今週のキン肉マン第396話-背撃の好敵手!!

今週のキン肉マン
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考え方が“調和の神”に似ていると、ロビンマスクに手を差し伸べてきたランペイジマン。ロビンマスクは一定の理解を示しながらも、実力で認めてもらわねば意味がないと、その手を払いのけた!!

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盲目愛・ランペイジマン

 ランペイジマンの休戦のお誘いを

お前の評価と提案はよく理解した。

ただそれをさらに深めるために、闘いは続けようぜ

と拒否したロビン。

 ランペイジマンは、真面目でつれないあの娘の反応に対して

ランペイジマン
ランペイジマン

そりゃそうだ。

お前と話していると、調和の神と話しているような錯覚をするよ。

愉快、愉快。

と、意にそぐわない結果でもたいそうご満悦なご様子。もうロビンに対しては

ランペイジマン
ランペイジマン

何を言われても、何をされても許しちゃう

という、半ば盲目的な愛情に片足を突っ込んでいるようにも感じます(笑)。

▲ランペイジマンの盲目愛(笑)?

 このランペイジマンの反応は

ロビンマスク≒調和の神

という状況を鑑みると、調和の神に対しても彼は

ランペイジマン
ランペイジマン

何を言われても、何をされても許しちゃう

という関係性を築いていると言えます(笑)。

 逆に言うと、それくらい調和の神は彼にとって魅力的な神だということです。

 神々ってそれぞれが横一線というか、上下がない完全なる同等関係を築いており、その関係性こそが神の神たるゆえんのように思うんですけど、調和の神とランペイジマンの関係性を見る限りそうでもないようですね。

 もちろんランペイジマンが調和の神の子分というわけではないんですけど、そこにリスペクトがあると派閥ができる。そしてその派閥には必ずリーダーができる。

 よく人が3人集うと派閥ができる、と言いますが、この論理は神様でも抗えないように感じますね(苦笑)。

 そして二人は激戦に戻るわけです。そのリスタートは闘いの基本であるロックアップから。この構図を見ると、やはりネプチューンマンの“審判のロックアップ”を思い起こさせます。

 そこでロビンがネプのことを言及するのがたまらないですね。そしてロビンの超神評は

こんな手応えある感触はそうはない

と、最大級です。これに対してランペイジマンは

ランペイジマン
ランペイジマン

超人にホメられても嬉しくないよ

と、神と超人との境界線には高い高い壁があることを強調しますが

ランペイジマン
ランペイジマン

でもお前に言われたのなら嬉しいかな♪

と、すぐにその境界線を自ら崩してしまいました(笑)。

 これを見ていると、普段鉄面皮を装っている頑固親父が、無垢な眼差しを見せ尻尾をふるワンコに

ちょーか、ちょーか、お散歩にいきたいんでちゅか

と、思わず赤ちゃん言葉で話しかけているようで、そのギャップにやられそうです(笑)。

 もう本当にロビンは“ニクメナイン”を服用している状態なんですね。ある意味無敵です。そのうちロビンがどんな攻撃をみせようとも

おまえにかかっちゃかなわねえや。

ゆるしてやらあ

と、ジャイアンばりに言い出しかねませんね(笑)。

怒涛攻撃・ランペイジマン

 そんなデレな状態のランペイジマンですが、闘いは豪快です。ロックアップのままロビンをぶん回し、そのまま後方にスープレックス。

 前回の引きでロビンが見せた『ミレニアムスープレックス』に真っ向勝負の、どえらいスープレックスを放ってきました。

 こんなに豪快ですごい攻撃なのに、なぜか父親が幼児を

まわる、まわる~

とあやしているように見えてしまうから不思議です。ダメだ、ランペイジマンの盲目の愛を見せつけられて、頭がホンワカしすぎだ(笑)。

 そしてまたもやフェイバリットの『パニッシュメントエングレイバー』を繰り出すランペイジマンに対し、それを華麗にかわすロビン。

 そしてガラ空きの背後にボディプレスを敢行すると、なんとエングレイバーが背中からも飛び出し、ロビンはとうとう被弾。鎧にむごい刻印が刻まれます。

 いつもは自分の強大なパワーをセーブするための、言わばハンディキャップとして身につけている鎧ですが、今回ばかりはそのサファイアな防御力に助けられたようです。

 ただあの幾何学模様、ロビン王朝の家紋だったんですね。これは初出設定だったかな? 結果的にロビン家のシンボルを傷つけられた形となってしまいましたね。

 そしてこのシーン、私はロビンvsジャンクマンを思い出してしまいました。

 そう、正面からの鋲に気をつけていれば背中はガラ空きと攻めるも、予想外のダブルフェイスで『ジャンククラッシュ』を食らってしまったシーンにそっくりなんですよ。ここで

昔も同じ過ちを犯したな

なんて一言呟いてくれたら、個人的には胸熱だったんですけどね。

©ゆでたまご  ©東映アニメーション

 そしてここからは怒涛のランペイジマン・タイム。超神のすさまじさを、これでもかとばかりに披露します。

 まずは『掟破りの逆ロビン・スペシャル』。肩口に彼がのった時点でまず思ったのが

ロビンのトラウマ、『メキシカン・ローリングクラッチホールド』かっ!?

だったのですが、違いましたね。まさに

ブレンバスターだ!

波のり固めだ!

とチエの輪マンとキューブマンの闘いにおいて、予想を外しまくるキングコブラ状態です(笑)。

 この強烈な仕打ちはもう

闘いは続けようぜ

といったことを後悔するレベルでは…? と思ったのですが、当のロビンは

こんな闘いをもっとしたい!

とおかわりの催促です。まったくもって心が折れておりません。

 次に披露したのは『タワーブリッジ・ネイキッド』破り。背中から出る『パニッシュメントエングレイバー』であっさりと脱出。それは

ネメシスを追い込んだあのフェイバリットが!?

と、我々読者に軽い眩暈を引き起こさせるほど(苦笑)です。そしてその脱出方法が理にかない過ぎているため説得力があり、

これ…完全にタワーブリッジは封じられてるじゃん…

と、ロビンの片翼をもがれた状態に危機感を感じますね。

 となると、ロビンがランペイジマンを仕留めるためには、『ロビン・スペシャル』一択になります。しかしそれは先ほど逆に食らってしまいましたからね…ランペイジマンに効くような感じがしないです。

 となると手詰まりか…? あ。まだ奥の手が二つありましたね、ロビンには。そう、『ビッグベン・エッジ』の原型である『ブリティッシュ・スティール・エッジ』と…『OLAP』です。

 このどちらかでランペイジマンを仕留められれば、かなり盛り上がること必至だと思います。そしてそれは大きく離れた妄想でもなさそうです。

 というのも、ウォーズマンvsオニキスマンにおいて、オニキスマンの胸当てがウォーズマンに送られた描写があり、それがケビンマスクの鎧に似ているんですよね。

 そしてゆで先生はどこかで

今後Ⅱ世につながる伏線も盛り込みたい

的な発言をされていたので、この二つのフェイバリットはその流れにも沿っているような気がします。

 ですので、ここはロビンが何の技でランペイジマンを仕留めるのか大注目ですよ。

 そして最後はランペイジマン版『タワーブリッジ』とも言える、『クレセントムーン・ブリッジ』を強烈に仕掛けるランペイジマン。

 相手のフェイバリットに似た技を繰り出すこのシーンは、オニキスマンの『ブラッケンド オーバーライダー』を思い出させます。

 『タワーブリッジ』に『パロ・スペシャル』。ロビン家発祥のフェイバリットは、実は超神に研究されていたのか?

 それとも時系列的には超神のフェイバリットの方が先に存在していたものの、ロビン王朝の聡明さゆえに、超神が生み出したフェイバリットに彼ら一族が偶然行きついてしまったのか?

 そんな妄想をする材料を我々に与えつつ次回に続く、です。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • ランペイジマンはブレイクダンスが得意そうだ。
  • 前哨戦にされたランペイジマン(笑)。
  • もしレオパルドンに褒められていたら、メチャクチャ怒ったのかな、ランペイジマン。
  • テクスチャ―がどんどん貼られる『パニッシュメントエングレイバー』の✖部分。
  • 『逆ロビン・スペシャル』でグビグビ言わなくてよかった…
  • 『パニッシュメントエングレイバービハインド』、早口言葉のお題かな(笑)?
  • 『クレセントムーン・ブリッジ』は、どこから流血しているのだろう?
  • 握力がハンパないのかな?

 こんなところです。

コメント

  1. uzuki より:

    1.エングレイバー背中から出るんかい!
    2.ロビンの胸のアレ、チャンピオンフラッグって名前だったんだ
    3.ランペイジマン、肩車した状態からジャンプしてるよ

    個人的に気になったのはこの3つですね
    1と3は超神だしゆでだからまあいいとして
    2はⅡ世か読み切りかにそういう話でもあったのかな?
    ウーム、覚えがない

    • アキラ アキラ より:

      uzukiさん、こんにちは。

      エングレイバー、たしかに背中から出るんかい! ですよね(笑)。チャンピオンフラッグについては、私も過去に聞いた覚えがなくて…おそらく初出だと思うんですけどね…。

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