とうとう姿を現した超神・ランペイジマン。
「テ~トテトテト、強力の神が白羽の矢を立てたというキン肉マンビッグボディよ、超人の力がどれほどのものか、まずはこの超神ランペイジマンが小手調べに測ってやろう!」
と、上から目線でビッグボディを挑発します。
そして多数配置された兵士人形・兵馬俑のエピソードを語ると、
「キン肉マンビッグボディよ、超人の力がどれほどのものか見せてみよ! 汝もその兵馬俑の一体として、ここで運命を閉じる程度のものなのかーっ!」
と叫び、ビッグボディの方へ降下を開始。まさに一触即発の状態に。
しかし受けるビッグボディは前戦のギヤマスター戦で得た傷が癒えていなく、体調は万全ではない様子。しかし
「これしきの傷…やるしかない!!」
と己を奮い立たせて臨戦態勢をとります。
すると兵馬俑の3体の人形が突然ひび割れ、その中から3体の超人がビッグボディの眼前に颯爽と現れます。なんとその3体の超人とは…キャノン・ボーラー、ゴーレムマン、ペンチマンの、旧ビッグボディチームの面々! 予想外の光景に
「ま…まさかお前たち!」
と声を上げるビッグボディ。
彼らは負傷中のビッグボディを護衛するかの如く陣を敷くと、一斉にランペイジマンに襲いかかります。ゴーレムマンが背後からフルネルソンで羽交い締めにすると、キャノン・ボーラーとペンチマンが左足と右足を捕え、ランペイジマンの動きを封じます。
ランペイジマンが「何奴だ、お前らは~~っ!」と問うと、
「オレたちはあのお方に身を捧げる兵隊だーっ!」
と勇ましい回答をするキャノン・ボーラー。それを聞いたランペイジマンが3人を振りほどくと、返す刀でキャノン・ボーラーが『キャノンラリアット』の先制攻撃。
しかしランペイジマンにダメージはなく、その右腕をつかむと「甘いわーっ!」と、リストホイップ。地面に叩きつけられたキャノン・ボーラーは血を吐いてノックアウトされます。
それを見たペンチマンが「貴様、よくもーっ!」と躍りかかり、必殺の『ペンチクロー』でランペイジマンの顔面を挟み込むも、ランペイジマンは余裕の笑みから力づくでペンチをはがしにかかります。そのあまりのパワーに徐々に反り返っていく鋼鉄のペンチ。
予想外のパワーにペンチマンが動揺すると、
「どうした? 汝のその鋼鉄の両手よりも、私の拳の握力のほうが勝っているようだな! この程度の超人なら兵馬俑のひとつとなるがいい~~~っ!」
という掛け声とともに、胸のクロス模様の部分から、クロス型のバーを槍のように押しだす『パニッシュメントエングレイバー』で、ペンチマンの胸に×印の風穴を開けます。これにより完全に戦闘不能に陥るペンチマン。
すると残ったゴーレムマンが、怒りの表情で強烈な『ゴーレムスピアー』でタックル。しかしランペイジマンはそれを抑えきり、ドロップキックで反撃。その両足をゴーレムマンがつかむと、『ゴーレムジャイアントスウィング』でぶん回します。
ゴーレムマンの攻勢を見て、「いいぞゴーレム、そのままやつを投げ飛ばしてしま…」と、まるで王位争奪戦の時のようなテンションに思わず戻ってしまうビッグボディでしたが、すぐに異変に気づきます。
ジャイアントスウィングで振り回されていたと思われていたランペイジマンが、逆に両足でゴーレムマンの胴体をカニばさみで絞り上げる攻撃に転じ、その強烈な締め上げで装甲にヒビが入っていくゴーレムマン。
それに気づいて「ゴーレムマーン、逃げろーっ!」と叫ぶも、「投げろ、逃げろとにぎやかなことよ~~っ」と、ランペイジマンはゴーレムマンの手足を捕えて見たことのない落下技に固めていきます。
そして「愚者よ! 超神を破れるとなど、夢々思うなかれーっ!」という言葉とともに、強烈な落下技『カシードラルボンバー』でゴーレムマンを叩きつけ次回に続く、です。
やってくれたのう、ゆで先生よ。もはやシリーズ序盤のお約束となった、超絶サプライズ演出! 完璧超人始祖編では7人の悪魔超人軍参戦、オメガケンタウリの六鎗客編ではへっぽこ正義超人軍団参戦、そして今回は…まさかのビッグボディチーム再結集ですよ。
これは…またネットがざわめくな(笑)。急上昇ワードに“ビッグボディチーム”が上がってくること必死です。
正直な話、彼らの登場はまったくの予想外でした。ギアマスター戦でビッグボディが『メイプルリーフクラッチ』を披露したときに、そのバックで登場したのすらお宝ものだと思っていたので(笑)、それ以上の活躍の場が与えられるなんて、本当に仰天ものでした。
兵馬俑の人形にヒビが入った瞬間、「えっ?」と思い、助っ人のフラグが立ったと理解した瞬間、そのメンバー予想内に、ペンチマン、ゴーレムマン、キャノン・ボーラーは確実に入っていませんでしたからね、恥ずかしながら(苦笑)。
一瞬ウォーズマン等、主要キャラの登場かと思いましたが、数コンマ後に
「いや…でもビッグボディだろ? ひょっとして…でもまさか…」という感情が芽生え、ページをめくると
「ウソだろ~~~~っ! ホントに出ちゃうの~~~っ!?」ですよ(苦笑)。
まさかの3超人が見開きページでビッグボディの盾のように現れたシーンは、本当に感慨深いものがありましたね。彼らがこんな優遇を受ける時代がくるなんて…これこそ令和初のサプライズじゃないですか? まさに令和ショックですよ。100Mショックも敵いません。
でもこれって、よくよく思い出すと、オメガケンタウリの六鎗客編における、へっぽこ正義超人軍団参戦と似ていますね。あのときも最初の生贄がウルフマンだと決めつけていたのに、そこに予想外の助っ人が入った。そして…ウルフマンは値千金の勝利をもぎ取った。
今回もビッグボディは完全に生贄だと思っていたのですが、前シリーズのパターンを踏襲すると仮定してみると、ひょっとしたら金星もあり得るかも? なんて、わずかですけど希望の光が見えたような気がしてきました。
とはいえ、助っ人の3人はかなりあっけなく倒れていきます。かっこよく登場したわりに、戦闘シーンの扱いは対マンモスマンのときとあまり変わり映えがしない(苦笑)。
ゴーレムマンなんて、一瞬善戦するも一番厳しい技を食らうという、まさに前戦のトレース状態(笑)。このあたり、へっぽこ正義超人軍団との扱いの大きな違いです。
となると、ビッグボディ生贄シナリオのラインは不可避ということなのでしょうか。いや、そんなことはありません。皆さん、お気づきですよね、一番大事なことを。
とても看過できない重要事項が一点あることを、なぜにアキラは突っ込まないのかとお思いですよね。
お待たせいたしました。突っ込ませてもらいます。皆様、準備はよろしいですか?
なぜにレオパルドンが登場してないんですかっ!!!!
ですよね(笑)。そうなんです。いないんです、彼だけ。
これは確実に意図的です。つまり…次回以降レオパルドンがピンで活躍する場がある! ということです。下手するとレオパルドンVSランペイジマンという、仰天カードが組まれる可能性すらあります。
…もしそうなれば…令和ショックどころではないですよ。もはや事件です。完全なる事件です(笑)。とうとうあの、作品史に残る“瞬殺の6コマ”の汚名返上の機会が訪れることになるんですよ! 実現したらホント、ゆで先生神がかっています。ゆでマジックですよ。
はたして本当に彼が登場するのか。もし戦闘となれば、彼の真の実力が発揮されるのか。ひょっとしたらまた6コマで瞬殺されるのか。それはそれで伝説となりますけどね(苦笑)。どちらに転んでもファンが歓喜することは間違いありませんよ。
そんなわけで、次号への期待がグッと高まったわけです。ぶっちゃけみんな次号を待ちきれないんじゃないかな(笑)? このように、なにやら神回である予感をひしひしと感じさせながら、私は次号を待ちたいと思います。
ちなみにビッグボディチームに興味を持たれた方は、こちらもどうぞ。
その他気になった点は
- テ~トテトテト…ちょっと気が抜けてしまうな、ランペイジマン。
- 「これしきの傷…やるしかない!!」と、勇ましいビッグボディさん。
- もう「オ…オレにもよくわからないんだ…」発言はないですね(笑)。
- 兵馬俑の人形のサイズに収まるゴーレムマン。無理がありませんか(苦笑)?
- というか3人、いつから潜んでいたんだ、兵馬俑に。
- 超神たちがここに来なかったらどうするつもりだったんだろう(笑)?
- キャノン・ボーラーが二重まぶたなのか判別できない(笑)。
- ゴーレムマンにあっさりと背後をとられるランペイジマン。
- 「あのお方に身を捧げる兵隊だーっ!」って…あのチームにこんな忠誠心があったのね。
- ハアハア言わないキャノン・ボーラー(笑)。
- リストホイップだけでKOされるキャノン・ボーラーもどうかと(苦笑)。
- ペンチマン、相手のこめかみをうっすらと流血させるまではできるんだよな(笑)。
- ランペイジマンの×印攻撃は、個人的には興ざめの部類です。
- 獣性覚醒セイウチンのそれに似ていますね。
- ゴーレムマンは「ゴア~ッ」って言ってくれた(笑)。
- ビッグボディのアドバイスで、どんどんフェニックスチーム戦のときの空気と同じになっていく…(苦笑)。
- “カシードラル”とは、大聖堂のことらしいです。メガテンでいうところの“カテドラル”かな?
- お三方はご存命なのでしょうか…もしキャノン・ボーラーがあれで落命ならば、もはや超人とは言えないのでは…(苦笑)。
- 個人的にはギリ生きていてほしいです。
こんなところでしょうかねぇ。とにかく次回、ヤツの出現を心待ちにしたいと思います。
コメント
初めてコメントさせてもらいます(ブログ自体は毎週見てます)
まさか強力チームが登場するなんて予想したファンはいないんじゃないですかね(笑)
いやいや君たちいつから兵馬俑に潜んでたんだよ、なんてのはヤボなツッコミてもんです
ランペイジマンのX印攻撃は自分もチョットな…、となりましたが
本体から高速で伸長して相手を貫く攻撃といえば
そう、マンモスマンのノーズフェンシングですよ!
首を鍛えまくったティーパックマンよろしく
胸板を鍛えまくったレオパルドンが見事に防ぎきるんです!
とはいえザ・マンと同格か、少なくともそれに準ずるであろう超神に勝てるはずも無くあえなく敗北、そしてついにビッグボディに火事場のクソ力が、
みたいな展開だと良いなあ
でもどうあれビッグボディが勝ってしまうと
初戦ということもあって、あれ?超神てたいしたことなくね?となってしまいますし…
マリポ>ビグボ>>越えられない壁>>フェニ≧ゼブラなので
勝ってほしくはあるんですが…
あと個人的にランペイジマンから兵馬俑のオモシロ起源説が聞けなかったのがちょっと残念です
今週のビッグボディチーム参戦は熱かったですねー。レオパルドンがまだ登場していないのを見てかつてアキラさんが超人批評の中で提唱していたレオパルドン副将説を思い出してしまいました。倒れたチームメイトにより強化されたレオパルドンこそ秘密兵器ってあれです。合体はないにしてもキャノンボーラーなんてほぼ無傷で伸びてるだけなので、まさに砲弾としてレオパルドンと絡んできそうな気がしますね。35年越しでのレオパルドンの捲土重来に期待してしまいますw
本当にワクワクする楽しい展開です。次回はまちがいなく神回になるでしょう。
逆ネタバレみたいになるかも知れませんが、もう次回は…、
ペンチマン、ゴーレムマン、キャノンボーラーの3人がやられ、怒りに震えるビッグボディ。ランペイジマンに攻撃を仕掛けようとする瞬間、
「ちょっと待った〜!ビッグボディチームにはまだ俺がいることを忘れるな〜!」そこには勇ましく立っているレオパルドンが!
「おおっ!レオパルドン。お前まで…。」
「レオパルドン、行きまーす!」
ランペイジマン、チラッとレオパルドンを見る。
ランペイジマン、パニッシュメントエングレイバーを発動。
レオパルドンに刺さる。
レオパルドン倒れる。死亡。
夜中の12時に、日本中に笑いの渦が…。
レオパルドンの地獄の砲弾がついに炸裂してくれそうですね……。
砲弾で天井を崩しビッグボディを逃がしてレオパルドン達はそこで足止めを担う……そんな感じでしょうか。
個人的にはレオパルドン+カピラリアピースでカピラリア七光線を打ち出すレーザー戦車超人にレオパルドンが進化してくれたら……とか思ってしまいます(笑)そうなったらゼブラチームからはモーターマン+カピラリアピース、マリポーサチームからはMr.VTRと発光による攻撃をしても違和感の無さそうな超人がカピラリアピースによる進化を遂げて欲しくなりますが……まぁ、完璧に妄想です(笑)