MCネメシス
そして今回はネメシスを中心としてストーリーが回っていました。もうネメシス大爆発です。完全にMCと化していましたね。もはや『踊る!ネメシス御殿』状態です(笑)。
彼のすごいところは、初回の登場だけであれだけ存在感を放っていたストロング・ザ・武道の色を完全に消し去り、完璧・無量大数軍の色を彼色に染めた点でしょうか。お見事です。
そしてそれに貢献しているのが、声を担当した草尾毅さんでしょう。根本的な声質はヒーロー寄りなんですけど、それに高飛車な見下しテイストとイヤミテイストをうまくブレンドすることによって、独特なふてぶてしさを演出しています。
実はこの“根本的な声質はヒーロー”という点は、配役における見事なチューニングだと感じています。というのも、ネメシスは元キン肉族という出自であるため、その心根は間違いなく正義のヒーローだからです。
つまりヒーロー声だけどワルくアレンジする、というのが、ネメシスという特殊なキャラの声を再現する方法としては最適解だと思うんですよ。それがね、草尾さんの声で実現できている。これはまたもや制作スタッフ、グッジョブといったところですね。
第二決闘場と対戦カード予想!
そして三軍対抗戦の第二ステージである、階段ピラミッドリングが出現。
ここに至る部分でも、原作でのセリフがけっこうカットされています。ただカットされたセリフは、ピラミッドのウンチクに関したものが多く、大勢に影響はないですね。
そのかわり、アイドル超人の追加セリフが挿入されたりしています。ウォーズマンとラーメンマンの
闘いから逃げる我らではない!
なんとも派手な大仕掛けだな
ですね。特にウォーズマンについては、呼吸音だけではファンの暴動が起きるとの、アニメスタッフ側の判断からでしょうか(笑)?
あと場面転換ごとに、原作ではグリムリパーがリモコン操作をしていましたが、指のスナップに変更されました。さすがにリモコンは
どっから持ってきたの?
感が強いので、変更したのだと思います(笑)。まあ指先スナップでも摩訶不思議であることは変わりないんですけどね(苦笑)。
さあ、これでまたもや三軍のにらみ合いとなりました。原作連載時でもこの光景にはかなり興奮した記憶があります。
ピラミッドが縦割りになって登場したのが7階建てのリングステージ。ここでシングル7大決戦が行われるのでしょうか。
簡単に考えれば完璧超人軍7人VSアイドル超人・悪魔超人連合軍7人の対抗戦ですよね。ネメシスは当然のように最上階に陣取って、みたいな。
でもせっかく頂上を目指すような配置になっているし、古代超人も頂点を目指す、みたいな利用法をしていたらしいので、最下層からシングルを行い、勝った超人が上に上がって新たな敵と戦う、という勝ち抜きシングル戦もありうるかもしれません。
そうなれば正義vs完璧、完璧vs悪魔、悪魔vs正義といった多彩なカードが見られるし、負けても「連戦で疲弊していたから」という理由もつきそうです。
旧オレ流ホームページ:2012年8月20日記事より
このように、今後の展開をあれやこれやと妄想していますね。そしてこのような心境になると、必ずやりたくなるのが
対戦カード予想!
です。当時の私、当然やってますよ(笑)。
…見ます? もう答えがわかっているだけに、その的中率に驚愕すると思いますけど…(笑)。
仮に前者のシングル7戦だとすると、
・ウォーズマンvsターボメン
・ブロッケンJr.vsクラッシュマン
・ロビンマスクvsジャック・チー
・ラーメンマンvsグリム・リパー
・バッファローマンvsポーラマン
・スプリングマンvsマーベラス
・ネメシスvsブラックホールと予想(左が勝者)。ネメシスはババだから、負けていいキャラっていうと…一度勝ってるブラックホールが一番あてがいやすいという消去法で(苦笑)。
バッファローマンは武道と戦う使命があるから負けてらんないし。アイドル超人は…全勝を目指してもらえば。スプリングマンはひょっとしたら負けちゃうかも。でも完璧超人軍がネメシスの1勝だけってのもありえないしなあ…。
ちなみに後者(勝ち抜き戦)の場合、予想がつきません。個人的希望でいえば、ウォーズマンがひとりで全部勝ち抜いてくれればそれでいいです。ないない(笑)。
旧オレ流ホームページ:2012年8月20日記事より
ゲェェェェッ!
まさかのほぼ外し!!
なんと的中はブロッケンvsクラッシュマンのみ! 的中率14.28%! いや~、驚異の低的中率です。ぶっちゃけ、ここまで外す方が難しいのではないでしょうか(苦笑)。
原作本編の感想でもちょいちょい出てくる“当たらないアキラの予想”は、なんと12年前からも健在だったんですね。いやはや、本当にお恥ずかしい限りです(汗)。
そして最後の最後でまたウォーズマンファーストが。しつこいなあ(苦笑)。
アニメSeason2発表!
さあ、このように大盛り上がりで今回も終了したのですが、冒頭に書いた通り、ここで一度アニメはおしまいなんですね。
でも安心してください。わずか三か月後の2025年1月より、Season2の放送が開始されると発表されました!
やるとはわかっていましたが、公式に発表されて一安心ですね。これでもし続きがなかったら、それこそ
オレたちの闘いはこれからだ!
という、打ち切りマンガの典型パターンになるところでしたから(苦笑)。
ということで皆さん、三か月後を楽しみに待ちましょう! そしてこの感想ブログもしばしのお別れとなります。
原作の感想同様、毎回アクセスしていただいた方、本当にありがとうございました。少ない時間の中での制作でしたので、いろいろと雑な部分もあったかもしれません。それでももし楽しんでいただけたのならば嬉しいです。
そして三か月後、再び感想を書ける時間がとれましたら、この続きも再開していきたいと思います。ではまた。
お知らせ
原作感想のご案内
アニメの感想に続き、原作の感想も読んでみたいと感じた方は、こちらもどうぞ↓。
クレーンにワイヤーで吊られるという無残な姿になっていたキング・ザ・100トン。何が起きたのか、彼の回想はあるのか? また、それを見たネプチューンマンはランペイジマンとどのような会話をするのか…!
そんな衝撃的かつワクワクする展開について、熱く、時にはふざけて語っておりますよ。
超人批評新作のご案内
個々の超人についての深堀り考察に興味がある方は、超人批評をどうぞ。最新批評はこちら↓、アニメで活躍したマックス・ラジアルをピックアップしております。
『オレ流超人批評』初となる完璧・無量大数軍メンバーの批評。新シリーズの先鋒を務めた彼は、なぜ敗れたのか。そして彼の真なる役割とは何だったのかについて、深く考察しております。ご興味でた方はぜひ。
キン肉マン総選挙2024分析2のご案内
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ご興味わきましたらば、ぜひどうぞ。
キン肉マン以外の雑文のご案内
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先日発売41周年を迎えたファミコンについての思い出話です。今回はファミコンエッセイの総決算として、“ファミコンとは何だったのか?”という、難しいテーマについて語っております。
オレの青春はファミコンと共にあった…
という方がいらっしゃいましたらば、ぜひご一読を。
というわけで皆様、ごきげんよう~。
コメント
>…いやあ、こんなに人を見る目のない人も珍しいです(苦笑)。
いやあ、これまでのゆで漫画だとあのキャラ付けは使い捨て枠だと思いますよ
デザインも凝っていて逆に長い事使う気がなさそうに見えますし
それがまさか続投どころか現状新シリーズのキーマンっぽい扱いですし
ホントゆで先生は予想が立てづらい
アニメの巻きの展開はやはり正義超人軍を早く出すためでしょうかね
出ないと1stシーズンなのにOPに出てるレギュラーメンバーっぽい超人が碌に出ないって事態になりますし
おかげで1stシーズンのトリで彼らが登場して次シーズンの引きが強まりましたね
2ndシーズンはじっくり描くのかやはり巻きなのか、それも楽しみですね
uzukiさん、こんにちは。
当たらない私の予想のフォロー、ありがとうございます(苦笑)。そうなんですよ、ゆで先生は予想が立てづらいんですよ。だから驚きが多くて面白いんですけどね。
Season2はようやくオリジナルアイドル超人の大活躍が始まります。楽しみですね、これも。