1984年(昭和59年)第1・2合併号

オレ流ジャンプアゲイン-1984年
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解   説

連載200回突破記念のDr.スランプが表紙です。最近であれば200回連載作品など珍しくないのですが、当時はけっこうな長期連載作品として扱われました。キャラクターが手芸作品ぽく演出されているのも、ジャンプではあまりないパターンですね。

実はこの号から「ジャンプ」のロゴがデザイン変更されました。気づきましたか?

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号 広告1

解   説

  1. ミリタリー関連のプラモにはあまり興味を抱かなかったのですが、こち亀ではよく登場しますよね。とにかく組立がめんどくさそうというイメージがあります(笑)。
  2. ソフトバンクのペッパーなど、現代ではかなり身近になった家庭用ロボットですが、それの走りでしょうか。いわゆる理工学系の少年にうけそうな商品です。産業用ロボットのノウハウをホビー方面に転化させたような感じですね。4つのプロスポーツマン? 操作が楽しめるようですが、どのくらいプロっぽいのかは謎です(笑)。

Dr.スランプ

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号Dr.スランプ

解   説

もはや国民的マンガ・アニメの認知度を得ていたころのDr.スランプです。作者が作中で「もうネタがない」みたいな弱気な発言をしていたりして、自虐ギャグとはいえ週刊連載の辛さを垣間見ることができます。

内容は10年後のペンギン村を見に行く、といったもので、キャラクターがそれぞれわかりやすい結婚をしているのが笑えるところです。ハゲたスッパマンとかも哀愁をさそいますね。それ以上に哀しいのはドクターマシリトか(笑)。モデルの鳥嶋さんは集英社の偉い人になったのになあ。

ちなみにこの2年後の『ドラゴンボール』にて、このペンギン村をまた見ることができます。

こち亀

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号こち亀

解   説

秋本治先生の趣味が色濃く反映された車ネタの回です。三菱『デボネア』を駆るキャラが、勝手にライバル車を敵とみなし、報復を行うというダークな風刺ネタです。

当時の小学生が『デボネア』の立ち位置なんて知る由もなかったのですが、粘着質なキャラと解説的なネームが笑いを誘います。

おそらくこの回では秋本先生の車ヒエラルキーに対する持論が如実に反映されたのではないかと思います。なんかBSフジで人気の『おぎやはぎの愛車遍歴』を思い起こさせるネタだなあと、勝手に思ってしまいました。

天地を喰らう

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号天地を喰らう

解   説

本宮版・三国志である『天地を喰らう』です。多数の魅力あふれるキャラが登場する『三国志』ですが、その中でも最強といわれる呂布を、本宮先生が表現するとこうなった、という回ですね。

本宮先生は呂布を西洋の血が混ざった赤毛のキャラとして描いており、このあたり独特の個性付がされています。ちなみに私はこのマンガが呂布初体験でしたので、長い間呂布はハーフな感じの人だと思っていました(笑)。

ちなみに彼の無双ぶりはこのマンガでも十分に伝わってきたと思います。天災なみの表現力です(笑)、はい。

ボギーTHE GREAT

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号ボギーTHE GREAT

解   説

大ヒット作である『魁!男塾』のひとつ前の宮下あきら先生の作品です。個人的には主人公が破天荒で大好きでした。

見た通りとんでもないキャラの主人公・ボギーと、何の因果か新入署員として彼のバディになってしまった生真面目おぼっちゃん刑事・大岸との、正反対な性格の掛け合いがおもしろかったです。

『こち亀』の両津と中川や『噂の刑事 トミーとマツ』のトミーとマツの関係にも似ていますが、バイオレンスへの針の振り具合がすごくて、荒唐無稽さでも横綱級だと思っています。最終ページのボギーの一言とか、今やったら問題になるかもしれない危険さです(苦笑)。

機械戦士ギルファー

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号機械戦士ギルファー

解   説

『ゴッドサイダー』で有名な巻来功士の初期作品です。機械戦士が繰り広げる地下格闘ものだったと思います。

ただ主人公であるギルファーは人間の頃の記憶が残っている機械人間であり、何かの復讐を成し遂げようとしていたような話だったと思います。実はあんまり真剣に読んでいなかったので、うろ覚えです(苦笑)。

巻来先生の独特な気持ち悪いタッチ(笑)はこのころから健在で、他の作品と比べても異彩を放っていました。ギルファーの動力パイプとモノアイは、やはり『機動戦士ガンダム』からの影響なのでしょうね。なんか旧ザクっぽいですもんね。

キャプテン翼

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週刊少年ジャンプ1984年第1・2合併号キャプテン翼

解   説

「日向VS三杉」という、ドリームマッチが実は描かれていました。日向の所属が埼玉から東京に移ったということで、全国大会に出るためには当然起こりうるべきカードなのですが、まさかこのような地方予選大会がフィーチャーされるとは予想しておらず、この試合が始まったときは思わぬご褒美をいただいた気分でした(笑)。

完璧・万能ともいわれる三杉を、日向がどう攻略するか。ここに試合の興味がすべて注ぎ込まれたのですが、フタを空けてみると「翼VS三杉」戦同様、日向は三杉に翻弄される形となります。

結局ガラスの心臓がまた足をひっぱりまして、それのおかげで日向は試合に勝利するのですが、一サッカープレイヤーとしてのプライドはズタズタに引き裂かれる結果となりました。

この流れを受けて、日向は「牙の抜けた虎」とのレッテルを貼られることになり、復活するまで難儀するドラマを読者に提供していくことになります。そう考えると、三杉って主要キャラを成長させる優秀な負荷だったことがわかります。

ですので、これからは彼を「名負荷キャラ」と呼びたいと思います…って読み辛い…。

目次

解   説

ゆで先生がベータのビデオを購入してしまっています。その後残念な結果が待ってますよ…。北条先生はちょっとグチをこぼしていますね。アニメ関連の仕事ですかね。当時主題歌が社会現象になっていたし…。でも「頭がピーマン」という表現はどうかと思います(笑)。

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解   説

  1. 『きこりの与作』で一世を風靡した、エポック社のコンシューマーゲーム機『カセットビジョン』の廉価版『カセットビジョンジュニア』です。スペック的に何が違うのかはよく知りませんが、ハード価格が5,000円ってのはずいぶんと思い切った値段ですよね。ソフト1本の値段とあまり変わりありません。ただすでに発売されているファミコンと比較すると、あまりにもドットが大きい…ブロックかっ! と突っ込みたくなります(笑)。よく見ると、使用できるソフトにも制限があるようです。そこらへんが「ジュニア」たる所以なのでしょうか。
  2. こんな腕時計が発売されていたんですね。目で見るのではなく、耳で見る時計。なんとも斬新なコンセプトです。時刻を音声で知らせるって、ピンポイントで可能だったんですかね? これが5分刻みとかで自動的に音声をだされたら、会議中とか死にそうです(苦笑)。松本零士のデザインはらしくていい感じだと思うんですが、リストバンドがなんかちゃちいですね。

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