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う~ん、サタンクロス、いいとこなしですね。あれこれ動き回るんですが、泰然自若を貫くザ・ナチュラルには何も影響しないといった感じです。それだけにサタンクロスだけがドタバタしている印象を受けます。
この両極端な展開は、サタンクロスにとってはなかなかに厳しい幕開けではないでしょうか。バイコーンが意外と焦りを前面に出す、超神らしからぬタイプだったのに対し、ザ・ナチュラルにはそういった隙がない。
そんな中で、サタンクロスにとってはミラクルシーツによる魔界沼、『トライアングル・ドリーマー』というフェイバリットを序盤に破られるというのも苦しい展開です。
ただ『トライアングル・ドリーマー』は“ケンタウルス殺法№1”という位置づけらしいので、我々がまだ知らない№2、№3に期待するしかないですね(苦笑)。
それに対してザ・ナチュラルは、まだ何も技らしい技を出していない。それなのにサタンクロスを圧倒しているという事実。小
技としては、装甲を利した防御、攻撃、頭の炎が中心となりそうです。腕の装甲のかぎ爪を使った攻撃は、ウォーズマンのベアクローを彷彿とさせます。
ただ肉体を使った本格的な攻撃はほぼ出ていない状態です。彼の攻撃で顕著なのが、両手を組んだハンマー(殴打)攻撃ですかね。すごくシンプルなんですけど、これ意外と印象強いです。
というのも、余計な装飾なしの攻撃で相手を圧倒し、組み伏せるという芸当は、シンプルなだけに本質的な力の差を示すことになります。それこそ彼の名の通り“ナチュラルな実力差”といえる表現です。
そう考えると、ザ・ナチュラルはシンプルなれど迫力がある攻撃だけで闘いを組立てた方が、キャラクターが立つ可能性がありますね。無駄をそぎ落としたムーブと泰然自若とした精神力。これってよくよく考えると、すごく完璧超人っぽいですよね。ザ・マンと少し被るところがあるのかなぁ?
そんなザ・ナチュラルが今回、自身の考えを口にしています。それは
- 超神は完全であり、超人は不完全である。
- 超人が勝利を求めるのは、不完全である怯えを埋めたいがためである。
- その特性は、逆に自身に欠けたものがあると証明しているに等しい。
- ゆえに勝利という名の呪いに憑りつかれた超人はすべて滅すべきである。
というもので、要約すると“不完全さを争いとその勝利で埋めようとする超人は世を乱すから殲滅”ということです。
超神たちの最終目的が“平穏な世界の構築=愚かな生物の排除”であるならば、“安寧”を標榜しているザ・ナチュラルが、その名の通りその思想の最前線を走るのは当然と言えます。
つまり彼は調和の神の一派における急進的な思想遂行者であるともいえ、超人軍団にとっては一番相対しづらい相手なのかもしれません。
そんな面倒な相手にあたったサタンクロスもなかなかに不幸ですが、彼は彼である意味開き直りましたね。超神が否定する“勝利の亡者”に敢えて徹してでも勝ちを取りに行くということで腹を括ったようです。
その勢いで出した『トライアングル・ドリーマー』がすぐに破られたのはちと痛いですが(苦笑)、寄生虫サタンクロスもまだたいして暴れていないので、今後のサムソンティーチャーの頭脳戦に期待です。
そんなサムソンティーチャーについてより詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
ひょっとしたらなんですけど、仮に彼が敗北した場合、その仇を弟子のアシュラマンに取らせるという展開もあるのかもしれません。
まあどこまでゆで先生がストーリーの段取りを組んでいるかなんですけど…勢いで展開を変える方なので、まだ何とも言えないかな(苦笑)。
その他気になった点は
- 「シーツ回収!」と、その行為をわざわざ口に出す必要ってあるのかな(笑)?
- シーツだから燃えるのはわかるんだけど、キャンバスに敷いている時に火をつけても燃えるのかな? あくまでその時は泥沼の液体という特性で燃えないのかな?
- サタンクロスのブリッジムーブは『マッスル・スパーク』へのプレリュードを彷彿とさせる。
こんなところでしょうか。


コメント
ケンタウルス殺法ナンバーワントライアングルドリーマーのナンバーワンはイッチバーンとかナンバーワーンみたいな意味合いなのかケンタウルス殺法のなかで一番目にナンバリングされている技なのかどちらなんだろうと……ニンジャ戦の頃から気になってました(笑)
ナンバリングだとしたら……ケンタウルス殺法ナンバーツー……症技ケンタウルスディシーズ……カピラリアがテーマに上がってから……寄生虫を試合相手に寄生させ腸カピラリア症を発病させる残虐技とか考えていました(笑)
そして……今回一番気になったのは……鉤付き縄を体に結んで吊るすための天井がない試合会場で昇技として成立したのか……と言うことです……。
勝っても負けてもサムソンとしての素顔が見えるあの仮面?兜?が壊れる演出がちょっと有って、アシュラマンと再会して欲しかったりします。
アシュラマンvsジャスティスマン戦、あの試合を見てジャスティスマンは悪魔将軍級の実力だと思いました。ラージナンバーズ編のずっと前に出ていた文庫本版でしたか、月一か月二で出ていたワイド版?で夢の対決コーナーで悪魔将軍vsアシュラマン戦が挙がっていましたが(予想解説サンシャイン)実際にやったらアシュラマンvsジャスティスマンのようになると改めて思いましたね。
別話でしたがサタンクロスvsナチュラル戦も今週に入って徐々に地力の差が大きくなっている展開ですが、もう一度ナチュラルを唸らせる展開を見せてほしいです。
次回は新年1月4日ですね。良い御年を。