紙一重の差でパロ・スペシャルが極まるより先にコーティング液でウォーズマンの動きを完全に封じたペシミマン。善戦を称えながらも、とどめの『ララミージャンゴ』を炸裂させた——!!
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まずは謝罪会見から
あ…あ…ん、ん。まだ喉の開きが悪いな。もう一度うがいしよう。ガラガラガラ~ペッ! ん、ん、あ、あ、あ、よし。
ふ~っ、もう一度会見用の原稿を読み直しておくか。え~っとぉ…この度は…私の不用意な発言により…読者ならびに関係各所の方々に多大なるご迷惑を…う~ん、不用意か…もう少し適切な表現がないかな…浅はかなの方がいいかな…? 浅はかな発言により…
え? 何? もうカメラ回ってる? ウソ!? 謝罪会見の時間て30分後じゃなかったっけ? え? 今話している言葉もオンエアされてる? いやいやいや、まずいって! だってまだ準備が…! と、とにかく…

皆様、申し訳ございませんでしたっ!!
いや~前回の感想であんなに意気揚々と持論を展開していたのに…
最後の攻防戦に敗れて、相手の強烈フェイバリットが決まったわけですから、次回冒頭から試合終了のゴングが鳴り響くのは揺るぎないかと…。
な~んて悲嘆に暮れている方々、ご安心ください。大丈夫です。次回、ウォーズマンが大逆転しますから。
~中略~
以上、4つの根拠からウォーズマンの大逆転勝利は間違いないと予想します。ですのでウォーズマンファンの皆さん、大丈夫です。安心して次回を待ちましょう!
今週のキン肉マン第486話より
Xでも自信満々でポストしたのに…
ウォーズマン、まさかの敗北! も~おっ、ウソでしょ~っ!?
おかげでとんだ赤っ恥をかき、多くのファンの方々を不必要に惑わす結果となってしまいました。もう慙愧の念に堪えません。本当にごめんなさい。
そして今回の一件で
当たらないことで有名
なアキラの予想伝説、無事に?更新です(泣)。もぉぉ~っ、いつになったらこれ、払拭できるのよっ!?
これ完全に疫病神と化してますよね、私。今後私が

これ、テリーの勝ちですね
なんて言おうものなら、テリーファンからは

ふざけんなよ、アキラ!
なんて憤慨され、

ブロッケンの勝ちは揺るぎない
と言えば、ブロッケンファンからは

アキラ、こっち向くな! シッシッ!
なんて邪険にされるんだろうなあ~、トホホ。
そんな失意で溺れそうな状態ですが、尻を叩いて今回の感想、書きますね。どうか見捨てずお付き合いのほど、よろしくお願いいたします(泣)。

ニッチな予想、当たる(笑)!
あと一歩のところまでペシミマンを追い込みながらも、体の硬化のタイムリミットに負け、相手のフェイバリット『ララミージャンゴ』で脳天から落とされたウォーズマン。
この衝撃的な展開を狼の部屋の管制室モニターで観ていたコワルスキー長官は

まさかあのエクストリームバトルモードが破られるとは!?
と、目の前で起きた現実を信じられないという表情で叫びます。
彼のこのリアクションを見て

お前らポンコツが作ったモードなんてそんなもんだ、アホ!
と罵った人はけっこう多いと思うんですよ。私も一瞬そう思いかけたんですけど…私にはその資格がないんですよね~。だって私…このモードが発動したときにこう言っちゃったんですもん。
まさか、まさかウォーズマンのアップデートを行う主体が仲間たちでもなく、ロビンでもなく、オニキスマンでもなく、長官たちポンコツ三人組だったなんて…あまりにも意外すぎて、絶句しちゃいましたよ、私(苦笑)。
だって今回の彼らの役割は、いかにおもしろみじめにおしおきを受けるか、じゃなかったんですか? なのにまさかこの一大決戦の命運を握る役割を担っていたなんて…邪険にしてゴメンよ、長官(苦笑)。
今週のキン肉マン第481話より
ほら。長官たちに感謝しちゃってる(苦笑)。なので私には彼らを罵る資格がないんです。
そんな感じでページをめくると、なんとここでコワルスキー長官に天誅が下るという予想外すぎる展開が。一本だけ残っていたスケールベア・クローが技の衝撃で折れ、それが勢いよく飛んで行って長官の脳天に突き刺さるという仰天展開です。
いや、こんなことってあり得えます? あんなに離れたリングから飛び出たベア・クローが、狼の岩壁の数少ない窓を突き破り、中にいた人間の脳天にストライクて。どんな命中精度よ(笑)? 確率論的には間違いなく天文学的数値分の1となるであろう超低確率アクシデントですよね(笑)。
しかもベア・クローが脳天に突き刺さった姿は、まるで『ブラック・エンジェルズ』の

地獄へおちろ~っ!
状態そのものです。ちょっと古いかな(笑)? でもまさに天誅ですね。
そんな天誅を食らった長官には申し訳ないけど、これを見たときに私は…腹を抱えて笑ってしまいました(笑)。だって…状況があまりにも滑稽だったから…。
まず迫りくるベア・クローに恐れおののく三人組のリアクションが、まあポンコツじゃないですか。葉巻片手に焦る長官もかなりポンコツなんですけど、お付きの二人の

ワァァァ

ワァァァ
というリアクションが、輪をかけてポンコツで。まずこれに思わず吹いてしまいました(笑)。
そして脳天にベア・クローが突き刺さった長官の口から出たのは

グ…グム~ッ
という断末魔。いやいや、ここで“グム~”をチョイスするのおかしいでしょ! その表情、ポーズ、ワードチョイス、すべてが相乗効果でおかしくておかしくて(笑)。そして最後に

ちょ…長官!
とワンレン主任研究員が慌てふためくという、ポンコツぶりのおかわり。これでもう腹筋崩壊でしたよ(笑)。

もうね、まさしく私が書いた
だって今回の彼らの役割は、いかにおもしろみじめにおしおきを受けるか、じゃなかったんですか?
今週のキン肉マン第481話より
通りの結末でした。
どうですか。おもしろみじめなおしおき、寸分違わず当てましたよ、私。すごくないですか…ってそんなニッチな予想が当たって喜んでいる場合じゃないっての! もっと根本的な、メインストリームの予想を当てないとダメなんですってば(苦笑)!
最後の一本が呼ぶ不穏な空気
そんなおもしろみじめなおしおきで笑いながらも、実は最後のベア・クローがここで折れたことについては、ちょっと気になってたんですよね。
というのも、あの一本って意外と心の拠り所じゃなかったですか? 皆さん。それこそ

あの一本が残っているから、まだ首の皮一枚大丈夫…!!
てな感じで、無意識にあの一本を彼の“闘いの炎の象徴”と捉えていた人も多かったのではないかと思います。
それが…反撃に移る前に折れてしまった。正直な話、私はここでかなり嫌な予感がしましたね。何か空気が変わったぞ、みたいな悪寒が走ったんです。
ただ私はウォーズマンがOLAPで反撃すると予想していたので、

…まあベア・クローがなくても大丈夫か…
と、自分に言い聞かせたんですよ。
それでもけっこう強引に自分を説き伏せた感じだったので、ウォーズマンの行く末がちょっと怪しい方向にシフトしたかな…とネガティブ思考になったのは否めないところです。
大前提、崩れる
そしてその嫌な予感は現実のものとなりました。ウォーズマン、敗北です(泣)。しかも何の抵抗も、何の反撃もなく、あっけないくらいあっさりと事は進んでしまいました。
これは…ウォーズマンの勝利を確信していた私にとっては、かなり受け入れがたい結末でして…。
まずは前回立てた、私の予想をおさらいしてみましょうか。前回私は
- 一度シャットダウンするウォーズマン
- しかしLv.3友情パワー発動でリブート
- それができたのはコーティングされていたから
- 勝利確定と油断したペシミマンの隙をついて、上下反転してリングに着地
- そのままOLAP(に近い技)に固める
- 一気に絞り上げて勝利
- ペシミマンと分かり合う
という予想を立てました。正直、けっこう自信あったんですよ。これがね、木っ端微塵に粉砕されてしまいました。
でも結果を見てから前回の予想をよくよく見返すと、かなり構造的に脆い予想となっていたことに、今さらながら気づかされました。
というのも、この予想って被害者であるウォーズマンと、加害者であるペシミマンの二人が『ララミージャンゴ』の体勢のままくっついていることが大前提なんですよ。でないと、OLAPに移行するという劇的なムーブが不可能になりますからね。
ですので、ペシミマンが

だがこれが現実なのさ
とニヒルな回答をした後、さっさと技を解いて離れた瞬間にその大前提が崩壊しちゃったんです。いや、これには参りましたね~。まるで綿密に作り上げたはずの計画を、初手からあっさりと崩されたようで。
これ、例えるならばカニベースですよ。彼はチョキで負けたジャンケンの反省として、その手をパーに改造したじゃないですか。これも彼なりに考え抜いて、綿密に作り上げた計画だったはずなんですよ。ただ…その計画の大前提が、スグルがグーを出すということだったんです。
そんなリベンジ戦の結果は哀れ、スグルがまさかのチョキ出し。大前提が崩壊した瞬間ですよ(笑)。そして彼はスグルに

底ぬけのアホ
と最大級の蔑みを受けるという屈辱を味わうんです。
ですので私はカニベースです。どうぞ今日から底抜けのアホ・アキラベースと呼んでくださいな(泣)。
そんなアキラベースの予想の結果をまとめると
- 一度シャットダウンするウォーズマン⇒△一応した
- しかしLv.3友情パワー発動でリブート⇒×しやしねぇ
- それができたのはコーティングされていたから⇒×硬度9どこいった?
- 勝利確定と油断したペシミマンの隙をついて、上下反転してリングに着地⇒×できるわけがない
- そのままOLAP(に近い技)に固める⇒×だからできないってば
- 一気に絞り上げて勝利⇒×何度もいわせんな
- ペシミマンと分かり合う⇒△半分くらいは
となり、0勝5敗2分の大惨敗でした。コテンパンにのされるとは、まさにこういう状態をいうんでしょうね。

ひえーっ、そんな大惨敗かーっ
と、泡吹いて倒れそうになりました。ピクピク(苦笑)。

ウォーズマン、散る
こんなことばかり書いていると、

いうほどアキラベースはショックを受けていないんじゃないの?
なんて思われそうなので、ここで今回のお話を読んだ時の私の心境を、リアルタイム風に再現しますね。ここからはかなりシリアスモードですよ。
最後の一本のベア・クローが折れてしまい、背中に悪寒が走った私。そしてそんな嫌な空気の中、

だがこれが現実なのさ
と、あっさりと技を解いて着地してしまったペシミマン。私の大前提が崩れます。それを見たときの私は

あ…離れちゃった…
と、まるで時が止まったかのような空虚な感覚に陥りました。まさに茫然自失状態ですよ。
その後はもう心ここにあらずの状態で、ストップモーションで崩れ落ちるウォーズマンを、ただただ傍観するしかありませんでした。

あ…吐血しちゃった…

あ…目が二つ点灯しちゃった…モノアイなのに…

あ…糸の切れたマリオネットのように倒れちゃった…

あ…倒れた姿がネメシス戦のロビンみたい…

あ…そういえばあの試合ってロビンが負けたよな…
こんな感じで、頭の中が真っ白です。心の中の“まだ終わらんよ”ゲージも下がっていく一方で。いつもだったら「次のページでリブート開始だっ!」なんて都合のいい妄想で抵抗するんだけど、今回は…その抵抗すら弱くって。
つまり脳が受け入れ始めているんです。彼の敗北を。認めたくないけど、その現実を。それに抗う気力すら奪う形で。ああ、こんな空虚な気持ちは久々だな…。

お前がいくら“キボウ”とやらを語ろうとな…ウォーズマン
いつもの帽子を抑えるポーズでシメの一言を発するペシミマン。ウォーズマンは動かない。ピクリとも動かない。リブートをしようとする兆しが1ミリも感じられない。だめだ、もう時間がない。
ああペシミマン、キミは作中の“キボウ”だけでなく、読者の“キボウ”まで奪うのか。読者まで厭世の世界に誘おうとするのか。
やめてよ、委員長。手を交差させないで。やめてよ、ノック。ゴングを打ち鳴らさないで。やめてよ、ゆで先生、彼の名前の前に●を刻まないで。私に現実を突きつけないで。お願いだから…
…ああ、彼は本当に負けてしまったんだなあ…。

この試合って何だったんだろう?
茫然自失の状態で私が思ったのは

ここまでしても勝てないって、どういうことだろう?
という率直な疑問です。
正直な話、今回の試合はウォーズマンの集大成とも思える試合でした。ポーラマン戦で“生きるための闘い”に目覚め、“超人はツラで闘っているのではない”と、醜さへのコンプレックスを克服した。
オニキスマン戦では“機械そのものが善悪ではなかった”ことに気づき、“使う者の心がけ次第”と悟ることで、欠けていた最後のピースを埋めた。
このように、第二シーズンで順調に超人としての高みにステップアップしていったウォーズマン。そして彼に課された最後のテーマが
学んだことで誰かを救うこと
ではなかったのですか? その相手がペシミマンその人だったのではないのですか?

このステップアップって、かなり強力な勝ちフラグだと思っていたんですよ、私は。それに加えて、
- 過去に因縁のある地での闘い
- これで行く! クロエ登場
- 最終戦闘モード
- 心から笑うためのMy Revolution
- Lv.3友情パワー発動
- トモダチはお前だぜ、ペシミマン
のように、彼の勝ちフラグ的要素はそこら中に散りばめられていました。
それでも勝てない。勝たせてはくれない。ではこの試合とはいったい何だったのでしょう? 今後この試合結果がどのように物語に影響してくるのでしょう?
それがまったくわからないんですよ。わからないからこそ、少し虚しくなってきてしまいまして。ただ一ついえることは、私はこの闘いを点でしか判断できない、ということです。その先に続く線を知っているのは、ゆで先生ご自身だけなんですね。
ですのでこの点だけで物事を判断せずに、この試合の結末が

ああ、あのときの試合の意味は…これだったのか…!
と、目から鱗が落ちるような感動すべき未来につながる要素として重要な役割をはたしていたとわかるその日が来ることを期待し、この現実を飲み込み…飲み込み…う…飲み込みたいと…思います。
ゆで先生、この先につながる未来を、本当に、本当によろしくお願いいたします。
誰が彼を救うのか
一方、試合終了のゴングが鳴ったあとの、倒れたウォーズマンに対して語りかけるペシミマンの独白もまた印象的でした。

笑える未来…か。もしもこの先それが理解できる日が来たら、オレは今日を思い出し心でお前に詫びるだろう
カッコいい…カッコいいセリフだけど…虚しい。ウォーズマンを認めてくれたことも十分に伝わってくるけど…虚しい。

だがそんな日は永遠に来ない。
オレに祝福を与えられるものなどどこにもいないのさ

生みの親である“刻の神”ですら…オレの空っぽな魂にはな
この男…とことん持ち味である厭世思考、悲観思考を崩しません。その徹底ぶりはあっぱれではあるのですが、じゃあ一体全体、誰が彼を救うのよ?
弟子の仇を取る形でロビンマスク? それともLv.3火事場のクソ力の本家本元であるスグル?
いやいやいや、申し訳ない、無理だよ。キミたちですらミスマッチだよ。だって彼らはロボ超人の苦悩なんてこれっぽっちもわからないんだからさ…ごめんなさいね、ファンの方々。ちょっとキツめに言っちゃって。
でも実際問題、彼を救うためにはウォーズマンが感じた以上の共感をペシミマンに対して持たなければならないし、ペシミマンの方も同じ共感を持たなければならないんですよ。でないと彼を救うなんて到底無理ゲーなんです。
つまりスタートラインに立つためのハードルがめちゃくちゃ高いんです。これ、他に誰が立てます? このスタートラインに。はっきり言いましょうか。誰も立てませんよ、正直な話。強引に立ったところで、

キミじゃない
と、総スカンを食らうだけです。立つだけで公開処刑ですよ。
このように資格認定のハードルが高すぎて、彼の次の対戦相手がまったく見えてこないんです。これ、けっこう由々しき事態ですよね。
ではこの問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか。個人的には答えは一つしかないと感じています。その答えは
です。え? わけわかんないですか? そういわれましても…そうならざるを得ないですよ。
だってそうじゃないですか。上記ハードルをすべてクリアできる超人なんて、何をどう考えてもウォーズマンしかいないんですもん。ペシミマンを救うとなると、その適任者はウォーズマンしかありえないんです。つまり次のペシミマンの試合は、ウォーズマンとのリマッチしか選択肢がない状態なんですよ。
ただウォーズマンがあの状態ですから、すぐにリマッチはできないと思います。その間は公開処刑を覚悟した上で、他の超人がペシミマンに挑むのかもしれません。
でも結局行き着くところはウォーズマンとのリマッチしかないと思います。その先の未来に、ペシミマンを救うという未来があるのであれば。
もちろんつい先ほどまであれだけの試合をした両者です。すべてを出し尽くしたといってもいい。その二人がリマッチって…描く方もかなりしんどいでしょうし、読む方だって…しんどいですよ。
でもどんなにしんどかろうが、絞り切った雑巾をさらに絞らねばならなかろうが、彼しか選択肢がないのだから仕方ないですよね?

そう考えると、やはり今回の試合はウォーズマンが勝っていた方が、話として美しくまとまっていたように思えてならないんです。いや、先ほど現実を飲み込むと書いておいて未練がましいことは重々承知しているのですが…どうしてもそう思ってしまいます。
ごめんなさい、今回だけは、今回だけはどうかお許しください。
ウォーズマンというキャラクター
少し…感傷的になってしまいましたね。でもウォーズマンファンの方は、みんな思ったはずなんですよ。

なぜ彼はこうも報われないのだろう?

なぜ彼にだけこんな試練を与えるんだろう?

なぜ彼にはスッキリとした勝利が与えられないのだろう?

なぜ彼は…幸せになれないのだろう?
と。茫然自失としながら(苦笑)。
私もこれらの疑問が頭の中をグルグルと回り続けたんですけどね…よくわからないんですよ。ひょっとしたら、読者にここまで考えさせるくらいの影響力を持つ特性こそが、彼の個性なのかな、なんて。
よくよく考えたらすごいことですよね。創作された一キャラの行動結果ひとつが、ここまで様々なことを想い巡らせるなんて…でもそれによって彼のキャラクターはどんどん深まっているんですよ。確実に。
しかもこれ、読者(ファン)が勝手にやっていることですからね。つまり彼は作品内だけでなく、作品を離れたところでも彼自身のことを思い出させ、さまざまな思案をさせるという、恐るべきキャラクターなんです。
ですので、ひょっとしたら彼は“読者に想いを巡らせる”行為を引き出すことが最重要視されたキャラクターなのかもしれません。だからこそ彼には試練ばかり与えられるし、スッキリとしないリザルトが多いのかなあ、なんて。
もしそうだとするならば、ファンにとってはかなりしんどいキャラ設定ですよね。でもだからこそ彼を慕うファンというのは、心底彼にホレこむのかなあ、なんて感じました。
勝利以上の対価
ただ今回の敗戦は、勝たねばならない試合で負けたという点では痛恨の極みですが、ウォーズマンというキャラクターの価値が下がったかといえば、そんなことは決してないと思えることが唯一の救いでしょうか。
今までの彼の敗戦といえば
- アワワと怯えて死亡
- 試合前に竹藪でウギャア
- 勝利目前でパートナーに裏切られてボロ雑巾
といったように、キャラクターの尊厳を傷つけられたような、惨め極まりない敗戦が多かったわけです。
しかし今回のペシミマン戦での敗戦は
- ほぼ互角の勝負
- 対戦相手が自分を超リスペクト
- 分かり合う一歩手前まで到達
といったように、彼の尊厳はまったく傷つけらておらず、それどころか最強の敵が諸手を挙げて彼を称賛して幕を閉じており、そこに惨めさは微塵もありませんでした。
そして何よりも、ウォーズマン自身が

敵であるお前を救いたいんだ!
という境地に到達した点が個人的には評価が高く、負け惜しみと言われるかもしれませんが、勝利以上の対価を得たと感じています。
だって…極めて美しいじゃないですか、彼のこの成長が。そう思いませんか? 幼少期に人扱いをされず、この世を永遠に恨んでも許されるような彼が、究極の献身である人助けを切望したんですよ?
もうね、ここに彼の純粋さというか、生来持っている優しさが凝縮されているんですよ。そして今回の一戦で、それがウォーズマン史に克明に刻み込まれたんです。これはね、彼の神アップデートですよ。
試合にはたしかに敗北しました。しかし彼はその代わりに新たなる成長と、キャラクターとしての大きな魅力を手に入れたんです。これは誰が何と言おうと揺るぎない事実です。
そしてそんな彼の生き様が心を打ち、ウォーズマンが好きになった、もしくはさらに好きになったという人が数多くいてくれたのであれば、それはもう…幸せでしょう。彼とすれば。
テリーの助言
さあ、感傷にふけた話はここまでにして、本編に戻りましょうか。
ウォーズマン敗北の報を受けたザ・マン軍は、その敵討ちを胸に一致団結。ここでテリーマンがグレートⅢに

お前がどこの誰かはわからないが、お前の気持ちはミーが一番よーくわかる

だから気にせず存分に闘うことだーっ
というアドバイスを送ります。このエールともとれるアドバイス、かなり感慨深かったですね~。
というのも、彼は“どこの馬の骨ともわからない”という目で観られながらも、正体をひた隠しにして闘わねばならないという、今現在グレートⅢが味わっている辛さの経験者だからです。そしてそれが痛いほどわかるからこその、エールなわけで。
しかも当時のテリーグレートには、前任者であるカメハメが息絶えてしまったため、このようなエールを受けることがかなわない立場でした。
でもあの時の彼は、自分を理解してくれる存在を喉から手が出るほど欲しかったはずです。そしてその欲しかった存在に今、彼はなろうとしたわけです。このテリーの思いやり、さすがですよね。
そんな彼の優しさを受けて、グレートⅢは

わかったテリーマン!
アンタの代わりはこのオレが十二分に務めてみせるーっ!
とふんどしを締め直します。きっと置かれた立場のプレッシャーも軽くなったことでしょう。
そしてここで見せた彼の表情…少し幼さが漂うその表情を見ると、マスクの奥に潜む正体の解像度が高くなりますよね。ああ、あの超人っぽいなあと。
復活!マグネット・パワー!
最後はバールベックのネプチューンマンvsパピヨンマンがフィーチャー。
大量のマグネット・パワーが噴き出すこの地が、そのパワーの使い手であるネプチューンマンにとってはかなりのアドバンテージがあるとにおわせた点について、パピヨンマンは

お前の力など本気の私には通用しない

できもしないことを謳うのもお前たち旧式の未熟なところだーっ!
と上から目線で蔑み、錐揉み式のボディアタックを仕掛けます。
この元祖・蔑み上から選民思想男(笑)であるネプチューンマンに対して、恐れ知らずに上から発言を被せてくるあたり、時代が変わったなあと痛感せずにはいられません。
しかしさすがは元祖、不動の腕組みを解くやムンズとパピヨンマンの触角をつかんでポイッと投げ捨てるという、蔑み返しを食らわせます。これ、痛快ですよね。ネプがどっしりと構えている様もまた頼もしいんだよなあ。
そして自分をナメてきた相手に対し、彼は黄金の左腕を天にかかげると

できると言っただろう。
教えてやろう、こうするのさ
と、噴出するマグネット・パワーをその左腕に注入開始。そして

復活マグネット・パワ~ッ!!
と雄たけびをあげ、喧嘩ボンバーで相手に突進して次回に続く、です。
ウォーズマン敗北後、ザ・マン軍は総じて攻撃フェイズに入りましたね。このように全体を鼓舞しただけでも、彼の敗戦は無駄ではなかったのだと信じたいです。
今後の展開について
さて、今回のまとめというか、今後の展開についてなのですが…率直な感想として頭に浮かんだのは

五大刻、強すぎじゃね?
という感覚でしょうか。マリポ戦、ネメシス戦、ウォーズマン戦と、ザ・マン陣営の実力者たちが3タテされたのを見ると、そう思わずにはいられません。
そしてこの流れを見るに、一つの懸念が浮かびあがります。それはゆで先生が
第一回対抗戦は全敗を目論んでる?
のではないか、ということです。
というのも、マリポ監督、ネメシス、ウォーズマンらがあそこまで限界値を引き出したのに、勝利に至らない。これ、相当ですよね。
特に深刻なのが、彼ら三人が三人とも
エクストラパワーが通用していない
という事実なんですよ。
実はネメシスが敗北したときに、私は同様の警鐘を鳴らしているんです。
- マリポ監督…飛翔の神の1億パワーブースト×
- ネメシス…本家の火事場のクソ力×
という事実に対して、これはヤバいぞ、と。
ただそこで唯一の希望として

Lv.3火事場のクソ力を出せればあるいは…!
と書いたのですが、今回それに近しいモードになりかけたウォーズマンは、ペシミマンを破るに至りませんでした。つまり最後の望みすらも、断ち切られたことになるわけです。
そうなると、ザ・マン軍はさらなる進化をしないと五大刻には勝てないという理屈になります。つまりその進化を遂げるための、必要な敗北…それが今の対抗戦なのかなあ、なんて思えてきました。
このような予想もまた、ネメシスが敗北したときに書いてますね、私。そして今回のウォーズマンの敗北により、その予想がより現実味を帯びてきたような気がします。
要は第一次対抗戦で大惨敗を喫し、そこから這い上がってリベンジをするという大枠のストーリーがあり、その中の大惨敗フェーズに今、彼らは身を置いているのではないかと。RPGのゲームで例えるならば、負けイベントですね。

でないとネメシスにしろ、ウォーズマンにしろ、あそこまで様々な元本保証(勝ちフラグ)が発生したのに、リザルトが伴わないということについての説明がつかないんですよ。
もしそうだとすると、現状残りのキャラが保持している元本保証も、まったくもって保証となっていないと考えた方がよさそうです。具体的には
- スグル…主人公(=負けない)、Lv.3火事場のクソ力保持、グレートⅢという特別すぎる相棒
- テリー…キン骨マンの義足
- ネプ…マグネット・パワー、パピヨンマン三戦目(=そろそろ負けるだろ)
といったアドバンテージを、ゆで先生はガン無視してくる可能性がある、ということです。それこそ無慈悲に大ナタを振るって。
ただ裏を返せば、この第一次対抗戦で敗北を喫したとしても、負けたキャラクターは死には至らない、ということが確約されたともいえます。リベンジありきの敗北だからです。
マリポ監督は撤退に成功した、ネメシスは囚われながらも治療されている…そしておそらくですが、ウォーズマンもシャットダウンしているだけで、虫の息状態でなんとか生存していると予想します。
ちなみに個人的にはコワルスキー長官もまだ生きていると思います。意外としぶとそうですから、あの人(笑)。というか、生きてまた悪さをしてくれた方が、タイムボカンシリーズの三悪っぽくて楽しいです。
冗談はさておき、もしウォーズマンが生きているとすると、そういう筋書きなのかな、なんて気持ちがより確信に変わってきますね。そして動けない彼をペシミマンがどうするのか。やはりネメシスのように被検体としてお持ち帰りするのか。このあたり、注目ですね。
ただ今回のことでも証明しているように、私の予想は
当たらないことで有名
ですからね(苦笑)。ザ・マン軍全敗と予想したのであれば、残りは全勝ですよ、きっと。もうヤケクソ(泣)。
その他気になった点
その他気になった点は
- 狼の部屋の天誅シーンは、何度見ても笑っちゃう…(笑)。
- エクストリームバトルモード、ベルトだけは壊れなかった。
- こんな辺鄙な場所にも駆けつける、恐るべき超人プロレスファン。
- 狼の部屋、場所バレしとるぞ(笑)。
- マンリキはさらに泣いているのかな…。
- 闘いの最中でもカメラ目線でメッセージを送るテリー。
- 最後のアオリが「左手に宿りし超電磁力!!」。コンバトラーな感じ(笑)。
こんなところでしょうか。ふう。つらいけど切り替えていきましょう、皆さん。
お知らせ
超人批評のご案内
超人批評では新作がアップされております。今回は記念すべき100回目の超人批評! というわけで原点に立ち返り、第1回の批評超人でピックアップしたウォーズマンの再批評、ウォーズマン・リブートです。
ただ原作では今回、とても残念な結末になってしまいました…。それを受けて彼の戦績に●を加えましたよ…かなりやりきれない気持ちで作業しましたけどね(泣)。

そんな彼は40年に渡って私の推し超人ナンバーワンでありつづける超人でもあります。今回は彼との出会いから、なぜ彼がここまで私にホレられたのかを赤裸々に考察するとともに、彼の魅力をふんだんにご紹介いたしております。ウォーズマンファンもそうでない人も、ぜひご一読を。
テリーとグレートⅢの胸熱いシーンに感動された方は、ぜひキン肉マングレート批評をどうぞ。歴代グレートの考察を、様々な面から行っていますよ。
アニメ・キン肉マン感想のご案内
さて、2025年1月12日より始まった『アニメ・キン肉マン 完璧超人始祖編』のSeason2も、とうとう最終回となりました。
最終回は第22話『生きるための闘い!!』です。こちらのウォーズマンは、見事完璧無量大数軍のポーラマンを撃破しております。とてもシビれる展開となっていますので、原作で立ち直れなくなってしまった方は、こちらを読んでぜひ湯治を行ってくださいな(苦笑)。
また、これを機に10年以上前の原作連載時の感想も蔵出し! 当時の私がどんな的外れな予想をしていたのかを晒すことで、時代を超越した笑える感想となっております。ご興味出た方はぜひ↓。
キン肉マン以外の雑文のご案内
キン肉マン以外でも興味深いコンテンツを探している方はこちら↓なんていかがでしょうか。
日本人F1ドライバーで初めてレッドブル・レーシングというトップチームに電撃昇格した、角田裕毅選手のすごさを紹介したテキストです。
これ、ホントすごいことなんですよ。個人的には今をときめく大谷選手に引けを取らない偉業だと感じています。
ただF1はまだまだ一般的な認知度が低くて。ですのでF1をよく知らない人でも楽しく、かつわかりやすく読めるように書いたつもりです。ぜひご一読いただいて、日本が誇るアスリートである角田選手を一緒に応援しましょう!
新刊のご案内
そしてコミックスは4月4日に、最新刊88巻と『読切傑作選2015-2023』が同時発売されました! 売り切れ店が続出のようで、読切傑作選は早くも増刷となったそうですよ。まだ手にされていない方はぜひ! それではまた。






コメント
アキラさんこんにちは。
文章を読んでいてもアキラさんがウォーズマン敗北に散々打ちのめされてるのが伝わって来ました…そしてそれは私もです(泣)
私も前回はその描写から、ラストのウォーズマンはコーティングが砕けただけであまり悲壮感を感じなかった事から、これなら大丈夫だろう、と思っていたのですが…
「結局何の捻りもなくウォーズマンの負けかい!!」
と愕然としてしまいました…ウォーズマンの反撃を期待して、日付が変わってすぐに更新された今回の話を読んだのに…(泣)
唯一の救いと言えるのは、ペシミマンの決着後の台詞から、分かり合える未来が感じ取れた事ですかねぇ。
stuyshrさん、こんにちは。
いや、本当に残念でした。やはりウォーズマンには勝ってペシミマンを救ってほしかったです。
ただ私の気持ちが感想文を通じて伝わってくれたのならば嬉しいです。
あとはペシミマンの独白が、ウォーズマンによって現実となる未来を期待するだけです。
さすがに今回はネットでも不満の声が多かったみたいです。
ネメシス戦といい勝ちフラグ立てまくりからの敗北はやっぱり萎えます。正直見たくないですこの展開。
負けるなら負けるで別に構わないのですが3〜4ヶ月引っ張ってこのオチは辛いですよね。ってかウォーズマン勝たなきゃだめだったでしょ絶対!!
ぽにおさん、こんにちは。
そうですね、あれほど勝ちフラグが見えた状態での敗北ですと、はしごを外された感じです(苦笑)。
ただ敗北はしましたが、ウォーズマンというキャラクターが成長を重ねたのは間違いがないと思いますので、ペシミマンが心で詫びるといった独白を、現実のものにするような未来につなげてくれると嬉しいです。
ウォーズマンのファンです。
正直負けたのがショック過ぎて茫然自失してます。
この漫画あんまりリターンマッチやらないんですよね…
それこそ万太郎ケビンも主人公敗北からタッグは組めど負けたままですし。
個人的にペシミマンに共感できるとすればアタルですかね。
王家を捨てて厭世的になってたはず。
そこから圧倒的なカリスマ性と真・友情パワーを手に出来たのは何があったはずなんですよ。
その知られざる過去にペシミマンの心を揺さぶるキーが隠されているんじゃないかなと邪推します。
taroTさん、こんにちは。
私もショックで茫然自失でした。たしかにリターンマッチは極めて少ないですよね。ロビンぐらいですかね? リマッチが叶ったのは…。
ただ前例があまりないからこそ、ここでそれをやるかもしれない、なんて期待もあります。しんどいですけどね(苦笑)。
アタルがペシミマンと闘う資格があるかもしれない、という考え方は興味深いです。彼の過去はまるで謎ですからね。それを開示しながらペシミマンとの共感を育むという展開も、たしかにありかもしれませんね。
こんにちは。
「まさかエクストリームバトルモードがry」については自分の感想は「今更!?」でしたね。パロ・スペシャルの時点でもうトゲトゲもスケールベアクローもほぼ影も形も無かったし。
長官の頭に刺さったやつについては、アレ致命傷ではないんじゃないかなあ……と思います。ウォーズマンに硬い床に叩きつけられた時もハゲるだけで済んだし、刺さりも心なしか浅いし(笑)
八山さん、こんにちは。
長官、なにか憎めないんですよね(苦笑)。今更? も、ポンコツな可愛げがあって。
そして私も彼は生きていると思います(笑)。
私もララミージャンゴとOLAPは6と9……ひっくり返せばOLAPになるって思っていたんですが……。
最新話のサブタイトル見た時も、あ、勝ったなと内心ニヤリとしましたが……。
読み進め……あぜんとしました(笑)
ただ、OLAPが発動したとして、個人的に心配だったのは、ペシミマンは超回復や時間超人由来と考えられる様な技はまったく使っていない事何ですよね……。
ロビンやスグルがペシミマンと試合するのは、個人的にもどうかと思います。
やはり、ペシミマンとウォーズマンが再戦して、ウォーズマンが勝利して欲しいです……。
全敗は有り得そうですよね。
カオスがスグルと合流したとき「今日の俺は初対面だ」と言ってましたが、これは単に二世の究極タッグの話なのか。それとも現行シリーズで、カオスはループし続けスグルとあっているのでは……と、そんな風に考えて……他のメンバーが皆敗北し、スグルが死亡しそうな時、カオスがまたループする……など思ってしまって(全試合リセットはさすがに考えにくいですが、今回が最後のループ?)
万太郎の代わり……ある事情でどうしても万太郎が来られない……これもあの時のロビンの様にスグルが敗北して生死の境を彷徨う(スグルの死の間際、カオスがスグルの時を止めて死亡は一旦保留?)から万太郎は消滅しそうなので来られないのではと考えてしまいます。
ループは言い過ぎですが、ラーメンマンの動向が謎なことや、ザ・ワン陣営、血盟軍のメンバー、悪魔超人の数名がまだまだ控えているので、全敗でも不思議では無さそうな気がします。
個人的にこの試合、ウォーズマンが敗北したのは残念ですが、長年夢に見続けていたミサイルスパイクコスチュームで試合するウォーズマンを見ることが出来たので、最高の試合でした。
柩幸さん、こんにちは。
やはり6と9の関係性はニヤリとしましたよね。なんでペシミマンはあんなに難解な形のフェイバリットを放ったんだろう…?と邪推すると、OLAPが見えてきちゃいました。う~ん、絶対に当たりだと思ったんですけどねえ(泣)。そしてこの先はやはりリマッチしかないと思います。でないとペシミマンは救われないですよ…。
また、深く考えを巡らせたカオスの予想もありがとうございます。なるほど、スグルが敗れると万太郎が消滅…それは思いつきませんでした。新しい見方の提供、ありがとうございます!
こんにちは、毎週の感想楽しく読ませていただいてます。
私も試合の結果はショックですが、あえて敗因を考えるなら
第三段階のクソ力が不完全だったのではと考えました。
というのも、ペシミマンはオモチャの下りといい神や超人全てに悲観的なスタンスでしたが、ウォーズマンは自分と周りの話に終始しているように見られました。(内容はこれまでの集大成ですばらしいものでしたが)
そのズレで完全には響かずあと一歩で負けたのだと思います。
そのためもし彼を説得できるキャラがいるなら、かつて神を非難し敵対しながらも闘いを得て希望を見いだしたアリステラが適任じゃないかと思ってます。
色々書き連ねましたが私は今回ウォーズマンはいつかのマリポ監督のように正義超人としてやれることを全て出し切った価値のある敗北だと考えています。
カイトさん、こんにちは。
いつもお読みいただきありがとうございました。
なるほど~、まだ第三段階のパワーが不完全、考えられますね~。あの友情ゲージが上がっただけでは…必要十分ではなかったのでしょうか…次の機会にそれを発揮できれば、あるいはリベンジなるかもしれませんね。私もこの敗北は価値ある敗北だと思います。
そしてアリステラ…たしかに彼の活躍の場も用意すべきだと考えてますよね、ゆで先生は。たしかに彼は恨みと絶望に支配されていた状態から解放された経験をもっていますもんね。資格としては確かにいい感じであるかもしれませんね!
やはり情勢はまだ動きませんか…
ある程度覚悟はしていたとはいえゆで先生容赦ない
後のカタルシスの為の鬱展開だとしてもこれはつらい
もう自信満々のネプも素直に盛り上がれませんて
第4のエクストラパワーを出すのかワン陣営が何か策を仕掛けるのか
先が読めませんな…
uzukiさん、こんにちは。
いや…容赦ないです(汗)。えげつないくらい…でものちのカタルシスを信じてここは耐えるしかないかな、と思っております。
この試合は先の展開が楽しみ過ぎて、ジャンプを読み漁っていた子供の頃のように日付変わると共に更新を楽しみにしていただけに、敗戦後は仕事に身が入らないくらい愕然としました笑
40過ぎのオジサンですが笑
ゆでたまご先生の期待を裏切る展開、大抵は吉と出てそれが今が一番面白いキン肉マンと、いわれる所以かと思いますが、今回の展開はいろいろ思うことがありましたね。。。
バッファローマン、ラーメンマン、ロビン、BHなど勝つにせよ負けるにせよ、魅力が存分に描かれてる印象ですが、ウォーズマンはじめアシュラマンやサンシャイン、個人的にはアタルもそうなんですが、あまに魅力が出しきれてない印象です。
本戦に関しては描くネタがない=クロエ、新コスの登場かと思い、新コスに関しては完全に蛇足、クロエに関しても、勝つにせよ負けるにせよ勝負終わるか終盤の正体バレの方が盛り上がったかと思いました。
新設定の正義超人新リーダー、オニキスマンとの矜持、全く活かされてないかと。。。
ロボ超人なので、オニキスマンのような他のロボ超人のパーツを加えてパワーアップなど、ピッコロの同化強化みたいな展開も期待してたんですが、全くでしたね涙
アキラさんがいわれるよう、まだ点でしかない敗戦なので、これが意味を持つ敗戦であったと信じたいです!後は無いかと思いますが、ペシミマンの正体がラスボス級(これはマスク超人であるパピヨンマン、エンデマンにありそうですが)ワン陣営のように強化しないと勝てない倒せない理由があれば溜飲は下がります。
思うことがたくさんあり、長文となってしまい失礼しました!
うっかりカンスケさん、こんにちは。
いや~呆けましたね、久々に。空虚というか、虚無というか…。絶対に勝てると思っていましたから…。新リーダー、オニキスマンとのやりとりが彼に味方しなかったのはかなり辛いですね。積み上げてきたレンガを根元から崩されたような気持ちです。
ただやはりこの敗戦は次につながる展開にしてほしいです。それを信じて待つのみです。
アキラベースさんこんにちは(笑)
アキラさんの渾身の予想外れてしまいましたね…ページをめくったらゴングなっちゃってるし(泣)でもオニキスマン戦から恐らく数時間しか経っていないダブルヘッダーだったので敗北も致し方ないのかなって思いました。
ただ体調万全で変装もしないでいきなりウォーズマンとして全力で戦えていたらどうなってたかという余地があるのでステイタスは傷つけられていないのではないでしょうか。
ペシミマンを救う方法それは「キン肉星に移住する」ではないでしょうか!真弓&スグルの治めるキン肉星なら笑える未来そのもののような気がします。まぁ冗談ですが(笑)
自分の予想は大穴になりますがディクシアだと思います!彼って確かロボ超人だしフェニックスに利用されてオモチャのように捨てられてますしメタモルフォーゼを使って色んなロボ超人(大帝やバイクマンとか)に変身して最後はウォーズマンに変身すればアキラさんの望むリマッチもできるしいいと思うんですよね。
まぁ、ディクシアが生きていることが大前提なんですが…
アトールさん、こんにちは。
いや~渾身の外しでした(苦笑)。本当に呆然としましたよ…。ただおっしゃる通り、彼のステイタスは傷ついていないと言い聞かせています。そして今回の敗戦は、次の闘いでの勝利をより劇的にするための伏線と信じたいです。
ディクシアもいつかは出てきそうですよね。アリステラとのタッグなんてのもかなり胸熱いのではないでしょうか。
感想、お疲れ様です。
負けてしまったか…と真夜中に脱力してた一人です。
ペシミマン相手では仕方がなかった、というのが半分。
どうにも気持ちの整理がつかないのが半分でした。
やはり、ペシミマンはウォーズマンに対して誠意を尽くして対応していましたし。
自分の理屈が有利になるような我田引水的な論法を、今までの敵と違って一切しませんでした。
そこから揺らぎが生まれて力の競り合いの中で破綻していく、という流れが全く見えなかったのが不安材料でした
とはいえ、成長したウォーズマンと真正面から当たった事で、彼はウォーズマンを信頼し、友達にまでなってしまい(笑)、その考えを決裂sたにも関わらず胸に留め置く…とまで言ってます。
正義超人の分かり合う戦い、と言う点では大きな置き石を置けたのではないかと。
今後、ロビン対ネメシス戦の様に、後々に影響を与えていくと良いなと思っています
そして、もう半分の気持ちの整理がつかない点は
これは、本当にウォーズマン以外にペシミマンを救える超人が存在するのかと
確かにウォーズマン以上の実力者、人格者、人徳者はいますが
仮に彼らが相手をしても、ウォーズマン以外の適任であったとは、どうしても思えない…しっくりこない気が
どうしても、あえてと言うなら…ロビンマスクでしょうか
彼はウォーズマンのヒストリーを誰よりも熟知してますし、ロビンの試合ではなくウォーズマンの想いを伝える試合をするなら…と
あるいはバラクーダ時代に、ウォーズマンを復讐の道具とした禊を改めて向き合って清算していくなかで、誰かのオモチャ論を崩していくのかも知れません
しかし、師匠離れを宣告したロビンが、またウォーズマンの補足をするのもどうかとも思います
しかし、タッグ・トーナメント編でキン肉マンが全ての正義超人から見放された時に、遠征編のカメハメを電撃起用としたゆで先生です
何か、自分には思いもつかない盲点の超人が存在するのかもと考えてるのですが、二世にまで広げても、どうかなあ…
気持ちと考えがまとまらず、長文失礼しました。
奥多摩さん、こんにちは。
お…お疲れ様です…。お互い精神的に疲弊しましたね…(苦笑)。ペシミマンが徹底してキャラをブレさせなかった、それが彼の勝因だというのは、ある意味正しいと思います。そして確かにこの試合はロビンvsネメシスに通じるものがありますね。
そして次の命題であるペシミマンの救済…これ、私はロビン否定派なんですよ。それは奥多摩さんがおっしゃる通り、ここでロビンに頼るとウォーズマンの師匠離れ、正義超人新リーダーの意味がすべて覆されるからです。ですので前例は少ないですが、やはりリマッチ一択となってしまうのです…。
僕はワンチャンラーメンマンかブロッケンが加勢に来るんじゃないかと。
あ、ペンタゴンかマンリキでもいいか(笑)
加勢が入るのも、物語のサプライズですよね!
加勢が入るのも、サプライズでいいですよね!