今週のキン肉マン第220話-赤く燃ゆる楓(かえで)!!

今週のキン肉マン
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 断固たる覚悟でこの試合に挑むカナディアンマン。「地に落ちきった名誉をなんとしても取り戻す!」と、パイレートマンめがけてビッグブーツ攻撃。しかしこれはパイレートマンの『ジャケットシャッター』の餌食にあい、左足を捕獲されるも、あいた右足で延髄斬り。パイレートマンに一矢報います。

 少しぐらついたパイレートマンですがペースを渡すことはなくヘッドロック。それをふりほどいたカナディアンマンはバックに回りオースイスープレックスからのSTF。「これが生まれ変わった新生カナディアンマンのテクニカルレスリングだーっ」と、流れるような攻撃を見せます。これには吉貝アナも「あのカナディアンマンにこんな華麗なレスリング技術があったとは、正直驚きを禁じ得ません」と思わず口にしてしまいます。

 これを聞いたカナディアンマンは「なんて失礼な実況だ」とクレーム。そりゃそうだよな。これはカナディアンマンが正しいよ(笑)。

 そしてスペシャルマンと二人で有事に際してずっと特訓をしていたと告白。前シリーズの三つ巴の対戦でクソの役にも立たなかったことに自分自身腹が立ち、次に大きな闘いがあったときには今度こそ二人のどちらかが存在感を示してやると決意していたそうです。

 そして自分たちだけでなく、この闘いを志願した超人たちはみんなそうなんだとメンバーの気概を代弁。そして再度、この試合に賭ける熱意を激白。その内容がなんといっても激アツでした。

「絶対に見返してやりたい。ずっとテリーマンやロビンマスクたちに任せっきりで『お前らごときに何ができる?』って期待する気持ちすら無くしちまった世間の風潮を見返したくて、オレは今日このリングに上がっているんだよーっ!」

…どうですか。30年以上蔑まされ続けてきたこの扱いを、この一戦で大逆転してやろうとする気満々じゃないですか。しかも1ページまるまる使っての青年の主張ですよ。ここまで啖呵切って惨殺されたら、ゆで先生人でなしだよな(苦笑)。

 しかしこのページの主張も、すべて世間に向けて宣言しているよね。カナディアンマンはいったい誰と闘ってんの? って感じで。おそらく彼はパイレートマンと闘っているんじゃなくて、自分をバカにし続けた世間を相手に闘っているんですよね。

 しかしパイレートマンは「ちょっと気合いを入れ直したからといって圧倒的な実力差が簡単に埋まるか!」と体を反転させSTFから脱出。上空からニードロップを落とし、無造作にカナディアンマンのアイデンティティである額のメイプルリーフを鷲掴みしてのパンチ攻撃。「お前が超人の誇りのために闘っていることはわかった。だから海賊たる吾輩はその目覚めた誇りを奪い取ってやる」と攻撃方針を決定し、パンチを止めません。

 すると掴まれた額のメイプルリーフがみるみる歪んでいき、カナディアンマンの象徴は無残な姿に。「情けなく歪んだ額のシンボル、誇りが無残に奪われる様は、おまえのこれからを象徴するようだ」と悪態をつくパイレートマンに対し、「教えてやるぜ。オレの誇りはなぁ、そんなところにあるんじゃねぇーっ!」と、自ら額のシンボルを叩き折るカナディアンマン。サマーソルトキックをパイレートマンに食らわし、「オレとスペシャルマンからの土産だ!」とフットボールタックルを浴びせて次回に続く、です。

 前回に引き続き、今回もカナディアンマンの決意がすごい。30年以上続いた劣等感を覆すことをテーマにした試合を描くなんて、『キン肉マン』という作品でしかできないよね。もしこれでカナディアンマンが勝ったら、マンガの内容とはいえギネスものだよ(笑)。

 おそらく彼がヘタレ認定を受けたのはアシュラマンの「弱体チームにはご辞退願おうか」「おまえたちに名誉なんてものがあったのか?」発言からだと思われるのですが(笑)、あれがたしか1983年あたりですよね。ですんで、ヘタレ歴に換算すると34年(2017年現在)ということになります。

 これはね、もはや執念ですよ。マンガ(特に勝敗物)が盛り上がるストーリー作りのテクニックとして、虐げられた弱者が努力して数倍ランクが上の強者に勝利する、というカタルシステクニックは王道だと思うのですが、その仕込みに34年。ありえない年月。ワインか(苦笑)。

 これはもうカナディアンマンを勝たせるしかないでしょう。そしてマンガ界に伝説を作るしかないでしょう、ゆで先生。っていうか「ヘタレ歴」って我ながらひどい物言いだな(苦笑)。

 以上のことを思うに、パイレートマンが彼をバカにすればするほど、カナディアンマン初勝利の道筋が見えてくるような気がしてきました。となると、カナディアンマンの新技も用意してくれているのかな? なんて期待もしてしまいます。

 今のところ地味な技で対抗していますが、パワータイプの彼らしい技が見たいですよね。まさかの『カナディアンバックブリーカー』だったらどうしよう(笑)。

 もうひとつ、最近のムーブメントとして「楓」の一文字を「カナディアンマン」と読ませることにジワジワきている自分がいます。編集さんが考えたアオリなんでしょうけど、肉フリークの間で流行るのではないかと(笑)。

 それどころか、歴史的勝利をカナディアンマンが見事ものにした場合、年末によくやっている「今年の文字」で「楓」が選ばれるんじゃないかとすら思っています。なわけないけど(笑)。

 その他気になった点は

  • 吉貝アナの実況はホント失礼だよ(笑)。
  • でもそれが読者一千万人の本音(笑)。
  • スペシャルマンはなぜ闘いに志願しなかったのか。
  • われわれの悪口はこんなにも彼を傷つけていたのか。
  • オメガケンタウリ星団でも海賊が存在するのか。

 こんなところでしょうか。

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