アキラ、食洗機を買う② ービルトイン型見積り編ー

オレ流近況報告-2020年
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 どうも。家電レンタルの“Rentio(レンティオ)”から食洗機をレンタルし、その有用性を確認して購入に踏み切ったアキラです。

 今回は設置(ビルトイン)型の相場確認編です。

 大がかりな工事を伴うビルトイン型は、その家のキッチン形状によって値段がまったく異なるので、業者さんに見積りを依頼することになります。

 ですので、この記事で皆さんの

ビルトイン食洗機の見積り依頼って、どんな感じでやるの?

うちのキッチンでも導入できるのかな?
どんなパターンがあるの?
注意点は?

ぶっちゃけおいくらなのよ?

といったような、素朴な疑問に少しでもお答えできれば嬉しいと思っております。

 では早速一緒に確認してみましょう。

ビルトイン型の設置パターンや機種

 ではビルトイン型の設置パターンや機種にどんなものがあるのかを、ちょっとばかり予習してみましょう。

①キッチンの形状

 キッチンの形状は大まかにいって以下の2パターンに分かれます。

  1. ビルトイン型を想定されている最近のキッチン
  2. そんなことまるで想定されていないダメキッチン

 なんか身も蓋もない書き方ですね(笑)。ではそれぞれのメリット・デメリットを。

1のメリット

・電源設備や分岐栓がはじめから備わっているので、設置がラク。
・引き出しを取り出して、食洗機をサクッと入れれば完了。
・工賃も最低限。
・デメリットがない(笑)。

2のデメリット

・電源や分岐栓工事が必要。
・収納部分を着脱するのに大工工事が必要な場合がある。
・当然ながら、オプションの工賃がかさむ。
・“設置作業”という点ではメリットがない(笑)。

私は残念ながら2のタイプでした(泣)。

②バリエーション

 ビルトイン型は容積の違いで2タイプに分かれます。

  1. ディープタイプ(6~7人分)
  2. ミドルタイプ(4~5人分)

1のメリット・デメリット

・たくさんの食器を一度に洗える。
・鍋やフライパンなど、大きい調理具も洗える。

・シンク横キャビネット(収納部分)がすべて潰れる。
・ミドルタイプよりお高い。

2のメリット・デメリット

・シンク横キャビネット(収納部分)を一部残せる。
・設置場所の自由度が高い。
・ディープタイプよりリーズナブル。

・容量的に4人家族以上は厳しいかも。
・残ったスペースに引き出し(下部収納)をつけるのに別途費用がかかる。
・結果トータルでディープタイプと金額に差があまりでない場合もある。

③設置場所

 キッチンのどこに埋め込むか、が選択できます。

  1. シンク横キャビネット(収納部分)をとっぱらって設置する(一般的)
  2. シンク下の収納部に設置する(やや変則的)

2は寸法の制限がけっこうあり、大概は1に落ち着きます。

 こんなカンジで選択肢が様々あり、もうややこしいです(苦笑)。以上の予習を踏まえ、私は

  1. ダメキッチン × ディープ × シンク横
  2. ダメキッチン × ミドル × シンク横 × 下部収納
  3. ダメキッチン × ミドル × シンク下

の3パターンで見積りをとることにしました。ネットで業者をググり、よさそうなところを3社ほど選んで比較見積りを依頼します。

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ハウジーノ

見積りの注意点

 私の頭の中では

依頼 ⇒ 現地調査 ⇒ 見積り

という流れだとばかり思っていました。

 だってねえ、現地状況が詳しくわからないと、業者さんも怖くて見積りできないタイプの案件だと思うんで。

 ところがどこの業者もすべて申込フォームと添付写真のみで見積りを出してくるんです。ちょっとびっくりしましたよ。

 もちろん、このような業務の合理化があるからこそ安い金額を提示できるのだと思うのですが、いざ現地に行ってみてビックリ

業者さん
業者さん

話が違うじゃん

なんてことが多発するんじゃないかな、なんて思ってしまうのは、まだまだ頭の中が昭和なのかな(笑)?

 ちなみに見積りフォームはこんなカンジです。

 どこも似たような質問事項があり、ここではハウジーノさんを例に紹介します。

 …まあ見たとおり、けっこういろいろ質問事項があります。

 メジャー片手に寸法を測ったり、必要な写真を撮ってアップする必要があり、ここでめげて購入検討をやめてしまう人もいそうです。

 ただこのように面倒なことをセルフでやることで、低価格を実現しているのでしょう。

 ではこの見積りフォームを見て、わかりづらい部分を少し予習しましょう。

 普段なら気にしたこともないチェック項目があるので、参考になれば幸いです。

①設置場所キャビネットの種類

 要はキャビネットを排除して食洗機を埋め込むことがほとんどなので、

どこまで手間をかけずに埋め込めるキャビネットなのよ

ということを知りたいようです。

 その点において、“台輪”という耳慣れない言葉が重要らしく、台輪と引き出しが一体しているか否かで施工条件が大きく変わるっぽいですね。

 おそらく台輪引き出しの方が施工しやすいのだと思います。ちなみに私は…施工しづらいタイプですね(汗)。

②台輪両サイドにタテ線がある

 これも①と似たような意図だと思われます。

 タテ線(切れ目)が下まで突き抜けているかいないかで、サイドキャビネットが独立しているキッチンが否かがわかるわけです。

 左右ともに切れ目があれば、キャビネットが独立している構造なので、食洗機を埋め込み易いんでしょうね。

 ちなみにウチは片方だけしかタテ線がありませんでした(泣)。

③食洗用電源の有無

 これがあるとないとで如実に金額が違います。

 2000年代初期くらいのキッチンだと、まだまだ食洗機埋め込みは想定されていないので、ない場合が多いですね。ウチは当然…ないです(苦笑)。

 ただしキッチン壁面にコンセントがあり、そこから電源をとることはできそうです。

④分岐栓の有無

 これも電源と同じです。古いタイプのキッチンは…だいたいないですね。当然ウチは…(以下略)。

⑤シンク内寸法

 これは食洗機をサイドのキャビネット部分ではなく、シンク下に設置したい場合の条件確認です。

 キャビネットをそのまま活かせるのでとても魅力的な選択肢です。

シンク下のスペースが潰れるから、結局同じじゃないか

と思うかもしれませんが、シンク下のスペースに入れている物って、ぶっちゃけ要らない物が多いという傾向があります。

2年間見ていないし、何が入っているかよく覚えていないです

みたいな(笑)。

 それに対してサイドキャビネットは日々よく使う物を取り出しやすい位置に入れていることが多く、どちらがより潰しやすいスペースかと考えると、答えは明白です。

 ただこれも内部スペースが完全に確保でき、かつ排水管等の位置が食洗機を邪魔しない、というのが条件となり、物理的に却下となる場合も多いです。

 ウチはなんとかクリアできそうでした。

⑥シンク内奥にヒナ段状の配管スペースがあるか

 何を言っているかというと、シンク下奥に、排水管を覆った箱形のカバーがあるかないか、ということです。

 キッチンによっては、このヒナ段箱が15㎝くらい張り出している場合があります。当然それによってスペースが狭まるので、

こいつのせいで食洗機が入らん!

という場合があるんですね。

 ただこれは撤去できる場合もあるらしく、要相談となりそうです。ウチはありました(汗)。

 ですので業者さんとの相談になりそうです。

⑦ドアパネル・ドア面材

 こいつは

見栄えをこだわりますか?

というものです。

 キッチンのカラーリングに統一感を持たせたい場合は、別途費用をかけて以下のような化粧パネルをつけることができます。

 この辺は好みなので、やってもやらなくても、といった感じです。

 たとえば白ベースのキッチンに、ドアが白の食洗機であれば、そのままでいい場合もありますよね。

 逆にこげ茶ベースのシックなキッチンにドア白の食洗機が入ると、オセロみたいになっちゃう(笑)。

 私は別に今さらどうでもいいや、という感じだったので、不要としました。キッチン古いし(笑)。

⑧下部収納

 ミドルタイプは特にそうなのですが、キャビネットを潰して食洗機を入れても、容積的にスペースが余ります。

 その空間を収納として再利用したい場合は、下部収納を設置できる場合があります。しない場合はパネルで表面を隠してデッドスペースとします。

 私は空間を無駄にはしたくなかったので、下部収納含めて見積りをとることにしました。

 以上、現地採寸がないために、購入者側もそれなりの労力を必要とするリサーチを行い、いざ見積りフォーム送信へ、という段階までたどり着きました。

 これら一連の作業が面倒くさいならば、安価予算でのビルトイン型食洗機購入はあきらめた方がよいかと思われます。

見積り

 注意点ばっかり書いていて、一番重要な機種を決めていませんでした(苦笑)。

 ちなみに国内メーカーのビルトイン型食洗機は、Panasonic、三菱、Rinnaiの3メーカーから選択となります。

 トップシェアは据え置き型同様、Panasonicです。ややお高いですが、その分品質がいいとの口コミが多いです。

 もちろん三菱もRinnaiも十分な実績があるので、品質水準は問題ないはずです。いろいろと製品比較をしてみて、私は以下の機種で見積りをお願いしました。

●ディープタイプ

 容積の大きいディープタイプでは、比較的リーズナブルな商品です。

 日々使用するに十分な能力を備え、バランスがよいかと思いました。リーズナブルといっても、定価は18万円もしますが…。

●ミドルタイプ

 ミドルタイプは三菱を選びました。

 DCブラシレスモーターによる静音性や、除菌洗浄や除菌乾燥がエントリーモデルに標準装備である点を評価しました。定価は15万円です。

●下部収納キャビネット

 こちらはよく出ているモデルです。食洗機がPanasonic製でなくても、組み合わせて使えるようです。

 そして見積るパターンは前述した3パターンです。

  1. ダメキッチン × ディープ × シンク横
  2. ダメキッチン × ミドル × シンク横 × 下部収納
  3. ダメキッチン × ミドル × シンク下

結果は以下の通りでした。

見積り① ダメキッチン × ディープ × シンク横

シンク横45cmキャビネット部設置
Panasonic製食器洗い乾燥機
NP-45VD7S 89,600円(シルバー)
標準工事費 33,000円
電源工事費 11,000円(正面コンセントから分岐)
給排水工事費 8,800円
既存・残材処分費 2,000円
合計 144,400円(10%税込)

 本体価格が10万円値引きされて8万円代というのが衝撃的です。定価とは一体何なのか…と疑問に思ってしまいます(笑)。

 ただしいろいろと工事がかさむので、全体で15万円弱となりました。

見積り② ダメキッチン × ミドル × シンク横 × 下部収納

シンク横45cmキャビネット部設置
三菱製食器洗い乾燥機
EW-45R2S 42,000円(シルバー)
N-PC450S 31,300円(シルバー)
標準工事費 33,000円
電源工事費 11,000円(正面コンセントから分岐)
給排水工事費 8,800円
下部収納工事費 2,200円
既存・残材処分費 2,000円
合計 130,300円(10%税込)

 こちらも本体が10万円以上値引きされるという衝撃価格。ぶっちゃけsirocaの据え置きタイプより安い(笑)。

 ただし下部収納を付けている分金額がかさみ、全体で13万円でした。ディープタイプと比べて2万円ほど差がでました。これを

2万円も差があるのか!

ととるか、

たった2万円差か…

ととるかで、どちらを選択するかが決まりそうです。

見積り③ ダメキッチン × ミドル × シンク下

シンク下収納部設置
三菱製食器洗い乾燥機
EW-45R2S 42,000円(シルバー)
標準工事費 33,000円
電源工事費 11,000円(正面コンセントから分岐)
給排水工事費 8,800円
ひな壇状配管スペースカット 8,800円
扉カットFIX工事費 11,000円
既存・残材処分費 2,000円
合計 116,600円(10%税込)

 こちらは一番リーズナブルな12万円弱となりました。

 しかもサイドキャビネットもそのまま利用できるので、一番嬉しいパターンが一番安価という、私にとってはかなり魅力的な結果が出ました。

 ちなみにここで紹介した金額は、複数社に見積りをお願いし、一番安かったものを記載しています。

 やはり業者さんによってけっこう差がありましたね。得手不得手もあるかと思うのですが、主にイレギュラーの工事(電源や配管スペースカット等)をどう積算するかで違いがありました。

 結果が出たので、据え置きタイプとの金額比較も行ってみましょう。

こんなカンジです。これだったらビルトイン型の③シンク下設置が俄然魅力的です。

  • キッチンの景観を崩さない(邪魔じゃない)
  • サイドキャビネットがそのまま利用できる
  • 配線や排水管等が見えない(スマート)

 これだけの利点があるので、据え置き型に2万円足してビルトイン型を選択する価値はとても高そうです。

 というわけで、決めました。ビルトイン型のシンク下設置で業者さんに依頼したいと思います。

 その後のレポートは以下のリンクからどうぞ。ではまた。

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