はじめに
三か月のお休みから戻ってきたキン肉マン新作アニメ『完璧超人始祖編』Season2ですが、とうとう今回で最終回となります。
Season3がいつから開始されるかの情報はまだリリースされていませんが、まさか今回で完全終了ということはないと思われます。あのお方もほぼ登場していないですしね(苦笑)。では最終回もアニメを視聴した際の雑感や、気になった点をピックアップしていきたいと思います。
また、原作連載リアルタイム時の私の懐かしき感想『今週のキン肉マン』を引用しながら、当時の私の浅はかさを笑いつつ(笑)、アニメ版ならではの特徴を一緒に見出していきましょう。
ただしこのコンテンツは壮絶なネタバレとなりますので、
まずはアニメ最新話を視聴!!
してからにしてくださいね!
今回のお話
今回のお話は第22話『生きるための闘い!!』。
原作でいうところの第67話終盤~第71話序盤、ウォーズマンvsポーラマンの決着までが描かれています。そしてその結末に至るまでの内容が完全にジェットコースターでした。いや~上って下って大忙しですよ。
今回の内容は以下の予告編動画をご覧いただけると、よりよく分かるかと思われます。
それでは今回の気になった点、行ってみましょう!
今回の気になった点
闘いの意義
前回の回想シーンを経て、闘いとは玉砕ではなく、今回のタイトルである“生きるための闘い”であることに気づいたウォーズマン。
この自己変革はとても印象的です。特に印象的なのが

大切な命の中にはポーラマン、お前も含まれている!
という、敵をも内包する思想です。これぞLv.3火事場のクソ力に相当する
敵のために出す力
なのかなあと思いますね。
この火事場のクソ力三段活用は、今現在放映中の『完璧超人始祖編』の次のシリーズである『オメガ・ケンタウリの六鎗客編』にて初めて体系化されるのですが、彼はすでにそれを具現化し始めていたんですね~。素晴らしい。
そんな感じで彼の成長を目を細めて見てしまう自分がいるのですが、原作連載時の私は少し違ったようです。
ここでウォーズマンが自身で立てた目標が、「生きるために闘う・大切な命を守るために闘う」こと。ここで重要なのが、その命に敵であるポーラマンも含まれていることです。
これによってウォーズマンは殺し合いではなく、「参った」を言わせる闘いに方針をチェンジ。ギブアップを奪うために何度でも攻め上げる、根競べをするつもりのようです。
方針としては見上げたものなのですが、応援する側にとって不安なのが、長引く根競べでただでさえショートしかけている彼が、さらにシューシューいってしまい、動力ストップしてしまうのではないか? ということ。
なかなか彼の試合に対して安心感を持たせてくれないあたり、ゆで先生のうまさ(というか意地の悪さ?)ですなあ(苦笑)。前作の「ウメーウメー事件」はホントにファンにとってはトラウマなんですから。お願いしますよ、先生。
旧オレ流ホームページ:2013年8月5日記事より
このように、まだマンモスマンの“ウメーウメー事件”の傷が癒えていないようで(苦笑)、彼の高尚な自己変革にもろ手を挙げて賞賛する余裕はないようです。それよりも

一秒でも早く確定的な勝利を彼に!
という、ゆで先生への要求願望が凄まじいですね(笑)。
…まあ…それくらい究タで我々は地獄のドン底に落とされた、という裏返しでもあるんですけどね…。
生々しい亀裂
巨体のポーラマンの部位を一つずつ破壊していくウォーズマンでしたが、自身の体にも無理が響き、体中に亀裂が。
この亀裂が血が滲んだような赤で表現されたため、より痛々しい描写になっています。原作でもこの亀裂は生じていたのですが、モノクロ描写だったため、アニメほどの痛々しさはなかったんですよね。
まあ原作ではその分、関節が外れかけているというブラブラ描写が痛々しかったですが…いずれにせよ、攻めるウォーズマンにも時間がないという緊迫感を増したことは事実ですね。
令和のウォーズレッグブリーカー!
そして令和で感動の再登場をはたした、『ウォーズレッグブリーカー』。片足バージョンでしたが、感慨深かったですね~。
技が効く云々ではなく、この技が最新技術を駆使したアニメーションとなって全世界にリリースされたことに意義があるし、拍手を送りたいです。ただ

…なんでこれがそんなに興奮するシーンなの?
と、ピュアに疑問視する視聴者もおられるでしょう。そうですよね、これに涙しているのなんて、昭和のオッサン(オバサ…)だけですから(笑)。
これはやはり、前作でこの技が登場したときのインパクトの大きさが、彼らをそうさせるのですよ…いや、技のインパクトじゃないな、技をかけたときの彼のセリフのインパクトですね。

これぞウォーズ・レッグ・ブリーカーでござーい!!
ぶっちゃけこの“ござーい”発言が、この技をここまでお祭り騒ぎにさせる要因ですね。これについては原作連載時でも
今回の試合内容としては、やはり『ウォーズレッグブリーカー』でしょう。
まさか出るとは思わなかっただけに、懐古ファンとしては嬉しいですね。さすがに「ござ~い」はなかったですが(笑)。「アワワ」「ウギャァー」「ござ~い」は彼の黒歴史3大発言ですからね(笑)。
でも「ござ~い」の当時のインパクトは大きかったなあ。
旧オレ流ホームページ:2013年8月19日記事より
と、懐かしんでいるんだかけなしているんだか、よくわからないような感想を述べていますね(笑)。
活動限界時間が巻かれている!
細かいことですけど、原作とアニメで活動限界時間のカウントダウン秒数が、微妙に変更されていますね。
①熊嵐固め直後
原作:5分30秒 アニメ:3分10秒
②熊嵐固め脱出開始時
原作:2分30秒 アニメ:1分30秒
③こけしロケット(笑)捕獲時
原作:30秒 アニメ:30秒
このように、最終的には同じになるのですが、途中過程がアニメの方が巻き気味です。これ、個人的にはアニメスタッフさん自身の

尺が足りないぞ、巻け、巻け~っ!
という、自分たちへの喝入れなのかとも一瞬思いましたが(笑)、おそらく実際のアニメのタイムシートと大きく齟齬がないようにした結果だと思われます。
実際のタイムを計測すると、①~③までの間でだいたい2分半の尺を使用しているんですね。で、ウォーズマンのコンピューターが警告した時間は、3分10秒引く30秒で2分40秒。ほぼほぼ同じなんです。
つまり時間軸のリアリティを追求した変更だったんですね。
このような細かい部分の整合性まで徹底的にチェックするアニメスタッフさん。すごすぎるでしょ、マジで。
正義超人全員のエールリレーがたまらん
ポーラマンの『熊嵐固め』を食らい、しかも活動限界を知らせる煙の噴出まで始まり、絶体絶命のウォーズマン。ここで彼をよみがえらせたのが、仲間の正義超人たちのエールリレーでした。
いや、ホントにそれぞれのキャラがバトンをつないで次々にエールを送るといった感じで、リレーそのものなんですよ。それがもう熱すぎて。
そのエールリレーの口火を切ったのが我らがキン肉マン。劣勢の空気を一変させるこの男、さすがすぎます。しかもそのエールが余裕を含んだプラスストロークなのも彼らしい。まさに

Take it easy!
といった感じの、最高のエールでした。
そして彼の意図をすぐに理解するのが、さすがのベストパートナー・テリーマン。それにすかさず追従すると、リングの下方からは割り込むように偉そうな口をはさむ若僧。生意気だぜ、チキショウ(笑)! しかも

なぁ、ラーメンマン!
と最後のシメを、ウォーズマンと因縁浅からぬラーメンマンに託すという橋渡しまでこなします。お前…粋な男だよ! だから人気あるんだな、さては(笑)!
でもってシメを任されたラーメンマンが…

この頭の傷跡が、すべてを証明している!
と、ものすごいエール。自身に最大の被害を与えた加害者に、その行為をエールに変えるなんて…普通に考えたらちょっと○カれてるでしょ(苦笑)。だって“恨み”が“励まし”に変換されているんですよ?
でもこれも正義超人の矜持である、
闘いとは分かり合うことである
という精神がそうさせるのでしょう。これは効いたでしょうね、ウォーズマン。そしてメンバー全員に愛されているなあ。

このあたりについて、原作連載当時の私は
ウォーズマン勝利への道筋が見えた前回。しかし何度もゆで先生に辛酸を舐めさせられた我々(笑)にとっては、まだまだ油断できない状況です。彼の弱点であるタイムリミット問題がここで大きくクローズアップされます。
弱点は次の戦いにおいて克服する
のが一流超人ならば当たり前(サンシャイン選手・談)の世界で、ここまで弱点をほっぽらかしにされるあたり、いかにこの弱点がゆで先生にとって都合のいいものかがわかるってもんです(笑)。
ロビンから伝授された関節技で地道にポーラマンの部位を破壊していくも、時間との勝負はさけられません。これにてカウントダウン・スリルバトルの演出に我々は翻弄されることになります。
とはいっても、流石に今回は鉄板だと思いますよ? 今週の正義超人軍のエールは完全に勝ちフラグじゃないですか。特にグッときたのはラーメンマンのエールで
私の左側頭部の傷跡が全てを証明している
ですから。そこまで言われて敗北じゃあラーメンマンも立場ないでしょう(笑)。
旧オレ流ホームページ:2013年8月19日記事より
と、このエールリレーを勝ちフラグと認定し、彼の勝利に希望を抱いていますね。
脱出の力強さ
熱いエールリレーを受け取ったウォーズマンは、『熊嵐固め』からの脱出を敢行。そのときに表現された、力強い筋肉の抵抗表現がすごくよかったです。これ、アニメだからこその表現ですよね。
中でも一番力強かったのが、ポーラネイルが突き刺さっていた背筋(僧帽筋)の収縮模様です。まさに筋肉の力で突き刺さったネイルを押し返そうとする描写が迫力満点でした。
このおかげでポーラマンの

これが友情パワーってやつか!
というセリフを鬼気迫るものとし、技からの脱出に説得力を持たせているんですよね。
ウォーズマンコールにたくさんのモブが
活動限界時間に達し、かつポーラマンのフェイバリットである『マッキンリー颪』の二連打を食らってシャットダウンしたウォーズマン。
これを救うために、今度はスグルが“ウォーズマンコール”を陣頭指揮。そこから会場中にそのコールが広がっていきます。ここでアニメでは原作では登場しなかったキャラをモブとして出しているんですよ。
中野さん、公子さんからはじまり、カナスペ、ティーパックマン、チエの輪マン、オイルマン、人間化しているタイルマン、カレクック、ベンキマン…総登場です。本当に一瞬のシーンなんですけどね、熱いです。
しかもそれぞれの超人のディティールがよくて。カナスペは包帯グルグル巻きだし、カレクック片手にカレーを、ベンキマンは便器を頭上に掲げています(笑)。やはりアイデンティティなのか、手放すという考えは毛頭ないようですね(笑)。
また、ここに登場している多くの超人が、次シリーズの『オメガ・ケンタウリの六槍客編』にて“正義の五本槍”として前線復帰することを思うと、妙に感慨深いです。
アニメだけのウォーズマン賛歌
このウォーズマンコールのトリを飾ったのは、原作ではラーメンマンでした。熱い最後の訴えかけにより、ウォーズマンはリブートのきっかけをつかみます。
しかしアニメ版では、ラーメンマンの後にスグルによるウォーズマン賛歌がアニオリとして追加されていました。

私は知っているぞ。
KOされて意識を失っていたとしても立ち上がってくるお前を

死んだとしても不屈の精神でよみがえり、私たちのピンチに駆けつけてくれるお前を

お前が誰より仲間を思っていることを。誰よりも誇り高い男だということを
このように、ウォーズマンをベタ褒めです。一つ目はバッファローマン戦の“立ったままKO”を指し、二つ目はザ・マンリキ戦での“超人墓場からの復活参戦”を指しているのでしょう。
そして三つ目は、そんな彼を間近で見てきたスグルの、ウォーズマンに対する総合評価なのだと思いました。
ではただでさえ余裕のない尺の中で、なぜこのシーンを入れたのでしょうか。私はこのSeason2において、主人公であるスグルが一試合も行っていないからこそかな、と感じました。
ほら、今のマシンガンズって、言ってみりゃ男塾の富樫・虎丸ペアっぽいじゃないですか(苦笑)。ですので、この瀬戸際でウォーズマンリブートへの最終スイッチをスグルに押させることにより、この『キン肉マン』という作品の主役が誰なのかを、最終回で再確認させたかったのかな、なんて感じましたね。
でもこれ、節目の行為としてはけっこう効いていると思いますよ、実際。
計算式がマトリックス!
ウォーズマンリブートに向かう脳内コンピューターの表現が、原作ではカタカナの筆算形式のみでしたが、アニメではその後に01のデジタル数字が大量に広がっていき、高速演算処理の演出が加えられていました。
緑ベースのその画面はまさにマトリックスそのものでしたが、コンピューターのアップデートを表現するのには、この上なくわかりやすく、かつテンションが上がる改変だったと思います。
そしてアップデート完了を知らせる画面には、でで~んと「友情」の二文字が。某国のコンピューター、日本語対応バッチリです(笑)。
ポーラマンのおたけび
アップデートをはたしリブートしたウォーズマンは、師の形見である『タワーブリッジ・ネイキッド』で逆襲開始。ポーラマンの向きが原作と左右逆であった理由はいまいちわかりません。
この衝撃でポーラマンのサスペンダーバンドが引きちぎられるのですが、その動きに躍動感があって迫力満点でした。伸びたゴムがちぎれて暴れる感じといいましょうか。細かい点ですが素晴らしいです。
そしてトドメはやはり伝家の宝刀『パロ・スペシャル』! カッコよすぎです。ただこれに抗うポーラマンのおたけびがすごかった。すべてのものを震動させ、ピラミッドリングがひび割れするほどの音波です。
あまりにも凄まじい音波に

オラの専売特許を奪わないでほしいズラ!
とあせっているジェロニモさんの姿が見えてしまいましたよ(笑)。
過去のダメ・スペシャルを払拭
ここまでの段階で、原作連載時の私は以下の様に書いています。
・マッキンリー颪をくらったあとの、停止時間が長いな。ゴング鳴らされても文句をいえないのでは・・・いや、やはり文句はいいます(苦笑)。
旧オレ流ホームページ:2013年8月26日記事より
・でた! 特殊暗算プログラミング! その答えは・・・超友情!
・ウォーズマンのタワーブリッジ・ネイキッドは意外。
・リブートってなんかカッコイイな。
・とうとう出たパロ・スペシャル。これで決まりかな。こって牛みたく外されないことを祈る(笑)
このように、彼の勝利をだいぶ確信しながらも

こって牛みたく外されないことを祈る
と、まだまだ油断ならないことを示唆しております。というか“こって牛”やめろ(苦笑)。
つまりそれくらいウォーズマンの試合は油断ならん、と刷り込まれているということです。そんな我らの不安を…彼は見事に払拭してくれました。
何がいいって、過去にパロ・スペシャルが無残に破られたときのことを

心に迷いがあったため、技の真価を100%発揮できずにいた
と補足してくれたことでしょうか。これによって我々の

まだ彼は本気を出してなかっただけ!
という願望的言い訳が、オフィシャルで認可されたわけです。
言うなれば40年にも渡る名誉回復裁判で、とうとう勝訴したに等しい事象でしょうか(笑)。ちょっと大げさかもしれませんけど。でもね~、ファンにとってはこの名誉回復は大きいですよ。
だって観てくださいよ、今回の回想シーンで描かれた、バッファやネプに軽くひねられている屈辱的な彼を…。
ここで一度この『パロ・スペシャル』は、『ダメ・スペシャル』に転落したんです。それが…今回こんなにも雄々しい姿で復活したなんて…胸熱以外の何物でもないでしょう、これは。
そして完璧無量大数軍の一角であるポーラマンがこれに抗えないということは、当然同格であったネプチューンマンも抗えないということになり、結果ネプチューンマンにもリベンジをはたしたことになると、私は勝手に考えております(笑)。
超人オリンピックのエンディング
雨が降り出した中、ウォーズマンのトラウマと懸念されていた超人オリンピック決勝の、試合後の回想シーンがわずかですが挿入されました。
これも今まで同様、前作をリメイクしてくれたようなありがたさでしたね。わずかでもまさにご褒美でした!
令和版ウォーズマンの素顔
前作のオマージュということで、稲光に照らされてウォーズマンのメカメカしい素顔が露出します。
けっこう書き込みをしてくれていますね、これ。でもあまり長い尺をとられると、作画負担が大きすぎてアニメーターさんが泣いちゃいそうです(苦笑)。
そして彼の素顔が露出した時点で、アニメスタッフの神演出が。うわ~、ここで前回放送した『ウォーズマン ビギンズ』の、世間から邪険にされていたシーンを挿入するか~。これは泣いちゃうよ~…なんてウルっていたら…

お前は血肉の通った我が弟子だ

よりよき正義超人界ため、友のために私の遺志を継いで闘うのだ!
という師匠の遺言で、惨めだった過去を打ち消したじゃありませんか!
このね、過去の自分の弱さを乗り越える演出を、絶妙なタイミング、そして絶妙なエピソードをもって挿入してくるとは…いつもながら恐れ入りますよ、ホント。素晴らしいです。
パロ・スペシャル ジ・エンド!
このように、自分自身に打ち勝ったウォーズマンは、自らマスクをかなぐり捨て、再度パロ・スペシャルの体勢に。そして名言

超人はツラで勝負しているわけじゃない!
をぶっぱなしてからの、『パロ・スペシャル・ジ・エンド』! ここでも『熊嵐固め』から脱出したとき同様、必要部位の筋肉が収縮し、フィニッシュ技の説得力を増しています。
そしてフィニッシュの瞬間は、真正面からのパロ・スペシャルに稲光が射すという、まさに雷鳴轟くスーパーフェイバリットが炸裂した雰囲気を十分に表現してくれました。素晴らしい!
そんな衝撃的な結末を見たハラボテ委員長は、ノックの発するダウンカウントを制してウォーズマンの勝利を宣言。ここで彼の勝利が確定しました。いや~、わかっていても嬉しいです。
この見事な勝利、原作連載時の熱量も見てみましょうか。ちょっと長いですけど載せますね。
皆さん、おめでとうございます。我らがウォーズマン、四半世紀ぶりの大勝利でございます。
あれだけの勝ちフラグを並べられても、ファンは
いやいやまだ何か罠が潜んでいるはず
ゆで先生のことだから、何か意地悪な展開があるに違いない
と素直にそれを受け入れず、疑心暗鬼の心境でこの戦いを見守っていました(苦笑)。
そんなある種「アワワ恐怖症」「ウメーウメーシンドローム」という難病を抱えたウォーズマンファンの、悲痛とも言うべき願いがやっと叶ったといった感じでしょうか(笑)。とにかくホッとしましたね。さすがはゆで先生というべきか、パロ・スペシャルがガッチリと決まっても、雨というシチュエーションを利用して、ウォーズマンに、そしてそのファンに精神的動揺を促します。
99%勝てる
と思っていても、この雨で不安な気持ちになってしまった方、たくさんいらしゃるのではないでしょうか(苦笑)。ええ、わたしも当然その一人です。
そしてすっかり忘れていた『マスク狩り』も復活。そうだよな、完璧超人といえばマスク狩り、マスク狩りといえば完璧超人だったよな。
醜い素顔を隠すためのウォーズマンのマスク。しかし精神的に成長したウォーズマン、この揺さぶりにも断固たる意志の強さでそれを跳ね返します。そうだよ、その強い心が彼には足りなかったんだよ。
超人はツラで勝負しているわけじゃない!
でた、名言。これは久々にシビれるセリフ。コンプレックスを克服し、その勢いでパロ・スペシャル・ジ・エンド。勝負ありです。
最後に立ちあがってきたポーラマンに少しドキリとさせられましたが(笑)、コーナーで崩れ落ちるのを確認してやっと安堵です。しかしこんなにハラハラさせる超人、ちょっといないよな(笑)。
そんな中、気になる点がいくつか。まずは
パワーがさっきの10倍、いやそれ以上に増してやがる
という点。
これはバッファローマンもそうだったように、超人強度が試合中に増加しているパターンととっていいんですかね。ウォーズマンの10倍以上というと、1000万パワーを超える潜在能力を有しているということになります。
もちろん過去にも1200万パワーをはじき出したことがありましたが、あのときは限界を超えて捻りだした感のあるものでしたが、今回は底が深くなったというか、バッファがあるというか。
また、パロ・スペシャル時に表現されている体の発光描写も気になります。
この描写は『火事場のクソ力』『メイル・ストロームパワー』のときの表現と同じです。ウォーズマンにもこういった逆転パワーが設定されたということでしょうか。ま、細かく言えば、ウォーズマンはかなり昔に『火事場のクソ力』をコンピューターにインプットしていましたけど(笑)。
それともロビンの後継者としての『メイルストロームパワー』的なものに近いのでしょうか。
ま、何にせよ、ウォーズマンが過去の完璧超人戦で大暴落した株価をV字回復させたのは何よりでした。ミートの
今のウォーズマンは完璧超人から見ても真にマスクをつける価値のある超人と映っていることでしょう
というセリフに、いままでの禊が完了したことを垣間見ることができます。
さて、これにてラージナンバーズ軍との第2ラウンドは終了です。この次の新展開、どうなるんでしょうかね。ネメシスの出自、武道の正体、そしてあの御方の行動。ますます目が離せません。
しかし第2ラウンド、終わってみれば1年を軽く経過していました。月日が経つのは早いなあ。
その他気になった点は
・素顔でパロ・スペシャルをかける様はシュールだなあ。
・素顔を克服したウォーズマンが、次から素顔で登場したらやだなあ。こんなところですかね。
旧オレ流ホームページ:2013年9月2日記事より
こんなにハラハラさせる超人て…まあ今のペシミマン戦もまんまそうなんですけどね。疑心暗鬼になる特性は、12年経った今もまだ廃れてませんね。廃れてほしいんですけど(苦笑)。
あとはエクストラパワーの考察、名誉のV字回復について、思うところを述べています。マスク狩り云々については、今回アニメ版では残念ながらオミットされた部分ですね。
いずれにせよ、喜びというよりは安堵している感じの感想です。そしていつものように、最後の一言「素顔を……やだなあ」がすべてを台無しに(苦笑)。
またもやEDカット
そして最終回も、以前ロビンvsネメシスでもやったようにEDがカットされ、ストーリーが進む中にスタッフクレジットが流れるという手法をとってきました。
まあそれくらい今回も盛りだくさんだった、ということですよね。でもいつもと違うパターンなので、ウォーズマンが特別扱いされたようでちょっと鼻が高いです(笑)。
閃光で光る赤き悪魔
そして意外だったのが、このSeason2のラストが

完璧超人の首をとるがいい
と、自身の介錯を許可したポーラマンに近づいたウォーズマンが、ただ一本残ったベア・クローをふりかぶったところで、稲光とともに途切れるように終わったことです。
私、このSeason2はピラミッドリングのエピローグまでを描き、次のSeason3では超人墓場に乗り込む悪魔将軍から始まるとばかり思っていたので、余韻がありまくるこの結末にはびっくりしました。
ただそれがかえってとてもスリルあふれる印象的な効果を生んでおり、閃光煌めく闇の中、赤く光る狂気の目と口…まさに黒き悪魔そのもので、残虐超人時代のような雰囲気をぞんぶんに醸し出したウォーズマンは迫力満点でした。
とはいえこの終わり方はある意味かなりの尻切れトンボであり、このあとそれなりの期間が空く作品のエンディングとはとても思えない結末です。でもそれがかえってSeason3の存在を確約している証明にも思えて、ちょっと安心したりしちゃいましたね。
すべての関係者の皆様、ありがとうございます。
以上、『キン肉マン完璧超人始祖編Season2』の感想でした。
いや~本当に濃度が濃く、ガチファン層にも痒い所に手が届く素晴らしい作品をありがとうございました。関係各所のすべての方々に対して厚く御礼申し上げます。
とにかく作り手のサービス精神が素晴らしすぎます。まさに

キン肉マンが大好きなクリエイターが、納得のいくアニメーションをこだわりぬいて制作した!
という表現がピッタリで、原作に対する愛と敬意があふれ出ているような作品でした。
それが作品を通じてこれでもかというほど伝わってくるため、我々視聴者も本当に気持ちよく、毎回ワクワクして作品を視聴することができました。そしてその素晴らしい機会を提供していただいたことに感謝し、次なるSeasonを心待ちにしたいと思います。
そんな期待大のSeason3ですが、まだ放送予定日はリリースされていません。ただオフィシャルサイトに掲載されているように
- キン肉マンスペシャルイベント(2025年8月3日予定)
- キン肉マン 完璧超人始祖編 Blu-ray BOX2 発売決定!!(2025年9月24日予定)
というイベントが予定されていることを考えると、早くて10月かな? なんて想像しています。
ただ制作スタッフの方々も大変だと思いますので、無理のないペースで制作していただければと思います。全然待てますからね。どうかご無理をなさらずに…。
何はともあれ、本当にありがとうございました!
お知らせ
原作感想のご案内
アニメの感想に続き原作の感想も読んでみたいと感じた方は、こちらもどうぞ↓。
原作もちょうどウォーズマン戦がクライマックスです。しかも絶賛パロ・スペシャル中という驚異的リンク具合(笑)。
そんな中、私はウォーズマンの勝利を確信し、その根拠についての考察を含め、面白おかしく感想を書いております。ご興味ございましたらばぜひ。
超人批評新作のご案内
個々の超人についての深堀り考察に興味がある方は、超人批評をどうぞ。最新批評は…なんとこちらもウォーズマンです。もうウォーズマン祭りですね(笑)。
ただ今回は21年ぶりのウォーズマン再批評です。超人批評のウォーズマンもリブートしましたよ!
40年に渡って私の推し超人ナンバーワンでありつづけるウォーズマン。彼との出会いから、なぜ彼がここまで私にホレられたのかを赤裸々に考察するとともに、彼の魅力をふんだんにご紹介いたしております。ウォーズマンファンもそうでない人も、ぜひぜひ。
それでは皆さん、Season3でまたお会いしましょう。






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