今週のキン肉マン第494話-天空の小島の秘密!!

今週のキン肉マン
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『クロス・ボンバー』でパピヨンマンを見事KO、五大刻に一矢報いたネプチューンマン。一方その頃、ザ・ワンに天空の離れ小島に連れてこらていたバッファローマンは……!?

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その秘密はエモかった

 空中に浮遊する“天空の小島”の歴史をバッファローマンに教えようとするザ・ワン。この小島については、過去に彼が

太古のある事件でこの島だけ天界の領域から外れた。ゆえにさまよい続けている

と口にしており、その“ある事件”についての謎の解明が、今まさになされようとしています。

この島はな、先史時代ザ・マンが後に完璧超人始祖となる超人たちを最初に集めた場所なのだ

 おお~っとぉ、いきなり核心をズバリ突いてきました。そうか、そうだったのか…勝手にザ・ワンの側の過去、つまり彼が創造した超人であるバッファロー一族と因縁深い場所だと想像していただけに、面食らいました。だって…島の形もロングホーンっぽいデザインが見られるから…(苦笑)。

 続けて彼がバッファローマンに語ったことは、これまで我々に開示されていた内容の復習でした。つまり

  • 超人の神は超人を見限り、カピラリア七光線によって殲滅することを決定した
  • しかし超人の可能性を捨てきれなかった慈悲の神ザ・マンが反対した
  • ザ・マンは折衷案として、優れた10名の超人だけを特別に殲滅から除外し、責任をもって育てることを提案した
  • 殲滅派はザ・マンの超人化(=下天)と引き換えにそれを許容した

といった歴史です。これに上乗せされる形で

ゆえに我ら神はヤツの下天の儀と併せて天界に浮遊していた小島をひとつ切り離し、俗世間へと放り出してやったのだ

その島にだけはカピラリアの被害が及ばぬよう安全地帯とすることを確約してな…

と、今回さらなる細部があらわになったんですね。要は彼ら11人の集合場所が特定されたわけです。

▲よく見たシーンの場所が特定。

 この事実が意味することは、この小島こそが完璧超人始祖の原点であり、故郷だということです。ここから数億年をかけて現在の超人への発展があり、それに伴うドラマが描かれていったかと思うと、かなり感慨深いものがありますね。

 そして我々のそんなエモい気持ちを後押しするのが、その後ザ・ワンが口にした

ザ・マンは救った超人10名を弟子とし、ここで最初の稽古をつけた

その主な稽古場として使われたのが…この神殿だ

というセリフでしょう。これによって過去に強烈な個性を放った彼ら10人の始まり空気感、それこそ黎明の息遣いまでが聞こえてきそうな、得も言われぬロマンを私たちに感じさせてくれます。

 それについてはバッファローマンも同じように感じたようで

つまり将軍さまやオレと闘ったガンマンやサイコマンもこの神殿で…

と、感慨深げに始まりの神殿を見上げます。そうだよね、彼が絶対的に崇拝する悪魔将軍ゴールドマンの若かりし時代の原点が、今まさに目の前にあるんだから…そうなるよね。

シビれる要求事項

 するとザ・ワンは

そこでだ。お前も彼らと同じく、ここで私の特訓ストロンゲスト・サーガを受けてもらう

と、今後のプログラムの趣旨を説明。

 ストロンゲスト・サーガ…ちょっとスルー出来ないパワーワードが出てきたぞ(笑)。これはあれかな、ザ・ワン特製の特訓メニューの通称なのかな?

 その名前からしてかなり厳しい地獄の特訓メニューが想像されますが、アタルも逃げ出したキン肉王族のメニューとどちらが厳しいか気になるところです(笑)。

 そんなザ・ワンの趣旨を聞き

か…かつての将軍さまと同じ場所でこのオレも!?

と、自身憧れのカリスマと同じ地で修業ができることに、またもや高揚するバッファローマン。

 それはまさに大谷翔平選手に心酔する野球少年が、彼が幼少期に通っていたバッティングセンターで打撃特訓をするくらいの興奮度といえばよいのでしょうか(笑)。

▲こんな気持ちで修行に入るのかな(笑)?

 つまりバッファローマンは、彼にとっての“聖地巡礼の地”ともいえるこの地で、憧れの対象との“シンクロ行為”を行うチャンスを得たことになります。

 そんなワクワク状態の彼に対し、ザ・ワンからは

そうだ。だからお前をわざわざここまで連れてきた

ザ・マンにとってのゴールドマンがどれほど大きな存在であるかは、お前も想像がつくだろう

私にとってはお前こそがそういう立場であることを常に忘れず…修業に励め

と、彼と野球少年とではこの“シンクロ行為”において大きな違いがあることを、ハッキリと言い渡されるのです。皆さんはその違い、何だかわかりますか?

 その答えは

修業(シンクロ)後の成果

です。野球少年は聖地でのバッティング練習において、成果は求められていません。気分よくハイな状態で練習をするだけなんです。

 しかしながらバッファローマンは違います。彼は聖地でのバッティング練習において

大谷翔平(=ゴールドマン)になれ

と、憧れやカリスマと肩を並べろというはてしなく高い目標を設定され、かつその成果を出すことを求められているんです。これは…なかなかシビれる要求ですよ。

▲サラッと無茶ぶりをするザ・ワン(笑)。

 ただ裏を返せば、それだけバッファローマンが見込まれている、ということです。彼には憧れのカリスマと肩を並べるポテンシャルがあると、ものすごく高い評価をされていることになるのです。

 これを見ると、やはり『完璧超人始祖編』にて悪魔将軍が彼へかけた

神をも超える新たな力を手に入れろ

という言葉を思い出します。

 この実質後継者指名ともいえる悪魔将軍の発言は、彼がいかにバッファローマンのポテンシャルを高く評価しているかがわかる、かなり印象深いものでした。そしてその言葉の裏には

私を超えろ

と、弟子が師匠を追い越してほしいという願望がにじみ出ているのです。

 そして今回の小島におけるシンクロ特訓は、まさにそれを達成するための機会であり、ザ・ワンは悪魔将軍に成り代わってそれを指導する役割を買って出たことになります。

 つまりこの時点で悪魔将軍とザ・ワンの願いは奇しくも一致したことになり、個人的には悪魔将軍とザ・ワンというキャラの同一化現象が起きたような気すらしましたね。

 いずれにせよ、作品の中でもその強さやカリスマ性がS級のキャラである悪魔将軍とザ・ワンの両名にここまで見込まれたバッファローマンは、ある意味キャラクター冥利に尽きると思います。

 そりゃあここまで御膳立てをされたら、ザ・ワンをして

いい表情になった

と言わしめる、向上心と野心が満面にあふれたニヤリ顔を出ちゃいますよね、バッファローマン(笑)。

五大刻の関係性

 そして場面は対抗戦へ戻ります。おお、今回は全部天空の小島で話が完結すると思っていただけに、対抗戦に戻るのは意外でした。

 スリランカのシーギリヤロックでは、エンデマンに対して弓引くナックルパートを乱打するテリーマン。その攻勢のさなか、ネプチューンマンの勝利を聞き及び、パッと表情が明るくなります。

 しかしその一報を聞くや

あの蝶々野郎、えらそうな口ばかり叩いていたくせに、五大刻の恥を晒しおって

と、仲間に対して死人に鞭打つような言葉を吐き捨てるエンデマン。

 あら~、ここまで言っちゃう? これは五大刻という集団が、どの程度の絆で結ばれていたかがわかってしまうような一言でしたね。少なくともエンデマンにとってパピヨンマンは、虫の好かんヤツだったようです。蝶だけに(苦笑)。

▲生理的な問題か(笑)。

 でも確かに彼らの初登場時をよくよく思い返してみると、その時点で彼らはそれぞれがそれぞれの方向性を向いていました。

以後お見知りおきを

お前のそういう慇懃無礼さはしゃくに障る。
やめるべきだ!

リラリラ、構わぬではないか。
コヤツにはコヤツのやり方があるのさ

左様。思うようにそれぞれのときを刻めばよい。
オレも好きにやらせてもらう

………

 こんな感じでしたもんね。つまり彼らは同僚として共通の任務にあたっているだけで、基本的に個人主義者の集合体なんですよね。

 そしてパピヨンマン、この時点でエンデマンに反論しています。ひょっとしたらこのようなやり取りが過去にも多々あり、ゆえにエンデマンは彼に対して“えらそうな口ばかり叩く”という嫌悪感を抱いたのかもしれません。

 とは言えエンデマンはエンデマンで、ファナティックを“癪に障る”と批判しているところを見ると、彼は忖度なしに言いたいことをすぐに口にする性分であり、それがパピヨンマンの否定的返しを生み出す原因になっていたとの推測もできます。だとするとどっちもどっちかな(笑)?

テリーの陽気属性

 いずれにせよ、敬意のかけらも見られず、結果的に仲間をこき下ろす形となった彼に対して、テリーマンが怒り心頭になるのにはさして時間がかかりませんでした。テリー、仲間を愚弄するの一番嫌いですからね。

つぎはお前がああなる番だーっ!

と、強烈なお仕置き左ストレートをかまし、エンデマンからダウンを奪います。う~む、調子は上々ですね、テリーマン。これには解説者としてヘリで駆けつけたスカイマンも

よしっ!

と、思わず空中からガッツポーズです。二人の関係性を思えばなんとも微笑ましいシーンなのですが、解説者という中立的立場からすると失格です、スカイマン(苦笑)。

 そしてテリーはモニターを挟んでスグルに

“五大刻”とて盤石じゃない。つけいるスキはあるってことだ!

と、ネプチューンマンの勝利によって流れが自陣に傾いてきたことを声高に強調します。

 このあたりの盛り上げ方というか、いわゆる陽性な発信力がテリーにはありますよね。ムードメーカーに適役というか。少し浅はかな部分も見え隠れしますが、それを勢いで乗り越えてしまうような陽気なテキサンキャラがとても彼らしいです。

▲ムードメーカー・テリーマン。

 実際に彼のこの一言でスグルは

ああ! お前が一緒に闘っていると思うと、私も非常に心強い!

と、さらにエンジンの回転数が上がっていますからね。まさに陽気の“気”の部分が、相手の“気分”を高められることを証明しています。もちろんこの効果が高いのは、彼らが『ザ・マシンガンズ』というタッグでともに修羅場をくぐり抜けてきたという絆があるからこそなのでしょう。

 このようにテリーのエールでノってきたスグルは、ヘッドロックにとらえていたエクサベーターの背後にまわり、バックドロップの体勢へ。さらには

そして私にはもうひとり、この上なく心強い仲間が…

ここにいるーっ!

と、現時点でのパートナーであるグレートⅢについても言及し、それに呼応するかのごとくグレートⅢはトップロープから高々とジャンプ。そのままスグルのバックドロップの落下点に自身のニードロップを落とすツープラトンを見事に決めて次回に続く、です。

 いや~、ネプチューンマンの勝利から完全にザ・マン軍が息を吹き返した感じですね。その流れについても

  1. ネプチューンマンが結果を出し
  2. テリーが雰囲気を盛り上げ
  3. スグルがそれに乗っかり
  4. 新参キャラにもそれを橋渡しする

という、精神面でのスパイラルアップが見事です。景気もそうですけど、物事というのは気持ちの部分が大きな影響を与えるものだなあと、改めて感じましたね。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • ラプラスの出自も気になるなあ。
  • ザ・ワンと話すバッファローマンからは、オッサン臭が消える(笑)。
  • 逆に少年っぽさすら出てくるから不思議。
  • ずっと口開けてる(笑)。
  • ザ・ワンってまだ素顔が隠れている仕様なのかな?
  • やはり完璧超人始祖が登場するとアガるなあ。
  • ザ・マンのフリーフォールは何度見ても笑ってまう(笑)。グロロ~。
  • 扇子をバッファローマンの胸にかなりメリ込ませる、ザ・ワンのステルスパワハラ(笑)。
  • ヘッドロックを永遠に受け続けるエクサベーター。

 こんなところでしょうか。 次回からはモハーヴェ砂漠における、マッスル・ブラザーズⅢvsインダストリアルレボリューションズがフィーチャーされるのかな?

 となると、対抗戦のトリはテリーマンvsエンデマンということに。でもテリーって悪魔超人との対抗戦でもそうでしたけど、トリが似合うんですよね。仲間の試合をすべて確認してから自分、みたいな。

 まあ靴紐占いという役割があるからそうなのかもしれませんけど(笑)。そういえば今回、彼の靴紐はちぎれていないなあ(笑)。

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コメント

  1. MK より:

    ネプチューンマンの勝利はキン肉マン、テリーマンに良い火をつけましたね。攻略出来ないことはない、と良い流れで行けると思います。
    対ザ・ワン戦ではバッファローマンは対悪魔将軍戦を超えた完封負けでしたがザ・ワンに見込まれたこと、悪魔将軍を超えられる、また悪魔将軍からの激からも野心に満ちた良い表情でした。
    妄想ですが修行を積んだバッファローマンとザ・マンのところから踵を返したラーメンマンとの新2000万パワーズも面白そうと思いました。

    • アキラ アキラ より:

      MKさん、こんにちは。

      ラーメンマンの踵返し、すごく気になりますよね~。行き先はザ・ワン軍しかないと思うんですけど、だとしたらおっしゃる通り2000万パワーズ復活は可能性大ですね!

  2. アトール より:

    アキラさん、こんにちは

    天空の小島、自分も形がロングホーンっぽかったので「この島はワンと関係があるのか!」なんて勝手に思っちゃいました(笑)ラプラスくんも島に馴染んで見張り役してるので余計にそう思っちゃいました。

    そしてエクサベーター、おそらく半年くらいヘッドロックくらってますよね(笑)パートナーのガストマンは何してるんですかね?コマのどこを探しても彼が見当たらないしメガホンの中に帰ってしまったのでしょうかね?パートナーがやられているんだからカットに入れよってツッコミたくなります(笑)

    • アキラ アキラ より:

      アトールさん、こんにちは。

      形がね、それしか考えられませんでしたよね(汗)。
      エクサベーターは半年ヘッドロック…これ、ピークア・ブーと闘ったスグルもそうでしたよね。ずっとストンピング食らってました(笑)。ガストマンはすっかりと影が薄くなっちゃいましたね。

  3. MKT より:

    今頃になって494話の感想です。
    今回のネプチューンマンの強さはタッグトーナメントを思わせたが、あの時とは異なる強さを身にけているよう見えました。
    タッグトーナメントの頃ならパピヨンマンの素顔を暴いた時「お前にはその醜い素顔が似合っている」と嘲笑っていただろうから。
    バッファローマンは憧れの聖地でさらなるパワーアップをする事になるんでしょうが、管理人さんはそれを「大谷翔平がかつて通っていたバッティングセンター」に例えてましたがスケール小さすぎはしませんか。
    僕はあの小島は言うなれば「トキワ荘」みたいなものと思いました。
    ザ・マンが手塚治虫で完璧始祖が石ノ森章太郎や藤子不二雄達と思ったので。 
    残る正義超人組は勝利は揺るがないと思ってますが、どうなるんでょうね。
    どっちの戦いが先に終わるとしても、先に戦いが終わった組の次にやる組は多分ファンから「数か月もあのまま何をしていた」とツッコミを入れられそうだ。

    • アキラ アキラ より:

      MKTさん、こんにちは。

      大谷翔平の比喩を一歩すすめたMKTさんの「トキワ荘」の例え、秀逸だと思います。たしかにバッセンは場所だけのノスタルジーで、そこから数多くの実力者を輩出したという点では弱いです。
      その点トキワ荘は数ある名漫画家を輩出した点で、より比喩のレベルが的確だと思います。素晴らしいです。見習いたいです。

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