今週のキン肉マン第361話-運命の喉!!

今週のキン肉マン
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 エクスキューショナーの必殺技をくらってしまったジェロニモだったが、テリーマンの魂を乗せた拳で猛反撃! さらに切り裂かれた喉を強引に塞ぐと、必殺の『アパッチのおたけび』で勝負に出た―!!

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声援ディールズ

 『アパッチのおたけび』から発せられる衝撃波で、ボロボロと崩れていくエクスキューショナー。まずその左腕が崩壊していきます。

 ただ衝撃波が収まると、自己修復していた様が前に描かれていたので、本当に左腕を失ったのかどうかはよくわかりません(苦笑)。

 この勝負所で一番のエールを送ったのは、以前彼と激闘を繰り広げたサンシャイン。

勝機はそこしかない! 死ぬ気で叫べーっ!

と、両手をメガホン状態にして叫ぶという気合の入れようです。

 なんか…イイヤツだよね、サンシャイン(笑)。人情味が出てきているというか。これがどんどん熟成されていって、『キン肉マンⅡ世』における“やさぐれ人情超人キャラ”が確立されるのかな?

 このサンシャインのエールを皮切りに、リアルディールズ全員が大歓声ですよ。それこそ口の悪さが際立っていたアシュラマンですら

死ぬ気でやれ~~っ!

ですからね(笑)。いじめっ子も思わず熱くなってしまったようです。でもセリフだけ切り取ったらパワハラか(苦笑)。

 こんな大声援を受けたジェロニモは

あんな実力超人たちがオラに声援を…!

と感動。このシーンも『黄金のマスク編』における、サンシャイン戦がダブりますね。彼を囲む先輩超人たちのエールが、サンシャインに向かっていく大きな力となっていましたから。

策士・ジェロニモ

 しかし超神ジ・エクスキューショナー、そう簡単には敗れません。喉を塞いでいた手を薙ぎ払うと、右手一本で顔面を鷲掴み。そしてジェロニモを高々と吊り上げます。

 ここで足をジタバタとするジェロニモが描かれるのですが、両者の体格差がよく表れているシーンとなっています。そうなんだよね、相手でかいんだよ。

 ただここでエクスキューショナー、

ムッハムッハ、ここまでやるとはな

と喜んでいるんですよね。それこそ自身が課した試練を、ジェロニモがことごとく乗り越えていく様が嬉しいような。

 このように生まれ変わったジェロニモ2.0、こんなことでは終わりません。カピラリア七光線をまとった『七色のチョップ』で、エクスキューショナーを乱打します。これがビシバシと効くんですね。

 というのも、『アパッチのおたけび』により、超神をカピラリア七光線から保護する膜は剥がされたので、『七色のチョップ』が持つ本来の力が発揮されたからです。

 ここで注目なのは、『アパッチのおたけび』をトドメを刺すために発動したわけではなく、超神のバリアを除去するために発動した、という戦略です。

 そうなんですよ、バイコーンを攻略したプリズマンと、まったく同じ戦略をエクスキューショナーに応用したんです。

 このあたりのクレバーさ、なかなかにクールじゃないですか。絶体絶命のピンチからこんなしたたかな戦略を練っているあたり、彼の成長を見事に表現しています。今までにない策士ぶりですよね。

トレース当確

 これにはさすがのエクスキューショナーも感心したようで、

超人としての機転と勇気、そして何よりも自らの喉を潰してまでも仲間のため勝利をもぎとらんとするその捨て身の犠牲心…失わず持ち続けてきたようだ

と、ジェロニモを褒めたたえます…ん? ここに出てくる単語群…見覚えがありますよ…? あ…これ…ジェロニモがスーパーマンロードの試練のときに、超人の神から評価されたコメントと合致しますよ!

みずからの体を橋としたその機転と勇気

自分の命をかえりみない捨て身の行為…その犠牲心

完全トレースじゃないですか!

 これはもう…決まりでしょ(笑)。そしてエクスキューショナーが最後の試練を繰り出した瞬間、さすがにジェロニモも気づいたようです。

アンタ…もしやーっ!

 はい。

ジ・エクスキューショナー = スーパーマンロードの神

で確定でございます。熱い、胸熱すぎるよ、ゆで先生!

 そして“失わず持ち続けてきた”という一言も、ピリリと効いています。ジェロニモが初志を忘れず、純粋に正義超人として精進をしているとの評価に等しいですからね。読んでいるこちらも嬉しいです。

 そしてジェロニモが超人への試練を受けたときの、最後の試練が

いくら自分の恩人であろうと、悪は悪だと割り切れる心

でした。これ…まさに今現在の状況を言っていますよね。

 超神が絶対的に“悪”だとは言えませんが、正義超人・ジェロニモにとっては、超神の行動は“悪”なわけです。そして…スーパーマンロードの神は、ジェロニモにとっては大恩人です。

 ということは、最後の試練はそれを割り切って、エクスキューショナーにトドメを刺す、ということを意味しています。となると当然その後の展開としては…。

待望のニューフェイバリット

 やっぱりこうなるよね! エクスキューショナーのフェイバリットを見事に攻略しつつの、お待ちかねの新必殺技『ニュー・マシンガンズ カウベルスタンピード』が炸裂! 長いよ、技名(笑)!

 その形はテリーマンのフェイバリットである『テキサスクローバーホールド』の体勢からの落下ドライバー技でした。

 ここでテリーマンのフェイバリットを絡めてくるか~。まったく予想できなかったなあ。ただイカすよね。“テリーマンの名代”という設定も見事に組み入れているし、なかなか力強い技です。

 これは…決まったかな。次回は師匠と弟子の、感動の再会ですね。もうエクスキューショナー、ジェロニモの師匠にしちゃってますけど、私(苦笑)。

 いや~、前回は一瞬落胆しちゃいましたからね。

結局はおたけびだのみなのか…

って。その“ふりだしに戻る”感に拒否反応を示してしまったのですが、ゆで先生は落胆させませんね。ありがたいです(笑)。

 しかし…今回のトレース劇は、本当に見事だったと思います。40年近く前の伏線…壮大すぎますよねぇ(苦笑)。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • 結局エクスキューショナーの“蛇腹”は、あまり戦闘に関係がなかったな(笑)。
  • 何気に解説役を担っているウォーズマン。いいぞ!
  • サンシャインの“両手メガホン”はレア構図だなあ(笑)。
  • セリフだけ差し替える大喜利に利用されそう(笑)。
  • 片手一つで超人を吊り上げるのは、豪快で超神らしさが増している。
  • 『七色のチョップ』の傷跡の大きさが、その技の威力の説得性を担保しているなあ。
  • いい技をもらってよかったじゃないか、ジェロニモ。
  • 思えば常に相手を導くような闘い方をするエクスキューショナー。
  • そうか、ジェロニモは“ジャイアント・ハンター”の名代でもあったんだな。

 こんなところでしょうか。

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コメント

  1. ターキー より:

    ジェロ勝利(暫定)は良いんですが、新技がなぁ…。
    他所でも指摘がありましたけど、完全にターボメンの「コンプリート・スティング」なんですよこれ。
    いやまぁ、プロレスでは「かけ手によって技名は違うが技自体は同じ」ってものはありますけど…よりによってジェロにそれをやらせてしまうのが何とも哀しい。
    やっぱり不遇キャラを払拭しきれてないって感じます。

    さてそれはそれとして、スパロの神の本体はどこでしょうかね?
    どうも人形みたいですが、出血が無い所を見ると。
    「実は下天はしてませんよ枠」だったりして(笑)

  2. uzuki より:

    チーム、というかアシュラマンもジェロを認める
    エクスキューショナーの正体確定
    ジェロの超人としての成長
    なかなかに濃い一話でした
    40年前の伏線はいつもの後付けとはいえ上手く機能してますねぇ
    担当が熱心なゆでファンとはいえ
    ここら辺にゆで先生自身の成長が見られますね(謎の上から目線
    次回はエクスさんの正体明かし回でしょうから
    オーバーボディかどうなのかが判明するのかな

  3. ディッセ より:

    前の記事にも書き込みましたが、ジェロニモを始めとするキン肉マンたちのテーマソングリンク

    ジェロニモ
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19915940
    ラーメンマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19916086
    プラネットマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19915794
    キン肉マングレート
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19915635
    ザ・ニンジャ
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19915545
    アシュラマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19915234
    テリーマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19915069
    ブロッケンJr
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19914981
    ブラックホール
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19914864
    ペンタゴン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm19914569
    ネプチューンマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm9431336
    ステカセキング
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm5129064
    ミスターカーメン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm5128361
    ザ・魔雲天
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4765551
    ケンダマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4765437
    サンシャイン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4728958
    スクリューキッド
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4625953
    モンゴルマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4728707
    悪魔将軍
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4472688
    ウォーズマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4472637
    バッファローマン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4378464
    ビッグ・ザ・武道
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4378352
    リキシマン(ウルフマン)
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm4971143
    ロビンマスク
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm10684986
    キン肉マン
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm13710543

  4. たけ より:

    相手を導くような戦い方というのはジャンクマンvsペインマン戦を思い出させますね

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