家庭用PCって遅くないですか?

オレ流近況報告-2020年
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 それなりにスペックが高いと思われるPCを量販店等で購入したのに、いうほどサクサク動かないというか、どう贔屓目に見てもモッサリと重たくて遅いと思った方って、たくさんいらっしゃると思うんですけど、どうですかね。

 ここでいう遅いというのは、起動するまでに5分以上かかるとか、ひどいときは10分以上かかるとか、ネットがえらく遅いとか、ソフトがなかなか開かないとか、開いたけど反応が遅いとか、テキストを打っても、声が遅れてくる腹話術並みに変換へのタイムラグがあるとか(苦笑)、そんなスローモーな現象のことです。

 うちのPC(Windows10)も2年前くらいに購入したのですが、上記の現象がひどくて。真面目な話、起動に30分かかることすらありますからね。いつもイライラしながら使用していたのですが、だんだんとそれに慣れてきてしまって、起動する間に着替えたり、歯を磨いたりして対抗していました(笑)。

 でもそれなりにサクサク動くときもあるんですよ。「おっ、今日はご機嫌麗しゅうございますね」なんて声かけちゃったりして。その直後にお前はどこの深窓の令嬢だよ、なんてツッコミを入れている自分も同時にいたわけですが(苦笑)。

 いやね、常駐ソフト等が悪さしているのかな、なんてことはうっすらとわかっていたのですが、本腰を入れて調べようとする気にならなかったんですよ。というのも、家のPCはちょこちょこ使いだったので、まあ耐えてやろうかな、なんて思っていたんです。短時間利用だから許してやるよ、みたいな。

 ただハミコさんからのクレームがあった(自分で何とかしようとする気はない(笑))のと、いい加減私もイライラしていたので、本格的に調べてみることにしました。もちろんこちとらPCマニアではないので、Googleさんを経由した知の海に助けを求めました。

 まあ予想通り、起動時に勝手に立ち上がる不必要なソフトやプログラム群のダイエットが、その対策法のすべてでした。ただ見たこともない、何に影響があるかわかりもしないプログラム名のチェックボックスを外すのは、素人にはなかなか度胸がいる行為です。

 でもそれをしないと素直なお嬢様にはなってくれないので(笑)、2、3のサイトで“必要なし”と被って記述されているプログラムを優先してポチポチとチェックを外していきました。すると起動速度、ネット反応速度、ソフト起動速度が明らかに改善し、テキスト入力のタイムラグもほぼなくなりました。

 この改善具合を視覚的に確認できるのが、タスクマネージャーです。私のように、PCにさほど詳しくない方も、これくらいは覚えておいた方がいいみたいです。「ctrl+alt+delete」を同時に押し、「タスクマネージャー」をクリックして起動します。

 ここでレーダーみたいな、ピコピコ動いているウィンドウが開くので、そこの「メモリ」が何%になっているかチェックしてみましょう。これが限りなく100%に近いと、パソコンの動きが遅くなります。イメージ的には、仕事を山ほど依頼されたお嬢様が、てんやわんや状態になっている感じでしょうか(笑)。

 そんな高いパーセンテージが日常的ならば、先ほど書いたようなチェックボックス外しダイエットをした方がいいと思います。慣れていない人は怖いと思いますが、頑張ってみてください。

 …とここまでいろいろ書きましたが、実はここまでは私が本当に言いたいことのプロローグです。本当に私が主張したいことは、メーカーは初期設定をこんな状態にしてPCを売らないでくれ、ってことなんですよ。

 先ほど書いたように、常駐プログラムやソフトの取捨選択をするなんて、素人にはハードルが高い行為なんです。だったら販売するPCのスペック、まあメモリなんでしょうけど、それに余裕がある状態で販売してほしいんです。

 でもメーカーとしては個性や売りを出したいから、よくわからん専用ソフトやプログラムサービスをデフォルトでつけてくる。おかげでメモリはおろしたての状態からいっぱいいっぱいで、結果動きが遅い。

 せっかく“新製品”なんて触れ込みで、スペックも悪くない商品を売っているのに、この余計なサービスがパフォーマンスを下げるという、本末転倒な結果を招いているんじゃないかな、なんて思うんですよ。なんかユーザーへのサービスが、逆に顧客満足度を下げているようにも感じます。

 もちろん、購入時にメモリを増設すれば解決できるかもしれないんですけどね。ユーザーにそういった気を使わせないでくれないかな、なんて。だから次PCを買い替えるときは、コンシューマー用ではなくて、ビジネス用の無駄を削ぎ落したPCを、会社ルートで購入したいな、なんて思っています。

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