今週のあらすじ
パイレートマンに胴タックルを食らわせたカナディアンマン。その流れでパイレートマンを一気に担ぎ上げ、フェイバリットである『カナディアンバックブリーカー』の体勢に。

この技は相手が大きいほどその重みが背骨に集中しダメージとなる! おまえのような相手にはもってこいの技なんだよーっ
と攻め上げます。
パイレートマンは汗をかき出すも、まだ話をする余裕があり

背骨を折るのは無理だ。
海賊が最も大事にしているのは船のマスト。吾輩のマストに相当するのがその背骨だ!
とカナディアンマンのクラッチを切りにかかります。

やはりダメか~っ
と叫ぶハラボテ委員長を横目に

おまえがそうくるのは想定内。
逃がすかよ! カナダの名を冠した必殺技から! これがこの1ヵ月の特訓の成果だーっ!
とカナディアンマンは持ち手を変化させ、袈裟型にパイレートマンを抱える変形バックブリーカーの『リビルド・カナディアンバックブリーカー』に技を移行。パイレートマンを締め上げます。

海賊がなんだ!
こちとらカナダの山奥育ち。てめえの背骨がマストだってんなら、その材料の大木をぶった切るのがオレの仕事だーっ!
と口の方も絶好調。スポーツ新聞の見出し風に書くなら舌口調(笑)。流れをグッと引き寄せたように思われました。
しかしここでもパイレートマンは

たしかにここ最近の特訓でその闘志は進化したであろうが…しかしその進化に体は追いついていない
と冷静な分析。事実、カナディアンマンはダメージの蓄積のせいか技の締めつけが緩み始め、その隙を突いてパイレートマンは技から脱出。
逆に『カリビアンストーム』でカナディアンマンの脳天を打ち付けます。

ク…クソ…こんなはずじゃ…
と倒れ込むカナディアンマンを踏みつけ、パイレートマンは

降伏勧告の儀式を始める
と一方的にセレモニーを開始。額のΩマークが海賊特有の髑髏マーク(ジョリー・ロジャー)に変わり、降伏か死かを選べと迫ります。
さらに降伏して目覚めた誇りを差し出し、一生Ωの民に忠誠を尽くすと誓った場合は生かしてやる、との条件をつけました。
それを聞いたカナディアンマンは持ち前のヘタレ魂が反応したのか

ありがとうございます…助けてください…
とパイレートマンにすかさず土下座。けっきょく変われなかったのかよ…と思わせた刹那、

…なんて誰が言うかよ!
と、近づいたパイレートマンに突き上げアッパー。
これは避けられましたが

自分で言うのも情けない話だが、1ヵ月以上前のカナディアンマンなら喜んで尻尾を振って降伏していただろうぜ。

でも今はダメだ。その提案だけは飲めやしねえ。

オレは生まれ変わったんだよ…ここで命乞いなんぞしたら代わりにあの世で…ティーパックマンに殺されちまうぜ…
と今までとひと味違う、本物の決意を表明。これには委員長も

あのお前がよくぞここまで…
と感動します。
しかしパイレートマンにとってカナディアンマンのその勇壮な決意は降伏勧告の拒否と同義。

ムマムマ。わかった。それならアリステラの指示通り…遠慮なく惨殺コースに出航だーっ!
と死刑執行のスタート。
カナディアンマンをショルダースルーで放り投げ、落下の際の足首を背後に捕らえ、逆さになった首を足で4の字にロックする拷問技に移行。そして次回に続く、です。

今週の感想
今回はカナディアンマンの「捲土重来」が本気であることを示した回でした。
フェイバリットである『カナディアンバックブリーカー』が攻略されるのを見越して次の手を用意していた点は、今までの彼のイメージを覆しているし、降伏勧告に抗う意地も見せました。
この2点だけでも新生・カナディアンマンをアピールするには十分なのですが、勝ちを取りにいくためにはもう一押し欲しいですね。
つまりあと一つ、とっておきの必殺技を用意しておきたいところです。あるかな?
命乞いの土下座フェイクは

フェイクだろうなあ
と思いながら読んでいましたが、一抹の不安があったことは事実です。今までがアレですから(笑)。
彼の成長・変化に一番感動しているのがハラボテ委員長というのがなかなかにツボです。出来の悪い子供の成長を心から喜ぶ、みたいな。
ここはなんとか委員長を喜ばせてあげようよ、カナディアンマン。
しかしいい感じで自分改革はできてきたのですが、最後は相手の拷問技をくらうというピンチ展開。ただ救いなのは技の掛かり始めで次回に続く、という点です。
これはその後脱出からの逆転Vが期待できる可能性があるということです。
ジャンクマンvsペインマンがそうでしたね。あの時もジャンクマンは絶対に負けると思いましたけど、勝ちましたからね。
そう考えるとカナディアンマン、世紀またぎの夢の一勝も見えてきたぞ!
その他気になった点は
- パイレートマンのいう「Ωの民」とはどんな人たちなのだろうか。
- パイレートマンが最後に出した技はバランス取りが難しそうだ・・・。
- 「楓」を「カナディアンマン」と呼ばせることは定着したかな(笑)?
- ちなみに「重爆撃」で「ビッグ・ボンバーズ」と読みます。常識だよね(笑)。
こんなところです。

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