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解 説
まだパソコンがマイコンと呼ばれていた頃の、オリジナルゲーム特集です。主催はエニックス。この特集には注目すべき点が何点かありますね。
まず主催がエニックスということ。エニックスといえば言わずと知れた『ドラゴンクエスト』を販売して大ヒットを飛ばすゲームメーカーです。
当時はファミコンすら発売されていなかったので、そんな未来はさっぱりわからないですが。
この企画のすごいところは、エニックスが素人プログラマーからゲームを募り、賞をとったゲーム(この特集に掲載されているゲーム)をそのまま販売したということです。
まさに一石二鳥といいますか、開発費をかけずに売り上げをあげるというある種ずるいやり方(苦笑)。作成者の印税って安かったのかな?
次にこのコンテストで中村光一がデビューしているということ。①の『ドアドア』がそれです。今ではチュンソフトの社長として業界一の有名人になりました。エニックス×中村光一。あれ…これは…?
最後にこの企画のライターが堀井雄二だということ。堀井さん、取材者でありながらちゃっかりと自作ゲームをエントリーさせています(笑)。②の『ラブマッチテニス』がそれですね、。
このあたりの境界線の曖昧さ、一ジャンルの黎明期っぽくていいですね(笑)。
その結果がエニックス×中村光一×堀井雄二。ここに『ドラゴンクエスト』を制作するメンバーが揃ったという、記念すべき特集だったのです。実は。
話は逸れますが、脱衣ゲームで賞をとって顔出しというのも、ある種漢だよなあ(苦笑)。


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