ニンテンドークラシックミニ少年ジャンプ版に入っているタイトルです。「アキラさん、まだやってたんですか?」なんて言われかねないんですけど(苦笑)、まだまだやってますよ、少しずつコツコツと。
このキャプつばシリーズは名作と言われていたんですが、実は未経験なんですよ。だから今回NCM少年ジャンプ版に、このソフトが1、2の二本立てで入っていると知った時は、けっこう楽しみにしていたんです。
まずはさくっと1の方をクリアしました。コマンド選択式サッカーとでもいうんですかね、当時は新しい切り口のゲームでしたよね。アニメーションが豊富な上に、必殺シュートの演出も派手だし、ゲームのテンポもよく、中2プレイヤーが喜ぶツボを心得たつくりをしています。
また、グラフィックがなかなかキレイで、原作のキャラクターを見事に再現しています。これなら腐女子の方々も納得かな、なんて(笑)。でも全員の動きを別々に描くには容量的に限界があるとみえ、似た顔のキャラが一緒くたにまとめられて表現されているのはご愛敬でしょうか(苦笑)。でも原作自体が顔の判別がつかない似た傾向のあるキャラデザなので、大きな問題はないかな(笑)。
さて、続いて2に挑戦です。2は原作終了後の設定で、年齢的には高校が舞台となっています。ただ翼くんはブラジルにサッカー留学をしており、現地のクラブチームであるサンパウロFCのユースチームに所属しているという設定です。
最終的には翼が合流した全日本チームを操り、各国との激戦を繰り広げる中、幻のシュートといわれている“サイクロン”を習得し、世界制覇を成し遂げるストーリーとなっています。
でもって、2も難なくクリアできました。いつもの編集プレイ(任意セーブとリセットを駆使し、うまくいったときだけをつなぎ合わせるという汚い大人のプレイ)ですけどね(苦笑)。ただここでちょっと興味が湧いたんですよ。控え選手だけ使用して、地味にクリアできないかなって。
この“地味に”というのがポイントでして、やれドライブシュートだ、タイガーショットだ、三角とびディフェンスだと、派手にクリアするのもいいのですが、その他の脇役がメインを張ってもいいじゃないかと。来生や滝や森崎がレギュラーで、翼や岬、若林がベンチウォーマーというのも、シチュエーション的には痛快じゃないですか(笑)。
というわけで、また一からやり直した次第です。ただ控え組でチームが組めるようになるのは、ワールドユース編手前のジャパンカップ編からなので、そこからがこの企画のスタートです。ではチーム編成をしていきましょうか。
- FW…来生、反町、滝
- ⅯF…沢田、佐野、井沢
- DF…高杉
- GK…森崎
…あれ? 人数が3名ほど足りません。仕方がないのでレギュラーメンツから3人レンタルです。なるべくスター選手じゃないお方を…といっても、バランス的にMF1人とDF2人といった感じですね。ではMFで立花(和)、DFは石崎と早田にしましょう。なるべく地味にね(笑)。
- FW…来生、反町、滝
- ⅯF…沢田、佐野、井沢、立花(和)
- DF…高杉、石崎、早田
- GK…森崎
これが私の全日本ユースです。華がないなあ(苦笑)。でもその他のスタープレイヤーは一度も使わないと、固く心に決めました(笑)。
序盤はこんな控えチームでも、順調に勝利を重ねました。もちろん編集プレイを使用した、汚いプレイスタイルですが(苦笑)。ゴールを決めたときに出る喜びのグラフィックは、スタープレイヤーが中心に描かれているんだけど、それを見ながら「お前ら出てねえだろ」なんて一人で突っ込んでは悦に浸っていました(笑)。
また、ストーリー上翼くんがいろいろと試行錯誤して必殺シュートである“サイクロン”を会得したり、その他、彼がフィールドに登場することで起きるイベントとかがあるのですが、それらは一切スルーです。だって彼、2軍落ちですから(笑)。この辺も痛快だなあと、ひねた視点でのプレイを楽しんでいました。
ただこのゲーム、負けを知らないとあとあと苦しくなるんですよ。というのも、負けて数試合戻されて再試合をすることで、経験値がたまってレベルアップし、各キャラのパラメーターが上昇していく仕組みなんです。
つまり編集プレイで勝ち続けるということは、気分的には気持ちがいいですが、現実問題として試合の絶対数が少なくなり、レベルもあまり上がらないし、キャラのパラメーターも貧弱のまま、次ステージの強豪と戦う羽目になるんですね。
それでも翼や日向といったスタープレイヤーがいたときは、必殺技が豊富だったので、編集プレイだけでクリアできたんですけどね。今回はそうもいかないようでして。
これを見越してか、ミニラくん(小5・男の子)からは「このままだと…決勝トーナメントで勝てないよ」と、玄人然とした予言までいただく始末。言うようになったな、アイツ。ウチで一番チビのくせに(苦笑)。
でも実際問題、この地味な全日本ユースの弱いこと弱いこと。彼らのプレイぶりは以下のような感じです。まずディフェンス面ですが
- 相手のドリブルにタックルすると、高確率で吹っ飛ばされるか、颯爽とかわされる。
- 相手の必殺シュートをブロックしにいくと、高確率で吹っ飛ばされる。
- 相手の必殺シュートをパンチングおよびキャッチングしにいくと、高確率で吹っ飛ばされる。
- 森崎は目が粗すぎるザル(笑)。名無しキャラの普通のシュートも止められない。
- 相手のパス、シュートをブロックしにいくと、基本ボールにとどかない。
- 浮き球の競り合いには、高確率で負ける。
- というか、あらゆるディフェンスの指示がキャンセルされたかのごとく、相手の行動が優先される。その様はまるで無人の野を行くが如し(笑)。
こんな感じです(orz)。そしてオフェンス面は
- 相手の囲みをドリブルで突破しようとすると、高確率で吹っ飛ばされる。
- センタリングから競り合ってシュートをしようとすると、高確率でクリアされる。
- キーパーとタイマンでも、高確率でシュートが決まらない。
- 名ありキーパー相手だと、シュートした方が吹っ飛ばされる。
- ドリブルでキーパーを抜こうとすると、高確率で吹っ飛ばされる。
といった感じ(orz)。
もうね、とにかくフィジカルが弱いんですよ。どんだけ吹っ飛ばされるのかと(苦笑)。もしくは無気力プレーです。ボール取りに行かない、競り合わない、パスコース塞がない。いや、やっているんだけど、相手にされなくてやってないように見える、という哀しさ。
こんなお手上げ状態ですが、工夫次第で何とか勝つことはできます。もちろんセーブ&リセットを駆使してですが。相手のシュートに対しては、森崎のコマンド選択時にセーブし、ゴールポストに当たって自軍がキープできるまでリセットを繰り返し、失点を阻止。
攻撃に関しては、ペナルティエリア内にて相手に囲まれたところでセーブし、それを突破するときに相手の反則 ⇒ PKを得るまでリセット。PKになったら蹴る前にセーブし、決まるまでリセット。PKはどんなスーパーGKでも、必殺キャッチが封印されるので、楽に得点できます。
もしくは、GKと1対1になったところでセーブ。ドリブル突破かシュートを選択し、成功するまでリセット。もしシュートが決まらなくても、GKがボールを弾く形になればゴールが空っぽになるので、そのあと後詰めのキャラが無人のゴールマウスにシュートを叩き込むという戦法です。
ただし能力差があるので、上記の展開を見出すにはかなりの回数のリセットを繰り返す必要があります。偶然に近い現象待ちになるので。
(シュート ⇒ 吹っ飛ばされる ⇒ リセット)×13回=ゴールゲット
みたいな感じです(笑)。結果、最短プレイを目指したリセット作業のはずなのに、逆に一試合あたりの消費時間が増えているという。だったら普通に負けてリトライして試合数をこなし、レベルを上げた方が逆に早いのではないかと思うことも。
そんな自己矛盾をはらみながらも、なんとか世界ユース大会の準決勝、西ドイツには勝つことができました。しかし…決勝のブラジル戦で、とうとうミニラくんが予言していた“行き詰まり”が現実のものとなります。
真エース・コインブラの消える“マッハシュート”、エース・カルロスの煌めく“ミラージュシュート”、その他必殺シュートを打ちまくる他のメンバー、鉄壁すぎるディフェンス“ダークイリュージョン”を発動するGKのゲルティス。彼らには今まで勝ってきた公式がまったく通用しないんです。能力差がありすぎて(泣)。
そんなわけで、ここで方針転換を行いました。最終目標を「控えチームでブラジルをガチで破る」に設定し、レベル上げを敢行することに。
(西ドイツに勝つ ⇒ ブラジルに負ける ⇒ 西ドイツとの再試合に勝つ ⇒ ブラジルに負ける)×∞
を延々と繰り返し、じわじわとキャラクターのレベルを上げていきました。すると徐々にですが、西ドイツに楽に勝てるようになってきたわけです。このじわじわとしたチーム力のアップは、プレイをしていても実感できて、リアルタイムで面白かったですね。
物理的にリセットの回数が減ってくるんですよ(笑)。コマンドの成功率が上がってくるので。具体的には
- タックルでボールを奪えるようになる。
- パスカットができるようになる。
- パスカットができなくても、ルーズボールにできるようになる。
- 浮き球の競り合いができるようになる。
- ドリブル突破ができるようになる。
- マークが多くても、センタリングをシュートに持っていけるようになる。
- 名ありキーパーの横を抜くシュートが打てるようになる。
- 名ありキーパーをドリブルで抜き去ることができるようになる。
といった結果が増えてきます。レベルが上がっているので当たり前なんですけど(笑)、今までのダメさ加減を嫌というほど見てきたので、やはり達成感はひとしおなんですよ。
特に控えメンバーでも、沢田、佐野、反町は少し抜けて能力が高くなります。もはや彼らこそが、私のスタープレイヤーです(笑)。ちなみにいつまでたっても成長しないのがGK森崎です。彼はかなり長い間、ザルで居続けてくれます。こいつさえもっとしっかりしてくれれば、もう少し展開が楽なんですけどね(苦笑)。
そして…! レベルが40を超えたところで、とうとうブラジルに勝つことができました。リセットなしのガチプレイで、です。勝利の原動力になったのは、やはり沢田、佐野、反町のスタープレイヤー(笑)。あとディフェンスでは早田がエースキラーぶりを発揮してくれました。そう考えると、早田を選んだのはちょっとズルかったかな…?
エンディングは翼くんの大活躍前提で展開されるので、そこでも「お前何もやってねぇだろ」と突っ込んでは悦に浸っていました。暗いかな(苦笑)? でもそのギャップを楽しみたくて始めた企画ですからね。大目にみてください。
さて、大願を成就したあとは、レベルをMAXの64にするまでやり込むかどうかです。興味はあるけど、ちょっと時間がもったいないかな…(笑)?
でもおんなじ事を考える方はやはりいらっしゃいますね。この方はレベル64の控えチームでブラジルと戦っていました(笑)。それでは、また。
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