明後日の金曜日から、とうとうF1グランプリの2020シーズンがオーストラリアを皮切りに始まります。だめだ、楽しみで仕方ない(苦笑)。
今年最大の注目点は、6年間無敵だったメルセデスをどこが止めるのか、という点です。F1は2014シーズンよりレギュレーションが大幅に変更され、動力においては化石燃料と電力のハイブリッド、いわゆる“パワーユニット制”に変更されたのですが、その年からぶっちぎりで独走を続けてきたのが王者・メルセデスなんです。
そして来年の2021シーズンからはまた大きくレギュレーションが変更される予定ですので、今シーズンもあいつらに優勝されちゃうと、いわゆる“パワーユニット時代”を完全に制覇されることになります。
それじゃつまらないだろうと。10年後にこの2014-2020パワーユニット時代を振り返った時に、メルセデスに誰も敵わなかったと総括されたんじゃねぇ。無敵伝説という素晴らしい記録としては残るかもしれないけど、ドラマ性に欠けます。

そこで最終年に待ったをかけるチームはないのかと。その筆頭チームにあげられているのが、我らがレッドブル・ホンダなんですよ。その根拠は先日のバルセロナテストでの仕上がり具合であり、ドライバーとして成熟しつつあるマックス・フェルスタッペンの存在です。今年はこの2つのベクトルが高レベルで融合していると、巷の評価が高く、その期待値は日に日に上昇しているんですね。
感覚的にはパワーユニット時代がはじまって7年目に、ようやくメルセデスの背中が見えた、もしくは横に並びかけるところまで来た、という感じでしょうか。いわゆる「戦える状態」まで持ってきた感じです。それまでは「戦えない状態」でしたからね(泣)。
ですので、2020シーズンはぜひともレッドブル・ホンダが王者・メルセデスを苦しめ、優勝の行方もどちらになるかわからなくなるくらいもつれてほしいなと。そんなエキサイティングなシーンをたくさん生み出すことができれば、F1ファンもまた増えるんじゃないかと思っています。

まずは金曜日の練習走行で各チームの勢力図がはっきりするので、そこでレッドブル・ホンダの、バルセロナテストで得た期待値の真偽が判明します。もちろん「あ~あ、やっぱり今年もメルセデスか」ってことも十分に考えられます。それくらいメルセデスというチームは強いんです。ハンパなく。
ただ勝てないまでもね、食い下がれているじゃん! というところまできていれば十分ですね。レースは何があるかわからないですから、わずかに劣っているくらいなら、いくらでもチャンスはあるんですよ。
そんな感じであと2日。今年はコロナウィルスの猛威で、22戦あるレースのうちどれくらいが中止されるのかわかりませんが、とりあえず開幕戦のオーストラリアGPは開催されるとのことです。時差も少ないことですし、可能な限りリアルタイムで観戦しようと思っています。
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