より凶暴なギヤに形を変え、ビッグボディを襲うギヤマスター。ビッグボディは両腕を巻き込まれるも、ドロップキックの反動でなんとか脱出。しかしギヤマスターは攻撃の手を緩めず、そのままタックルでビッグボディの体を削ります。
「神に選ばれた男がどうとか言っていたが、たかがこの程度で強力が聞いて呆れるぜーっ! それともお前の神様は“強力の神”なんかじゃなくて貧弱の神様かなんかの間違いじゃあねぇのか~っ!?」と、ギヤマスターの口撃も止まりません。するとビッグボディは「まだ始まったばかりなんだ。オレはここになぁ、あの日の続きをやりに来たんだよ。世間に…神に何よりオレを信じきってくれた仲間たちに見せられなかったオレの本当の力を…オレの“強力”を!」と自身を奮い立たせ、逆にタックルからのローリングソバットでジェノサイドギヤから脱出。しかしダメージは大きい模様。
「どんなに意地を見せつけたところでお前など所詮はニセモノ王子。その証拠にあれを見ろ!」と、ギヤマスターは空を指差します。そこには金属の球の集合体のような星が。それは太古にオメガの民がここを居城としていたころから存在していた“軒轅星”であり、ここに王としてふさわしくない者が足を踏み入れたときに天誅を下すとのこと。つまりニセモノ王子であるビッグボディは天誅を受ける立場であることを暗示します。そして天空の軒轅星は左右に揺れだし、ギヤマスターは「軒轅星がお前のでかい肉体を圧殺しようと狙っているぞーっ」と脅し文句。
そんなうさんくさい話を断ち切るように、ビッグボディはロープに飛んでからの2度目のヒップアタックを敢行。しかしこれは「2度もその汚いケツを食うかーっ!」とギヤマスターにキャッチされ、そのままジェノサイドギヤで背面を削られることに。軒轅星はさらに大きく揺れだします。そしてギヤマスターは「あっけないものだな。ニセモノごときが分不相応な場にしゃしゃり出てくるからこんなことになる」と、そのままジャーマンの体勢で上空に舞い上がっていき、空中でジャパニーズレッグロール・クラッチのような体勢に移行。背中からビッグボディの顔面に覆いかぶさるような体勢になると、ギヤを逆回転させ、ビッグボディの頭を巻き込んでいく荒技。ビッグボディ絶体絶命で次回に続く、です。

今回はビッグボディ、攻められっぱなしでした。ただ進化したギヤマスターは、先に奥の手を出した形になるので、これを乗り切ればまあビッグボディの勝ちでしょう。また、ギヤマスターの罵詈雑言がとどまることを知らないのと、それに対するビッグボディの「オレの本当の力を見せるためにここにきた」という確固たる決意。これも彼の勝利を後押ししていると思うんですよね。
ちなみにここのくだりでグッときた人も多いのではないのでしょうか。「オレを信じきってくれた仲間たち」という言葉がアツいですよね。この一言で、ペンチマン、レオパルドン、ゴーレムマン、キャノンボーラーの散り際が頭にフラッシュバックしましたから(笑)。我々の見えないところで、強力チームにも深い絆があったんだなあと、しみじみしてしまいましたよ。レオパルドンとかが「あなたの強力に惚れました。一緒に闘いましょう!」なんていう感動エピソードが実はあったのかなあ?
ただ“軒轅星”についてはちょっとどうなんだろう? って感じです。突然感がありすぎて、ぶっちゃけ必要かな? と思ってしまいました。まあビッグボディがニセモノという責め苦の一つだとは思うのですが…。
最後は絶体絶命のピンチです。でもこれは脱出するでしょう。その後のフェイバリットでの締めを期待します。
その他気になった点は
- 「アイグァ…」。
- またサンドウィッチマン出てない?
- 「汚いケツ」言われる元王子(笑)。
こんなところでしょうか。
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