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解 説
荒木飛呂彦のジャンプ初連載作品『魔少年ビーティー』です。初登場時から
またずいぶんと個性的な作品だなあ
との印象を受けました。
それは少々気持ち悪さを覚えるキャラクターの表情だったり、随所にマジックを流用したトリックがちりばめられていたり、セリフ回しが独特だったり、キャラクターの動きの構図が何か変だったりといった、その後大ヒットとなる『ジョジョの奇妙な冒険』の作風に通じる基礎がすべてつまっていたからに他なりません。
良い子が踏み入れてはいけない領域に誘う主人公・ビーティーの個性も非常に際立っていて、読者にとっての悪友(ただし正義感のある)を疑似体験させるかのようなキャラ設定、そしてストーリーも秀逸でした。
ステージとなる町は日本のはずなのですが、どこかアメリカの郊外を連想させる景観が多く、個人的には『スタンドバイミー』を連想してしまいます。
ちなみに私の友人がこのマンガのタイトルを
『魔少年ビューティー』だ!
と言い張るので、
いやいや『魔少年ビーティー』だよ。
ちっちゃい「ユ」はないよ
と諭したのですが聞き入れられず、賭けになったのも良い思い出です(笑)。
コメント
当時ジャンプ読んでて
変な作品来たァァァァァ!
っていう印象でした。
バオーで加速した表現は
ジョジョで熟成されました。
世間一般的に芸術作と認知されたのは2000年以降だった気がします。
だってジャンプ掲載順で前の方にいないし、メジャー作品という感じは無かったです。私はビューティからずっと単行本集めてましたが…
ビューティー問題ありました、ありました
ビーティーって言葉が無いですもんね!
よく見るとcool shock B.Tって書いてあるけど、小学生なので読めませんからね
あまひよさん、こんにちは。
変なマンガだと思いましたよね~。セリフ回しとか、擬音も独特で。そしてブラックな面もあるし。最終回の不気味な少年家族なんて、けっこうトラウマでしたよ(苦笑)。それだけにとても印象深くて、荒木飛呂彦というマンガ家に注目したのは間違いがないです。
ちなみにBTの意味は諸説あるらしいですね。荒木先生の師匠である寺沢武一さんのイニシャルなのかな?という説もあるらしいですよ。