魔少年ビーティー/荒木飛呂彦/1983年(昭和58年)第47号

オレ流ジャンプアゲイン
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1983年第47号魔少年ビーティー

解   説

荒木飛呂彦のジャンプ初連載作品『魔少年ビーティー』です。初登場時から

またずいぶんと個性的な作品だなあ

との印象を受けました。

それは少々気持ち悪さを覚えるキャラクターの表情だったり、随所にマジックを流用したトリックがちりばめられていたり、セリフ回しが独特だったり、キャラクターの動きの構図が何か変だったりといった、その後大ヒットとなる『ジョジョの奇妙な冒険』の作風に通じる基礎がすべてつまっていたからに他なりません。

良い子が踏み入れてはいけない領域に誘う主人公・ビーティーの個性も非常に際立っていて、読者にとっての悪友(ただし正義感のある)を疑似体験させるかのようなキャラ設定、そしてストーリーも秀逸でした。

ステージとなる町は日本のはずなのですが、どこかアメリカの郊外を連想させる景観が多く、個人的には『スタンドバイミー』を連想してしまいます。

ちなみに私の友人がこのマンガのタイトルを

『魔少年ーティー』だ!

と言い張るので、

いやいや『魔少年ビーティー』だよ。

ちっちゃい「ユ」はないよ

と諭したのですが聞き入れられず、賭けになったのも良い思い出です(笑)。

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コメント

  1. あまひよ より:

    当時ジャンプ読んでて
    変な作品来たァァァァァ!
    っていう印象でした。
    バオーで加速した表現は
    ジョジョで熟成されました。
    世間一般的に芸術作と認知されたのは2000年以降だった気がします。
    だってジャンプ掲載順で前の方にいないし、メジャー作品という感じは無かったです。私はビューティからずっと単行本集めてましたが…
    ビューティー問題ありました、ありました‍
    ビーティーって言葉が無いですもんね!
    よく見るとcool shock B.Tって書いてあるけど、小学生なので読めませんからね

  2. アキラ アキラ より:

    あまひよさん、こんにちは。

    変なマンガだと思いましたよね~。セリフ回しとか、擬音も独特で。そしてブラックな面もあるし。最終回の不気味な少年家族なんて、けっこうトラウマでしたよ(苦笑)。それだけにとても印象深くて、荒木飛呂彦というマンガ家に注目したのは間違いがないです。

    ちなみにBTの意味は諸説あるらしいですね。荒木先生の師匠である寺沢武一さんのイニシャルなのかな?という説もあるらしいですよ。

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