第78回 ピークア・ブー

オレ流超人批評
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対戦相手から格闘技術を急速に学びとり、短時間でそれを超える能力を身につけてしまう急成長超人! 打つ手がなくなっていく恐怖を相手に与えるそのスタイルは、まさに“完恐”か…!
出身 ニュージーランド
超人強度 4200万パワー
必殺技

ビッグベイビー・ボム
相手から学習したフェイバリット

主な戦績 キン肉マン●

ラスボス疑惑すらおこる登場

 彼は突然地上に襲来した完璧無量大数軍パーフェクトラージナンバーズの一人として登場しました。個性豊かなフォルムの超人が一斉に登場した中で、彼の風体はとりわけ異彩を放っていましたね。

な…なんか…

なんか変なのが一人おる

という印象を与えるには十分で、これがイロモノ超人枠なのか、それとも見かけとのギャップが大きい、完璧無量大数軍の中のキーポイントキャラなのか、その判別が難しい外見だったと言えるでしょう。

 さらには彼らを一掃しようと目論んだ悪魔将軍が

やつらの中に一人、厄介な者がいる

とのたまったものだから、

絶対にピークア・ブーが怪しいよ!

と予想した方も多かったのではないかと思います。かくいう私も

ストロング・ザ・武道がボスっぽいのは絶対にフェイク。

真のボスが絶対にいる。

ピークもその候補の一人…!

と勘ぐっていましたからね。ええ、結果的には私の惨敗でした(苦笑)。

藤子不二雄Ⓐっぽい不気味な外見

 前述したように、そのフォルムは異様というか、異質でした。

 顔面、腹部を手によって塞いでいる奇怪なデザイン。その割にはヒラヒラのフリル、首にかけたヨダレ掛けと、外見の凄味をまるで感じさせないファニーなコスチューム。

 そして何と言っても、手に持った赤ちゃんをあやす”ガラガラ”というアイテムが、闘いを生業としている超人とはイメージがかけ離れすぎていて、大いに読者を混乱させたと思います。

 そんな怪しさ満点のピークア・ブーが、とうとう顔面の手を除けてその素顔を見せる瞬間が訪れるのですが、その素顔がぶっ飛んでいて衝撃を受けましたね(笑)。

 正直な話、マンガのパターンで考えれば、彼の素顔というのはとんでもなく恐ろしい凶相か、意外に素敵な美少年という、両極に振れたどちらかが鉄板だと思うんですよ。

 だってあんなにもったいぶって両手で顔を隠し続けていたんですよ? そりゃあ読者に与えるインパクトを考えたら、誰でもそう思うじゃないですか。

 なのにゆで先生が選択したのは、まるで藤子不二雄Ⓐ先生の作品に出てくるかのような、かわいげのないヒネた感じのブサイクな子どもでした(苦笑)。

 この展開に読者のピークに対する興味はかなり減退したのではないかと思われ、特に女性読者は蜘蛛の子を散らすように“サァ~~~ッ”と引いていったのではないかと思われます(笑)。

 ちなみにパターン通りの凶相は、腹にあるもう一つの顔(フィアフェイス)の方で採用されていますね。

 ただ顔がヒネた子どもで腹が凶相というトータルデザインは、超人というよりは

『ゆうれい小僧がやってきた!』に登場する妖怪にテイストが近いかな…

と個人的には感じています。そんな感じ、しません(笑)?

▲つなげても違和感なし(笑)。  ©ゆでたまご

 しかしこのヒネた子どもはあくまで幼年時代のピークア・ブーのデザインであり、その後青年に成長した彼は、それなりにイケメンとなったので一安心でした。

 とはいえ顔面中央に陣取る謎の格子模様は、イケメン青年となっても継続して残っており、あれがいったい何を意味しているのかいまだによくわかりません(苦笑)。

 そしてイケメン化をしても前歯がまだ発達しきっておらず、口を開けるとヒネた子どものテイストがどうしてもよぎってしまうという、微妙なバランスを持つイケメン超人だったとも言えるでしょう(笑)。

素っ裸問題

 また、彼のフォルムについては“素っ裸問題(笑)”という大きな問題があります。

 幼年期はあまり気にならなかったのですが、青年期に進化するとそれが妙になまめかしく見えてきちゃうんですよ。Sexyzoneあたりとか…(苦笑)。

 ですので誌面で躍動する彼を見て

なんか…なんか直視しづらいわ

という女性ファンの方も多かったのではないでしょうか。

 あれ…一応ボディスーツを着ているんですよね? だとしても、なんで肌色のボディスーツをチョイスするかなあ? それとも赤ん坊からの急成長だから、本当に素っ裸なのかな(笑)?

 実はこれ、『キン肉マン』という作品における隠れた謎なんですよね。

 この“素っ裸問題”については、彼の他にスカルボーズという大先輩がいるんですけど、彼のSexyzoneにはあまり需要がないのか(笑)、言うほど世間がザワザワしていません。

 でもピークア・ブーはイケメン青年なので、ちょっとこのあたり、ザワザワしちゃうんですよ。

▲ホワイトボードで議論しましょう(笑)。

 ですので、いつかこの“素っ裸問題”については、ゆで先生からの正式なコメントをいただきたいですね(笑)。

 余談ですけど、昭和の時分、大徹という力士がおりまして、この方が金というか黄土色というか、肌色系のまわしを身につけて相撲をとっていたんですよ。

 あの時も遠巻きに見た彼に

あれ? まわしをつけ忘れたお相撲さんがいるよ…?

というネイキッド感を幼心に覚えましたが、ピークア・ブーはその記憶を平成で見事に呼び覚ましましたね(笑)。

▲ピークのモデル? 大徹関(笑)。

急成長超人という恐ろしい個性

 そのファイトスタイルは、とても独特でした。

 彼には基礎となる格闘技術がありません。つまり試合開始のゴングが鳴った時点では、格闘ド素人超人なのです。

 ただスグル戦において、彼は試合開始後にストンピングをかまし続けていたので、殴る、蹴るといった原始的な攻撃はできるというレベルなのでしょう。その素人のストンピングに

おわ~~~~っ!

と、やられっぱなしになっていたスグルも大概ですけどね(苦笑)。なにやら連載初期の、人間たちにフルボッコにされていた当時を彷彿とさせます(笑)。

 そんなド素人超人である幼年期のピークア・ブーですが、彼は“急成長超人”という異名の通り、ハイスピードで相手の格闘能力を学び、己の技術、そして経験値としてしまいます。

 その姿はまさに吸収力抜群のスポンジの様であり、対戦相手は技を仕掛ければ仕掛けるほど己の手駒を相手に取られて窮地に立たされるという袋小路に追い込まれていきます。

 それは今までにない恐怖を相手に与える闘い方でした。例えるならば、将棋で歩、香車、桂馬、銀、金と、徐々に駒が奪われていくという恐怖感でしょうか。

 これだけでもかなり恐ろしい能力なのですが、真に彼が恐ろしいのは、学んでいない技や防御方法すらも、学んだ情報から推察して会得してしまうという驚異的な学習応用性にあります。

 これも将棋で例えるならば、

銀の動きは↖↑↗↙↘か。

ならばおそらく金の動きは

←↖↑↗→↓であろう

と、銀を学ぶと同時に金も学んでしまうという感じです。

 こうなると対戦相手が銀で攻めればピークは銀と金の技術を手にし、飛車で攻めれば飛車と角の技術を手にしてしまうことになり、攻めれば攻めるほど相手との実力差は縮まり、しまいには逆に大きく差をつけられてしまうのです。

 つまりそれは彼が単なるコピー超人ではなく、相手の技術や経験を一歩上回る能力を手にできる超人であることを示しており、そのことが彼の二つ名を“完恐”たらしめているわけです。

 それだけに彼の能力はかなり厄介であり、ジワジワと相手の武器を奪ってダルマ同然にしていく様は、それこそ詰将棋で攻め込まれるような焦燥感を相手に与える闘い方と言えるでしょう。

 これに関しては当人も

あらゆる超人が打つ手がなくなり、雪隠せっちん詰めとなって自滅していくのだ

と、己の能力の恐ろしさを自賛しています。

 そしてその闘いを観ている我々も、スグルが不可視で狭小な境界線に縛られたような闘いを強いられる様を見て

なんか…息苦しい展開になってきたな…

と、妙なストレスを感じたものです。

 そしてそのストレスこそが、彼の特性のねちっこさと恐ろしさを証明していたといえるでしょう。

保護者・武道との関係性

 そんな彼の性格は、簡単に言えば

反抗期の子ども

でしょうか(笑)。それを如実に表しているのが、彼の保護者たるストロング・ザ・武道とのやり取りです。

 彼は青年期に成長すると自我が芽生え、己の生き方を干渉されるのを嫌っています。まあどこのご家庭でもありがちな構図ですよね(笑)。

 しかし武道はそれを一蹴し、試合が終わるごとに幼少期のプレーン状態に彼を戻していたようです。強制リセットといった感じでしょうか。その理由は

きさまの完璧さの秘訣は赤ん坊である間の驚異的成長スピードにある

という、完璧超人としての強さを最大限に発揮できる状態を最優先したもので、ピーク個人の意志や見解は二の次というものです。

 これは確かにピークにとっては到底受け入れられない方針であり、管理体制だったと言えるでしょう。彼の反抗心も致し方ないかもしれません。

 個人的にこのやり取りで笑ってしまうのが、勝利を手にしたピークを舞台袖で武道が待ち伏せし、不意打ちのように“ビババ”と初期化を行う手順です(笑)。

 彼の話を聞く限り、この儀式は試合の数だけ行われており、もし彼が50戦の経験があるのならば、武道は50回舞台袖で待機して“ビババ”とやっていたことになります。

▲延々と続く儀式。

 つまり武道は彼の試合の度に密かに同行し、彼を監視していたわけです。それはある意味ピークア・ブーのマネージャーであるともいえ、完璧超人界の首領たる超人閻魔自らが現場働きをしていたことになり、そのプレイングマネージャーぶりが妙に笑いを誘います。

 そしてその間は超人墓場内の部屋を留守にすることになるわけで、ネメシスあたりが所用でドアをノックしても反応がなく

超人閻魔様、ちょいちょい不在になるんだよな…?

なんて怪訝な表情で踵を返すことが多々あったかと思うと、思わず笑いが込み上げてしまいます(苦笑)。

 また、50回も同じ過ちを繰り返すピークもピークで(笑)

いい加減ビババ対策を講じてくださいよ、ピークさん

と思わずツッコミたくなってしまいませんか?

 それとも武道の潜み方が毎回神出鬼没なんですかね?

よし、今回こそは武道をまいたぜ!

甘い! 私はここだ!

ビババ!

うわ~~っ!

そこにいたのか!

ちくしょうぉぉ~っ!!

といった感じの、かくれんぼや追いかけっこを行う『トムとジェリー』を彷彿とさせるようなドタバタのコントじみたやり取りが、毎度のごとく行われていたのかもしれません(笑)。

▲お約束のドタバタ(笑)?

 それこそ常連の観客には

あの二人、またやってんよ

と呆れられるくらいのお約束になっていたりして(苦笑)。

 そしてこのコントのやり取りの学習だけは、“急成長超人”であるにもかかわらずまったくもって学習できていないという矛盾した事実が、より私に笑いを提供してくれるんですよね(笑)。

 もう一点、私が笑わせてもらったのが、ピークが怒りに乗じてガラガラを投げて破壊した際に、武道が

また買いに行かなくてはなァ

とボヤいたシーンです。これって

武道、アカチャンホンポでまさかのお買い物⁉

というミスマッチを想像させるには十分なセリフであり、彼が

ガラガラひとつ、ください

なんて店員に向かって言っている様を想像しちゃうと、もうおかしくて(笑)。

▲常連さんなのかな?

 しかも彼が超人閻魔であり、完璧超人を統べる完璧零式であることが判明することで、この一言がまたおかしさを増すんですよ。

一番立場が上の人が、備品購入なんて地味な仕事をこなしているんだな…

みたいな(笑)。

 そう考えると、ピークア・ブーは組織の長に

  • マネジメント
  • 買い出し

をさせるという、破格の待遇を受けていた超人ということになります。この事実をみてしまうと

組織の長
組織の長

私が特別目をかけてきた超人

という彼の一言も、言い得て妙だと再確認してしまいますね(苦笑)。

 そしてその正体を知らなかったとはいえ、ピークは自身が所属する軍団の絶対権威であるザ・マンに対し

今度こそてめえをぶっ倒して、てめーの支配から逃れてやる!

と啖呵を切っていたわけで、今から思うと

命知らずだな~

と、彼が今まで生き永らえていたことが奇跡のようにも感じますよね(苦笑)。

 ただこの跳ね返り具合とか、突き上げてくる命知らずの若さというものが武道にとっては逆に心地がよく、“特別に目をかける”大きな要因となっていたのかもしれませんね。

厳しい今後が予想されるピークア・ブー

 そんな特別待遇だった彼は、“敗北=自決”という完璧超人の鉄の掟に抗い、生きて次世代の完璧超人界を構築するメンバーとして生き残ります。

 その新体制の他のメンバーはネプチューンマン、ネメシスといった強豪超人であり、彼は今後の完璧超人を率いる“完璧超人三羽ガラス”もしくは“完璧超人三銃士”に選出されたと言っていいでしょう。

 そしてその事実は今後彼が重要なキャラとして、大いに羽ばたくことが期待できるポジションに抜擢されたとも言えます。

 しかしながら…私はその状況を手放しで喜べないんですよ。それどころか、彼の将来には不穏な空気しか感じられないというか…平たく言えば、

噛ませ犬キャラ人生の始まりなのではないのか…?

という未来しか見えません。ファンの方には大変申し訳ないのですが…。

 では私がそう感じた理由をいくつか挙げてみましょう。

純粋超人としての若さと青臭さ

 彼はおそらく若い超人だと思われます。もちろん年をとらない完璧超人に属しているので、実は数千年単位で生きているのかもしれません。

 しかしながら彼は普段から赤ん坊と青年を行き来しているという珍しい超人なので、常に若い超人、しかも精神的にも未成熟で青臭い若さを持つ超人だと言えるでしょう。

 彼が精神的に未熟かつ青臭いという証拠としては

  • 武道に対して反抗的な態度をとっていた(=少年のような反抗期)
  • 敗戦後、敵対イデオロギー(スグル)の話を素直に聞いた(=感化のされやすさ)
  • その結果、涙を流して自身の成長を欲した(=純粋性)

といった点があげられるでしょうか。

 これを見て…誰かを思い出しませんか? そう、『キン肉マンシリーズ』すべてを通して純粋さ・青臭さにおいてナンバーワン超人であるジェイドさんですよ(苦笑)。

 彼が『キン肉マンⅡ世』において、どのような扱いを受けていたか、皆さんご存知ですよね? そうです、新勢力超人に対する“噛ませ犬キャラ”ポジションです。

 彼がなぜこのような生贄に選ばれたかの考察は、ジェイド評にて書かせていただきましたが、要は絶妙に噛ませ犬にしやすいステイタスを所持しているんですよ、彼は。

 それは純粋さであり若さであり青臭さであり、将来性抜群の格闘センスであり、普通であればとても魅力的なキャラステイタスなんです。ただそれだけに敵の標的にされやすいキャラでもあるんですよ。

 しかもそれらの要素は叩きのめされることで簡単に敵キャラの凄味が引き立つという、抜群の使い勝手の良さも兼ね備えているのが厄介であり、その点では本当に不憫な特性を持っていると言えるでしょう。

新勢力との絶好の比較対象ポジション

 前述した通り、ピークは確固たる実力を兼ね備えているので、強さの基準としては十分な信頼感があるわけです。

 それだけに新勢力キャラの実力をわかりやすく表現することにおいて、彼は絶好のものさしとなってしまうんですよ。

 彼がスグルに敗れた直後、その新勢力に該当するキャラ群が、天から舞い降りてきたネメシスを筆頭とする完璧無量大数軍の第二陣でした。

 そしてピークは皆さんご存知の通り、彼らの攻撃メドレーを食らいまくり、最後にはネメシスの『マッスル・スパーク』で殺されかけるという憂き目にあってしまいます。

 そう、その姿はまさに

  • 五重のリングで、悪魔四騎士にボコられメドレーされたブロッケンJr.
  • 悪魔将軍に立ち向かって返り討ちにあったジェロニモ
  • ネジケンコンビに風穴を開けられるブロッケンJr.
  • ストロング・ザ・武道に立ち向かって口にグーパンチを食らったジェロニモ
  • スカーフェイスに腕をもがれたジェイド
  • ヒカルドに殺されかけたジェイド

のトレース、もしくはデジャヴ現象ともいえるでしょう。

 そして犠牲となったブロッケンJr.やジェロニモ、ジェイドと共通するのが

青臭い若手

というキャラ設定なんですよ。

 ですので、ピークア・ブーは現在とても危険なポジションに位置している超人であると、統計学的にも証明されているんですね(笑)。

▲メンバー入りしたくない四天王。

急成長超人としての個性のはく奪

 そして私が一番危惧しているのが、彼が自身最大の個性である“急成長超人”という個性を、現在はく奪された状態にあるということです。はく奪された、というよりは、自らそれを望んでしまっている、と言った方が正しいでしょうか。

 そう、彼は嫌がっていましたが、彼の最大の強みは武道が言う通り

赤ん坊からの驚異的な急成長

にあると思うんですよ。つまり彼自身が“赤ん坊リセット”を拒否している以上、この最大の個性が完全に封印されていることになるわけです。

 もちろん現在の“青年バージョン”においても成長は可能でしょう。しかし幼少期がないため、試合中に爆速的に成長して相手を驚愕させるという、いわゆる“完恐”としての特性は完全に無くなるわけです。

 つまり言い方は悪いですが、彼は現在人並みの超人である、ということになります。それどころか、最大の武器を奪われた超人です。これを聞いて皆さんは

あれ?

なんか…前にもそんな超人がいたような…?

と思い出しませんか?

 そうです。“人間である”という個性を失い、急激に落ちぶれたジェロニモと、立場がそっくりなんですよ、彼は。

 ジェロニモが人間から超人になったことで失速したことについては、ジェロニモ評を読んでいただくとして、彼が今思った以上に危機的状況にあると考えているのは私だけでしょうか。

 だって皆さん、イメージしてみてくださいよ。新たなる強敵が現れました。まだ物語の序盤です。立ち向かう候補は以下の三名です。

  1. テリーマン
  2. バッファローマン
  3. ピークア・ブー

 この中で、新キャラに負けてもしっくりきてしまうのは誰でしょうか? 負けることで物語がスムーズに進んでしまう超人は誰でしょうか?

 答えはあえてお聞きしません。皆さんの脳内でイメージされた超人が、おそらく大多数の方がイメージされた超人と一致しているからです。

 そしてその超人をイメージしてしまう要因は…もう先ほどから書いてきましたよね(苦笑)。そしてその要因は、実は皆さんの深層心理の中に肌感覚で染みついているんです。

 私はそれをテキスト化しただけなんですよ。

 もちろんジェロニモは超神戦においてセカンドブレイクを果たすことができましたが、そこにたどり着くまでには何十年という歳月がかかったわけです。それを考えると

ピークにも相当苦難な道が待ち構えてるんだろうな…

と思わずにはいられないんですよね。

おわりに

 以上、個人的に今後の将来が心配な(笑)ピークア・ブーについての考察でした。

 彼はネメシスたちにボコられた後、噛ませ犬キャラとして大先輩であるジェロニモと同じ病院に入り、同室で過ごすことになります。

 この組み合わせもねぇ…何かを暗示しているようで。二人が並んでベッドで静養しているコマなんて、見方によっては相当な神コマにも見えます。

新旧噛ませ犬キャラが、噛まされたダメージの静養のため、病室で夢の競演…!

なんて(苦笑)。

▲値が騰がりそうです(笑)。  ©ゆでたまご

 そしてこの病室で彼らがどのような会話をしたのかも、ひじょうに興味深いです。

ピークくんは…もう赤ん坊には戻らないズラか?

ええ、もう戻りたくはないですね。

ボクはこの姿で羽ばたくんです。

…そう…そうズラか…

…え、何ですか?

何か気になる物言いですね⁉

い、いや、何でもないズラよ💦⁉

…ふぅ、そうズラか…

だから何なんすか!

その遠い目は!!

…いや…若いっていいズラな

 こんな会話がもしあったとしたら、おもしろくもあり、嫌でもあると感じた私でした(笑)。皆さまはどのようにお感じなられたでしょうか。ではまた。

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