今週のキン肉マン第354話-悪魔将軍の箴言!!

今週のキン肉マン
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 “バベルの塔”に挑む8名を選定することになった超人たち。正義超人からはジェロニモがいの一番に参戦を表明。

 悪魔超人からはアシュラマンが立候補すると、モニターからサンシャインが異議を唱えました。

ワガママ超人・サンシャイン

 サンシャインが“待った”をかけた理由は、悪魔将軍より“現悪魔超人界の首領格”と名指しされた自分が、なにゆえ声をかけられないのか、というジェラシーからでした。予想以上にどストレートで、子供じみた不満でしたね(苦笑)。

 これに対して

なんだ、仲間外れにされて悔しいのか、お前?

と返したアシュラマンも、清々しいほど忖度ゼロの毒舌ぶりです。前回のジェロニモに対する言動から、まったくもって勢いが止まっていません(笑)。すると

オレが無視されてお前だけが悪魔超人代表で行くのは許しがたい! そう思わぬかニンジャよ?

と、その駄々の矛先がザ・ニンジャに向くという、意外な展開が。急に話をふられて

ま…まあ気持ちはわかる…

と、苦し紛れの返答をするザ・ニンジャの表情ったらないですね(笑)。すると

それじゃあ魔界の留守番はお前に頼んだ!

という勝手な無茶ぶりを行うサンシャイン。こんなワガママ志向の方が、はたして悪魔超人軍の首領格をつとめられるのでしょうか(苦笑)?

 そんな無茶ぶりを受けたニンジャですが、これに対する返答が最高です。

は?

このやりとりには、ここ最近で一番笑わせていただきました。

 しかしザ・ニンジャ、大人だなあ(笑)。きっとこのままブラックホールやジャンクマンと共に、魔界で留守を預かるんだろうな。さすがは“いいヤツ”だ(笑)。

各軍団から続々と参戦表明

 というわけで、サンシャインのゴリ押しにより予想外のキャラがこの天王山に参戦です。次に立候補したのは、予想通りのバッファローマンです。

オレは将軍様直々に“神をも超える力を手に入れよ”と言われた。そして今回の試練はまさにそれだ!

という、これ以上ないくらいの説得力での参戦表明です。

 ある意味8人の参戦理由の中では、一番正当でつけ入る隙のないものだと思います。いやいや、これを主張されたら誰も反論できませんね。それだけにサンシャインの駄々っ子ぶりが浮き彫りとなってしまいました(苦笑)。

 正義超人からはウォーズマンが参戦志願。

オレはロビンから正義超人軍司令塔を託された身。しかし温存扱いでロクに闘っちゃいない。そろそろ出撃させてもらう!

という、とても勇ましいものです。これはやはり、ロビンマスクとの超人師弟コンビ再結成の流れなのでしょうか。ロビンとのタッグならば、彼の命も安心・安全です(笑)。いや、ぜひとも本編での『タワー・オブ・バベル』が見たいです。

 完璧超人軍からはネプチューンマンが参戦表明。当然ネメシスも名乗りをあげますが

お前は実は今の世代の超人ではない。ザ・マンの論理からすると、お前は完璧超人始祖パーフェクト・オリジンと同等だから権利がない

という論理を持ち出し、ネメシスはそれに論破されてしまいます。なるほど、ネメシスは≒完璧超人始祖か。なかなかに説得力がありますね。

 でもこれってうがった見方をすれば、ネメシスにとってはなかなかに傷つく論理ですよ。早い話

お前、若作りしているけど、中身はジジイだろ

と、遠回しに言われているようなものですからね(苦笑)。

 ただ『完璧超人始祖』編において、次世代を引き継ぐべきキャラクターという位置づけで

  • シルバーマン(正義超人)→キン肉スグル
  • ゴールドマン(悪魔超人)→バッファローマン
  • ザ・マン(完璧超人)→ネメシス(キン肉サダハル)

という流れが確定したのに、ここでネメシスが足並みを揃えられないのは、少し様式美に欠けますかね。

 ですので、個人的にはネプチューンマン&ネメシスの、完璧右大臣・左大臣ペア参戦でよかったのになあ、と思います。そして人数制限の面でこれをぶち壊したのが、駄々っ子・サンシャインということになってしまいますね(苦笑)。

仕事をふれない男

 次に名乗りをあげたのは、今や超人連合の参謀となったフェニックス。やはり運命の王子からも誰かが参戦するのか? という雰囲気でしたが、『キン肉マン』という作品におけるお得意の表現“ガク”が彼を襲います(笑)。

 ただ今回の“ガク”は、さすがに説得力があります。たしかにフェニックス、フル回転過ぎます。そんなフェニックスを支えたのがスグルでした。

言っただろ、背負いすぎるなと。大人しく誰かに任せたほうがいい

と、フェニックスに“人に任せること”を覚えるように助言します。

 なんかね、最近のフェニックスを見ていると、社会にもこういった“疲弊症”の人って多いよなあ、と思いますね。責任感が強くて、なんでもかんでも自分でやろうとするんですよね。

 ですので、時間と労力が足りなくなってどんどん疲弊していくという。下手すると鬱へ一直線ですよ(苦笑)。でもね~、これって気持ちわかるんですよね。私もそういうところがありますからね…。

 この傾向って、プレイングマネージャーに顕著なんですよ。

  • 責任感が強い
  • 自分でやった方が確実
  • 自分でやった方が早い
  • 人に仕事を説明する時間がもったいない
  • 相手に遠慮して仕事をふれない

まったくもって典型的なやつですよ(苦笑)。

 ただこれって裏を返すと、“他人を信用していない”ということなんですよね。スグルはそれをフェニックスに指摘しているんですよ。う~ん、耳が痛いなあ。

ゆで先生の抜群な構成力

 しかしこの助言が予想外の展開に。このアドバイスを聞いたフェニックスが

オレが任せられる男が…ここにいたじゃないか。キン肉マン、お前なら…

と口走り、まったくもって立候補する気がなかったスグルが選抜候補に急浮上です(笑)。

や…やな予感…

と、さっきまで仲間想いのいい奴だったのに、突然利己主義の臆病でズルいスグルが顔を出すという、いかにも彼らしいオチに(笑)。

 この展開、うまいですよね~。スグルの性格の両端を表現しつつ、無理のない論理で彼を最前線に送り出すという一石二鳥展開。ゆで先生の構成力のうまさが光りまくりです。

 失礼ながら昔のゆで先生じゃ、とてもじゃないけどこんな構成は考えられなかったですよね。このあたりは経験値というか、年の功というか、構成者としての技術力が向上していることをヒシヒシと感じさせますね。

フェニックスの本音

 そして個人的に嬉しかったのが、“フェニックスがスグルを頼りにしている”という事実が見えたことです。

 過去に対する贖罪しょくざいで、必要以上に重荷を背負おうと頑ななフェニックスが、スグルの助言には素直に耳を傾け、そして自分の代わりとして信頼に足る人物と即答できるほどに彼を信頼している。

 それは過去の対戦を通じて、彼の人間性に大きくほれ込んだことを意味しています。まだまだ口数が少なく、プライドの高い照れ屋さんで素直にそれを明言しないだけに、こういった時にポロっとこぼれる言動にはかえって真実味が感じられます。

 あんなに昔はどうしようもないキャラだったのに、その性格矯正力は大したもんです。ちなみにどうしようもない頃の彼(笑)については、以下をお読みください。

残り1枠問題

 さて、これで選抜メンバーは7名まで絞られたのですが、残り1名をどうするかです。

 まあどう考えてもマンモスマンの命と欠片ピースの混合物を受け取った英国紳士超人の出動となるのですが、彼の復活を超人連合が認識しているかどうかによって、展開が変わってきます。

 マンモスマンが命を誰かに託したところまでは、その場にいたウォーズマンとラーメンマンは認識していると思われます。モニター接続されていたので、超神対策本部長ザ・マン殿もそれをわかっているかもしれません。それであれば

超神対策本部長
超神対策本部長

残りの1枠はもう決まっている

なんつって、みんなを驚かせる展開にするのか。「あいつが復活するのかーっ!」みたいな(笑)。

 それとも誰一人英国紳士超人の復活の狼煙に気づかないという展開で、別の誰かを選出し、英国紳士超人はあくまでシークレットキャラとして裏から活動させるのか。

 これはこれでアリだと思います。『究極のタッグ戦』で採用された、ウォーズマン隠密密航パターンですよね(笑)。誰かがピンチの際、颯爽と危機を救う英国紳士超人。カッコいいじゃないですか。

 でもなあ、これだと物理的にカピラリアの欠片が足りないんだよな。やはりここは欠片のゆくえを超神対策本部長殿が把握しているパターンかな。でもすぐに正体はばらさずに、

超神対策本部長
超神対策本部長

残りの1名はすでに行動を起こしている。あの男ならば私としてはなんの文句もない

という感じでも、なかなか胸熱展開でいいですな。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • 箴言しんげん”とは、“教訓の意をもつ短い句。戒めとなる言葉”という意味らしいです。
  • “ちょっと待ったコール”のサンシャイン、ドヤ顔すぎる(苦笑)。
  • 相変わらず仕組みが謎の水面モニター。
  • 座っているだけで存在感抜群なブラックホールとジャンクマン。
  • やはり強者に勝ったキャラには貫禄がつくな。
  • ワガママだけど、人間味あふれる男・サンシャイン(笑)。
  • アシュラマンはおぼっちゃん学校における、いじめっ子みたな言動をする(苦笑)。
  • 耐えろ、ニンジャ。忍の字はそのためだ(笑)。
  • 自分から“こう見えてもツートップ”と言っちゃうサンシャイン。
  • 謙虚なんだかワガママなんだか、わけわからん(笑)。
  • アシュラマン、実は寂しかったのか…。
  • ウォーズマンの温存は、半分ファンへの忖度です、きっと(苦笑)。
  • ネメシスは完璧超人のくせに、相変わらず感受性豊かだな。
  • 完全に人に使われることに慣れてしまった、元完璧超人の首領ドン(苦笑)。
  • スグル選出に流れが変わった時の空気、最高(笑)。

 こんなところですかね。最新刊75巻発売中です。ちょうど英国紳士超人復活の狼煙があがる巻ですよ。

コメント

  1. 柩幸 より:

    ウォーズマンが名乗りを挙げてジェロニモがあんたが側にいてくれたら~とやり取りするコマのアシュラマンとバッファローマンの表情がジェロニモに頼って欲しかったのかな?と妄想してしまうような表情でなんか好きです(笑)
    ザ・ニンジャには「む?サンシャインの合図」的に悪魔超人のバックアップや裏工作に期待したいですね。試合中にサンシャインと入れ替わるのは無いでしょうが(笑)血盟軍で唯一試合無いのは悲しいので、何処かで活躍は欲しいですね……。先鋒だったので過去にやっていない椅子のサインをやってくれるかと思いますが(笑)
    ウォーズマン(ビッグファイト)、バッファローマン(七人の悪魔超人)、アシュラマン&サンシャイン(黄金のマスク)、ネプチューンマン(タッグトーナメント)、ジェロニモ(救済枠?ないしスーパーマンロードの神掘り下げ枠?)と王位メンバーは前哨戦で大活躍でしたが、ここに来て過去の各エピソードの首領的なメンバーがセレクトされるのは個人的にワクワクしますね。
    予想通り、今回はラーメンマンに活躍の場所が無さそうなのは悲しいですが。
    となると、最後の枠は、彼で決まりですね。キン肉マン各エピソードからと来れば怪獣編からキン骨マン!!

    第22回超人オリンピック決勝戦のあの男なのは間違いないですね(笑)

  2. たけ より:

    常に温存のウォーズマンの扱いはスラムダンクの桜木花道を思い出しました(笑)

  3. たけ より:

    アキラさん、いつも楽しくレビューを読ませて頂いています。
    連投になってしまい、失礼します。
    億の単位で生きている(いた)完璧超人始祖とせいぜい100歳程度であろうネメシスを一緒にするのも可哀想な気がしますよね。そもそも超人の年齢はスプリングマンが4000歳など、何をもって「現役」世代とするのか分からないですよね。
    また、ネプチューンマンも後付け設定ではラージナンバーズ《完狩》なのだから、不老不死(だった)のでは?ネプキンと一緒に脱退したときに不老不死も取り上げられたのかな?

  4. Mk より:

    正義超人側も悪魔超人側も完璧超人側も最後スグルを見る目は信頼があるのでスグルは逃げられなさそうですね(汗)。

  5. uzuki より:

    サンシャイン、わがまま言ってるようで実はアシュラが心配説
    何しろ「悪魔にだって友情はある」男ですから
    悪ぶってるようでいてその実アシュラのサポートがしたくてたまらない
    でも一応首領格扱いだから軽々しく動けない
    ならわがまま言った事にしてついていこう
    とかだともうたまりませんね(何がだ

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