お米が好きです。

オレ流雑感
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 毎日当たり前のように食べてるけど、あらためて好きだなあ、お米。主食がお米の日本人に生まれて、ほんとに幸せです。

 私は基本的に白米がないと食事がいまいち進まない人で、ご飯→おかず→副菜→ご飯、といった、小学校の掲示板に貼ってある「三角食べ推進ポスター」みたいな、三角食べが一番落ち着く人なのです。

 だから飲み屋とかに行くと、ついつい「ご飯セット」なぞを注文してしまい、まわりからヒンシュクを買ってしまうこともしばしばです。不思議なことに、なぜか飲み会等の席では「白米ご法度」の雰囲気があり、しょっぱなから「お茶漬け!」なーんて頼もうものなら、まわりからは総スカンです。これってなんでなのかなあ? みんなでつまめないもの頼むからかな?

 そういうわけで、なんとか「飲み屋でもご飯を!」という運動を成就させるべく、熱弁をふるわせていただくわけです。我が国日本の、なんとも素晴らしい食材「米」。みんな、あらためてお米の良さを私と一緒に再認識してみませんか?

 私がお米のよさ(=白米のよさ)を再確認したのは、はじめて海外に行った大学の卒業旅行のときでした。よくいうよね、

3日くらいで日本食が恋しくなる

とかさ。でも私はそんなこと気にもとめず、

オレは全然大丈夫

と、まったく根拠のない自信がありました。結果、惨敗です。わずか2日で困ってしまいました(早!)。

 確か2週間くらい各国をまわったんだけど、ホテルはそれなりに一流どこばかりだったし、オプションでついている夕食なんかは、現地では有名なレストランとかだったと思うわけです。それだけに出される料理の品々は、それなりに高級なものが多かったはずなのですが…なぜだか馴染めません。けっしてマズいわけではないのです。しかしここで私ははたと気づいたわけです。この馴染めなさは、

「白米がないからだ」

と。テーブルに並んでいる料理は、単品で考えれば確かにうまかったかもしれません。しかし…大味なせいか、すぐ飽きてしまいます。そんな料理が次々にでてきます。

 どんなに一品一品がうまくても、連続で食べれば口の中が個性の強い味覚に支配され、食欲がなくなってしまいます。つまり料理と料理の間に、口の中をリセットする食物が必要なのです。それが

白米

なのです。白米の味がしつこくないのは皆さんご承知の通りだと思うのですが、何気に食べているそれは、知らず知らずのうちに我々の口の中をリセットし、まっさらな味覚で次の料理の味を引き出すという、とても素晴らしい役割をはたしているのです。

 パンじゃダメなんです。パンはスカスカしすぎで、しかも喉が渇きます。それに対して白米は適度な水分と粘度を保持し、口の中を乾燥させることなく、理想的なコンディションに誘ってくれます。それだけに旅行から帰ったあとは、「あのテーブルに白米があれば、もっと海外の食事を楽しめたのに…」と、後悔することしきりでしたね。それくらいお米は素晴らしい食べ物なのです。

 ここまで説明すれば、お米(白米)がどんなに素晴らしいかわかりましたよね。だから飲み屋でご飯を注文するのは、実は食事を楽しむ通のやり方と理解し、みんなで流行らせましょう(笑)。

 ちなみに私はエジプトのレストランで、濃いー味の連発に辟易し、どうしても白米が食べたかったので、メニューから「Plain rice(プレーンライス)」というのを発見し、白米だと確信して小躍りしながら注文したのですが、でてきたのはバターライスでした。一口だけ食べて、残しました。

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