キン肉マン連載800回記念お絵描き祭りに参加した話①-仕様確認編

オレ流近況報告-2023年
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 みなさん、こんにちは。

 2022年の暮れ、『キン肉マン』の新シリーズが連載400回という節目を迎えたため、そのお祝いイベントとしてTwitter上で“400回お祝いお絵描き”が行われ、大盛り上がりで終了したのは記憶に新しいところです。

 私も僭越ながらイラストを出展させていただきました。これですね(笑)。

 そしてその時のメイキングについて書き記したのが、以下の二つの記事です。

 そして! 2023年4月17日の連載回で、『キン肉マン』はとうとう連載800回を迎えました! おめでとうございます!

それは目出たいね!

…ってあれ? 昨年の暮れに400回記念があったんでしょ?

その後たった4ヶ月で800回記念…? どういうこと?

 え~っとですね、前回の400回記念は、2011年から再開された新シリーズが400回を迎えた記念で、今回は1979年から連載された前シリーズ387話と、新シリーズ413話の合計800回の記念だったんですよ。

 ですので、この2回の記念日が近しいのは偶然なんですね。でもって、今回も原作の嶋田先生が発起人となって、Twitter上でのお祝いお絵描き企画が立ち上がったわけです。

 これを見たときは、さすがの私も

え? 嶋田先生、さすがに間隔狭ない?

と感じたのですが(苦笑)、告知日が2月12日。通算800回となる時期、つまり〆切がおそらく4月1日以降。製作期間は十分にあります。

 前回の400回記念の時は2週間弱しかなかったので、それと比べると天と地の差です(笑)。

 となればねぇ。生粋のキン肉マンファンとしては

…行かせていただきます…!!

という選択肢しかないじゃないですか(笑)。

 さあそういうわけで、今回も参加が決まったぞ! 問題はどんなイラストを描こうかな…ですね!

 私は前回の作品を描くにあたり、テーマを以下のパターンに分けました。

  1. 推し超人一択勝負イラスト
  2. 名シーンの再現イラスト
  3. 大量超人参加のお祭り感イラスト
  4. 嶋田先生大好きなギャグネタイラスト

 そして3番目の、お祭り感イラストを選択したんですね。さて、今回は…どうするか。

 いろいろ考えたのですが、連載800回、そして連載44周年という途方もない年月を思うに

ここらで一度、キン肉マンと自分との付き合いをまとめてみるのもいいな

という想いが募ってきました。自身とキン肉マンとの出会いから、現在までの振り返りを作品にしてみたくなったのです。そして

となると…紙芝居風のアルバム的動画!!

という、途方もない企画を思いついてしまったんですよ(笑)。

 しかし紙芝居動画となると、結構な枚数の一枚絵が必要になります。ですので

オレは…またもやイバラの道を選んでしまうのか…!?

と、少し日和る気持ちもあったのですが、私は昔から

おだやかな道とイバラの道があるなら、イバラの道を進め!

とアタル兄さんから教えられていたので、それに従うことにしたのです(苦笑)。まあ今回は時間もあるのでなんとかなるだろ、と思ったことも事実ですけどね。

 そんな想いで制作し、2023年4月17日の記念日にツイートしたのが下の動画となります。

 …いかがでしょうかね。私とキン肉マンとの、人生を交えた濃密な関係性をご理解いただけたでしょうか(笑)。

 もちろん

お絵描き大会だよ!

と言われていたのに動画を投稿するという、ファンアートと言うにはやや反則チックなエントリーに

いいのかな…?

という懸念もあったのですが、数十枚のイラストを数十ツイートするのもアレなので、その解決策として動画にまとめたという言い訳で許してくれないだろうかと、勝手に自分を納得させてのエントリーでした(苦笑)。

 お陰様で、公開後たくさんのいいねとリツイート、そしてリプライをいただきました。本当にありがとうございました。

 そして何といっても、嶋田先生にコメントをいただけたのが嬉しかったです。

 先生、お忙しいのに本当にありがとうございます。感無量です。このような感じで、800回のイラストイベントは大盛りあがりでした。タイムライン、すごかったな~。

 というわけで、今回はその動画制作におけるメイキングを披露したいと思います。いつもながら前置きが長くてすみません(苦笑)。

仕様確認

 作品を動画にすると決めたので、まずはTwitterにおける動画投稿の仕様を確認します。実は動画、アップした経験がなかったんですよ。

 写真の延長のムービーであれば、そこまで気にする必要もないのかもしれませんが、今回はデータを自分で一から作成します。そして私、本格的な動画なんて今まで作ったことがありません。

 ゆえに仮に苦労して動画が完成したとしても、それが経験不足によるケアレスミスでのレギュレーション違反でNGは辛すぎます。

 しかも今回は4月17日の午前0時ピッタリに初出しアップする、という前提があるため、事前の本チャン確認ができません。つまりぶっつけ本番なのです。

 ですので、アップ直前で

げっ!!

ここまできて弾かれた!

という最悪の事態だけは避けなければなりません。というわけで、以下のサイト様で確認をしました。

【Twitter】動画を投稿する時のファイル容量は?長さ・形式など条件を紹介 | 動画制作・編集ツール Video BRAIN(ビデオブレイン)

 なるほど、最大尺は140秒…つまり2分20秒制限なのね。これは最要注意事項だぞ。そしてファイルのサイズが最大で512MBと。OK、その他いろいろあるけど、最低限のことはわかりました。

テスト動画作成

 レギュレーションがわかったところで、さっそくテスト動画作成に入ります。

 短尺の動画を試しに作成して経験を積むと同時に、Twitter上できちんとアップできるかまでシミュレーションを行うわけです。

何か、アドビ的なすごい動画編集ソフトをお持ちなんですね、アキラさん!!

 はい。持ってますよ、もちろん。そのソフトとは…

パワーポイント

です。どうだ、まいったか!

超汎用ソフトパワポ…!!

 あれ? どうかされました?

 あのね、皆さん。パワポを侮ってはいけませんよ? その多彩なアニメーション設定機能や、BGM設定でスライドショーを流せば、それがそのまま動画になる…! とネットに書いてありました(笑)。

 そして私は前回の400回イラストの超人フォルム基礎テンプレートをパワポで作成した男です。それくらいパワポが身近な男なんです。エッヘン。

 となると…やはりここは使い慣れたパワポのお世話になろうじゃありませんか(笑)!

▲簡単なアニメーションを作ります。

 上の様な感じでまずは簡単なアニメーションを設定し、かつBGM(というか効果音)を載せた短尺動画を作成しました。

▲かなり簡単にできます。

 動画データにするには、エクスポートから「ビデオの作成」を選んでクリックするだけ。これでMP4の動画にしてくれます。簡単じゃないですか、奥さん(笑)。

 そしてこれを試しにTwitterにアップしてみました。これが成功すれば、安心して作品創作にかかれるってもんです。さあどうだ。

 よっしゃ、問題なし! いいねをしてくれた方には少々申し訳ないですが(苦笑)、本編制作に入りましょうか。

プロット作成

 動画のコンセプトは先述した通り、私とキン肉マンの出会いから今までをアルバム風にまとめることにしました。

 あれですよ、結婚式のときの、新郎新婦の今までムービーみたいな。ド定番の(笑)。バックに小田和正さんの『たしかなこと』を流せれば完璧です。ちょっと著作権の関係で無理ですけど(苦笑)。

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 そしてそこにキン肉マンという作品と、ゆでたまご先生にむけた800回のお祝いと感謝の意を表することができれば最高です。

 エピソードの流れも決めておきましょうかね。

  1. 出会い
  2. 小学生時代(初コミックス、初ジャンプ、初アニメ)
  3. キン肉マンブーム
  4. 中学生時代(マスク狩りポスター)
  5. 高校、大学、新社会人時代(連載終了~空白期)
  6. キン肉マンⅡ世連載開始
  7. オレ流ホームページ立ち上げ
  8. 息子誕生
  9. キン肉マンスグル新シリーズ開始
  10. 息子洗脳(笑)と肉コミュニケーション
  11. 今後
  12. 祝辞、感謝

 こんなところでしょうか(新アニメ化決定については当時はまだリリース前だったので、プロットには入っていません)。

 というわけで、パワポのスライドに上記エピソードを思い出しながら、場面ごとにスライドを変えてテキストで入力していきました。

 こうしておけば、尺を短くしなければならない場合、優先順位の低いスライドを間引くだけで調整ができて便利です。間引かれるエピソードがちと悲しいですが(苦笑)。

▲とりあえずどんどん文字だけ書きます。

 また、成長によって一人称を変える、という演出も思いつきました。

  • 少年期…ボク
  • 青年期…オレ
  • 中年期…私

 まあ気づかれないかもしれませんが、これで純粋なちびっ子が思春期を経て少しオラオラになり(笑)、結婚して少し落ち着く、といったような雰囲気が出れば、一人の人間の歴史としてリアリティが増すような気がしました。

尺決め

 つらつらとパワポに書きだしたエピソードは全部で50弱。

 テキストを読ませるめくり芸風動画になるので、最低でも1スライド3秒は必要でしょう。でないとテキスト、早すぎて読めませんよね(笑)。となると、総尺は

50スライド×3秒=150秒

となります…ダメじゃん、Twitterルールでは動画最大140秒だし。

 それにある程度バッファを残しておかないと、何かあった時に怖いですよね。できれば最大秒数よりやや少なめの尺にしておきたいです。

 というわけで、スライドを10削って(泣)40スライドにしました。これならば尺が

40スライド×3秒=120秒

となり、何かあっても20秒の余裕、スライド単位であと0.5秒ずつの余裕ができます。よし、これでいこう。

作画ペース確認

 よし、40スライドで行こう、と

そうだ、京都行こう

くらいの軽さで口にしましたが(笑)、ここで

…で、誰が40枚ものイラストを描くの?

という問題が生じました。あ、私が描くのか…え!? ウソ(笑)? しかも1スライドに2つ3つイラストを描くこともあるだろうし…となると50枚くらい描くと見た方がいいだろうなあ。

 〆切まで2ヶ月、つまり60日くらいはありそうだから…

60日÷50イラスト=1.2日/1イラスト

 1.2日で一枚…つまり12日で10枚描けってか。これはなかなかシビれるねえ。

 しかも描いた後、スキャンして切り抜き透過加工して、パワポに配置して、アニメーション設定して…厳しい。

おだやかな道とイバラの道があるなら、イバラの道を進め!

 はいっ! 合点承知でさあ、アニキ!!…ふう…(苦笑)。

 というわけで、次回は作画のメイキングをお送りいたします。ではまた。

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